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雑誌掲載時に好きだなぁ、と思っていたので、文庫になるのを楽しみに待ってましたヽ(*^^*)ノ
受け様は、1人しかいない促販で、マイペースに要領よく仕事をしてきた南。
そこへキャリア採用されて同僚となったのが、攻め様である向居。
自分より見た目も能力も上等なのに、ゲイであり、もしかして自分の事が好きなのかも。
優越感を抱く南に、最初こそいけ好かない感もあったのですが。
仕事のミスの責任を取る形で辞める向居から、南は別れる際仕返しのようでありながらも、情熱的なキスをされる。
ここで「俺は謝る」と言った南の素直さと潔さに、向居同様ハッとさせられました。
ここから仕事に対するスタンスが変わる南の成長と、向居に再会してから育っていった恋情。
めっちゃ萌えてきゅんきゅんでした(*´ω`*)
雑誌掲載編は南視点で、書き下ろしはもちろん向居視点。
このカタチ、大好物ヽ(*^^*)ノ
向居の、ビックリする位の必死さですよ。
Sっ気のあるスマートな攻め様なのかと思っていたら、意外に健気。
もちろん南の事を大事に想い甘やかしてて、その溺愛さは嬉しいのだけど、その根底には不安があったなんて。
そんなの、南に失礼だよ~。
だもんで、南の誠実で男気のある彼氏力に、にまにまでした(*´꒳`*)
向居の友人の伊崎。
苦しい恋をしている彼のスピンオフも読んでみたいです。
イラストは北沢きょう先生。
リーマン姿の表紙を捲ったら、肌色率100%の口絵( ≖ᴗ≖)
うふふ~( *´艸`)✧
めちゃくちゃハマりました。
三度の飯より大好きな”現代日本のリーマンもの”沼の民なのですが、最近ちょっと干上がりそうになっていたところを救済いただいたので、”神”です。
つか、これ小説D+掲載時も、めちゃくちゃ好きなんですけど!!!って思ってたので、待望の文庫化でした。もう書き下ろしの攻視点でさらに燃料追加されてて、読み終わるのがもったいないような気分で堪能させていただきました。
たぶんこれホントにキャラクター設定でハマるハマらない二分するんだろうなとは思ったんですけど、私はこういう、ちょっと性格に難アリな人達が大好きなのです。一見普通の人のえげつないくらいの欲望にゾクゾクしてしまうんですよねw。だから、南が、自分の天下だった職場に有能な向居が闖入してきて、”うぜー”と思いながら意識しまくって、その男がゲイで自分のことを好きとわかって、圧倒的な優越感にひたって翻弄してやるっていう姑息さが、たまらん!って思ってしまいました。その見え透いた姑息さすら可愛く思う向居のSっ気もまた然り…!そして、新卒カードで大企業に囲われる凡人・南は、会社員の上位互換でベンチャー気質な男・向居に”ぎゃふん”って言わされてしまう前半の顛末……が、その印象を徐々に覆していく後半に描かれる向居の心理描写の巧さは!さすがの安西先生!ぃよっ!!て心の大向こうが感嘆の声をあげてしまうくらい素晴らしかったです。
南が真性ゲイ・向居の超好みだったというところは全方位アドバンテージだとしても、やはり現代社会の男同士、一方はノンケってゆーシチュでなんでフォーリンラブするかというところに、互いの仕事に対してのリスペクトとか、それぞれの性格とか思考パターンがハマる背景っていうのが過不足なく説明されていて、そりゃファンタジーって言われるかもしれないけど、こういう互いの人生にプラスに働くような仕事の葛藤も絡めた恋愛関係があってもいいんじゃないのかな~と思わせる、現代日本舞台のBLの伸びしろを感じさせる作品だと思いました(希望的観測ですw)。
安西先生のシンプルな言葉で感情の高まりを表現する台詞がとても好きでした。「すごく、すごくすごく嬉しい」とか「大事にします」とかね。盛り上がる場面をぐっと引き立てるシンプルフレーズ。そうだよ、人間コーフンしてるときほど、語彙力貧困になるもんだよと説得力あるんですよね。あとそれぞれの何気ないクセ(ある状況で瞬きするとか、頬をこするとか)が会話にプラスで効いてるんですよね。この二人は出来上がってからの糖度がとにかく高くてニヤけが止まりませんでした。
次は、向居の盟友・伊崎の切ないラブでお願いしたいです!
