本当に、君には理性を試される…

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表題作花の名を持つ君と恋をする

ジン・オルランドゥーニ・最高評議会執政官・27歳
オルティシア・西の街のフィオーレ

その他の収録作品

  • 嵐のおわり
  • あとがき

あらすじ

"フィオーレ″の希少種であるオルティシアは、「西の街」を訪れた最高執政官・ジンと出会う。"フィオーレ″は花の種から生まれた異種族で、生きた宝石として「西の街」では珍重されており、王や貴族の鑑賞品として愛でられていた。その中で最も美しいと称されるオルティシアは、感情を表すのが苦手で、宴の席でうまくジンをもてなすことができなかった。しかし、ジンの優しい人柄に惹かれ、彼の帰国後も想いを募らせ続けた。そんな時、使節団のひとりとしてジンがいる「月の都」へ向かうことに。再びジンに会えると喜ぶオルティシアだったが、再会したジンに「『月の都』ではフィオーレの存在は認められていない」と冷たく言い放たれて…?

作品情報

作品名
花の名を持つ君と恋をする
著者
深月ハルカ 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344842014
3.2

(10)

(1)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
30
評価数
10
平均
3.2 / 5
神率
10%

レビュー投稿数2

えー

世界観が凝りすぎててオルティシアが「月の都」に行く迄はまだ大丈夫でしたが、都に付いてからは都市の構造とかは文章だけでは分かりにくかったです。挿絵がほとんど人物だけだったし、この作品の内容は漫画向けだと思いました。

壮大過ぎて長い割に中途半端に終わった感じがしました。オルティシアがジンの伴侶になって屋敷に一緒に住むことになっても、その様子は書かれて無いです。フィオーレという人間とは違う生き物を書きたい熱意は理解できました。死んだら種を残すのは分かったけど、エッチは一回だし攻め受けをもっと書いて欲しかったです。

1

不思議な世界観のお話

表紙があまりにキレイだし、夢いっぱいなタイトル。どんな設定だろうと気になって手に取ってみました。フィオーレさんたちは期待通り不思議いっぱいな設定で、不思議な映画の1シーンのような広い空間が頭に思い浮かぶ作品でしたが、個人的に萌え上がるポイントが少な目だったので、BL的要素より世界観に萌です。開いてびっくりまさかの2段組み、本編225P+後日談ショート13Pほど+先生のあとがき の優しいお話です。

お話は、西の都の領主の庭園で眠るオルティシアが護衛のツィーンに起こされるところから始まります。前領主の秘蔵品と言われた美しいフィオーレのオルティシアまで呼び寄せて領主が歓迎しようとしたのは、月の都の最高評議会の執政官たちで・・と二人は出会います。

登場人物は少々います。西の都の領主、フィオーレたち、護衛のツィーン、月の都に移動した後はそこの医師のエミット、フィオーレであるアカンティオンとその仲間等です。

********* 以下はより内容に触れる感想

先生は地磁気反転を世界観の下敷きにされたそうで、月の都へ移動するときには磁気嵐が吹き荒れたり、オルティシアが月の都から抜け出したら、ジンは「オルティシアが死んじゃう!」と心配するような世界です。月の都は三日月のカタチをした大きな構造物の中にあり、その中については色々記載あって楽しいので、SFものがお好きな方はわくわくするかもです。ということで世界観は素敵なんですが、受けさんがちょっぴり天然入った純粋さん、攻めさんも善人コースまっしぐらな方だったので、うーん、もうちょっとなんか捻りが欲しい・・・と思った次第です。ま、そんなことしたらせっかくのキレイな表紙のイメージと合わなくなっちゃいますね・・・だからこれで良かったんだーと思います。
実はオルティシアはなかなか壮絶な生まれなのに、それをあんまり感じさせない天然さんなので、ちょっと勿体なかったのでは?としつこく思うのですが。

不思議な世界観と、不思議でキレイなフィオーレさんたちを楽しむ一冊でした。

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