醜い純情バケモノ×美形中年ビッチ

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表題作バケモノとケダモノ 1

カヴォ、醜いバケモノ(現段階で攻め受けなし)
リアン、見た目は紳士だが誰とでも寝るビッチ(現段階

その他の収録作品

  • リアンのご飯
  • あとがき

あらすじ

醜いバケモノだが純粋な心の持ち主のカヴォ。見た目は紳士だが中身はビッチなリアン。森で困っていたリアンをカヴォが助けたことが縁で2人は一緒に旅をすることになる。凸凹コンビの旅模様を描くBLファンタジー。

作品情報

作品名
バケモノとケダモノ 1
著者
蓮地 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
バケモノとケダモノ
発売日
ISBN
9784041064948
3.4

(43)

(11)

萌々

(8)

(16)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
141
評価数
43
平均
3.4 / 5
神率
25.6%

レビュー投稿数9

数々の人外ものの中で一番好き!!!!


普段はBLっぽさが薄めだと物足りなさを感じる私ですが、こちらは何故かめちゃくちゃツボにハマりました。

ケモ耳でも獣人でもなく、バケモノがガチです。
顔も受けしか見ていなくて、読者は想像にお任せ。

でも、とにかくこの攻めが愛らしいんです!!

人間にもバケモノにも恐れられるカヴォ。
たまたま助けた受けは、自分を怖がらない初めての存在。
そんな受けは、旅人で性にだらしないけれどバカではなく、バケモノでも平等に扱う。

そう…この中年受けが私のモロタイプ受け!!

これが子供や若い人だとまた違う感じになってしまったのかもしれませんが、中年だからこそ最高の組み合わせだと思います。

性的な描写が一つもないので、ファンタジーに少しBLを足した感じが本当~~にちょうどいい!
アニメ化にしやすそうなお話だなぁと思いました。

見どころは、なんといってもカヴォの可愛さ。
ツンツン、人を恐れていたカヴォが受けと過ごすうちに恋心が芽生える姿が一途すぎる。

何もかも初めてで自分を受け入れてくれた唯一の受けを好きすぎるんです。
受けと離れたくなくて生まれ育った森も捨てて一緒に行きたいと言うんです。

そういう設定が好きな人にはオススメです。

絵も構図も世界観もとても綺麗で、カヴォのバケモノの姿も難しそうなのにしっくりきて違和感ゼロ。
読み終わってもう一度読み返しました。

0

読みやすいけど物足りなかった

カバーデザインが素敵、読みやすい作品でした。
大型獣人と人間コンビは他作品にもありますが、相手は幼気な可愛い子でも番でもなくミドルでビッチ、というのが変則的です。その対比がとてもツボでした。
カヴォが誰とも話せなかったのに意思疎通バッチリですし、リアンが薬草を求める旅人なのにどうして革靴とスーツなのか(娼夫だから、追われている故の変装にしても他にあるでしょう)だったり、ミドル故の知識や言葉遣い等の設定はなく、中世的な雰囲気や森の景色も、綺麗に描かれているのですが、世界観の作り込みが割と浅めで物足りなかったです。
それが読みやすさでもあるのですが。
特色ある台詞やシチュエーションがなく、カヴォにとってリアンは、初めて怯えられず会話ができた人間として特別なのは分かりますが、それ以上に思いを寄せるきっかけとなる台詞や仕草が欲しかったです。
ビッチな割に情事にふける描写も表情もないんですよねぇ。

3

カヴォ頑張って

「見た目は醜いが純情で心優しいバケモノ」に惹かれて購入しました。
なので最初からカヴォ贔屓ではありますが、もうほんっとカヴォが不憫でなりません!リアンのクズ度が高すぎる!

毎朝違う人の移り香をこさえて帰ってくるリアンにカヴォが不満を言う場面。
確かに旅についていきたいと言ったのはカヴォでリアンはただ受け入れただけですが、あんだけたらしこんどいて「私がお前を望んだわけじゃない」て…酷いです。
けれどその通りなんですよね。だからリアンのことクズだなぁとは思っても嫌いではないです。
でもでもカヴォだけを見てほしい!だってあんなに健気で優しくて可愛い生物他にいないでしょ!?


