小説のコミカライズ。
原作未読なのですが、作画がちくわぶ先生と知り、拝読いたしました。
貧民街出身のセナはある夜、街の大きな宴に仲間と侵入、酔った勢いで竜人とワンナイトしてしまいます。
その後、セナは稀な竜胎をもつ体質だったとわかり、妊娠していました。一人でリュカを産み育てますがある問題が起こり、急遽父親を探すことにしました。
いざ、父親と思われる竜人族の家に行くと、なんと父親候補は双子で、みんな記憶があやふやで誰が父親かわからない!
双子はセナに惹かれ家に迎え入れ、共同生活が始まります。
ちなみに「ある問題」とは単なる金銭的援助ではありません。
双子から溺愛され三角関係になりますがラストはどうなるか、、ぜひ読んでみてください!このパターンもすきです!
リュカがめちゃくちゃ可愛くて癒されました。
同期で成績を争うライバル同士の遊馬と蓮。
いわゆるリーマンBLですが、それだけじゃない。
オメガバースの世界観で二人はアルファ同士、
さらに転換(ピッチング)の設定が加わります。
αがαに惹かれたらフェロモンの作用がより強く働いた方が転換してΩになる、、というものです。
そして運命の番とよばれる。
離れればαに戻れるらしいのですが、同じ会社でライバルだしなかなかすぐには難しい。遊馬は蓮に避けられているように感じて余計に接触してきます。
だから余計に蓮のΩ化が徐々に進んでしまいます。
最終的に番になりハピエンですが、
番になっても、蓮は完全にΩにならず
たまにαにもどるときもあったりしますが、もどるとうなじの痕が消えるのが面白かったです。
設定にひねりがあって面白かったですが王道、既定路線ではあるので評価を迷いつつこちらにいたしました。
進むあたたかいストーリー。
詳しいあらすじは端折りますが、
人里離れたところに住んでいた陶芸家の叔父が亡くなりその家を引き継ぐことにした直と、その家の修理を頼まれていた近所の板金屋さんの木綿のお話。
越してきた直を気にかける木綿と直が徐々に仲良くなっていき、やがて恋へと発展していきます。とてもサラッと進むようでありながら、根底には熱いものがあって訴えかけられているようなそんな印象を受けるあたたかい作品です。
終盤、直の母が直に対して厳しい理由がわかると彼女の気持ちにも寄り添いたくなりました。ちゃんと直と話し合い、木綿にも頭を下げ、直のことを頼む姿にはジーンをしました。
木綿が直の家に連れてきた犬の「ろくろ」も重要なキャラクターでとても可愛かったです。
小学生のとき、よく遊んでいた千景とレイ。
しかしある日、こつぜんとレイが消えてしまいます。
みんなはレイを全く覚えていないのに、
自分だけはレイのことを覚えているまま、成長する千景。
そして4年後のある日、レイと再会します。
今度こそ離れないと心に決めた千景ですがそれと同時に、レイが人間ではないことを知ります。
あやかしとも呼ばれたり守り神と呼ばれることもあるそうな存在。
レイは人型になれるものの、山から離れると力が弱まります。
千景の住む街にも行けるものの、人型を長時間は保っていられない。
そこで千景が山まで会いに行ったり、レイが千景の街を訪れたりします。
また、テレビや山に住む環さんを見てキスやセッの知識を得るレイが面白くて可愛い。好きという感情を千景から学ぶレイの表情も素敵!
ちなみにレイと千景の間には時の流れの感じ方も違いがあるようで、ちょっと会いにいかなかった程度て4年も経過していたようです。
そんな寿命の差がある二人なのでくっついたあとが気になりましたが、描き下ろしで涙腺がゆるくなりました。
千景がもしものときはレイも、、ということですよね。
千景の「レイを覚えていたい」という当初からの強い気持ちがベースにあるからレイが形づくられているような、
だから千景がいなくなったらそうなるのだろうな、、と。
とても美しくて、世界観に引き込まれる作品でした
後藤先生のひさしぶりの新作ということで、連載スタートから追っていました。
属性はスパダリノンケ攻め×可愛い健気受け。
俳優の凌は、新幹線で偶然横の席に座った奈生の人懐っこい雰囲気に気を許します。(凌が芸能人だということに全く気づいていないところにも惹かれたのでしょう)、お弁当を二人で分け合って食べ、奈生が働いていた旅館をやめ、東北の旅館へ転職する話を聞いて、その場は餞別にお菓子ビス○を渡して別れます。
ふとした時に凌が奈生のことを思い出し、東北の旅館での撮影を希望する凌。
元気にまたあの人懐っこい姿で働いているのだろうと思いきや、奈生の境遇は非常に厳しいもので...。凌が自分の芸能事務所に引き抜くことに。
奈生は20歳ですが、17歳から旅館で住み込みで働いており、生い立ちが序盤では謎に包まれています。しかし、とても真面目な働きっぷりで、事務所に移ってもアシスタントマネージャーとして、優秀なのです。機転がきくし言葉遣いも丁寧、とても聡い子なので、余計にどうして17歳で……??と思いつつストーリーが進みます。
可愛く素直な奈生に凌はめっちゃ癒されまくっていて、スキンシップもすごい!
