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表題作アネモネの刺繍

アンヘル・モラレス(愛称はテッド)、厳格な母に隠れ
フリオ・ブラウン、顔も本名も明かさないベストセラー

その他の収録作品

  • Bonus track.Nighty night baby.

あらすじ

全米有数のベストセラー作家でありながら冴えない容姿やゲイであることに引け目を感じ、素性を隠して生きる孤独に生きる三十路男フリオ。
ある日、彼は火花のように激しく美しい少年アンヘルと出逢う。
差別、偏見、世界のすべてに抗うようにふたりは惹かれあい――。
愛を求めるすべての人に捧ぐ。
シネマティック・ヒューマンラブ!!

作品情報

作品名
アネモネの刺繍
著者
m:m 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
ニチブン・コミックス MeltyBullet
発売日
ISBN
9784537137415
3.8

(58)

(22)

萌々

(15)

(14)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
9
得点
214
評価数
58
平均
3.8 / 5
神率
37.9%

レビュー投稿数9

激しくも美しい愛の物語1

お互いがそのままを愛し愛される、そんな愛しいふたりの空間。

とあるアメリカの街のバーで出逢ったアンヘルとフリオ。フリオは実の兄にとある『秘密』で脅されていたところをアンヘルに助けられる。

自由気ままに自分は自分で生きてる様に見えるアンヘルにフリオは心を奪われる。
自由に生きてる様に見えてアンヘルにも『母』だけがアンヘルにとっての本当の『自由』を許してくれず、そしてアンヘルが心配をかけられない相手である。

フリオはフリオで自分が『ゲイ』であるこで家族が不穏になってしまった過去を引きずっていたが、アンヘルにより『自由』をやっと受け入れる事でよりアンヘルに思いを募らせる。

『ありのままの俺で、ありのままの君を愛す。』
全てがここに集約される愛の物語。

キチンと致していますが、見えない体位です。

0

下巻に期待

m:m先生初読みです。
初単行本なんですね。
絵が特徴的。少々粗さ、不安定さを感じる時がありますが、ダイナミックで勢いがありますね。

フリオがアンヘルと出会い、一夜で変わってしまうほどの体験をした、というのは何となくわかる。

アンヘルの方はフリオをどこかで会った…子どもの頃、抱いていないと寝られなかった熊のぬいぐるみに似ている。だから親しみ、特別な感じがあるのはわかる。

お互い特別な出会いになった。
この時点で、意識していたかもしれないけど、まだ友情のような印象だったんですよね。

それかあれよあれよという間に進展したのが、早いな〜、そんなにだったの?とちょっとついていけない自分がいました。
下巻でどうなるかわかりませんが。

下巻で、タイトル回収やアンヘルの母親が活躍?するのでしょうか。
楽しみに読んできます。

0

花言葉は『あなたを愛す』

表紙の赤いアネモネが印象的です。

ベストセラー作家のフリオは、ゲイであることをカミングアウトして以来、家族とうまく行っていない。自分に自信がなくて引きこもりで、外見もぽっちゃりでテディベアのような30歳。そんな彼が恋に落ちたのは、バーで働く若くて強くて美しくて強引なアンヘル。
フリオが路上で兄にお金を脅し取られているところを、アンヘルが颯爽と助けます。この場面で、ゲイだという理由で家族とうまく行っていないと告白するフリオに、さらっと自分もゲイだと告げるアンヘルが爽やかでとにかくかっこいい。

アンヘルは伝えていませんが17歳の高校生で、母親が過干渉な母子家庭で育ちます。
母親に対しても学校でも、早く自立したくて夜も家を抜け出して働き、ずっと気が休まらないアンヘルは、『ライナスの毛布』であるフリオの前では本当の自分で笑えます。母親の気持ちもわかるけど、息苦しさを感じて自立したいアンヘルの気持ちも良くわかって辛いです。
1巻を通して、善良な市民であるフリオを振り回すアンヘルは、子供ゆえの無知と無敵感と強引さですが、セクシーでたまらなく魅力的です。

1巻が終わってまだ話は途中ですが、母親とのこと、アンヘルが未成年なこと(淫行で即捕まります)など、問題はまだまだ山積みです。
2巻は電子のみの発行で紙になっていないのですが、ぜひ紙でも発行してほしい。
手元に残しておきたいです。

外国が舞台なことと、絵がとても美しいこと、コマ割りやセリフなど、読んでいて本当に映画のようです。
商業デビュー作だなんて信じられないです。

まだ完結していないので萌2ですが、神に近い評価です。

0

デタラメで魅力的なブラックエンジェル

火花のような美少年と小太りで冴えない三十路ゲイの恋…
コンプレックスだらけの孤独なフリオが、みっともないところを颯爽と助けてくれた美しく強い男の子に心を奪われるのは、当然というか必然。
一方、美少年のアンヘルは人を容姿や先入観で見ないのですね…フリオが実は大人気ベストセラー作家と知っても態度は変わらない。素晴らしい。
アンヘルにとっては、子供の時の優しく切ない思い出のテディベアを想起させるようなフリオが好きになったんでしょうね。
何と言っても、初めての2人の行為。
グラスに溢れる水の描写で、射精を暗示し溢れる想いを表す描写が凄く良いです…
私は続き物と知らずに読んでしまって、これからの展開によっては評価も変化する可能性もありますが、この巻でのアンヘルとフリオの結びつきは純粋に心と心の惹かれあいでの関係性なので、2人の甘く優しい恋愛の成就がとても良い読後感です。
が、まだ続くんですよね…という事はこれから波乱あり⁈悲しい事件とかはやだな。
ストーリー展開も、もちろん絵柄も良い。美少年設定のアンヘルがすごくキレイでカッコいい!
美形xブサ男のカップリングなので、絶対美形同士でなきゃ!という方にはちょっととっつきにくい作品かもしれませんが、ゲイと家族の関係性等も深くえぐってくるので、広く読んでもらいたい作品です。

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ストーリーで魅せる作品

キャラが好みじゃない…と思っていたらストーリーが良すぎた…!BLならではの葛藤やその葛藤を吹き飛ばすような愛がさすが、これぞBLの醍醐味だと再確認しました。早く続きが読みたい…。

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