(甘々の書き下ろしペーパーは将来的な同棲を匂わせるエピでしたが、そこは南から提案すればいいのに、経済的格差がネックなのかしら?と考えすぎてしまいました。)
今回もすごく面白かった。大きな挫折もなく順調に人生を歩んできた千裕の、向居に出会ってからの挫折や成長、そして心の動きに揺さぶられました。
後半なんて向居は自分の為に予防線を張ってただけだけど、千裕の気持ちを思うと胸が痛くて痛くて。それでも前を向く千裕がかっこよかったです。すごく好きだったのが向居のターン「勝てない相手」。完璧な向居を可愛く感じました。
あとがきに安西先生の現代BLの考察が少しだけあり納得。安西先生は自分に厳しい方だと感じるけど、私は安西先生の書く現代BLに胸を掴まれる面白さで大好きです。
仕事のできるカッコいいゲイ×ちょっとプライド高めなノンケのお仕事BL。
良かったです。
千裕の職場にキャリア入社して同僚となった向居。
仕事が出来てかっこよくて、何もかも自分より上な向居に嫉妬する千裕。
一緒に仕事をする中で、向居が自分を好きなのだと自覚していきます。
向居が自分を好きと気付いてからの千裕は性格悪めです。
ですが、そのことを自覚して自分自身に戸惑いながら劣等感と優越感に勝てない千裕を、何だか憎めなかったです。
ホントに悪い人ってそういう感情にすら気付かないと思うので、、、。
そのことでちゃんと頭打って反省して心を入れ替えて仕事に取り組むところまで成長できた千裕、すごく好きです。
そして、千裕が成長してから始まる向居との恋がすごく良かった。
千裕の気持ちの揺れや、向居にどのように惹かれていっているのかが分かりやすかったです。
切ないけど、読んでいてドキドキしました。
後半の『勝てない相手』は向居目線で、千裕と付合ってからのお話でした。
読んでいて終始ニヤニヤしっぱなしでした。
向居目線だからか、千裕が可愛い恋人になっていて微笑ましいカップルでした。
溺愛彼氏の向居。千裕が羨ましいです。
でも、ただあまいエピソードという訳ではなく
ゲイである向居がノンケの千裕と付き合う事の悩みもしっかり描かれています。
それを吹き飛ばす千裕もいい彼氏。
このカップルすごく好きです。2人のこれからも見てみたくなりました。
あ〜〜〜めちゃくちゃ好きです。
安西先生の作品の中で上位に入るくらい好き。
攻めも受けも男らしくて好き。
イケてる男たちの嫉妬とかマウントだとかを「過剰じゃない」表現で絶妙に読ませてくれて好き。
攻めも受けも若干性格が悪かったりで、どっか足りないリアルな人間らしさが好き。
あ〜〜好きです。
今回の本編はお仕事要素強め。
書き下ろしはその分恋愛してます。
わりとBL小説の書き下ろしって、読みながら「蛇足、、、」とガッカリすることが多いんですが、安西先生の作品は書き下ろしがマジでめちゃくちゃ面白いです。いっつも面白い。
今回も真也くんの不安が切なくて、思わず泣きそうになってしまいました。
こういう描写や表現が秀逸なんだよなぁ、、、
あっ!そうそう、今回の攻めくんも見事な溺愛攻めでしたよ!
安西先生の溺愛攻めは世界一
次回作が今から楽しみです!