沙汰も嵐も 再会、のち地獄

satamo arashimo saikai nochijigoku

沙汰も嵐も 再会、のち地獄
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%
著者
吉田周 

作家さんの新作発表
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イラスト
睦月ムンク 
媒体
BL小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
価格
¥720(税抜)  ¥778(税込)
ISBN
9784065126523

あらすじ

不知火疾風、十五歳。ごく普通の中学生だと思っていたのに、ある日いきなり死亡。目覚めたらそこは地
獄だった――っておいおい、そんなのアリか!?再会を喜ぶ相棒「牛頭の黒星」によれば、疾風はかつて仕事中に死んだ「馬頭の疾風」で、ふたりは境界を守る門神としてコンビを組んでいたらしい。が、納得いかない疾風は職場の頂点・閻魔王に会いに行くことに……。果たして前代未聞の異世界転生の結末は!?

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レビュー投稿数1

脳内再生されるのは某地獄アニメ

一般の書籍棚のあったので普通のファンタジーだと思って読み始めたのですが、読み進めるうちになんかBLっぽいなーなんて思いながら読み終わって、調べてみたらBLのカテゴリーに入っていてびっくり。とはいえ、執着がすごいですが恋愛描写はありません。

<あらすじ>
孤児だった不知火疾風(しらぬいはやて)は15歳の男子中学生。
子供をかばって15歳の短い生涯を閉じ、気が付くと地獄にいました。
迎えに来た牛頭の黒星に、人間に転生前の疾風は地獄の門神・馬頭の疾風(めずのしっぷう)で人間から再び馬頭の疾風として転生したのだと言われて大混乱。
同じ魂から生まれた一対魂であるという黒星に連れられて閻魔大王に会いに行くことになるのです。
初めはドッキリなのではとなかなか信じられない疾風でしたが、黒星に連れられて奪衣婆や他の門神や閻魔大王に会い、今に至った経緯を聞きやっと自分の状況を信ざるを得なくなります。

3回目の人生(鬼生)をおくることになった疾風の転生ものになります。
馬頭の疾風が雷帝が間違って放った雷に黒星を庇って死んだことから始まります。天に対して抗議した結果、転生することが決まるのですが、再び馬頭の疾風として転生させる前に一度人間に転生させるなければなりません。
不知火疾風としての生を全うしてから転生するはずだったのですが、焦った天官の失敗で中途半端な状態で人生を終わらせられてしまい、本来なら赤子の状態で記憶もリセットされて転生するはずが中学生の姿のまま人間の記憶ももったまま転生してきてしまいます。

疾風が結構不憫です。
人として生きていたころは門神としての力が残ったせいで大人には嫌われるは、女子に
総スカンくらうわは(女装した際にイケメン男子に気に入られたため)、変な男には付きまとわれるはととても気の毒な人生でした。
そして、地獄のシステムは結構理不尽で人権(鬼権)などありません。天が悪くても文句も言えないし、上司である閻魔大王の横暴も受け入れるしかないし、人間の感覚で文句を言ったら殺されそうになるし。
馬頭の疾風として生きていくことを決めた疾風ですが、今度はもともと過保護だった黒星が輪をかけて過保護になっており、疾風になにもさせない勢いで構ってくるのです。
早く1人前になりたいのに、なにもかも自分でしようとする黒星に不満を抱く疾風はなにかと衝突することになります。


黒星はもともと自分に門神としての使命以外のものをくれた疾風を自分の命より大切にしており、まわりが呆れるほど過保護でした。
転生してからはそれまで以上に自分が守るという気持ちが強すぎて疾風を鍛錬させないなどちょっとやりすぎ感があります。
それを諌める立場のはずのまわりは、疾風が死んだあとの黒星の嘆きの深さを知っているため黒星の味方についてしまい、疾風の焦りや主張を誰一人聞いてくれないのがちょっと気の毒でした。疾風は黒星の失意が想像できるからこそ強くなろうとするのですが、黒星は逆なんですね。そして、疾風は先考えずに行動して話を大きくするようなタイプなので
話がめんどうになるのです。


とりあえず、登場人物は変な人(鬼)ばかりでした。
ドMでドSで飲んだくれては全裸で布団に潜り込んでくる露出狂の閻魔大王(なのに怒られるのはこちらという理不尽さ)。
ドSで自分のことは棚に上げて閻魔大王にちょっとでも反抗的な物言いをしたら一切容赦なく鬼生終了させようとする補佐官の白蠟。
同じく門神でお互いが大好きすぎる戌頭と卯頭や相方に対してツンデレすぎる子頭とその相方の未頭。
唯一やさしいお母さん的なのが奪衣婆という不思議。でも、頭の中のイメージは某アニメの奪衣婆ですが・・・
それにしても、閻魔大王の補佐官というのは有能でドSで毒舌でというのはどこの話でも同じなんですかね。

今回は、二人で門神として成長したいという疾風の決意を黒星がやっと受け入れてくれたところで終わりましたが、お話はこれでおしまいかな。
大事件が起こりそうなフラグもあったし、人間としての記憶を持ったままなら、生きていたころの知り合いとか通ることもあるだろうし、続きがあるなら読みたいと思いました。
ただ、私は普通のファンタジーとして読み始めたので、甘やかし倒そうとする黒星とそれを嫌がる二人の不毛な争いはとても面白かったので何とも思いませんでしたが、BLとして読むのであれば物足りないのではないかと思います。


いっさい描写はないので、受け攻めは不明。とはいえ、あるとするなら体格やら性格やらいろいろ総合すると攻めが黒星で受けが疾風かなーと思いました。


表紙のイラストは神秘的な感じがしてとてもすてきでした。
美人で強そうな疾風が気に入ったのですが、実際は転生したばかりで小鬼に負けるくらい弱いし、気は強くてもめ事ばかりおこす激情型な人物でちょっと予想と違いました。
どちらかというとあとがきで書かれていた初めの設定の絵だと言われた方がしっくりきます。

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