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表題作おおいぬ荘の人々(7)

アシュレイ・クリエ・エヴァンズ 29歳 建築士 東亜大学芸術学部建築学科講師 大家
成瀬明生 20歳 東亜大学芸術学部建築学科4回生 205号室

同時収録作品いつでも誰でもどこででも

堂嶋征雄 20歳 音大ピアノ専攻4回生 105号室
八潮裕幸 20歳 東亜大学人文学部人類学科4回生 203号室

あらすじ

卒業を控えた明生だが、いっかな就職が決まらない。
しかも、アシュレイをついに切れさせてしまうことをやらかして…。
おおいぬ荘存続の危機!?(菅野彰『それは愛?』)。
アメリカに行った征雄が八ヵ月ぶりに帰国。
裕幸との愛を、心だけでなく体でも確かめようと意気込む征雄だが、恋人に捨てられた友人・櫂が心配で…(月夜野亮『いつも誰でもどこででも』)。
おおいぬ荘の恋のおはなし、いよいよ大団円。

作品情報

作品名
おおいぬ荘の人々(7)
著者
月夜野亮  菅野彰 
イラスト
南野ましろ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403520990
5

(1)

(1)

萌々

(0)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

きっと愛、たぶん愛、それが愛

ウィングス文庫になる前から数えて足掛け10年弱読者を翻弄してくれたシリーズの完結作
私事ながら私がBLに触れ始めた頃にウィングス文庫版の1巻を手に取って、すごく気に入って毎巻楽しみにしていた思い入れ深い作品です。商業作品のBLノベルで共著みたいな形式の作品は本当に珍しいと思いますし、それぞれの担当キャラが別担当話でもいい味出してます。
明生とアシュレイの関係の始まりであって、ずっとはぐらかされ続けていたことにもようやく決着が着きます。
他の店子のファンの方も比較的どうでもいいと思いつつもこの二人は結局どう決着がつくのか気にはなっていたかと思いますし、この二人の関係こそがおおいぬ荘をおおいぬ荘たらしめる根源的な部分であることは確かです。
結局作中時間でも何年も言葉にしないまま前に進んでなかっただけだし、お互いにお互いがちゃんと見えてなかっただけなんだけど。
始まりの二人と最初の店子の話で〆るっていいですね。
これからも丘の上のアンソニーさまと愉快な仲間たちはおおいぬ荘にいても離れても少しずつ変化しながらもなんだかんだみんなで回り道していくのでしょう・・・
何かの機会にまた彼らの近況をどこかで書いて欲しいなと思える作品でした

3

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