何度でもリフレイン

nandodemo refrain

何度でもリフレイン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神83
  • 萌×256
  • 萌30
  • 中立4
  • しゅみじゃない7

169

レビュー数
19
得点
733
評価数
180
平均
4.1 / 5
神率
46.1%
著者
安西リカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523717

あらすじ

ずっと忘れられずにいた大学時代の恋人・佳史と、仕事先で再会した真下。
十年経ち、彼は大企業の役員となっていた。
別れの前後の記憶が辛すぎて、必要以上の関わりを避けたい真下に対し、
佳史は昔と変わらぬ情熱を向けてくる。
世間知らずで甘えたがりだった佳史も、今やすっかり仕事のできる大人の男。
それを眩しく思うと同時に気後れを感じる真下は「友達でよければ」と
佳史との付き合いを受け入れるけれど……?

表題作何度でもリフレイン

高坂佳史,親族経営会社の役員、28歳
真下裕通,ヨーロッパ雑貨を取り扱う商社社員、28歳

その他の収録作品

  • ステイ・ゴールド
  • あとがき

レビュー投稿数19

同級生もの

安西先生の作品を読むのは3作品目なのですが
安西リカ先生の萌えツボと私の萌えツボはドンピシャで
とにかく、今回も大好きな作品です。

大学の同期、辛い別れと過去、10年ぶりの再会、変わらない想い・・・
なんて素晴らしいシチュエーションなんでしょう。
もう、安西リカワールドにどっぷりはまってしまいました。

佳史とミチは大学の時付き合っていた。
お互い初めての恋で、手探りだった。
本当に愛していた。幸せだった。
佳史の実家は会社経営をしていて家は豪邸の金持ち。
対してミチは団地住まいの母子家庭で決して裕福ではなかった。
母から離れて大学に通い佳史との恋に母親を忘れる日も・・・
そんな時、母親が倒れミチは大学を中退し実家に帰る。
育った環境の違う二人はちょつとしたことからけんかになり
後味の悪い別れかたをしてしまう。
あれから10年、佳史を忘れるのに長い長い時間がかかった・・・
やっと思い出になりそうだった時に運命の再会をしてしまう。

本当は嫌いになんかなれなかったのに
本当は大好きだったのに、お互い彼だけだった・・・
10年の間、いろんな人と付き合ってみたけど
誰と付き合っても、忘れられなかった・・・
そんな相手が今目の前に現れて、10年の様々な想いが一気にあふれ出て
零れ落ちる自分の本当の気持ちを見つからないようにかき集めて
誰にも見られないところへ隠そうとするミチ。
素直に真っ直ぐに気持ちをぶつけようとする、佳史。
10年経って、たしかに大人になったけど、
二人になると気持ちは10年前の18歳の頃のまま。
あの頃二人で聴いた音楽を聴くと一気にあの頃に
タイムスリップしそうになる、そんな気持ちがよくわかりました。

同性であるがゆえに、男女のような「結婚」というゴールインはなく
相手がバイであったりもともとノンケだったりすると
相手のゆくゆくの幸せを思い、身を引くという選択がよくありますが
ミチも佳史との間にある何とも言えない距離がもう会わない方が
いいと思わせていたんでしょうね。
時間が少しづつ傷ついた心を癒してくれて
燃えるような恋をしたことも、遠い過去のように思えそうだったのに
大好きだったその人を目の前にすると
あっという間に、10年前の気持ちに引き戻されてしまう
そんな複雑な気持ちがすごくわかる作品です。
また、10年ぶりに気持ちを確かめ合った二人の濃厚な絡みは
10年間のブランクを感じさせないほど濃密で
キスひとつとっても、二人のものすごい愛を感じさせる描写が大好きです。
18歳の頃、どんなに愛し合っていたか・・・
そして、それが嘘じゃなったと感じられることが幸せだと思いました。



