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表題作まだ捨てられないでいる

三園 陸
リーマン、旅行会社営業、同期、既婚者、30歳
石蕗 楓(つわぶき かえで)
リーマン、旅行会社企画編集、同期、31歳

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下

あらすじ

【距離感ゼロの無自覚ワンコ攻】×【黙って耐える健気受】
切なすぎる、既婚の親友への片想い。
終われない恋の物語。

同期の三園に恋をして5年。
誰からも好かれる爽やかな三園と、心を開く相手が限られる俺。
正反対なはずの俺達が驚くほど気が合ったこと――それが、運命の暗転だった。

1年目に惹かれ、2年目に「結婚する」と告げられた。
結婚式で独り泣いたあの日から、俺の時間は止まったままだ。

既婚者の親友が好きなんて不毛すぎる。
この呪縛を解くため「俺、ゲイなんだ」と告げ、三園に恋愛射程圏内に入らないよう、釘を刺そうとした。
そうして終わらせるはずだったのに、三園は拒絶とは違う、切実な顔で言った。

「……けど、俺はお前と会うの、減らしたくないよ」

その声ひとつで、俺の片想いは終わらなくなった。
この想いを終えられないのは俺の未練か、それとも、あいつが無意識にこぼす甘い何かに“先”があるからなのか──?

──親友へ。
お前が結婚していても俺は5年も好きなんだ。

作品情報

作品名
まだ捨てられないでいる
著者
戸ヶ谷新 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784396786236
4.2

(60)

(27)

萌々

(22)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
249
評価数
60
平均
4.2 / 5
神率
45%

レビュー投稿数11

既婚者攻めへの、一途な思い…切なすぎる恋心表現に悶える

うああーー…とても、とても良かった。。

リーマンもの、受けの一途健気な片想い、夜明けのストーリー。
こういったワードにアンテナが反応する方に、特に響くのではないかと思います。

ちなみに濡れ場、エロはなしでキスのみです。
(…もしかして”その先”を見ることができる?と、特典の小冊子目当てて紙本も注文したので、お迎え次第情報追記します☺︎)

以下注意点を少々↓

※途中攻めが女性と結婚する展開があります。苦手な方、ご注意ください。
※結婚したまま受けと…という不倫展開はなし


1つ年下の同期で親友への、5年に渡る切ない恋心。
その揺れる恋心の表現が素晴らしくて、途中ぐっと涙を堪えました( ; ; )

何が一番切ないって、出会って恋心を抱き続けて2年後、
三園(攻)が結婚してしまうという展開!!

帰り道、駅で開けた引き出物はバウムクーヘン…
ではなく、なんと自分のイニシャル入りの…!!!

なんて残酷な…と思ってしまうけれど、石蕗(つわぶき・受)の気持ちを知らない三園には全く悪気などないのが分かる。
だからこそ募る切なさ。。

消えるものでなく、いつまでも形の残る物が贈られ愕然とする石蕗(つわぶき・受)の涙に心抉られました、、

もう一つ、強く印象に残ったのが三園の結婚式でのビンゴゲームのシーンです。
”新郎にまつわるあれこれ”のクイズ、みんなが「分からなーい」と盛り上がる中で
一つ一つ正解していく石蕗。

そして開いたビンゴカードの穴から覗き見える、笑顔の三園の新郎姿。。
思わず涙してしまう石蕗の泣き顔の対比が余計切なくて、胸の痛みを堪えたシーンでした。

で!

攻めの三園。
この男の中盤以降の言動、態度の”ズルい!”(と感じられるかもしれない)諸々は、賛否の分かれるところかもしれません;

正直、石蕗に尋ねる形ではなく、自分が石蕗を好きなんだ、と
はじめから堂々と伝えてほしかった気もする。

ただ、でもでも。
その後の三園はしっかり自分の思いを言葉にし、
真摯に向き合っていることが伝わってくるのです。

もう5年も前、出会った頃から自分を一途に思い続けてくれていること。
そして自分が既婚者になってもなお、好きでい続けてくれた思いの強さと辛さにきちんと思いを巡らせ、噛み締めている。

そんな三園の姿が、シンプルに良い!!
両視点の良さが、ここでグッと効いてきてるように思います。

三園にとって、初めはあくまでも”親友”としての好意だった気持ち。
それがゆっくりと、けれど確実に変化してゆく様にドキドキして期待して、石蕗よ救われてくれーー…!!と願う気持ちで夢中で読んでいました。

特に攻め側の心理描写で”うまいなあ…”と思ったのが、夏祭りでのとある一場面です。
一緒に出かけた夏祭りで、三園が購入した二人分のビールを運ぶのですが。
手に持った二つのカップが、”友情としての好意”と”恋愛(に発展する)の好意”に例えられていて。

自分の中に芽生え始めた気持ちにハッと気付くこの場面、印象的でした。

本編ラスト、三園からの「(中略)…ごめんね」の言葉と
石蕗の涙&幸せそうな微笑みに歓喜、感無量です・:*+.

