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笑点なら迷わず座布団進呈

薄っぺらい小冊子なのに、読後はものすごい充実感です。
起承転結の構成の巧さに感心しました。
ラストのオチが秀逸で、思わず「山田くん、座布団一枚やっとくれ」と言いたくなりました。

内容は珍子警報が発令される下ネタ系のギャグで、私は小ネタの数々にクスクス笑わせて頂きましたが、麗人編集部では賛否両論あったらしいです。

杉木先生、無自覚に恋する乙女状態ですごく可愛かったです。
そして鈴木先生……やっぱり高そうな女王様タイプが好みなんですね(笑)

連載開始から二年以上経ち、単行本もすでに二冊出ているのに、まだ受け攻めポジションがはっきりしない二人。
でも今回の小冊子で、何となく二人の立ち位置がわかったような気がしてニヤニヤしてしまいました。
とにかく楽しかったです。

主題歌に萌えました♪

これ聴いたの、もう十年以上昔です。
それでもまだ鮮明に覚えています。
とにかく、オープニングとエンディングの主題歌に萌えました。

オープニングは「妻」の村上静馬班長がアップテンポの曲に乗って、相手へのとまどいや揺れる気持ちを「あ~つ~く~熱~く~」歌いあげます。
班長さんがこれを歌っているのかと思うと、ちょっと笑えてきますが、萌える事も確かです。

そしてエンディングは「夫」のレイ・ジーン・セイバーへーゲン博士がしっとりとしたバラードで歌い上げる「月婚歌」、まさにラブソングです。
愛する相手への深くゆるぎない気持ちが、静かに伝わって来るんです。
胸キュンです。萌えます♪

ドラマ自体は、村上静馬班長の声がちょっと私の脳内イメージと違っていて(ファンの人ごめんなさい)、それが残念でした。
あと、台詞のあまりない動きの大きいシーンなどを、音声のみで再現するのは限界があるんだなぁとも感じました。
でも博士の声はほぼイメージ通りでした。
このドラマCD主題歌のおかげで「博士×班長」萌えがさらに大きく育った事を覚えています。

画力が素晴らしい

アメコミ畑で活躍されている外国人の作家さんが描くBLって、いったいどんな作品なのだろうという好奇心と、美麗な表紙に惹かれて読んでみました。

絵がとにかく上手です。
凌辱シーンも猟奇シーンもありますが、美麗な筆致でエログロ的な生々しさは抑えられています。
おそらくは日本家屋のつもりで描いたのであろう家の外観だとか、日本が舞台なのにいかにもアメリカっぽい木の柵とかシャワーの造り等々、作画の端々に「異文化圏」が見え隠れしているのはご愛嬌です。攻め様の顔も完全に欧米白人系です。いっそのこと舞台をアメリカにした方が、無理がなくて良かったかも。

内容は超シリアスです。少女漫画BLというより、青年誌BLという感じです。
今のところ、ラブは薄く、サイコサスペンス犯罪もの映画といった雰囲気の作品です。
続編でラブも育つ予定だそうですが、猟奇殺人鬼が攻め様という設定では、いわゆる普通のハッピーエンドでは終われないような気がします。

NightS コミック

ヨネダコウ 

看板に偽りはないのだけれど…

表題作の「NightS」を目当てに買った筈なのに、蓋を開けてみれば「リプライ 前・後編/リプライのリプライ/三ヶ月後のリプライ」と、「NightS」以外のリプライというシリーズ物の別作品が全ページの半数以上を占めるメイン作品だったという、拍子抜けの本でした。
楽しみにしていた菓子の箱を開けたら、上げ底仕様でメインの菓子がほんのちょっぴりしか入っていなかった時のがっかり感、とでも申しましょうか。
軽く詐欺られたような失望感を味わったのは、私だけではないと思いたいです。

単独の読み切り作品ばかりを集めたアラカルト短編集なら、別に何も文句はないのです。
失望したのは内容構成のあざとさです。
リプライ前後編にわざわざ描き下ろし2作品を加え、4作品のシリーズ物としてまでドーンと大量に収録しているのに、何故タイトルを「リプライ」にしなかったのでしょうか?
完全にリプライメインのこの構成内容で、本のタイトルが何故「NightS」なのでしょうか?

