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表題作凍えるまなざし

支倉一英 新オーナー
宮永幸弘 レストラン勤務

あらすじ

宮永幸弘の働くレストランのオーナーが、急に変わることになった。
新オーナー挨拶で現れたのは氷のように冷たい目をした男・支倉一英だった。
幸弘はその男を知っていた。
昔、幸弘の父親が起こしてしまった事故の被害者だったのだ。
その事故のせいで一英は家族を亡くし、車椅子生活を強いられていた。
復讐のために買収したのか―。
自分のせいでレストランをつぶされたくない幸弘は「なんでもするから」と、一英に取り引きを持ちかけた。
翌日から仕事を休んで屋敷にくるようにと指示を受けた幸弘だったが、そこで待っていたのは、予想以上の責め苦と辱めだった。
一英が触れてきたのは最初の夜だけだが、女のような扱いと変な道具でもてあそばれる日々。
いつでも帰るのは自由だと軽蔑のまなざしを向けてくる一英に、幸弘は黙って従うしかないのだった…。

作品情報

作品名
凍えるまなざし
著者
姫野百合 
イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
発売日
ISBN
9784871827416
1.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
1
評価数
2
平均
1.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

わりと王道的なのかな?

昔、自分の父親が起こした事故の被害者と偶然の再会を果たした幸弘。
その被害者・支倉はでその事故で両親・弟を亡くし、本人も足に怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされていた。
幸弘の働くレストランの新オーナーとして紹介された支倉に、幸弘はてっきり自分に復讐するために近づいてきたのだと思い…。

早い話が勘違い物語なんですけども(爆)
自分のせいで店に迷惑がかかるのかもと考えた幸弘は自分にできることならなんでもするから!と支倉に直訴し、支倉はならばとその身を差し出すようなことをさせて。
身体を繋ぐ行為自体は1度きりだったのだが、道具などでいたぶられたり。
けれど、支倉の屋敷でそうして過ごすうちに、支倉の今まで見えていなかった部分が見えてきて。
支倉の生い立ちにまつわるエピソードを料理長とかから聞いたりして、いろいろ思うようになって。
いつしか、復讐に対する自己犠牲的なところから逸脱していくような幸弘。
ヒドイことをする人なのにやさしい部分が見え隠れして。

全ては幸弘の勘違いから始まったような物語でもあるんですけども。
この勘違いさえなく、最初に話し合っていればすんなり解決したような。
でも。
本編の中でもあるんですが、この勘違いがなければこういう恋愛関係には至らなかったようでもあって。
近づいてお互いに見えてきた部分とかもあっただろうし。
そう考えるとこれはこれで物語が成立してるんですよね。

支倉の事故後に持っていた感情とか、そういうドロドロした部分がもっと見たかったような気も。

1

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