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納得の豪華キャスト

レヴューされている方々が書かれている通り、この物語は本当に洋画を
見るような雰囲気で、ストーリーもしっかりしていて心に染みてくるような
お話ですね。
 メインキャストもイメージぴったりなお二人ですが(特に個人的には野島
さんのオズがとてもお気に入り。何だろう・・・繊細な色気とでも言いますか・・・
心根はとても純粋なオズを丁寧に表現されていました!)

 原作では絵で表現されているため、わざわざ説明がないのですが音源化に
あたりセリフが追加されているシーンがあるのですが(ネタバレになるので
具体的には伏せておきます)そのシーンの野島さんのさり気ない色気がたま
らなく好みでぐっときてしまいました。あと、ラストトラックがニールと
オズの会話から始まるのですが・・・新垣さんのニールこれまた最高です・・・
グッと来る・・・。ダニー役の緑川さん、オズの父の山中さん、そしてジーン
役の村瀬さん・・・脇役キャストがもはや豪華すぎて聞き惚れてしまう。声優
の皆さんの演技力に引き込まれ、アッという間に2枚組の時間が過ぎていき
ます。ジンジャーレコードの本気、素晴らしすぎる!スピンオフの「親愛な
るジーンへ」の音源化も心待ちにしています・・・。

 (個人的にはトレヴァーを是非新垣さんに演じて欲しい!!!)  

素敵すぎました!

興津さんといえば、「囀る・・・」の七原役のイメージ
が強くて、どんな感じで演じてくださるのかと楽しみ
に聴きましたが・・・さすがの職人技(笑)本当にキュート
な伊勢君で、相手役の堀内さんも「相性バッチリ」と
おっしゃっていましたが本当に堀内さんの声との相性が
素晴らしく良いです。
 堀内さんのお声、私は色々なアニメ作品で聞いている
のに認識できておらず、このお声を聴いて「あ、サイコ
パス劇場版の梓澤か!!」と驚いた次第です(声優さん
沼にはまったのが最近のため認識不足で失礼しました)
 二人が役にピッタリ寄り添った演技をして下さり、
作品の良さがさらに引き立っていると思います。
 続編もCD化されるなら絶対聴きたい。この作品は
スパダリ最高峰キャラをベテラン声優さんが巧みに演
じる&攻め受け自由自在の実力派声優のお声を堪能でき
るすごい作品だと思います。何回も聴けます!!
 原作の雰囲気をとても上手く表現されていますが、
上田先生の描かれる男性の立ち姿や、この作品の中で
秀逸なビリヤードのシーンなどは、原作を見て頂いた方
がより想像が膨らみますよね~。CDも原作もそれぞれ
良さがある、素敵な作品だと思います。

衝撃の演技力・・・

新垣さんのファンで、この作品の詳しい内容を知らずに
聴きましたが・・・色気が滴るような声色にやられてしまい
ました。声優さんの演技力って本当、半端ないですね・・・。
「男子高校生、初めての」という題とはかけ離れた(笑)
重さと闇が匂いたつ脚本ですが、それを新垣さんだけでな
く、八代さんも的確に表現されていて、引きこまれてしまい
ました。ポケドラの方にもこの前後のストーリーがあります
が、そちらも聞いてからこちらを聞くと、よりキャラクター
への理解が深まりますね・・・。いやあ、凄いもの聴かせて頂きま
した。内容についてはここでは触れませんが、声優さんって
本当にすごいなと改めて思わずにはいられない印象的な作品
でした。是非たくさんの方に聞いてほしい・・・。

もはや哲学的!?