あらすじや表紙の感じで二人のほのぼの旅日記だと思っていたのですが、リアンは誰かから追われていて過去に何かあったようです。
予想外の展開にドキドキしつつ2巻も楽しみたいと思います。

0

魔物の一途さと健気さだけが支えてです

ビッチなおじさん・リアンと見た目は恐ろしい魔物のカヴォ。
二人が出会い、共に旅するところから展開していく物語です。
私はリアンが苦手でしたが、とにかくカヴォの健気さに萌えました^^
寂しくて優しい魔物のカヴォが本作の主人公であり良心です。


森で数人の男に襲われたリアンをカヴォが助ける形で二人は出会います。
襲われていたと思ったら、ビッチなリアンはお楽しみの最中だったよう^^;
白髪で紫色の美しい見た目をしたリアンーー
とはいえ、こちらただの初老の男なので、
なぜそこまでモテモテなのか分かりかねます(^◇^;)
しかも、この年?にしてワンナイトを楽しむほどお盛ん……

そんなリアンに恋してしまったカヴォがとっても健気で不憫。
街中ではリアンの影に潜んで過ごし、
夜な夜な遊び歩くリアンを苦しいながらも見送るしかない……
挙げ句の果て、森に帰れば?と突き放すリアンには怒りしか感じませんでした( *`ω´)

何者かに追われるリアンを助けたのは、
ひっそりリアンを見守るカヴォ……
リアンと離れるのが何よりも辛いカヴォは、
森に帰らずリアンのそばに居ました。
どこまでも健気で献身的なカヴォと、自分本意なリアン。
二人にラブ要素はまだないのですが、今後どうなるのかーー?

引き続き何者かに追われるリアンーーというところで次巻へ。
二人の体格差がすごいので、ラブに発展した時のHはどうなるのだろう?と、今から要らぬ心配をしています^^;

0

見た目じゃない。

オジサマほいほいにすぐ捕獲されてしまう私。
タイトルもインパクトがあるし、表紙も印象的だし、中年のビッチなオジサマが主人公だなんて、読まずにはいられないわと即購入。

確かに、オジサマはかなりの遊び人で、男女問わずぽっと赤面させるは、気持ちイイことを堪能しまくるは、やりたい放題という設定なのですが、実際にはエロ〰️い場面がないせいか、読み終わってみると、むしろオジサマの魔性の魅力より、見た目は醜い魔物のカヴォの可愛いところばかりが印象に強く残りました。

恐ろしい見た目ゆえに、他の魔物にさえ近づいてもらえず孤独に生きてきたカヴォが、初めて触れる人の優しさに喜びを感じながらも、オジサマのちょっとエッチな振る舞いに右往左往する姿はめちゃくちゃ可愛いいし、すげなくされて悶々とする姿には切なくなるし、冷たくされても側にいたいと思う一途な想いにはきゅんとくるし。

ビッチなオジサマでエロを堪能するつもりが、ピュアな魔物に癒されてしまいました(笑)

1

ビッチオブビッチ?

キャラクターは魅力的だと思いました。
ただ、中年ビッチの男女もれなく魅きつける設定があまりしっくり来なかったのと(今後の展開で理由が出てくるのなら別ですが。呪いとか魔力とか)、バケモノが人はおろか魔物とも碌に話した事ない設定の割に随分意思疎通がスムーズだな~と感じてしまい…。上手く伝わらず試行錯誤があっても良かったのでは。

あと絵は上手ですが漫画はあんまりかな?という印象。時々何このコマ?って所がありました。例えば、ジャンプして飛び降りる、という場面なら理想は全身で屈んだ姿勢→飛んで空中姿勢→着地、と描くのが分かりやすいんですが、アニメじゃないので省略は分かります。でも屈んだ場所はアップで足元だけ、(空中姿勢は無し)着地も効果線が足りなくて擬音だけ、しかも両方正面。斜めあるいは横視点の方が分かりやすいのになーなんて。別方向視点の描写の方が伝わり易いのでは?という場面もちょこちょこあったりするので、アクション得意な清水玲子さんとか、ひかわきょうこさんとか、かまたきみこさんなど読んで参考にされては!!とおせっかいをつい。

でも、もともとイラスト描きさんだったようなので今後どうなるか、かもしれないですね~。

1

カヴォ、かわいいよね

ビッチなおじさんとバケモノの純愛ストーリー。
森の奥でひっそりと、たった一人で暮らしていたバケモノですら魅了してしまう、怪しい美形おじさんリアン。
過去に何か因縁ありげなリアンのキャラクターを好きになれるかどうかが評価の分かれ目になるのかな。
私としてはビッチなおじさんは守備範囲だしビジュアルも好みなので、現時点ではリアンに関しての判断は保留。
リアンの事よりも、バケモノのカヴォがかわいい。
カヴォが色々な感情を獲得していく所に惹かれるので、この巻の評価は結構神寄りの萌2で。

2

受けの魅力がいまいち伝わってこなかった

ネタバレありますのでご注意下さい!

