電子限定かきおろし付
あらすじを見て今までに無いオメガバースが読めるのでは?と期待し購入。
この作品は面白さがあらすじ部分にあるので
ネタバレを読まない方が楽しめるかな?と思います。
少なくとも私は前情報無しの1読目が一番楽しめたかな。
(といっても感想は「え?」でしたが…;)
レビューを書くにあたりがんばって3回読み直したけど
読み返す度に評価が下がっていく何とも言えない読後感…(;´Д`)
オメガバースが必要だったのかも疑問です。
(以下ネタバレ含む辛口になります。ご注意下さい。)
優一は事故に遭い、目が覚めたら親も妹も過剰なほど泣きまくっていて。
とくに妹からは嫌われていたはずなのになぜか「お兄たま」とベッタリして様子がおかしい。
周囲も「α様が目覚めた」と大盛り上がりでなにがなんだか理解が追いつきません。
Ωがところ構わず襲ってくるのに疲弊し、そのたびに幼馴染みの幹久が助けてくれます。
陰キャラで人から嫌われたりキモがられたりするのが普通だったのに、周囲の手のひらを返したような変わりっぷりを見ていると、優一はパラレルワールドに迷い込んだのでは…?と思考を巡らせます。
とある時、優一の傍にいつもいる幹久は他のΩから反感を買い襲われます。
幹久が襲われているのを見た瞬間、優一の中に激しい感情が湧き上がってーーーと展開します。
異世界部分がどう作用するのか。
オメガバースのない世界からオメガバース性を持ち、それがストーリーにどう絡むのか、
読む前はワクワクしかなかった設定ですが、蓋を開けてみればなんじゃそりゃですよ。。。
ドストレートに言うと異世界でも何でもありません。
となると、陰キャラだったという記憶は?
妹からウザがられてた記憶は???
幹久に突きつけられた言葉は実際にあったモノなのに、それ以外が辻褄が合わない。
α様と呼ばれ陰キャになる要素がないのに優一がどこからその設定を持ってきたのかがわからない。
1読目は何も思わなかった点が、
オチを前提として再読すると矛盾点が多くとにかく萎えました。
異世界で煽られて読んだせいか、その部分が崩れてしまうと
オメガバース設定の練り込みも上っ面の雑なイメージが強かったです。
設定負けしてしまった感が否めません。
そして親・妹。
優一が"αだから"無事に助かって良かったみたいな描き方にただ嫌悪感です。
Ωだろうがβだろうが、自分の家族の命は同じでしょう?
身内の命が助かるのにαは関係ないと思うのですが、そういう世界なんですかね?
あと絵が下書きのような雑さが目立ちました。
せめてもう少し丁寧に描かれていたら萌えが生まれてたかもしれない…。
辛口ばかり書きましたが、
優一が本気で異世界に迷い込んだ人になってる視点は面白かったです。
勘違いしてた記憶に説得力があればもう少し面白かった気がします。
評価は1読目は普通だったのでしゅみじゃない寄りの中立であげます。
(1ヶ月以内に☆1へ評価変更する可能性もあり)
※12/23変更しました。
再読すらキツイので嗜好に合わず趣味じゃないのだと思います;ごめんなさい。
某作品の二次創作を描かれている作者様。初の創作BL本です!(おめでとうございます)絵柄が以前から好きだったので購入。全体としては…ううううーーーん…悪くはなかったけど、設定の盛り込みすぎ感があったのかなというのが正直な感想ですかね…、中の中といったところです。でもギャグ漫画読んでいるような面白さがあったのでそれだけは覚えてて
私自身オメガバースが好きで以前から有名作品をちらほら読んできたわけですが…今回はちょっと新しかったですね!(これはよかった、というか面白かった!という意味で)
基本β>α>Ωなオメガバースの世界観。この作品(というか主人公がが迷い込むパラレルワールドの都市?)では、Ω>α(βがでてきた記憶があまりない…出てたっけ?(汗))といったような人数構成。というかαが主人公ただ1人、そしてそれ以外出てくるのが大体Ω(数え切れないくらいΩちゃん出てきた)という脅威のハーレム状態。
元々周りから根暗と嫌われ、それを容認していた(ように見受けられる)主人公はいきなりの周りのΩからの視線や積極的すぎる行動(「子作りしましょう」的な直接的なアピール)にたじたじ…。それをみかねた秋田くん(Ω)は守ってくれるわけですが…。主人公が以前いた世界(?)ではこの秋田くんに冷たくあしらわれ、完全に嫌われていたわけで主人公も理解が追いつかない(正直私も理解が追いつかなかった)まあそこから何やかんやと主人公にとってのパラレルワールドで、主人公は頑張って過ごしていき、秋田くんに対する感情も色々芽生えてくるわけなんですが………ちょっとずつこの世界でαとして生きていた自分(?)の記憶が何故か断片的に出てきて、秋田くんが自分(今いる世界の本来の自分?)に接する自分には見せてくれなかった表情も思い出し…… 的なストーリーです(説明出来ないので匙を投げる)
初めの突拍子もない主人公目線の異世界に迷い込んだ「え、どゆこと?!…何これ?(褒めてる)」感が強く引き込まれていく感じがとても良かったですが、悪く言うなれば後からがあまり惹かれなかった…かな?