同級生もの、大好きです。
次回も素敵な作品、期待しています。

16

攻の愛し方があまあま

いわゆるワンコ攻め
こういう設定はあまり読まないが、大好きな安西先生の作品なので即購入!
外れがないんだよね。変わらずに丁寧な描写で安定感が抜群です
十年前に愛し合った二人はお互いの初恋の相手で、しかも一目惚れ。
受けの家庭の事情で後味の悪い別れ方になってしまい、十年後仕事で再会する。
十年前は少しヘタレで世話を焼ける恋人がすっかりいい男になっていて、好きなのに言えない受けの苦い気持ちに対して攻めのセリフも行動も超あまあま。逆にちょっと焦れったい。
嫉妬して「俺はいつでもミチを守れる男になるように頑張ってきたんだよ。せっかくイイ線行ってると思ったのに、ミチの前だといきなり十八に戻る」と悔しくて子供っぽい攻めの姿が愛おしい。
自分専属のヘタレ恋人っていう感じがいい

11

過去を振り返るところが、ウルっとくる

「お好きなわんこだと思う」とオススメされたので飛びついて読みましたが、攻めのワンコっぷりもさることながら、私は過去の恋を振り返るところが琴線に触れまくりました。

10代の頃、恋人同士で一緒にいると、どこからが自分でどこからが相手なのかわからなくなる時があったという程ニコイチだった二人が、別離を経て10年ぶりに再会するという王道系で、大きな動きはないけれど切々とした心情が丁寧に綴られているので感情移入がしやすく、どっぷり二人の気持ちに浸かりながら読めました。

10代のあの頃を振り返って二人で懐かしむシーンの中の
「初心者同士の二人は、二人で研究して、二人で首をかしげて、二人で赤くなって、二人で感動して、そうして恋を味わった」
という一文。

どれほどその恋がかけがえのないものだったのか読んでいる私にも伝わり、特別な感傷をもたらして泣けました。

そしてかつて二人で良く聴いた音楽をライブ演奏で一緒に聴きながら、隣にいる攻めが、受けの記憶の中で生き続けていたかつての無邪気な甘えん坊ではなく、すっかり落ち着いたいい男になっているというくだり。
こんな状況、自分だったら間違いなく泣いちゃうなー。
想像するだけで泣けるもの……。


番外編の「ステイ・ゴールド」も好き。
攻めが大人の男になろうとした理由もキュンとくるし、だけど相手の前ではいつでも18歳に戻ってしまうという二人がとてもいいなぁと。
このタイトルの「ステイ・ゴールド」も内容と相まってすごくいいと思います。

11

ベスト・オブ再会もの

好きな設定はたくさんありますが、再会ものは外せません。設定だけですでにエンジンかかってしまって、どんな味付けでも無条件に反応してしまいます。その分、なかなかベストの甲乙がつけがたいのですが、中でも本作はマイベストといっていいかもしれない(イラストも)。

BL用語の使い方としてふさわしくないとは思うのですが、「溺愛もの」ってこういうののことかな?と思っていて…(多分ちがう笑)スパダリとかハイスペックとか執着とか攻めにも王道な属性がある中、個人的に理想的な「溺愛攻め」といえばこのお話に出てくる高坂なんですよね。単なる好みですね笑

大学の同級生がお互いに一目ぼれして、未熟さゆえに別れなくてはならなかった二人。10年後に仕事で再会するも簡単に18才のあの頃には戻れない。たとえ忘れられない相手だったとしても…。

真下のフラッシュバックが大変効果的な演出となっています。大学生の甘え上手だった高坂も、すっかり落ち着いてイイ男に成長した現在の彼も、真下の目にはどちらも変わらず魅力的に映っているのがしっかりと伝わってくるんです。

だけど、再び同じような辛い別れをしたくない恐怖心から、真下にとって復縁は絶対にありえない。そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、決して無理強いしないように高坂はもう一度友人として付き合って欲しいと懇願します。

高坂が真下を「ミチ」と呼ぶ響きの甘さ…。二人が好きな音楽、穏やかで息の合った会話、別れた原因すらもこれ以上にないほど互いの半身ぶりを反映していて、やっぱり二人はもう一度出会いなおす運命にあったのだと納得させられます。

再会後の流れがすごく自然でキュンとして、何回読んでも身悶えてしまう。もう、素晴らしく完璧な恋愛ファンタジー…!

