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男性Enamaさん

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No Title

静かな心の中に、どうしようもない感情の重さが積み重なっていく作品です。
自分で選択したはずなのに心が前に進めない苦しさや、過去にすがってしまう弱さがリアルで、読んでいる側も胸の奥を締め付けられるような感覚になりました。
タイトルが示す通り、「さよならで終われたならどれほど楽だったか」という観念が物語全体を覆っており、区切りをつけられず続いてしまう想いの残酷さが印象的でした。絵柄も感情を煽りすぎず、静謐なトーンだからこそ余韻が強く残るようで、読み終えたあともしばらく気持ちを引きずってしまいます。その先に見つけた光がありました。
心に深く滲む夜明けを求めている人に。

No Title

まず目を引く美麗で幻想的な作画と世界観!荘厳さがリタの孤独と健気さを引き立てていて、没入感も高いです。
生贄として扱われながらも純粋さを失わないリタと、感情を表に出すのが苦手で不器用なイグナートの距離が、少しずつ縮まっていく過程がとても丁寧に描かれています。ゆっくりゆっくりページをめくりたくなる感じ。
切なさと温かさが同居している不思議な読後感の作品です。異種族という設定を活かした心理描写が秀逸で、2巻が待ち遠しいです。

No Title

まず、書影が良い。
6巻からは2人がこちらを向いておらず、目線を合わせて楽しく会話しているひと場面でこちらのほうが素敵です。
裏表紙も登場人物が実際に日常を切り取って撮影したアルバムのような質感があります。

ストーリーは、平野さんの鍵くんに対する感情が明確に変質する1冊だったように感じました。特に体育祭のシーンはどこをとってもリアルタイムの感情が溢れていて、モノクロなのにカバーイラストのような青の鮮やかさが頭に浮かびます。
最終ページは引きが良すぎます。続刊が待ち切れないです。

公式が強火すぎる

5巻は2人の距離がまた一歩近づきます。
鍵くんにもたらされる未知の感情に振り回される平野さんがかわいらしいです。丁寧に描かれ、何気ない会話や視線のやり取りにドキッとさせられます…。日常の積み重ねが関係性をじんわり深めていく描写がやはりこの2人の魅力で、6巻を早く!!と叫びたい気持ちが止まらなくなりました。
一ノ瀬さんと寮監さんの話ももちろん覗き見ることができます。
公式同人誌は必読です、夢と希望が詰まってます!大ボリュームでした

アマミヤ先生の描く男子学生は間違いない

モノクロの画面からも暖色を感じるようなアマミヤ先生の絵柄が、商店街の男子高校生2人に最高にマッチしています。
柊(受け)の照れたツン顔がめちゃくちゃかわいいです!

過去のわだかまりと柊のツンツン具合がゆっくり2人のペースで綻んでいく展開、そして場面場面のエモーショナルな情景が、心にじわじわと沁み込んできます。
何度も読み返している大切な作品です。

あとこれは細かいところですが、洋介(攻め)と柊の髪質の描き分けがリアリティあっていいなと思ったりしています…!

ささやかさが良い

大学生の日常と地続きに紡がれていく2人の恋愛があたたかく、ずっと浸っていたくなります。
登場人物のファッションやインテリアに「実際にいそうな大学生」感をおぼえました。
凪くんが初めてカップ麺を食べるシーンが、ちょっぴりの背徳感とともに2人だけの秘密の楽しさを共有しているようでお気に入りです!
そんなキャラクターやストーリーのささやかさが柔らかいタッチの絵柄にとても合っていて、もっと早く読んでいればよかった…!となりました。

道づれアンコール 電子 コミック

ろじ 

いつか続きが読めることを願っています

以前より大ファンの作品なのですが、いつまでも好きで続きを待望する気持ちが収まらないのでレビュー。単話は配信停止されていますが、収録されている電子雑誌はまだ購入できるみたいです。

突如再会したら傍若無人さMAXになっていた高校吹奏楽部の元部長・美山と、素っ気ない対応をしつつも彼を放っておけない元後輩・立丸の話、第1話。

何より魅力的なのは、ろじ先生節炸裂の小気味良い掛け合いと、立ち止まって考えさせられる言葉の数々。その行き来によるこの作品特有のメリハリある空気感に惹き込まれます。中でも
「生きることに意味がなくても 生きるためには理由がいるの!」
という美山の台詞がずっと頭に響いて離れません。
限界の一歩手前で踏みとどまって得た気づきが美山のワガママ大魔神の裏付けとなっています。整ったビジュアルの美山が涙目に顔を歪め、一つひとつに芯を込めた魂の叫び(=今までできなかった「甘え」)に、立丸と読者は彼を憎めなくならざるを得ないと思います。

立丸の幼少期回想まで組み込まれ2人の背景や行動原理がしっかりと提示されており、ある種読み切りのように作品世界が完成されています。
それも1話分だけでここまで熱量を高められるほど魅力的に感じられる理由だと思うのですが、連載1話なのでもちろん語られていない部分も多く。
なぜ美山は立丸の家を知っていて、彼の元に転がり込むのを選んだのか? なぜ高校生の美山は音楽と遊ぶのをやめてしまったのか? 何より、始まった2人の生活はどうなっていくのか…? まだ知りたいこと読みたいことが沢山あります!