 新章7巻。じっくり読んで、皆さんのレビューを「なるほどなあ・・・」と
こちらもじっくり読みながらやはり感想をレビューしたくなりました。
 新しい登場人物たちも出てきて、旧の登場人物たちと複雑に関係が交錯
しながら段々とまた次の大きな抗争?へと話が動いていく予感ですが・・・
 どなたかがレビューで書かれていましたが、やはり、矢代が片目を失った
ことは、ストーリー上最終的に大きな伏線になっているように感じてなりま
せん・・・そして、やはり考えるのはこの作品の題名。「囀る」という言葉、
個人的にはどうしても「愛のささやき」のようなニュアンスを感じてしまう
のです。(囀る鳥・・・愛を語らう鳥?それは恐らく百目鬼であり、また矢代
でもあり・・・そんな二人が「羽ばたかない」とは・・・。気になります、
本当に。)
 私は何となく想像してしまったエンディングがあるのですが、それは
今、ここでは触れず、完結までとにかく粛々と見守りたい気持ちです。
 人は変わるのか、変われるのか、変わらないのか。そんな問いかけが
大きなウエイトを占める漫画って、もはや「漫画」の枠にすら収まりきら
ないように感じました。
 矢代の心の混乱はしばらく続いていきそうですが、何かが「変わって」
いくことが恐らく描かれていくのではないでしょうか。最後には百目鬼の
一途な想いが揺らぐことなく、矢代に届くことを祈らずにはいられない、
フィクションなのに、こんなに切に登場人物の幸せを願わずにはいられない
作品って、そうないですよね・・・。

伏線回収!!

 作品の素晴らしさについてや、ヨネダ先生のまるで映画のような
作画は今更ながら多くの皆さんが書かれているので、6巻を読んで
どうしても気になったことを少し書くことをお許しください・・・。

 もはやBL作品の枠を越えるようなキャラ造形とストーリーの
構成で、どの巻も全く緩むことなく、ヒリヒリするような、でも
間違いなく本作は「純愛」を描いていると解釈しているのですが。
6巻には、ついに矢代が百目鬼を手放すストーリーが描かれますよ
ね。そのタイトルが「飛ぶ鳥は言葉を持たない」。これは、この
作品の題名と、ある意味対を成すようなタイトルで・・・恐らく矢代
から、百目鬼への想いがタイトルにも込められているのだと読めま
した。この世界で生き続ける矢代=飛ぶ鳥、は、百目鬼への一途な
「愛」を語る「言葉」を、あえて「持たない」のだと。(初めて、愛
する人と繋がった後に、今までの自分の過去に涙した、あの5巻の
ことを思うと本当に切なくて胸が痛みますが・・・。)
 だとしたら、この物語のタイトルである「囀る鳥」とはやはり百目
鬼のことなのでしょうか。羽ばたかない、というのは、ひな鳥が初めて
親を見て、ずっと背中を追いかけたまま、ずっと傍に居て愛し続ける、
そういう意味なのかな・・・?想像が膨らみます。
 七原が、矢代のことを意外と的確に見ていて、その七原からの話を
聴いて、百目鬼が恐らく矢代の本当の姿を理解していく辺りの描き方
が上手すぎて震えました(笑)恋愛関係にあるお互いは、ある意味お互
いを見失うこともあると思うのですが、第3者の目や見方を通して、相手
の本質を理解する瞬間ってあると思うのです。その表現が上手すぎて驚き
でした。三角さんにも、竜崎にも、矢代はある意味、人間的な「本質」を
見抜かれ、その人たちとは深いつながりを持っていますよね。間接的です
が天羽さんも。(だから百目鬼を自分と三角の関係になぞらえて、放って
おけなかった)七原ともそういう関係だと思います。ここから、主人公
二人の関係のカギを握っているのは、こうした「本当の」矢代の姿を知る
人々なのかもしれないな、そうであったら良いのにな、と思わずにはいら
れない6巻でした。
 恋愛にとどまらない、人間を深く描くストーリー。何度読み返しても、
色々な考察ができる「余白」のある物語。6巻で少しほっとしたのは、
矢代が影山に「なんで久我だったんだ?」とあえて質問したところ。
影山への一途な想いが彼の原点であることは間違いないですが、あの言葉
を本人に言えた、という事は、矢代の中では影山<百目鬼、に知らず知ら
ずなりつつあるのではないか?と思えたことです。まだまだ波乱がありそ
うですが、最後まで見届けたい!・・・長文失礼しました。