正直オメガバース初心者さんにはオススメできないです。(オメガバースらしくない話ではあった)
でもBLの王道な話を見たい方にはおすすめ!
………というかこれオメガバースにせずパラレルワールドに迷い込んだ、という話だけでよかったのでは?となってる。(というかその設定だけでも話は成り立ってる)
他作品ではαが強く、Ωを翻弄し、βを下に見てるような描写が多めですが、たじたじで控えめなαくんを見たい方にはオススメです✨
あと主人公ハーレム状態な話が好きな方にはおすすめ!
あ!あとあれ!
主人公(α)にほかのΩちゃんが乗っかったりいいよったりしてきますが、主人公の精神強いから安心してね!逆に秋田くんが襲われるから苦手な人は注意⚠️(挿入はなしだからそこは安心して)
ある日目が覚めたら"α"と崇められる異世界に迷い込んでいた優一(攻)。事情を理解し、側にいてくれるΩの秋田(受)。
読み進めていって、謎が色々解けていくところが面白かったです( ^ω^ )
異世界に迷い込んだのではなく、優一は事故により記憶喪失となっていました。しかも事故の直前に秋田と喧嘩していたため、記憶喪失中は秋田にあやふやな悪いイメージを抱いていましたが、実は2人は両片思いの"運命の番"でした。秋田のことは"秋田"ではなく"みき"と呼んでいたので、秋田を"みき"と呼んだことで、記憶が戻ったことが分かります。
"異世界"とは、迷い込んだと"思い込んでいた"優一の"記憶喪失中"の世界。そして、優一の最も大切な"みき"のいない世界。秋田にとっても、優一が異世界を彷徨っているときに、同じように"優一のいない世界"だったと思います。肉体はそこにあれど、別人のように、自分を忘れている優一…どちらかと言うと、優一よりも秋田に対しての切なさを感じました。
異世界なんてない。あったのは、きみのいない世界。
途中で読むのをやめてしまっては、謎だらけです。必ず最後まで読んで、しっかりハッピーエンドを感じてください(*^▽^*)
リブレのオメガバースもの。
タイトルは、あーなるほど、という、掛詞になっています。
病院で目覚めたら、根暗だったはずの自分がアルファとして街中で祭り上げられていて、自分を嫌っていたはずの秋田くんが優しく慕ってくれる、そんな世界になっていた。
事故で2ヶ月眠っていた優一は、自分のステイタスが記憶と全く異なることにとまどい、ここはパラレルワールドだと思うようになります。
ことあるごとに、アルファとしての体を狙われる優一。それを守る秋田。
しかし、パラレルワールドではなく、なかなか番ってくれない優一に、嫌いだといったことが引き金となって、記憶喪失になっていただけだった。
何か、アルファと言われて祭り上げられるのがちょっとやりすぎなのと、記憶喪失になる引き金がちょっと理由としては弱かった、というところかな。今ひとつ全体としてのまとまりがなかった。
根暗非モテ君が異世界ではαになりモテモテという設定が面白く、
二つの世界の主人公がどう絡み合っていくのかな?と後半を楽しみ読んでいたら……
異世界でもなんでもない、記憶喪失なだけの設定でした。
「ゆうがいないせかい」の言葉遊びに欠けたピースが揃った気持ち良さがありましたが、
異世界トリップ好きな私としては期待はずれな展開でした。
パラレルワールド設定に興味ない人ならば、まさかの結末も楽しめるのかもしれません。
自分はオメガバースのない世界にトリップしたα優一が嫌っているアキくんを口説きにいく展開とかが見たかったですね(笑)優一のギャップに周りが戸惑う展開捨てがたい…
うーんやっぱり異世界ものが良かった!(笑)