奈生はその度に照れて嬉しそうにはにかんでいて可愛いんですよ!
凌がこの奈生に対する感情を「弟が欲しかったのかも」と判断してしまうのですが、それによって奈生はちょっと寂しそうな表情をします。
ここで…、お?もしかして奈生はゲイなのかな?と読者は察します。
そして俳優仲間でゲイの洋輔が登場し、奈生にお仲間でしょって言ってしまうのですよね。ノンデリな彼ですが、明るくてちょっと天然で反省も謝罪もするし憎めないキャラです。何より、洋輔の発言は問題ではあるのですが、奈生の恋愛対象を知る上では重要でした。
しかし、奈生は傷ついてしまって、家を出て行ってしまいます。
ちょっと頭を冷やしに出ただけなのですが、凌は出て行ったと思い込んで方々に連絡しまくります!
ここで初めて凌が、弟に対する感情ではなかった!と気づく!
そしてお互い好きだとわかっておつきあいが…♡
と、ここで終わりではないのがさすが後藤先生!
凌は付き合うとなると相手の親にもきちんと挨拶するタイプだと冒頭にも書かれてましたが、奈生の親にも挨拶できるならしたい、、という流れになり、ここから奈生がなぜ17歳から働いていたのか…、つばめのガラスの置物だけは大切にずっと飾っている理由、親のことを「育ての親」と言っていた理由が徐々にわかっていきます。
奈生の生い立ち、「育ての親」由美さんのトラウマ、、と、切なく苦いエピソードを挟みながら、しかし愛情たっぷりに育てられたことがわかります。
由美さんたちの期待に応えられず苦しんだ奈生、
それでも感謝し愛していて理解してほしい気持ちもあっただろうな、、と。
さらに!ネグレクト気味で育った奈生を引き取り育てた由美さんの嘘偽りない愛と行動のエピソードが出てきますが、これがもう!胸を打ちます!!涙腺崩壊でした。
これは、まぎれもない無償の愛。
そして期待に応えられなかったと奈生はいいますが、由美さんも、奈生も悪くないからこそ、せつない(涙)
凌が全て引き受ける覚悟で由美さん宏昭さんに話したのもよかったです。
連載最終話ではEndのページまでだったのですが、その次のページが加筆されており、すごく幸せな気持ちになりました。
大ボリュームで読み応えたっぷりの1冊です
初読み作家様です。
絵が美しくて表紙買いでした!
なんとデビューコミックスとのことですがクオリティの高さに衝撃!
冒頭、イケメンがゴミ捨て場に倒れているというBLの王道からスタートしたのでありがちなお話なのかしら…と思ってしまって本当に申し訳ないくらいとても素敵な作品でした!
謎のイケメン青年リク(あえて身分は明かしません)×不眠症の小説家透
小説家の透は、ゴミ捨て場で倒れているイケメン青年を助けるべく家に持ち帰りますが、帰るところがなく困っている様子なので家に置くことに…。
家事をそつなくこなすリク。おかげで執筆も捗ります。
また、ひどい不眠症の透でしたが、リクが添い寝することでぐっすり眠れるようにもなります。
リクの存在が大きくなっていく透。
そんな時に、リクが電話である人に「帰る」というのです。
帰る場所があったんかー!ということで今度はリクの背景が描かれていきます。
そしてリクが本来の目的というか目標に向き合うために透のもとを去りますが、後々再会し、リクが目の前の目標を達成し、次は透の夢を実現するために透のもとへ…。
二人が幸せになってよかったー!
桃のエピソードがとても切なかったのですが、リクと一緒に食べられるようになってよかった…と思いました。
連載も追っていて、作家様買いです。
小さい頃、アイドルを夢見てレッスンに励んでいた秋、両親の離婚、母の病気で夢を諦め、一般企業の企画担当に…
そんな時、アイドルグループのプロモの依頼が来て…。
苦い思い出のあるアイドル業界と接点を持つことに悩みつつも、仕事に取り組む秋、
そしてライブ会場で顔合わせをしたら、いきなりメンバーの一人、凜太郎に抱きしめられ!?
