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表題作いつでも瞳の中にいる

受様のお隣に住む幼馴染で元刑事の私立探偵・窪塚元就
ストーカー被害に合っている高校二年生・里中佳弥

その他の収録作品

  • いつでもあなたの傍にいる
  • あとがき

あらすじ

高校2年の里中佳弥にとって窪塚元就は、幼い頃から一番大好きな人だ。
しかし刑事を辞め私立探偵になった元就に佳弥は素直になれない。
ある日、佳弥はストーカーに狙われていることを知る。
元就が傍にいるのは仕事だから―そう思った佳弥は元就を拒絶。
元就への想いに苦しむ佳弥にストーカーが迫り!?初期作品と商業誌未発表の続編を大幅加筆修正で同時収録。

作品情報

作品名
いつでも瞳の中にいる
著者
崎谷はるひ 
イラスト
梶原にき 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
いつでも瞳の中にいる
発売日
ISBN
9784344805712
3.4

(15)

(2)

萌々

(5)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
50
評価数
15
平均
3.4 / 5
神率
13.3%

レビュー投稿数5

12歳差幼なじみ

主人公は高校生、攻めのは探偵というちょっと面白いなあと思う組み合わせでした。歳の差ものでは割とよくあるのかもしれませんが、受けがかなり子供っぽいです。攻めはそんな受けをかなりベタベタに甘やかしますので、歳の差カップルで攻めが受けに甘いという展開が好きなら楽しめると思います。

ストーリーは探偵ものという設定からか、ミステリーではないですが事件もの。
展開は結構ベタベタで犯人も分かり易い展開なのでスタンダードな印象ですが、私はこういう事件ものが大好きなので楽しめました。
ただ、何が、というわけではないですが、なんだかあと一歩足りない…。
カップリングが好みだったので、ストーリーにあと一歩インパクトがあれば良かったなあと思います。

でも長年の攻めの執着は楽しんで読めました。
こういう設定で、探偵で、でもへたれって、珍しいのではないかと思います。でもいざとなったら守ってくれる・・・。幼なじみでお兄ちゃんで自分に甘い、理想の恋人なんじゃないかなぁと思えました。
個人的にですが、主人公が「元にい」って、攻めを「お兄ちゃん」呼びするところが萌でした。

0

やっぱり変態は出てくるのだ

久々に読んだ崎谷作品。
かなーり、厚めです。
この厚さが、吉と出るか凶と出るか…
決して嫌いではないはずなのですが、崎谷作品は自分の中の当たり外れの振り幅があまりに大きくて息切れすることがあります。
絶対また読む!と思うものと途中で投げ出したくなる(一応最後までは読みますが)ものの落差が激しい。
たくさん作品を出されている方ならではでしょうか。

**********************
今回の受けは17歳の高校生、佳弥。
ピチピチでございます。
アイドル顔負けの造作でありながら、カラッとした勝気な少年。

攻めの元就は佳弥の歳の離れた幼馴染みで、29歳。
元警察官で、現在は自宅を事務所代わりに探偵稼業。
**********************

いわゆる超・歳の差カップルです。(ちなみに一回り)
しかも学生の歳下受けで、わたし好みです。
こういう設定の場合、攻めが受けに甘々が多いと思いますが、こちらもその辺りは裏切りません。
多分その辺りが好きで、わたしは歳の差カップルに惹かれるのではないかと。

話の内容は本書裏のあらすじまんまです。
短い文章なのに内容が的確に書かれていて、ちょっと感動(笑
そして初っ端から『こいつが絶対ストーカーだな』というわかりやすい展開。
この手のラブ話の時は別に手の込んだ犯人が必要だとは思いませんし、わかっちゃってもその辺りにこだわりはありません。
なにせ先に後ろの方を確認し、きちんと大団円になっているか見ちゃうような人間なのでー(汗

佳弥は少年らしい潔癖さで、『警察官はカッコ良い』『探偵は階段を踏み外した先』のように考えています。
元就が警察を辞めた理由を、自分には教えてもらえないことにも不満が。
そのせいで、ひどく可愛くない態度をとりますし、とにかく口も悪い。
女々しい女の子みたいな受けではないのですが、ある意味こういう子の方が女々しく子供かなあと思いました。
厚みほどの中身はなかったかなあ。
それこそあらすじを読めば良いような…

こちらの崎谷作品の文体は読みやすいと思います。
乱視のわたしには、今の崎谷さんの平仮名多用は読み辛いのです(涙
この作品は05年発行ですが、初出はそのさらに5年前ということですので、今とはかなりスタイルが違うのかなと思います。
攻めが説教臭くない点も良いし、ふたりの外見描写が短かったのも良かった。
攻めが傲慢系でなく優しくて頼りになるのも、好感が持てます。