それは、NightSの方に、より読者の購買意欲を促す華があるから…。
リプライも正統派少女漫画という感じで、なかなかの良作です。描き下ろしをわざわざ2作品も加えたところを見ると、作者様もこのシリーズを気に入っているのでしょう。
でも、リプライを本のタイトルにした場合、単行本の売り上げはどうでしょうか?
あざとく「NightS」を表題作にした、編集部の作戦勝ちのように思えます。
「NightS」だけなら萌×2評価ですが、このあざとさが気に入らないので評価を1つ落として萌にさせて頂きました。

表題作の「NightS」面白かったし、キャラに萌えました。
香港マフィアや麻薬ビジネスがらみの裏社会という設定ですが、したたかで魅力的な海千山千の峰不二子(38歳オッサン)に翻弄される、一途なルパン三世(年下の若造)といった感じの、コメディっぽい楽しさがあります。
この38歳のオッサンが、クールなのに華があって、とてつもない萌えキャラです。
追い掛ける運び屋の若造もワンコっぽくて可愛いです。
どうせ描き下ろしを収録するなら、「NightS」の続編も一本くらい入れて欲しかったです。
巻末おまけ漫画数ページだけではとても足りません。(堂々とした全裸はウケましたが)

同時収録の「感情スペクトル」「リプライシリーズ」も、そこそこ面白かったです。
どちらもシリアスで、少しずつ育っていく恋愛感情を丁寧に描く正統派少女漫画の良作です。でもこれ、どちらも受けが乙女っぽいと言うか、普通のノーマルな男女の恋愛物の少女漫画のような…ゲフン、ゲフフン!! 失礼いたしました。
自分の好みとしては、「NightS」>>「感情スペクトル」>「リプライシリーズ」の順番で面白かったです。

幼馴染みの可愛いカップル

高校生モノは守備範囲外の事が多いのですが、これは「受け子ちゃんの身長が攻め様よりかなりデカい」という身長差逆転カップルという設定が効いていて、コミカルでキュートでツボにハマりました。

攻め様のいっちゃんは文武両道クールなイケメンで、とにかくカッコイイです。ユズに向ける流し目がドキドキするくらいセクシーです。身長も170センチは超えているし、高校生なら充分でしょう。まさに「俺様攻め」の王道キャラ設定です。

しかし受け子ちゃんのユズが、身長180センチ超なのです。デカいです。
普通のBLカップルなら、この身長差では受け攻め逆のパターンでしょう。なのに、ユズは内面がめっちゃ可愛いんです♪
愛しい彼氏(いっちゃん)のために、料理とお菓子作りに精を出し、毎日のように愛のこもった豪華重箱弁当を作ったり、彼氏好みのクッキーを研究したりする「心は乙女」な男の子なのです。
ユズが、いっちゃんよりはるかにデカく育ってしまった自分の身長に悩んでぐるぐるする様子も可愛いです。

大柄な恋人(ユズ)を、体格的に劣るいっちゃんが「お姫様抱っこ」してあげるシーンは、いっちゃん本人が「長時間は無理」と言っているように、相当頑張っていると思います。
多少無理をしてでも、ユズを喜ばせてあげたいという、いっちゃんの気持ちが伝わってきます。
愛ですねぇ。
そして、足を痛めたいっちゃんを軽々と「お姫様抱っこ」して、歩いて家に運べるユズ。
BLではめったに見られないコミカルな「受け子ちゃんが攻め様をお姫様抱っこ」な姿も、このカップルならではですね。
とにかく、ラブラブで可愛い幼馴染みカップルのお話で、癒されました。

10DANCE 1 コミック

井上佐藤 

漫画作品として面白い

雑誌掲載時から単行本化を心待ちにしていました。
とにかく、まずBL抜きにしても「漫画作品」としてすごく面白いんです。
一冊でシリアスもギャグも両方楽しめます。
鈴木、杉木の主役二人のキャラ以外に、ダンスパートナーの女性たち(アキと房ちゃん)や大先生、ダンス雑誌編集部をはじめとする周囲の脇役キャラがしっかり立っていて、物語に厚みを付けています。
単行本まるまる一冊分使っていまだに具体的なBL展開にすらなっていないのにもかかわらず、読者をぐいぐい惹き付けてやまないという恐ろしい作品です。
それはひとえに「漫画作品」としての基本的なクオリティが高いからだと思います。

具体的なBL展開は無いけれど、ダンスシーンだけで充分萌えられます。エロいです。
個人的にはエロ可愛カッコいラテン王子攻め×クールでストイックな帝王受けが萌えますが、この二人ならリバOKです。
いっそのこと、このままずっとフィジカルBLシーン無しで、そこはかとなく妖しいメンタルBLだけでラストまで押し通したら…一般の(?)漫画作品として、何かの漫画大賞にノミネートされちゃったりして…などと、らちもなく壮大な事まで夢見てしまいました。←さすがにそれは無いでしょうけれど(笑)

某書店でこの本の発売記念サイン会が行われた時、その予約券付き限定百冊を求めて朝から並びましたが、開店前からすでに長蛇の列が出来ていてゲット出来ませんでした。きっと皆さん、もっと早朝から並んでいたのでしょうね。
悔しいけれど、「10DANCE」にハマっている読者の皆様方の熱気を体感した次第です。