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表題作ゆめゆめシンドローム

坂井享助 ヘルパー,上司
丸山司 生真面目な新米ヘルパー

その他の収録作品

  • もういちどみたいゆめ
  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

丸山の仕事は心に傷を負ったワケあり患者を手助けする少し変わった訪問ヘルパー。
軽くて調子のいい上司の坂井とペアを組んで早数週間。
患者たちに振り回される丸山を「あきらめて割り切れ」と、不真面目なことを言うくせに実は誰よりも患者に寄り添う坂井。
不思議な患者たちも気になるけれど、そんな坂井はもっと気になって……!?

描き下ろし&二人が登場する商業誌未発表作「もういちどみたいゆめ」も収録!

作品情報

作品名
ゆめゆめシンドローム
著者
きのう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
発売日
ISBN
9784773071788
2.7

(12)

(0)

萌々

(3)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
29
評価数
12
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

めっちゃしんどかった

上司と新人さんのバディがヘルパーのお仕事をする話だが、訪問先の患者さんの描き方にモヤモヤ。
ふたりは心に傷を持った患者さんの生活の手助けをするんだけど、上司の坂井が「あきらめて割り切れ」というスタンスなので、彼らの心の問題は解決されない(所詮ヘルパーだしね…)。いろんな患者が思わせぶりに出てくるけど、全てのエピソードが投げっぱなし。唯一、赤ん坊の人形を抱いた女性だけ、丸山の勇気によって救われた?と思わなくもないけど、根本的な救済にはなっていない…。

なによりしんどかったのは、表題作の元ネタであり、同人誌で発表されたという「もういちどみたいゆめ」。
ふたりの担当する患者のひとりと、その恋人(男性)のお話。彼の恋人は、ベッドの上でもうずっと長い間眠ったまま。そのお世話だけが生きがいだという患者の症状は「幻覚」で、実は恋人はとっくに…という短いページ数ながら、ガツンとくるメリバエンド。幻想の中で生きてる患者さんが、幸せそうに笑っているのが逆に、後味悪くて仕方がない…。

これに相当ダメージを負ってしまい、その後の坂井と丸山のエロがまったく入ってこなかった…。キャラの描き分け的な意味でも、しょっちゅう混乱してしまい。申し訳ないけど、私には合わない作品だった。

3

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