イラストの梶原にきさんは、カラーよりも中のモノクロ挿絵の方が素敵です。
存じ上げないのですが、漫画家さんなのでしょうか?
元就がひじょうに男臭く、色気がありました。
崎谷作品のイラストレーターさんの中では、けっこう好きだなあと思います。
表紙は地味ですけどね(苦笑

0

執着攻

元刑事の探偵×ストーカー被害にあう高校生で幼馴染みもの。
崎谷さんお得意の執着攻です。
生まれた時からずっとってすごいな元就さん。

基本的に出来た人が部分的にすごくダメだったりすると萌えるので、とても楽しかったです。

今回なんといっても犯人の描写がとことん気持ち悪くて、そこまでやるかと逆にちょっと尊敬した。
だけど佳弥が最後までやられなかったところに作者の優しさを感じたような気も……
ってかここまで気持ち悪い人に最期までされたらもう立ち直れないよなあ。

さりげなくママ最強でした。


0

梨沙ママ強し(笑)

ショ、ショタコン…?と読んでる途中は思ってました。だって年の差12歳。元就(攻)は佳弥が小学生の時からあまりよろしくない感情を抱いていたというので年季が入ってます…。

元刑事で私立探偵・窪塚元就×高校2年生・里中佳弥のお話でした。
佳弥は小さな頃から元就のことが大好きで、兄のように慕っていました。しかし成長するにつれ、元就に対し別の感情を持つようになった自分に罪悪感と戸惑いを感じ以前のようには接することができなくなり、元就に反抗的な態度ばかりとってしまいます。

そんな中、佳弥がストーカーに狙われていることが発覚。佳弥の母・梨沙は私立探偵の元就に調査と佳弥のガードを依頼。そんなこととは知らない佳弥は元就から離れようとしますが、ストーカー被害は更に拡大。
母・梨沙の留守中にストーカーからの電話と郵便物が。震え上がった佳弥を抱き締めに来てくれたのはやはり元就でした。それまで反抗的だった佳弥が赤ちゃん返りしたように元就にくっついて歩くのが可愛かった…(≡∀≡)

しかし元就が自分を守ってくれるのは母から依頼されたからだと思い詰めた佳弥は、勢いで元就に想いを告げてしまいます。すぐに後悔し動揺する佳弥に、元就はキスをして「もうずっと、おまえだけがかわいいんだよ俺は」と言ってくれました。

初めてのセックスで、佳弥は泣きじゃくってかわいく喘いで無意識に元就を煽ってくれて、ホント可愛かったです(≡∀≡)しかし12歳差ということをお忘れなく(笑)

翌朝、隣りに眠る元就と顔を合わせるのが恥ずかしいと感じた佳弥は一人で学校へ。しかしその途中で佳弥はストーカーに拉致されてしまいました!どうする元就!

ってな感じでなかなか事件性があり読み応えのある作品でした。ストーカー問題も一応は収束を見せ、日常を取り戻した続編では二人のセカンドHが。今回も無意識にえっちな佳弥が可愛くて元就はメロメロ。

しかしその後が面白かったです。佳弥のママさんの目を盗んでイケナイことをしていた元就でしたが、翌朝梨沙ママからお電話が。

『元ちゃん。佳弥はそっちにいるかしら?』

怖っ!なんでもお見通しですよこのママさんは!梨沙ママはまだ若くて可愛らしいけど母親としては一流です。佳弥パパはアメリカに単身赴任中なので、将来パパVS元就があるかも。その前にママさんが手強すぎだけど(笑)

この作品はもう1冊あるのでこちらもぜひ☆

1

犯人と攻めの性的衝動は紙一重なんじゃ?

探偵×高校生というCP
ご近所同士、12歳の年の差。

王子様のようなかわいらしいルックスの
受けが薄気味悪い痴漢や
ストーキング被害に遭っていることを軸にすすみます。
攻めは警察→探偵という職歴なので
全力で守ってくれます。

ストーカーは、性的未熟な受けに対して
ものすごく悪質な攻撃をしてくるので
受けはすごく心の傷を負うんですよね。
普通こういう性的な苦痛を受けると
性的なもの全般におびえてしまうのでは?と、思った。
攻めだけ特別っていうのはちょっとご都合主義かな。

ストーカーは、とにかくこれでもかってくらい変態なんですが
生まれたときからいっしょにいる12歳も年の離れた
お隣の男の子を性的に愛しちゃってる攻めも・・・紙一重だよなw

うーん。ショタ受けがあまり得意ではない私には
あんまり萌えは得られませんでした( ・´_`・ )



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