愛というなまえ

ai toiu namae

愛というなまえ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
26
評価数
8
平均
3.5 / 5
神率
37.5%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ジーウォーク
レーベル
ムーグコミックス BFシリーズ
発売日
価格
¥740(税抜)  ¥800(税込)
ISBN
9784862978042

あらすじ

父を亡くし、東京を離れ、何もない田舎に引っ越してきた郁郎。祖母と従兄弟の恋文と暮らすことになるが、年上の恋文は意地悪でいけすかない奴だ。恋文を苦手に思う郁郎だったが、ある日彼が自分を嫌う本当の理由を知ってしまう。それは、郁郎が「殺したいくらい憎いけど、世界で1番愛していた男の息子」だからだった――。 切なくてもどかしい、愛しい“愛の物語"。

表題作愛というなまえ

田無郁郎、小4~小学校教諭
田無恋文、高校3年生~30歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

映画を観たあとのよう

非常に濃い1冊でした。
主人公と年の離れた従兄弟が、小学生から大学卒業までの年月をかけて確かに愛し合うまでの過程が丁寧に描かれています。
読み手の「萌え」だけを目的にしたBL作品は、登場人物の人間性が軽く描かれがちのように思いますが、
当作品は登場人物の人格と背景を中心に描かれているため、キャラクターが確かに息づいていました。
ストーリー性重視の方には是非読んで頂きたい作品です。

3

健気な二人に萌えが滾る

田中森さんは、可愛い絵柄に相反するように痛い描写が多い作家さまのイメージですが、この作品もそのイメージを損なうことのない、切なく、痛く、けれど温かいお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。









主人公は郁郎。
小学4年生の時に父親を事故で亡くし、父方の祖母に引き取られることに。
郁郎には、年の離れた恋文という名の従兄弟がいる。父親の葬儀の時に、父親のことを悪し様に言われたことがきっかけで恋文のことが苦手。
恋文もまた、祖母と暮らしていたために一緒に住むことになるが、口が悪く意地悪をされる日々。

けれど、ある日、恋文が郁郎の父親の悪口を言っていた理由を知ってしまい―。

恋文は、郁郎の父親・草太の姉の子。
そして、子どものころから、母親から虐待を受けてきた。

そんな時に恋文を救ってくれたのが草太。
母親から引き離し、祖母のもとに連れていってくれた。
ずっと草太のことが好きだったのに、いつの間にか子どもを作り、そして死んだ。

そんなやり場のない感情が、恋文の行動の理由だった。

恋文は母親から無条件で愛されたことがないからか、愛するものを手元に置くのが怖い。いつか自分の元から去って行かれた時にダメージが大きいから。

そんな恋文の想いと、その恋文の思いをきちんとくみ取って行動する郁郎が、どちらも健気で泣けた。

二人とも自分の感情を表に出すことはない。
相手のために、自分の感情を押し殺し、常に一歩引いて行動している。

恋文は郁郎よりも8つ年上なのですが、郁郎の懐の大きさに萌えがギュッと滾りました。
で、自分の想いを、口の悪さで隠そうとする恋文の想いの深さにも。

飄々としている恋文が、郁郎と想いを通じ合わせた後に憑きものが落ちたように柔らかい表情になっていくさまも、そして自分の素直な気持ちを吐露できるようになったのも、非常に良かったです。

設定としては目新しいものはなく、はっきり言ってしまうとありきたりなストーリーではあるのですが、表情の描き方とか、感情の機微の描き方が非常にお上手で読んでいて引き込まれます。

そしてタイトルが良いよねえ。
二人が探し求めたものの、その「かたち」。

たくさんの方に読んでいただきたい、そんな神作品でした。

2

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