その声で眠らせて

sono koe de nemurasete

その声で眠らせて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
23
評価数
5
平均
4.6 / 5
神率
60%
著者
桃野真幸 

作家さんの新作発表
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イラスト
べっこ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784775528181

あらすじ

薄暗いバーでピアノを弾く奏は、声のいい男性客にキスされて口説かれた。即座に断ったけれど、諦めの悪いそのイケメン、銀河は、火事で焼け出された奏に空き部屋とピアノを提供するから一緒に住もうと言い出した。その代わり、奏を口説くチャンスが欲しいというのだ。話がうますぎて怖いとは思うものの、声優をしている銀河の甘い声には抗いがたい魅力があって…。

表題作その声で眠らせて

天宮銀河、朗読劇実現を目指す声優
華房奏、バーのピアニスト、28歳

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レビュー投稿数2

声フェチ成分の強い攻め様

バーでピアノを弾いている奏(かなで)は、初対面の男にいきなり「俺のものになってほしい」と口説かれてキスをされてしまう。
当然ながら断りを入れた奏だが、その日偶然にも住んでいるアパートで火事が起きてしまい、大切にしていたピアノが全焼してしまった。
呆然としている奏に、バーで彼を唐突に口説いてきた男・銀河は自身が住んでいるマンションに一緒に住む事を提案、ピアノも自由に弾けると言う。
こうして始まった同居生活の中で、事あるごとに奏を口説きまくる銀河だが…

銀河は帰国子女とか結構裕福な家庭の坊ちゃんなのかと想像していたのだけど、その点については特に触れられていない。
個人的にはもうちょっと攻め様の設定を盛っても良かったのよ…な~んて思っているが(笑)
ハーフだって設定はあったけれどね。
外国人ばりに気障なオーバーリアクションが目立ってけれど、何だったのだろう?
彼に関しては声が一番の魅力と捉えられるふうに表現されていて、奏はやたら自身の好みど真ん中のあてられていて、思考が麻痺して何度も口説き落とされそうになっている。
この話から、多分作者は声フェチでピアノも好きなんだな、って情熱を感じる。

全体のトーンは甘々で自分の好みに合っているが、前半は読んでいてどことなくふわふわとした印象だった。
後半になってから、奏が7年経っても怯えている男の正体とか、表舞台に出るのを躊躇している理由ってのをちらつかせながら話が一気に進んでいき、調子が出たように感じる。
奏の過去の経緯については作中できちんと納得できる形だった分、銀河についてももう少し描写が読めれば申し分なかったかな。

4

声優である攻めの声は誰を想像するかでイメージかわるかも


日の当たる場所から逃げていたピアニストがもう一度歩き出すまで。
声優という攻めの職業とピアニストという受けの職業がどちらも耳をとても大事にしていて表情や行動よりも息遣いで感情を読み取る様子がとても興味深かったです。

<あらすじ>
バーで週3回ピアノを弾いている奏(受け)は照明をできるだけ抑えた目立たない演奏を心がけています。明るい場所にたつことができないのです。
ある日、素晴らしい演奏だったと声をかけてきた超絶好みの声の持ち主・銀河に不意打ちでキスされ「俺のものになってほしい」と口説かれます。
速攻断って逃げたのですが銀河は諦めません。
そんな時、住んでいたアパートが放火にあい、大事にしていたピアノもろともすべて焼けてしまい途方に暮れる奏を銀河は自分のマンションに誘うのです。
部屋を提供するだけでなく銀河の部屋にはピアノがありそれを自由に弾いてよいという破格の条件に下心を読み取り断ります。
銀河の職業は声優で、一人朗読劇をするための作曲家件ピアニストを探していること、奏が理想のピアニストだから口説かせてほしいという条件を出してきます。
答えはどうでもいいから口説く権利が欲しいという条件に難色を示しますが、なにせ好みの声なので保険が降りるまでという条件でつい了解してしまうのです。
一緒に暮らすうち、初めての同居生活が想いの他心地よく、ここ数年夜は寝られない奏でが銀河の声を聞いているとよく寝られるのです。

終始奏視点で話が進みます。
そのため、初めから声も顔も身体も好みど真ん中な銀河に口説き落とされるのは時間の問題という感じでした。
それでも表舞台にでることが怖くてなかなか踏ん切りつかなかった理由がなんなのか。夜寝ることができない理由は?と奏の隠している何かが気になりながらも銀河に口説かれる毎日が続きます。

もともとゲイである奏はともかく、銀河は何故仕事相手だけじゃなく恋人にしたいと思ったんだろうか。その辺りももう少し何かあっても良かったかなと思います。

結局銀河に口説き落とされ、表舞台に出ることになった奏ですが、そうすると今まで逃げてきたものと立ち向かわなければなりません。
自分を光の下から引きずり下ろした犯人に立ち向かうため、一人立ち向かおうとする奏。

結局、犯人の考えはよくわかりませんでした。
奏は完全に誤解していたし、犯人の一方通行な想いとは奏に自分の側にいてほしかったという感情が歪んだのかなと思うのですが、その辺りがあいまいなまま終わってしまったのが気になりました。
犯人との会話が成り立っておらず、病んでたようなので警察まで介入した結果どうなったのでしょうか。

そして、もう一つ気になったのは奏の理解者というか協力者のバーのオーナー・白石とは一体どういう知り合いなんでしょうか。出番は多くありませんが、彼が果たした役割は大きいと思います。
仕事内容など柔軟に対応してくれていて、普通にピアニストとして雇っているとしてはちょっと不自然に感じました。


話の終わり方は希望に満ちた感じですごくよかったのですが、できればエピローグやSS的なものでその後の二人+犯人についてがもう少し知りたかったな。

2

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