電子限定描き下ろし付き
「彼の教科書」がドストライクだったので、正直あれを上回ることは無いだろうな...と思いつつも、鰺坂先生の絵に惹かれて購入。
半分期待、半分諦めの状態で読み始めました。
いやぁぁっぱり好きだー!!(笑)
受けの真塩の目が好き。
どう表現したらいいのか分からないんですが...
どちらかというと可愛い系のアーモンドアイで、じっと見つめられたり、すっと細められたりすると、いちいちドキッとさせられます。
クライマックスで、足を腰に絡めて、片眉だけ下げた真塩のお顔は究極でした...///
吉野のタレ目に泣きぼくろをつけてくれたのにも感謝感激です。
もちろん絵だけでなく、お話もよかったです。
まず人物設定がいい。
受けの真塩は、表の顔はキレッキレの営業トップなのに、外階段で「おうちかえりたい...」とか言っちゃう健気な一面があります。
この危なげのある健気さと、フォローを欠かさない上司っぽさのバランスがたまらねーったら。
攻めの吉野も、よく言えば素直だけど、わりと塩対応で若干デリカシーないやつですが、気ぃ遣いな真塩の素を引き出せるいい子でした。
話の内容自体も、真塩が吉野に「おまえに好かれたい訳じゃない」というちょっぴり切ないシーンはありますが、ノンケに恋するゲイにありがちな暗い過去(トラウマ)の描写とかはありません。
絵の雰囲気にぴったりなほんのり甘い、ほんのり切ないお話です。
三夜前線というタイトルも、しっとりしていてぴったりだと思います。
レビュー(ってただのぐだぐだな感想ですが)遅くなりましたが、購入したのはもっと前で、もう何回も読み直してます。それくらい好きです。
大好きなリーマンものだったのでもっとふたりのお話が読みたかったですけど、表題作以外のCPももっと読みたいと思わせられるお話でした。
鰺坂先生、あじさかせんせー、やっと読み方覚えました♡(←あほ)
次作も楽しみにしております。一生ついていきます!
鯵坂先生2冊目なのですが、先生が描かれる絵とお話の雰囲気がどうにもすごくツボで好きです。
こちらの本は3作の短編集です。
表題作の三夜前線は営業のエリートで先輩の真塩と経理で後輩の吉野が一緒に出張に行った先ですったもんだするお話です。
最初から諦めてかかってる真塩の飄々とした態度に見え隠れする哀しげな素振りにすごく惹かれました。吉野は吉野で好きとか嫌いとかよりも男とヤること、そして本音が見えにくい真塩への好奇心から好意に気づいていくというのがとても良かった。
2作目は佐藤一×2というかなり斬新なテーマ。出会い系で出会った可愛い系の男の子2人がテンション高めに、でもやることしっかりやってて、見てて微笑ましい1作でした。
3作目は高校でやらしいことしてた同級生2人の大人になってからのお話。将来の夢は叶えても幸せにはなれていなかった圭都がずっと心残りになってた界人とこれからきっと幸せになるんだろうと希望が見えるお話でした。
どの作品もキャラの個性はそれぞれで、ホッと読めるけどちょっと切なくてでもすごく幸せそうな共通の雰囲気がすごく好きです。もっと色んな作品読みたいなぁ…
三泊四日の出張、社長の厚意で豪華ホテル!しかし・・・ダブル。
初日に酒が苦手な真塩は酔って宇田川に告白してしまう。
翌朝、酔いを理由にごまかすかと思いきや改めて「好き」だと伝える真塩。
この、「伝えるだけ」と言うのが宇田川の心をかき乱すし、「なぜ今まで隠してたのに出張の初日にわざわざ言っちゃった?」というのも理由があり後々私の心がキュンッキュンしました!
2日目の夜には今度は宇田川が酔っちゃう!
その勢いで真塩の気持ちを確認しようとしてちょっとばかり癇に障ったのか、真塩が宇田川にフェラしようとして咄嗟に突き放す宇田川ぁぁ!!!
「やめてください」と宇田川が言った時の真塩の表情!!あぁぁぁ。
翌朝には気を遣って仕事モードを装い「気を遣うな」と言ってくる真塩の表情に!あぁぁぁぁ。
3日目の夜には昼からぼーっとしてしまう宇田川を先にホテルに返す真塩。
ホテルに戻った宇田川は昨夜の真塩を思い出して自慰をしだし、真塩の名前を囁いた瞬間・・・・・
あぁぁぁぁこれはこのお話で丸々一冊読みたかった!!
鰺坂先生の2冊目コミックス。前作が良かったので、作者買いしてみました。
三編の話が収録されていて、それぞれに違う味がありとても楽しんで読むことができました。基本的にはほのぼのな甘い話ですが、ふと差し込まれるスパイスがとても良く効いています。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
【三夜前線】
会社の上司と部下という関係性な真塩と宇田川。出張先で、酔った真塩から「好き」と告げられてしまいます。でもそれは返事を求めた告白というよりただ告げられただけのような感じ。
その後も通常運転な真塩に宇田川のほうがぎくしゃくとしてしまいます。
真塩から告げられた「好き」に違和感を覚えた宇田川は、彼が宇田川自身に答えを求めていないからだと気づき、今度はモヤモヤとしていきます。
好奇心?からの興味だった宇田川が徐々に絆されていく様に萌えました。
恋人だけれど恋人っぽくない2人が好きです。
【佐藤くんと佐藤さん】お気に入りの話
ぽっぷでどこか不思議な雰囲気を持った話と思いきや...
攻め受けどちらも”佐藤”という苗字の2人。
とくに受けの佐藤は”同じ苗字の男しか好きになれない”と言う不思議な人。でもその理由を知ってとても切なくなりました。それが本当の理由ならの話ですが、確かに...と思わずにはいられません。
攻めの佐藤と幸せになってほしい。
【明日のこと】
同級生の2人が、電話で話すだけの関係になって、その後2人がどういう道を歩むのかのお話。
とくに攻めの放浪癖?といいますか、何をしたいのかよくわからず受けが振り回されている感があり、別れてしまえ!!とも思いました。
でも最後はちゃんとハッピーエンド。時間を置いて距離も離れていても、お互いを想いあっているカップルって素敵だな~と思いました。
どのお話も、巻末に小話が載っていました。物語の補完もできて良かったです。
この本、2回買って、4回読んだ。
表題作は、サラリーマンの、上司が部下に片思いしてる話で、同録作品をむくめて、絵柄的にも、お話の展開としても、なかなか良かった。
ただ、絵もストーリーもスッキリしていていい話ではあるんだけど、強烈にインパクトあって記憶に残るってタイプの作品じゃないからレビューを後回しにしてたのと、このカバーイラストやタイトルと、お話の内容があまり結びつかなかったのとで、うっかり2回買って、それぞれ新鮮な気持ちで、4回読んでしまったと。
内容は良かったので、それはそれでいいんだけど、こうやってここにレビュー書いたからには、3冊目は買わずに済むといいな。