寡黙で一途で、ちょっと変わってる石蕗というキャラも大好き(ˊ˘ˋ* )
三園も行ったカラオケにて、まさかの”タンバリンやります!”宣言には笑いましたw

無自覚爽やかワンコ×1個上の健気同期。
受けから攻めへの一方通行の恋心が、5年の月日を経て、ついに、やっと…!双方向へと変わる様、切なさと心理描写が刺さるお話でした。

…でも、ここまで読んだら欲が出てしまう。

二人のキス…の”その先”も、見られるものなら見てみたい!!
と、続編や番外編への期待を込めて言ってみます(◍°꒳ °◍)


★修正:不要、濡れ場なし(電子シーモア)

3

続編読みたいです

こんなに優しい恋愛ストーリーを読んだのは久しぶりです。自分でもビックリするくらい号泣してしまったので戸惑いました。
受けの楓が本当に魅力的で、大好きです。どんなときでも、自分の気持ちを真っ直ぐ嘘なく貫き通すことができて、どこまでも一途です。こちらの胸が痛くなるほど、彼の恋心はピュアで純粋でした。私は作品を通して、楓の人柄に強く惹きつけられました。
攻めの陸は人当たりが良く、穏やかでフレンドリーなタイプです。しかし、物語を追いかけていくと、人間くさい描写が増えていきます。華やかで紳士的なイケメンに見えますが、実は繊細で少しずるい面もあります。でも、そういう情けない人物像が個人的には好きです。
この作品は二人の会話が雪のように振り積もり、積み重なることで、関係性が少しずつ変化していきます。それを見守ることができたのは本当に幸せでした。ぜひ続編で物語の続きを知りたいです。

1

バームクーヘンエンドにはならない

すごい大逆転ハッピーエンド!!
好きな親友が結婚してバームクーヘンエンド…ではない!ここにすごく興奮してしまいました。

攻め(三園)視点から言えば、
結婚相手とうまくいかず離婚後、楓は気の置けない相手であり、誰より一緒にいて心地良い人だと気づき、恋愛に発展し楓を追いかける話。

受け(楓)視点から言えば、
三園を、諦めるしかないのに諦めきれなくて5年も想い続けている。そんな相手が離婚し、何故か距離を詰められて「好きだ」と告白される話。

お互い恋愛対象になると知った後“もし自分達が恋愛に発展したら〜“と妄想したり、2人とも踏み込んで大丈夫かどうかを推測ったり、親友から一歩進んだ恋人になるまでのドキドキ感は良かったです❤️

もともと距離感が近かった三園が好意を持ってするアピールに、楓は逃げ腰になるものの、攻めらしく三園が追い詰めてくるのも最高に萌えました。

楓が語る諦めきれなかった想いは胸を抉りますが、最終的に三園がそれに応えてくれて両思いになるのは感動でした。
最後の幸せそうな2人の表情に、私も幸せを噛み締めた作品でした。

1

【花なんかお前からもらったら俺だったらすげー喜ぶよ(楓)】


Thank you for loving me and not giving up.

エロス度☆

おやおや。同期で既婚者に5年も片想いを続ける一途さ、かわいいですね。

陸と楓が紡ぐ恋物語で、リーマン・正反対な性格・片想いなどの要素が美味しい。

陸に対して5年もの間何度も諦めよう・恋愛感情を捨てようとしてきたのにダメだった一途な楓の切なさ。

とある出来事からずっと大事な〝友だち〟だった楓に対する陸の見る目・気持ちの変化。

今の関係が変わってしまう怖さや〝友だち〟にすら戻れなくなるかもしれない不安・・・大人同士の焦ったくてもどかしい臆病な恋模様がたまらなく、過剰なスキンシップなどで陸を意識してしまう楓の可愛さ・叶わない恋を続ける心情やグイグイとアプローチするようになったり楓だけは諦めたくない陸の特別な想いがグッときました。

1

切ない物語の結末

読み終わっての第一印象、三園(攻め)が優しい。
人たらし的な優しさではなくて 楓(受け)からしてみれば「甘美なる毒」って感じの優しさ。これは抜け出せないやつ。
なんだか映画を観ているみたいだなと思いました。
小気味よく場面が切り替わって ずっと飽きることがないし、台詞とモノローグのバランスもちょうど良くて、で、ここぞという時の三園は馬鹿みたいにかっこよく描かれているし。ずるいよ。
楓のキャラが好きです。しごデキなんだけど特技がタンバリン芸で基本、目が死んでる(褒めてます)のに 三園がからむと途端、ヨワヨワちょろカワ人間になってしまうの愛おしいです。

お互いにのセクシュアリティをカムアウトする場面が2話で出てくるのですが、三園のそれを目にした瞬間 私の頭の中でファンファーレが鳴りました。
そしてそのまま失速せずに起承転結がしっかりあって、終盤ほんのちょびっとだけ攻めザマァな展開になったのは好みでした。
5年の間、誠実に真摯に自分の感情と向きあって それでも捨てられずに待っていた楓の思いに最後泣けた。

1

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