なんとこの二人、幼馴染で!
そして、無気力、クール王子な凜太郎が、秋にだけは笑顔で甘える様子を見て事務所が同居を依頼します。アイドルとしてはやる気のない凜太郎の教育係として。
夢を諦めたとはいえ、元々アイドルが好きな秋、しっかり凜太郎を教育しますが、
凜太郎と距離が縮まるほど、自分の気持ちに罪悪感を覚えてしまって、自ら凜太郎の元を去ってしまいます。
そんな時助け舟を出してくれたのが、グループメンバーの高松くん。
ビジュが良いし、面倒見が良い彼、とても好きなキャラです!!!!!
(できればスピンオフが見たい)
彼のおかげで一歩踏み出してハピエンへと…♡
描き下ろしは初えっち。雄みがあって秋くんへの執着を見せる凜太郎に萌えました!!
作家様買いで連載も追っていました。
冒頭からパンチの効いた信仰宗教の儀式の舞が出てきて先生らしさが爆発していて、心を掴まれました。新興宗教という割とデリケートなテーマでありつつも痛快かつ救済に満ちた愛ある作品として描かれているのは先生の手腕ゆえ、さすがでした。
主人公の朝陽は親の介護疲れののちに新興宗教にはまります。
心の拠り所として毎日を元気に生きていくためならば、誰にも迷惑をかけていないのならばその選択も一つとしてアリ。しかし、教祖が逮捕され、事態は一変。
心の拠り所がなくなり、途方に暮れ、自ら命を…というところで、天使ミカに出逢います。
ミカは天界での出世というか、ポイントレースのために善行をしようとあれやこれやで朝陽に構いますが、次第に双方惹かれていき…。
ミカがエンジェリーナ教の信者から慕われるようになるところなども痛快で、人間なんていうものは自分の都合の良いように解釈する生き物で、ちょっとしたきっかけで変わるものなんですよね。
一方、
エンジェリーナ教の洗脳?が解けミカへと執着していく朝陽。ミカはこのままではダメだ、と朝陽の元を去ります。
このシリアスな流れもすごく印象的でした。その後、朝陽が一人で生きていけるように立ち直り、、、その先は、ぜひ読んでみてください。
以下、描き下ろしの盛大なネタバレですのでご注意ください。↓
ミカが地上に落とされたのも、ポイントのためだったり、違反ばかりで天界を追放されかけたりという原因がありましたが、その本質は、描き下ろしで詳しく分かります。
神様がいつも天界から人間を見ている理由を、、人というものを、、、知りたかった。そして愛が欲しかったんだなと。
天使と人間の恋愛、人外の寿命の違いについても気になるところなのですが、
朝陽が生きてる間はミカが朝陽に会いに地上に降りてきて、朝陽が死んだら天国で一緒に暮らす…と提案されていて、とてもシンプルかつ秀逸な最高のラストでした。
作家様を追いかけているので連載スタートから追っていた作品です。
幼馴染の旭人と朔、小学生の時に朔の方の親の離婚で疎遠になり、大学で再会。
朔の様子がおかしい、目の下にひどいクマができている…と気づいた旭人が、幼いこのように添い寝を提案する…。朔は不眠症になっていました。
幼い頃の二人がとっても可愛くて、特に朔のぽやーっとしつつも何事も諦めずにやり通すところを、旭人が応援して見守っている姿にきゅん。
そんな面倒見の良い旭人なので大学生になっても朔が心配なんですヨ。
ところで、こんな仲の良かった二人が、親の離婚とはいえ、音信不通になってしまったのはなぜかというと、お別れが寂しくて、大好きな朔に旭人がキスしてしまったという経緯があって。それを大学生になってから「あの時のキスについて」聞けない、いえない二人がもう可愛い!
中盤までは朔の不眠症の原因がはっきりしないまま話が進みますが、徐々に朔の家庭環境が原因だとわかってきて、改善していきます。昔は、旭人が朝迎えに来てくれるから自分のことで言い合っている両親を見て心が乱れでも、安心して眠れていた朔。
再会してまた、安心できるようになったんですね。
旭人が朔の不眠に寄り添い、少しずつ改善していくところも丁寧に描かれていて良かったです。
朔が安心して眠れるように「夢の中で集合」という言葉も素敵でしたし、タイトルの「夢の終わりで待ち合わせ」も朝が来たら一番に旭人が迎えにくるという意味でもあり、とても素敵でした。
また、旭人の(中高大とずっと一緒にいる)友人や朔の友人が脇役ながらもすごく良い子で好きでした!!