ろじ先生は著作物を取り戻されたとのこと。複数の継続作品を抱えられお忙しいと思いますが、いつかどこかでこの作品の続きが読めることを切に願っております。

タイトルに負けない、キスに本気な作品

友達だったはずの同期への独占欲と優越感に向き合い、友達から踏み出して、恋人としてキスするまでの話。

第5話。
上野の「お前が安心できる場所が1つなくなるのが嫌なんだ」というセリフには彼の心の柔らかい部分が存分に表れていて、
その分だけ神田は友達に戻れない自分に気づかされる。
対する上野も、「ゲイじゃないと付き合えない」の真の意味に立ち返って腹を括る…
お互いの相手が上野と神田だったからこそ惹かれあったんだろうなぁという説得力がすごいです。

じわじわと伝わる心情描写の中で何度も重ねられていく2人のキス。
強引なキスや幸せを噛み締めるキスに朝の優しいキスまで、それぞれの熱のぶつかり合いや通じた気持ちが精緻な画面で直に伝わってきて、この作品のキスに向ける先生の本気度を感じます。

2人の人間性を知るのに不足しない綺麗な情報の回収がなされ、ベストタイミングで入る回想で互いの視点で経緯を見せるなど、1冊を通した展開が見事です。読み返し始めればいつも最高のタイトル回収まで一気読みしてしまう作品です。

原作ファンですが大満足です

SNS投稿の頃からこちらの作品を追っています。
今まで読みながら想像していた青くんや碧くんの声・作品のイメージが音声化で損なわれてしまうのではないか…と心配でしたが、杞憂でした。
原作既読目線でレビューを残します。


商業連載にあたり時系列順に整えられたストーリーに、青くん碧くんたちが歳を重ねる緻密な演技が乗っていました。年月の流れが掴みやすく、またドラマCDから入っても十分に満足できるかと思います。

青くんにも碧くんにも複数回挟まれるモノローグでは、募らせる想いや葛藤が、間の取り方や息づかいで手にとるように伝わってきました。BGMやSEも良い塩梅でエッセンスとなっていました。


碧くんは原作のテンション感に沿い、男前さと繊細で理想主義的な部分のどちらもが大塚さんの安定したお声でそのまま演じられて、作品の軸となっています。

青くんの「赤ちゃん」な部分は山下さんの可愛らしいお声とバブなSEで表現されています。嫌なあざとさはなく、コロコロと変わる青くんの表情と素直さが目に浮かびます。
いい意味で山下さんの雰囲気が入り込んできて、朗らかで優しい印象のお声が、温かなろじ先生の作品にドンピシャで合っています!ろじ先生の他作品も音声化されることがあったら、是非山下さんに参加していただきたいです。

印象的なシーンの1つは、原作2話48ページ 過去形のちぐはぐさが青くんの無理をしている感じ増し増しで、かと言って強調されすぎずさらっと流れる素敵な演技です。
他には、2人の間で時を超えて繰り返される「いいけど」という言葉。4話で重ねられる青くんの「いいけど」の変化も非常に楽しめました。


吉田を演じられた小松さんは、部活帰り、陸部飲み、碧くんによる花屋での報告、最終話の飲み屋での碧くんとの会話……どれも強く心に刻まれている吉田の登場シーンを、読者と同じくらい大切にしてくださったのが伝わりました。音声化でぐっと愛着が増しました!!

ありさちゃん(島袋さん)は原作さながらの青くん強火でした。
吉田、ありさちゃん、しまちゃんに高校時代からずっと見守られてきた2人の空気を感じて温かい気持ちになります。

鈴木さん演じる飯田は、碧くんをリスペクトしているワードで特に原作再現度が高く、大学での碧くんとのコミカルな問答も魅力的でした。


製作陣のみなさんの原作リスペクトと愛を感じ、「青と碧」をもう一度深く味わえる一枚になっていました!漫画と共に何度も聴いて浸っています。

ひろが笑っていればいい

特別養子縁組で0歳のひろを授かった2人の「パパ」が、家族とは? 親とは? を模索した1巻。
今作は、保育園のクラスメイトが発した「ママがいないの変なんだよ」ということばを発端に、
4歳のひろ達も、大人達も、家族の形や「違う」「普通」「変」について考える2巻でした。

今回焦点が当たっている1人・恵人の登場シーンで、「ぼくパパ」のキーフレーズだな…と思った台詞がありました。

「どんな親子だって親が勝手に始めるんだよ」

ぼくパパの親たちはみなうっすらとこの認識をもっているように感じます。
親子以前に、人間対人間として真摯に向き合い、対話し、考え続ける人でありたい。
クライマックスのひろの多幸感溢れる笑顔が、そんな2人のパパの想い=愛情を一心に受けていることを何よりも雄弁に伝えてくれていました。

「みんなちがってみんないい」は有名なことばですが、
今作は現代のどこかにいるかもしれないひとつの家族が出した、今の彼らなりの答えなのだろうなと。
そして、ろじ先生のあたたかい表現と解釈に浸れる、大切な2巻でした。(あとがき「お互いの〜」の一文に感動しました!)

家族の形に普通も変もなくて、ひろが笑っていればいい。
2巻も1巻に引き続き、心のまんなかに置いておきたいシリーズです。
3人のこれからを見られるのも楽しみにしております。