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表題作愛というなまえ

田無郁郎、小4~小学校教諭
田無恋文、高校3年生~30歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

父を亡くし、東京を離れ、何もない田舎に引っ越してきた郁郎。祖母と従兄弟の恋文と暮らすことになるが、年上の恋文は意地悪でいけすかない奴だ。恋文を苦手に思う郁郎だったが、ある日彼が自分を嫌う本当の理由を知ってしまう。それは、郁郎が「殺したいくらい憎いけど、世界で1番愛していた男の息子」だからだった――。 切なくてもどかしい、愛しい“愛の物語"。

作品情報

作品名
愛というなまえ
著者
田中森よこた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーウォーク
レーベル
ムーグコミックス BFシリーズ
発売日
ISBN
9784862978042
4

(89)

(42)

萌々

(28)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
12
得点
355
評価数
89
平均
4 / 5
神率
47.2%

レビュー投稿数12

ストーリー軸がしっかりしてた

まず、めちゃくちゃ絵が綺麗で、絵が綺麗で買いました笑
ページをめくると、しっかりとしたストーリーに飲み込まれてしまって、、あとキャラの表情が良い。
泣いている顔でも心にある気持ちでこんなにも違ってて、、感情描写がほんとに好き。
恋文の一コマ一コマをじっくり見ちゃう、、。
ハピエンでよかった、読んでよかったです。

中立にしたのは、これは私の好みです。
私にはちょっと萌えまでは行かなかったかなと、、私の性癖が変なので、そこはご了承ください。
良い作品でした。


恋文の泣き顔美しいぃぃ

0

しんどすぎる過去からの救済

この作品は本当に辛い描写(受けになる子の幼少期のモブレ)があるから読む時は注意です。
ですが、そんな過去がお話に悲しさと深みを出していると思います。

時が流れて小さかった子が身体も大きくなって、自分の気持ちに気づいて年上のいとこを守りたいと思うようになるまでの過程が丁寧に描かれていて、年上受け君がもう好きになってるはずなのに、絶対に好きにならないと自分を縛ってるのも切なかったです。

そして二人が結ばれるまでが長くて……泣
純愛だと思いました。えちシーンがとにかくEROI♡♡
お尻の描写が最高です!!
最後受け君にとっては、攻め君の存在が救済になったんだろうな、と思いました。
子ども時代のショタな姿もたくさんで、可愛かったです。

1

No Title

何回も読み返してしまいます。
作者の世界観が好みです。
とても辛いだろう現実があって、それでもきちんと生きていく感じが好きです。
最初なんて嫌味な言い回しするんだろう、キツイなと思うのですが、全て読んでまた最初に戻ると、恋文の言い回しが方言と合間って可愛らしく聞こえてきます。
とにかく恋文が寂しがり屋な部分が端々に表れていて切ない。おばあちゃんもよくわかってて、郁郎に頼むところも泣けます。涙腺が緩いせいか、随所で涙が。郁郎がかっこいいです。後半は恋文のモノローグで物語が進むのですが、郁郎がさらに成長して。きちんとした生活ができる、いい子になって!恋文が育てたようなものだなぁと。
最後二人で幸せに暮らしていく未来が感じられて良かったです。

2

好き過ぎる

私はBL作品の中でどの漫画が一番好きかと聞かれたら「愛というなまえ」と答えているほど、この作品が大好きで何度も何度も読み返しては、ぐってなって、きゅんきゅんして、泣いて、きゅんきゅんして…etc

この作品ですごく好きなセリフが「お前のぜんぶのはじめてがぼくで お前のぜんぶの最後もぼくなら ぼくはきっとすごく幸せなんだろうなって思うよ」ってセリフなんですけど、非処女の8歳年上の受けが憎くて仕方なかった子にそんなこというなんて、もぉ…(泣)まじで「殺したいくらい憎いけど、世界で1番愛していた男の息子」っていうのが攻めっていうのが…クッッ…とりあえずこのレビューが終わったらもう一回読もうと思います()

2

涙なしには読めない

勝手なオトナたちに翻弄されたアダルトチルドレンが、支えあって、愛を見つけていく話。おばあちゃんがいてくれて本当に良かった!

恋文(こいぶみ)という名前が、あまりに切ない。母親は、彼が生まれたとき、どんな気持ちだったんだろうか。短い間でも、彼を愛しただろうか?記憶の中の母は、いつも怒っていて、自分のことを疎ましく思っている。

そんな恋文を救ってくれたのが、草太だった。無邪気な優しさに、一気に惹かれた。彼に名前を呼ばれるのが嬉しくて、彼の役に立ちたくて。でも、彼にとって自分は、“大切な家族”ではなかった。

憎らしくて、愛おしい男が死んで、男の息子がやって来た。親を亡くした可哀想な子。男にそっくりなその顔を見ると、複雑な想いが込み上げてくる。嫌いになりたいのに、なりきれない。子どもっぽい意地悪をしてみる。罪悪感に苛まれる。いつまで経っても、自由になれない。

おばあちゃんが死んで、二人ぼっちになった。また、置いていかれてしまった。もう、置いていかれたくない。でも、彼の負担になりたくない。可哀想だと、同情なんてされたくない。

小さな子どもだったはずの彼に、情欲でも、同情でもないもので包まれる。いつも寸前で留めていた言葉があふれる。

「待ってるよ」
「お前とぼくのうちで」
「ちゃんと待ってるから」

1

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