バースデー

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バースデー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神147
  • 萌×231
  • 萌12
  • 中立6
  • しゅみじゃない11

74

レビュー数
24
得点
901
評価数
207
平均
4.4 / 5
神率
71%
著者
安西リカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403524462

あらすじ

七年前に姿を消した恋人・三希を忘れられずにいた滝本は、
転居先で三希と同じ顔をした透と出逢う。
実は透には人に言えない過去があり……?


表題作バースデー

滝本遼一、特殊建材メーカーの法務部勤務、31
百合原透、記憶障害のある新聞販売員、33

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数24

珍しい

確かに安西リカさんの作品の中では珍しい題材というか、ストーリーでした。
ネタバレせずに読む方が良いとは思いますが、読んでいくうちに「やっぱそうよね」とは思うんで、レビューを読んでからでも問題なく楽しめます。

最初は遼一が、三希と透の狭間で迷う?というか、透を嫌いなタイプなのに惹かれてしまうゆらめきが、繊細な感覚が、最後に決断をさせるまでに至ったのだろうな。
物語としては面白く読めたし、読後感も悪くありません。
が、萌ポイントというかキュンとくるところは、普段の安西さんの感じではないので少ないです。

ただ、やはりお上手なので、読んでいてあっという間に時間が経ってしまいます。
流石。

0

揃って幸せにを願う(´ノω;`)

小説Dearプラスさんで、安西先生の10周年の案内を見て、先生のお話を読み返してます。
これからの幸せを願わずにはいられないお話の1つです。


受け様は、新聞配達員の百合原。
友人も作らず、質素に真面目に暮らす日々を過ごす。

ある日、集金先のマンションに新しく越してきた男性と出会う。
こちらが攻め様である滝本。
滝本には、10年前に姿を消した『三希』という名の忘れられない好きな人がいた。
生命力にあふれ、明るく強い目をした三希。
百合原は、そんな三希と雰囲気こそ全然違うけど、顔はそっくりで。
滝本は、百合原に対して興味を抱く。


滝本と百合原、交互で視点が変わるので、どちらの気持ちもよくわかります。
最初こそ、百合原に対する滝本の気持ちは、ムムっ٩(・̆ᗝ・̆)とするのですけどね。
でも、のんびりとした優しい百合原の隣は、安心して寛げて、居心地がよく。
気づけば、百合原の事を慈しむように、愛おしく思い始めていた滝本。

2人の気持ちが、自然で気持ちいい(*^^*)

1度は別れを選ぶけど、その時の切なさといったら。
感情移入しまくりで、胸に来る(っω<`。)



2人が恋人になってから、大きな事件が起こるけれど、初読みの時は、そこにくるまでに、別の作家様のお話を思い出してしまいまして。
攻め様が、受け様の為に取った行動が同じで、初めて読んだ時は、やっぱりかぁって。

それでも、やはり安西先生の読ませ具合が素晴らしくて、何度も読み返してしまいます。

特に、ラストの猫の軍手のくだりは、グッとくる。・゚・(ノД`)・゚・。
三希が、百合原と自然に一緒になってて、それがわかってとても嬉しかったです(*´ω`*)


イラストはみずかねりょう先生。
文句なしの魅力的なイラストが嬉しいです。

1

絶対にネタバレ読むなよ!?読むなよ!?


とても不思議な一冊でした。

そしてやっぱり、あらすじや関係性、ネタバレやレビューを見ずに読んだ自分を褒めたい。
言いたいことはたくさんあるのに、何を言ってもネタバレになってしまうが悔しい…!!
そもそも題材がとても珍しいので、これをBLで読める嬉しさ。
内容の好き嫌いも、多少は分かれると思います。

けど!

ネタバレありで読んで後悔するより、
ネタバレなしで読んで後悔した方が絶対に良いです!!

ぜひ、読んでみてください!

4

まさかだった

性格悪そうな攻めとおどおどとして生きるのが不器用な受けのお話なのかな?なんて思ってたらビックリ展開でした。
まさかの多重人格物だったなんて!
そして、受けの肉体には身体的特徴がバッチリあるから脱いだらすぐに同一人物とわかる。欠損ってフェチズム溢れる(不謹慎ですみません)
だけど、攻めの滝本は、執拗にその部分を舐めてたので、あとがきに書かれていた[細かすぎて伝わりにくい萌え]ってこの部分では?なんて思いました。
それか、元々攻めの滝本は体格がガッチリしてて自分より大きい男性を組み敷いて屈服させる事だったのに、華奢で美形な全くタイプでない三希の精神的な強さに惹かれて虜になってしまうってとこかな?

