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表題作2B B-BOY BADBOY

黄木 大河(大学生・元ダンサー)
緑川 龍太(ヤンキー高校生)

あらすじ

燻るように毎日を過ごしている大学生のトラこと大河はある日、不良たちにリンチされていたヤンキー・リュウを拾う。手当てのため自宅にリュウを連れてきたトラだが、そこでリュウが不良たちに犯されていたと知ってしまう。動揺し、リュウのことが気になって仕方ないトラだが……?化石ヤンキー、拾いました。問答無用のガチンコLOVE!

作品情報

作品名
2B B-BOY BADBOY
著者
アントニオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
ISBN
9784253155298
3.2

(11)

(2)

萌々

(1)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
35
評価数
11
平均
3.2 / 5
神率
18.2%

レビュー投稿数3

ヒット

絵とストーリーがしっかりしてて、久々に初読み作家さんでヒットでした。

ブレイクダンスをやっていたがあることがきっかけでトラウマになり今はやめている大河(トラ)。昔ながらのリーゼントヤンキー、龍(リュウ)。

リュウが不良に凌辱されていたところを、トラが助ける。トラは本当に好青年ですがすがしい。いい子というのではなく、ちゃんと年相応の青年なんだけど、心根がいいやつ。

そんなトラに、その場だけでなく傷ついた心を癒されるリョウ。

絵がきれいで気持ちいいし、キャラの魅力がしっかり描かれているので、お互いにひかれていくのがすんなり理解できる。

トラのダンスのトラウマについても、リュウの生い立ちについてもカタルシスがあって、よい作品でした。
トラの友人もいい味で、こちらもぜひスピンオフで描いてほしい。

好きな作家さんが増えました。

5

ギャグセンス抜群!! B系×ヤンキーの純情ストーリー

バチバチ弾ける個性的な絵柄が特徴です。
ギャグのセンスが抜群で、特にゾンビゲームの実況プレイをするシーンは爆笑必須。
先生が楽しんで描かれていることが伝わってくる、お気に入りの場面です。

トラくん(攻:B系)もリュウちゃん(受:ヤンキー)もその見た目に反して純情で、思わずキュンとしてしまいます!!

しかし……
このお話がそもそも「不良たちにレイプされ、放置されていたリュウちゃんをトラくんが拾う」というところから始まる物語ですので、そのような描写が苦手な方には厳しいのかな……とも思いました。

サブキャラとして登場する テルくん&ハックくんもとても魅力的なキャラクターで……
この子達のお話も 是非宜しくお願い致します!!!

8

コミカルテンポなのに痛々しい、そのアンバランスさがクセになる。

B-BOYとBAD BOYの話、すっごく絵のクセが強いです!
たぶん表紙だけ見たらスルーしてたと思います。
でも「カチCOMI」で1話を読んだ時に、コミカルテンポなのに、痛々しい設定のあるアンバランスさが印象に残り、続きが気になっていました。


大学生のB-BOY・大河は、痛めつけられていた龍太を見つけ、最初は「シェイク飲む?」ってコミカルな出会いだったけど、家に連れ帰り怪我の手当てをしようとすると、龍太の腹には数を数えた「正」の字が刻まれていた。
大河は不良達の会話から、龍太がレイプされたことに気付いてしまう。
そのことを想像してるうちに、龍太のことが気になってしまって…

龍太は、母親が風俗嬢をしていたのをからかわれるのが嫌で、ヤンキーになって強くなったけど、それをネタにヤンキー達にレイプされてしまい…
かなり痛々しい設定です。

あとね、大河が龍太をオンラインゲームに参加させて、龍太は天然っぽいから面白がられるんだけど、それって友達がいなくて、誰かと一緒にゲームとかしたことないからなんだよね…

龍太は、大河にレイプされたことを知られたくなくて、画像を持ってるヤンキー達のスマホ狩りをして、また傷を作ったり…
見た目はヤンキーだけど、龍太の心の脆さが痛々しくて切ない。

そんな龍太に明るい居場所をつくる大河。
でも大河自身も好きだったダンスをできなくなったトラウマがあって…


B-BOYとBAD BOYが出会って、トラウマや傷を治して、前を向いていく話です。

このクセの強い絵柄は苦手なんだけど、痛めつけられても健気さや素直さが残っている龍太からは目が離せませんでした。
あとコミカルテンポでストーリーは進むのに、痛々しさがふっと現れるアンバランスさは、なんかクセになりそうです。

4

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