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表題作初体験ノスタルジア

広瀬 高校生
弓彦 ハウスキーピングサービス勤務

あらすじ

たったひとりの大切な人に見放され、置いていかれた弓彦。
以来、遊びで誰かと寝ることはあっても恋愛感情を抱くことはない。
そんな弓彦の前に突然、高品広瀬が現れた。
六年前、冷たく突き放した幼なじみ―広瀬は、弓彦のことが好きだった。
それを知りながら、弓彦は彼を傷つけたのだ。
広瀬は何のために戻ってきたのか…?少年のころの想い、そして過ち。
せつなく描くボーイズ・ラブ。

作品情報

作品名
初体験ノスタルジア
著者
金丸マキ 
イラスト
山田ユギ 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784086006033
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

幼馴染再会モノ

海があり山があり夏は避暑地として別荘が使われている、そんな田舎町が舞台。

作品を通して流れる一連の空気感が素晴らしい、それが実に良いのです。
例えるならずっと心地良い静かなBGMが流れている、そんな感じ。

田舎町で叔父と2人で暮らす弓彦〔受〕と、そんな彼に懐いている年下で親戚に預けられている広瀬〔攻〕
育った環境もあって性的な面だけ大人びている弓彦は、ちょっとしたきっかけから広瀬を淫らな遊びを教えます。
そんな事ももう遠い子供の頃の想い出となった頃に2人はまた再会する事になるのです。
ともかく全体的に流れるトーンが読んでいて心地良く、そして自然に物語に入り込めました。いい作品です。

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超良かった

神にしようかと迷ったんですが、一応萌えで。
超面白かったです。
息苦しくなるような、閉塞した空気感がたまらんかった。
再会モノの名作だと思いました。

かつて11歳と15歳の少年だった二人が、六年後に再会します。物語は過去に遡り、そしてまた現在へと戻ってきます。こういう構成、大好き。
二人のあいだに起きた様々な事件や、主人公が抱えてる秘密は、後半まで明かされない。じわりじわりと明らかになるにつれて、ゾクゾクしました。

11歳だった少年に、オトナのいけない遊びを教えたのは、15歳の少年です。しかも年下が攻め。この年齢設定も好き。両方が子供なら11歳のエロシーンも気にならない。もし片方が20歳超えてると、モヤモヤするんだけどさ。
11歳の少年が泣きながら求め、結局は果たせなかったこと。妙に萌えました。私、ショタ萌えはないはずなんだけどなー。

シリアスで、適度にダークで。
やっぱ金丸マキさん好きです。

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