化け物とビッチなおじ様のお話だと聞いて購入。
設定としてはとても面白いですが、登場人物の内側がしっかり出来上がっていないという印象でした。

化け物(カヴォ)がおじ様(リアン)に、友人ではなく恋愛対象としてなぜ惹かれたのか理由が弱かったことや、リアンの方からカヴォの心を開かせるようにグイグイ来ておきながら、去るとなるとリアンが別人のようにあまりにあっさり(それどころか急に冷たい)。あれだけ打ち解けたように話していたのだから、何かしらの情が少しくらいわいても良いのでは?とモヤモヤしてしまいました。

そしてタイトルでも書きましたが、男女問わずモテるというリアンの魅力がいまいち伝わらなかったです。あくまで"紳士的なおじさん"という枠を出ておらず、そこにビッチというジャンルを付けてみているという感じです。
イケメンなので、女性なら囁かれて喜ぶのもわかるのですが、男性が思わず赤面するほどの妖艶な色気は残念ながら私には感じられませんでした。BL作品の魔性の受けというより、少女コミックのイケメン男性キャラを見ているようです。
ただ、人や化け物など、誰でもアプローチをかけるのであまり品は感じられませんでした。好みじゃないとか好きなタイプとかないの...本当に誰でもいいんだ...というなりふり構わず感でした。

以上、キャラクターの心情のブレ、リアンの魅力が感じきれなかった、という大きく2つの点から、私にはハマらず...残念です。しかし絵は綺麗で見やすいです!

1

設定が面白い

初読みの作家さまですが、あらすじと表紙にひかれ購入。ネタバレ含んでいます。ご注意を。




主人公はカヴォ。
彼は醜い見た目を持つバケモノで、それゆえに人からも魔物たちからも恐れられ逃げられ、たった一人孤独に森に棲んでいる。
ある日、森の中で数人の男たちに襲われていた男性・リアンを救ったことで、リアンの束の間の旅の友になるのだが―。

というお話。

見た目の醜さから孤独に生きてきたカヴォが、自分のビジュアルを恐れず普通に接してくれるリアンに少しずつ惹かれていく、と一言で言うとそういうお話なのですが、設定が非常に個性的で面白い。

紳士的なビジュアルを持ち、清廉なイメージすらあるリアンですが男女問わず誰とでも寝てしまうビッチさんである、とか。
カヴォは(というか魔物は)モノの陰に身を隠すことができる、とか。

そうした設定を軸にカヴォ視点で話は進んでいきますが、彼の目を通して見えてくるのは「リアン」という男性のミステリアスな内面。定住する地を持たず、夜な夜な快楽にふけり、歓楽的な日々を過ごすリアンですが、彼には何やら秘密がありそう。

物事に執着することのない、体温が低そうな彼の、隠された秘密がいったい何なのか非常に気になりました。

リアンはビッチさんなので男女問わず事をイタシテいるであろう描写がたびたび出てきます。女性ともそういった描写があるので(直接的な描写はありません)、苦手な方はご注意を。そんなリアンはカヴォにも誘いをかけますが、このカヴォという青年が非常に一途なのも可愛い。

孤独に生きてきたカヴォは性的なこととは無縁で、そんな彼がリアンにちょっかいをかけられて赤面する様がなんとも可愛らしいのです。リアンという男性はセックスには長けていますが、愛情というものは必要ないと思っている風があり、それゆえに一途にリアンを想うカヴォの報われない恋心が切ないです。

この作品は続き物なので、完結してません。
さらに言うと、ビッチでだれとでも寝るリアンですが、カヴォとは致してません。という事で現段階では攻め受けはわかりませんが、リアンがめっちゃ色っぽいです。さすがビッチさんです。
リアンが受けさんだと思うのですが、彼がカヴォに喘がされるシーンがめっちゃ見たい…!リアンは「おじさん」という設定ではありますが、めちゃめちゃ綺麗なオジサマなのです。

ただ、しいて言うならば、カヴォがリアンに惹かれた理由がやや弱い気がしました。孤独だったカヴォが初めて普通に接してくれたリアンに惹かれた理由はわかるものの、ビッチで、淡々とした態度を取るリアンにあそこまで惹かれた、その理由がやや弱いかなと。

けれど、

カヴォの一途な恋心は成就するのか。
リアンの抱える秘密とは。
そして二人の行く末は。

非常に続きが気になる一冊で、続編が楽しみです。

あ、そうそう。
カバー下もお忘れなく。
この二人の関係性が端的に表現されていて、思わず爆笑しました☆

8

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