10年前突然姿を消した忘れられない恋人[三希]が[百合原]とわかってハッピーエンドで終わるようなお話ではなかった。
最後にもう一波乱あるのが、ドキドキさせられて面白かったです。

ケースワーカーの津田さんが、恋愛絡みではなく百合原を心配して見守り続けているのが、とてもいいなと思いました。心理療法士の東尾先生も悪意のない、いい人。悪人ばっかり出てくるような作品もある中、百合原に寄り添ってくれる人たちでよかった。

ここからは、気になった点を
この作品、[滝本][百合原]百合原の別人格[三希]の3視点があるのですが、チャプターで分かれているわけでなく、数行の空白で切り替わるので、たまにえ?誰視点?ってわからなくなる時がありました。
安西先生の作品は初読みだったので、普段からこのスタイルなのか、存じ上げないのですが。

あと、百合原が多重人格者になるキッカケの虐待と両親の拉致の描写が不充分でした。
BLに残酷な虐待シーンは不要だとの判断なのかもしれませんが、どうしてそんな事が起きたのか、どんな事実だったのかが、いまひとつ理解できませんでした。ラストで幼児虐待に性的な興奮覚えるタイプの犯罪者で、複数人に犯行を行なってたのかな?と思えましたが、それもフワッとしてます。
犯罪被害者で加害者って題材取り上げるなら、痛みも伴う描写であって欲しいです。(私の主観ですが)
普段ミステリーを読むからそう思ってしまうのかな?

0

現実味を帯びた ハピエンなのに少し悲しい物語

★電子版の安西リカ作品をほぼ全部読んだけど、この作品が私は一番好き。

2018年発刊。 
解離性同一症=多重人格を統合、乖離に成功した珍しい事例という設定。

解離性同一症。・・幼児期に受けた虐待が原因で多重人格になった透。
両親を殺害し、透を虐待した加害者に復讐を果たす透の別人格達。
 別人格が現れる際に眠くなるという設定が、凄く興味深い。
事件後に医師は、透の複数の人格を催眠術で眠らせて切り離し、統合して乖離、「素の透」だけにしたはずが、透を護るために別人格の三希は、眠た振りをする。

別人格のミツキは、事件前に恋人の遼一に「いつか・・」と、夢を語る。
自分には誕生日は無い、下町で一緒に暮らしたい、猫を飼いたい、新聞の匂いが好き・・
そしてミツキは、透には「新聞配達の仕事」を勧める。

ミツキが遼一に透を託すような誘導の通りに、
三希の人格で行動していた時の恋人・遼一と、素の本人・透が「新聞」を介して出会い、恋をする。
透の一面に過ぎないミツキが、素の透より利口で器用で驚いてしまう。

最後は三希の人格と透が統合融和したのじゃないかと思う結末。

ミツキは透の別人格だから死ぬわけじゃないけど、
ミツキという人格が辛い体験を抱えて消える前に書いた、遼一へあの時言えなかった「誕生日おめでとう」の伝言が、なぜかとても哀しく感じる、読後の余韻が深い物語。

ミツキの存在は、役目を終えて消えていく守護式神のようで、切ない。
人格を持つとモノだと割り切れない。

2

文句なしの神評価

重いけど、透の過去の中でも1番重い部分(三希が出ていた?)は透や遼一視点で語られるので、そこまで生々しい重さはないです。だからそこまでビビらないで読んでください。言うて重いけど。

作品の面白さはみなさんが語ってくださってるので、私はいかに遼一と三希が素晴らしいかを書きます。

元々美人&年上受けが大好きな私ですが、三希は好みどどどストライク。

強くて美しくてミステリアス。でも甘える時は甘えるし、ミステリアスだけどちゃんと遼一のことが好きなのがわかる。
溢れ出る色香で人の心を掴んで離さない。
人たらしとはまた別なんです。人たらしは人懐っこくてあざとい感じだけど、三希は違う。とにかく美しくて強くて色っぽい。気づいたら心を鷲掴みにされる感じ?
三希に夢中になる遼一が地の文で表現されていてめちゃめちゃ良かった。もうめちゃめちゃ好み。