離れていた空白の期間を経た二人が「今」の関係性をどう進展しさせていくのか、その過程に再会ものの萌えがたっぷりと詰まっています。後半に収録されている「ステイ・ゴールド」の高坂視点でも、時の経過をテーマにしたオチが見事に描かれていて、さらに満足度アップ。大好きな作品です!

6

あの頃に戻る恋心( ´∀`)

別れて10年経ってからの再会ストーリー。
2人でいたら、あの頃の自分たちに戻るってのがキラキラとしていて、なんだかとってもよかったです(⌒▽⌒)


受け様の真下と攻め様の高坂は、大学で知り合い初めての恋人同士へ。
初心者同士の2人が、2人で日々を重ねながら恋を育み、2人のカタチを作っていくってのが、なんともいい。
それなのに真下の母の病気のため別れる際には傷つけ合っていて、ずっと後悔してきた。

あれから10年。
大きな体で甘えてきていた高坂は、仕事のできる大人の男になっていた。
復縁を迫られても、その手を取ることができない真下。
全身全力ですがりつかれ、子供のように駄々をこねる高坂が、私まで愛おしく感じちゃう。
スマートをかなぐり捨てて、大人になったと思っていたのに、あの頃の自分達がよみがえる。
高坂のなりふり構わない告白シーン、好きです(人 •͈ᴗ•͈)

前半は真下視点で、後半が高坂視点。
やはり、攻め様視点ってのは、溺愛ぶりが丸わかりでいいわ~( ´∀`)
自分以外にも真下の色っぼい姿を見た男がいる、という嫉妬。
めっちゃ萌える。

真下が好きでどうしようもないっていう、かっこ悪い姿をさらけ出す高坂が、可愛くて愛を感じちゃいました。

先生の萌が詰め込まれているだけあって、私もとってもきゅんきゅんさせて頂いて、大好きなお話です。


イラストは小椋ムク先生。
表紙もだけど、イヤホンを2人でかたっぽずつさしているシーンの2人が可愛くて好き。
真下にすがりついてる高坂もきゅんでした(#^^#)

3

名前がわからない

安西先生の作品の中でも大好きな作品です。何回も繰り返し読んでいます。長い両片思いのかわいいお話なんです。気持ちだけじゃ乗り越えられなかった過去のせいで、いろいろ拗れてしまってるふたりが大人になってこんなふうになれるなら、こんなふうに相手のことを思えるなら、辛い過去も無駄じゃなかったと思いました。
佳史のセリフがいちいちかわいい。「ミチを見つけちゃたから、困ってるんだ」のとこなんか最高に好きです。
ところで、ミチの名前ってさがしてもさがしても書いてなくって、プレゼンのとこに出てきただけ?
でもそんなとこまで含めて大好きな作品です。

2

10年経っても 遭うと18才に気持ちが戻る

安西先生の萌えは「同級生」とあとがきに有りました。
この作品も、同級生の二人がメインキャラ。
心情描写が、伝わりやすい表現で、真下と高坂の葛藤を理解しやすい。
あり触れた日常が舞台背景で、ひょっとしたら居そうな人という設定が、味わい深さを生み出していて、登場人物の心情に引き込まれました。

「何度でも・・」は、真下視点。
大学生時分に知り合った真下と高坂が主人公。
真下は母子家庭。
高坂は、グループ企業の御曹司。
出会ったとたんに高坂が真下に一目ぼれ。佳史・ミチと呼びあい、高坂が押しかけて、真下の家に荷物を持ち込み半同棲が始まる。
大型犬のような高坂は、惚れた弱みで小動物的な魅力を持つ真下の威嚇に抗えない。

一年ほどの蜜愛の後、真下は母の危篤を知り、恋の夢から目が覚める。
母を独りにしたことを後悔して、大学を中退して働きだし、高坂へ一方的に別れを告げる。
母が亡くなり、高坂へ酷い断り方をしたことから友人にもなれず、喪失感を埋める為に必死で働き借金を返した真下。

会社のイベントで、偶然に元彼と再会する。
離別の辛苦を味わった真下は、高坂の気持ちを受け入れられず葛藤する描写が秀逸。
大型犬に纏わりつかれて、泣きべそかいているような真下が可愛らしく描写されてました。

