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続きが読みたい
ロッキー先生と日野原先生の作品を目当てに購入。
なので、こちらのレビューと評価は2作品のみに該当します。
やはりアンソロジーなので、物足りない感はあります。
が、どれも綺麗にまとまっていて面白かったです。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
【ニコラス】ロッキー
舞台はパブリックスクールに転校生が来たことからはじまります。
攻めは、見た目は10代ですが、正体は魔女の呪いにより不老不死になったα。
受けは、スクールの教師でΩ。
攻めは自分の子供を生んでくれるΩを探すために学校にやってきました。
不老不死なので、長い年月を生きるのがしんどくなったのでしょうか...
詳細なところは描写されていなかったので、わからないことも多いです。
受けは、幼い頃誕生日に両親を亡くしそれ以降、無償の愛を欲しています。
「愛してくれ」というセリフの切実さに切なくなりました。
攻めと受けは運命なのかな...？「運命」という言葉は出てくるのですが、2人が実際そうなのかはわかりませんでした。
最終的に、2人は番になり受けは攻めの子を妊娠します。高齢出産が怖いという受けのために、有名な医者を探すあたり攻めも受けのことを大事にしているようです。
最後の最後、受けは「あなたの残りの人生も欲しいと思っている」といいます。
攻めのためにも、家族を作ってあげたいという気持ちがこもっていました。
ロッキー先生の絵柄もあいまって、パブリックスクールにぴったりの耽美さが溢れていました。
【運命のふたり】日野原
こちらは、けも耳オメガバースで現在連載されている作品の、出会い編という位置づけです。
攻め：シイナ・受け：アオイ
アオイは元はシイナの兄の番となるはずでしたが、2人は運命だったので結局綺麗に収まりました。ここがあって本編に繋がるんだな～という感想です。
とにかくこの作品の受けのアオイが可愛くてたまりません。困り眉とへにょっとした表情がもういじらしい。可愛さが際立ってみられた話でした。
オメガバースアンソロジー。プラス年の差しばり
9作品収録のアンソロジー。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)
「運命じゃなくても」由元千子
コミックスになっている作品の第一話。
ヒート中のΩに居合わせて思わず抱いてしまった年下βくん。「番」にはならないけど確かな愛情がちゃんと芽生える2人です。
「華の咲くころ」楽田トリノ
「狂い咲きのΩ」の2人。α至上主義を憎みΩを本心で愛し家族になろうとするお話。
立場の弱いΩも、愛するものを守る時は何よりも強くなる。
「無垢な雛よ私を壊して抱きしめて」いさか十五郎
「捨てられΩは二度啼く」の2人。αに目覚めた義理の息子と、カリスマαに捨てられた40才Ωの愛の行方は…⁉︎
このアンソロでは切り取られた1話だから、Ωの発情の哀しみばかりが印象に残ってしまうけれど。本編コミックスを読んでみたくなりました。
「日曜日のあしあと」リトルエヌ
ゲームで遊んでくれる高校生αと、まだ幼くて第二性がわからない小学生の交流。
勿論エロなど無く可愛らしいお話でホッとする。
「僕の幸せ家族計画」蛭塚タウン
私今回のアンソロの中で一番好きかも！絵も面白い。
エリートΩの番は10才下のニートヒモα。子供が欲しいけれど経済的に厳しい…と思いきや！
オールハッピーの最高に楽しくて明るい1作。
「蛭塚タウン」覚えました！
「運命のエチュード」りるむ
高校の音楽教師αがβ生徒にロックオン。βの子は特殊体質で…
少々無理矢理的で薄暗い雰囲気アリだけど、一応ハッピーエンドです。絵は繊細系。
「ニュー天野原ビルへようこそ」さはら鋏
毒親の交際相手に悪戯でうなじを噛まれ、もはや番が作れなくなり売春をするようになったΩ少年が主人公。
Ω女性の妻をαに襲われてしまったβ中年男との寄り添い愛か？
居場所ができた少年が明るい笑顔を見せるようになるのが救い。
「運命のふたりーおうちへかえろう猫耳オメガバース番外編ー」日野原
元々横暴な兄の番候補だった猫耳Ωとの出会いと、家を捨てる覚悟を決めるお話。猫耳Ωがショタっぽいかな…
「ニコラス」ロッキー
パブリックスクールの転入生が、孤独な中年Ω教師を選ぶ。
ちょっとわかりづらいんだけど、どうやらこの美少年は不老不死で数百年を生きている…という耽美なお話。絵柄とストーリーはよく合っています。
ロッキー先生、蛭塚タウン先生作品が好きでした。特に蛭塚先生はチェックしなきゃ。
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