遼一もまた良くて、強気な美人受けっていうと若干わんこ要素ある攻めが多かったりするけど、遼一はちゃんとなにも聞かないでという三希との約束をしっかり守る健気な一面もあるけど、あくまで根は気が強いので、わんこ感がなくていいです。

とにかく、この2人が好きすぎて、三希がいなくなったというのは私にとっても悲しかったです。

三希がタイプすぎて、ずっと三希のような受けが出てくる作品を探してますが、なかなか見つからないです、ショック…

4

一冊で二度おいしい。

終盤から始まるまさかの展開に、最後の最後までどきどきはらはらさせられました。
三希を助けるために遼一が下した決定が重くて、おいおい...って思ったけど感動必至。
言うまでもなくそれに対する三希の最初で最後の告白も。
本当に面白かった。
でもこの物語は、結末を知った後で読み返すとさらに面白い。
いくらでも深読みできる!
ゆりなのか、三希なのか、あるいは...。

「にゃあ」というたった3文字で、こんなに胸がざわっとする日が来るとは(笑)
冒頭だけ「にゃー」なのが地味に気になります。特に意味はないのかな...?


テーマ、推理要素、文章力、どれを取っても神だ思いつつ、個人的には遼一がゆりを好きになる過程をもう少し鮮烈に描いて欲しかったのでこの評価で。

2

すごい作品

この本を読む前に、攻めが解離性同一性障害のお話を読んだばかりだったんです。

そちらの方は私には腑に落ちない感じで終わってました。だからどのような結末になるかとても不安でした。
ですがこちらの「バースデー」は圧巻でした。安西リカ先生すごいです。

再会するべくして会った滝本と透ですが、持って行き方が秀逸でした。果たして三希は透の為を思って滝本に合わせたのか?それとも滝本の為を思って透に見つけさせたのか?
透の滝本への切ない思いと、滝本の深い愛情に何度も泣きました。

2人が恋人になってからのそこはかとなく忍び寄る不安に、ドキドキしながら読み進めました。

透と三希を救おうとする滝本が最高でした。
三希は消えてしまいましたが、消えたのではなくて透の一部となったのだと思いました。

読み終わるとタイトルの「バースデー」の意味がとても深い事が分かります。

4

なんだか、心に残りました。

これを読んで思ったことは安西先生の作品に登場するキャラは魅力的だなと。
なんというか人物の描き方が私に合っているのか、三希、百合原、滝本がどういう人物なのかイメージしやすかったです。

三希と百合原が交代している感じもイメージしやすかった。
他の人格の事は解りませんが、三希と百合原は意識の中で会話ができていたこともあり別人格であるけれど一つの人格から分かれた部分を別人格として認識しているとも言える特別な別人格だったのでは?
三希が滝本を愛していたからこそ、百合原は滝本を好きになったのではないかな。

滝本について言えば、嫌な奴風だったが三希に対しても百合原に対しても好きでたまらない感じはすごく伝わってきました。
途中、諦めそうになって女性と付き合おうとしていたのはちょっと??という感じでしたけど。

最後何となく百合原が滝本に心を許している感じが三希と融合したニュー百合原になった感じがして安心しました。三希と百合原をまったくの別人格と考えると三希がいなくなった事がとても寂しく思うのですが、納得して百合原の中に溶け込んだ様に感じられた事で安心できました。

この先の幸せを願わずにいられない二人です。

3

正直ね。。。

I liked the idea of the book. Yuri having split personalities because he was tortured and Ryoichi falling in love with one of them... yeah, I liked the idea. But I felt the execution wasn't the best. I bought the book because of the stellar reviews but in all honesty, to me, it didn't live up to the hype. It just didn't leave that much of an impression on me and didn't suck me in. I also didn't really feel the chemistry between the two characters. I felt it for Mitsuki and Ryoichi, but for Yuri... not so much. Maybe I'll give the book another shot and read it again but for now, I'll shelve this as one of the books that I've read, but not under the category of books that I truly enjoyed.

2

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