スティービーワンダーが歌って有名になった曲、「ステイゴールド(若いままでいての意)」に因んだ後半の章は、高坂視点。
10年経っても、真下=ミチの前だと18才当時に戻ってしまう高坂は、ミチにとってとても良い恋人。

評判通りの読後感で、凄く良かった。
安西りか作品、凄く面白いので続けて3冊読み、味わってます。

1

攻めが受けに甘えているのが可愛い。

同級生で、再会ものの中では、かなり、私の中でポイント高い作品です。攻めが犬っぽくて、甘えるとき、ミチって名前をいうのが、ツボでした。読んで良かったです。ありがとうございました。

0

純愛

大学生の時に恋人同士だった二人が、10年の時を経て再会し、そこから再び惹かれ合う物語です。

別れ方が良い別れ方でなかったので、お互いに後悔と罪悪感を持ちながら過ごし、その間にも付き合う人はいたものの、過去の恋人の面影を追い続けていた二人。攻めである(バイセクシャルでもある)佳史が、再会後に猛烈?アプリーチをします。いや、猛烈というか、もう二度と傷つきたくない受けのミチが距離を置いて友人として接しようとしているのに対してグイグイ行きます。
きっと佳史のもう逃したくない、という気持ちが無かったらミチの諦めに似た不安からくる拒絶は解けなかったんでは無いかと思います。よく頑張った!佳史!

同時収録されているステイゴールドでは佳史の勝手な(笑)嫉妬心が出てきます。お互いに離れている時間には色々あったはずなのに、小さなことが引っかかってしまいます。さらには佳史の元カレが出てきてミチと仲良くなってしまい、観光に付き合うからと出かけていったミチを尾行する、、、などという恥ずかしいことをしてしまいます。しかも慌てて出かけたから、トレーナーにコート、裸足に革靴って…石田純一ですね(爆)
佳史はそこで、コレも自分なんだ、着飾って装った自分じゃない焦ってみっともなくてもミチに対する真摯な思いをぶつけようとします。ミチは笑って受け入れて、、、

彼らを見ていると純粋に好き合っているのだな、って思いました。これから佳史はきっと周囲から結婚の話も出るだろうし、苦境に陥ることも出てくるだろうけど、このまま二人で乗り越えて欲しいなと思うのでした。後日譚も読みたい。

0

なんでもない設定を読ませる力

ひねりも特になく、直球同級生再会もの。
前作「好きで、好きで」が初読みだった安西さんですが、
こういうなんでもない設定を、
丁寧な描写と文章で読ませるのはなかなかすごい。

大学一年の春に一目惚れのように出会い、
互いにどちらが自分かわらなくなるような特別で濃密な恋をして、
やがて破局、10年経って仕事を通じての再会。
かつて別れた理由は切なくてウルっとくるのだが、
その後はドラマチックな障害やエピソードがあるわけでもなく
多少すれ違いながら、再びまとまるまで。

御曹司で今や企業の重役となり、
すっかり大人のいい男になった(はず)攻めが
実は受けを前にすると甘ったれのわんこだったり、
恋には臆病な受けが、普段は強気の気持ちいい性格だったりも悪くないが
この物語の魅力は回想の折り込み方だろう。

かつての別れの理由がとてもやるせないのだが、
二人とも好きだった音楽のアコーディオンの音色に絡ませながら、
挟み込まれる蘇り振り返る過去の記憶が、切なくキュンとする。

後半の書き下ろしはまとまってからの二人。
攻め視点は普通に面白いのだけれど、前半の切なさはなく
当て馬もいい人でさらりと楽しく読んで終了。

同級生ものはツボだし、とても良かったのだけれど
個人的には二作目になると前作のような新鮮な感動はなかった。
(挿絵が前作は木下さん、今作は苦手な小椋さんという点もあるか?)
なんでもない話を、甘く切なく読ませてくれる作家さんだとは思う。



※多分ほとんどの人にはどうでもいい話だけれど、
 受けの名前が……愛称がミチってところが、個人的には読んでいて
 何度も躓いてしまった部分……だって……(笑)

9

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