単話でも拝読していて単行本化を楽しみにしていた作品です!初コミックスおめでとうございます♡
大きなお屋敷に住む、推理小説家の久々宮 紫苑(くぐみや しおん)と檜原 かなた(ひのはら)のお話です。紫苑の身の回りの世話をし、夜は寝台でたっぷり身体中を愛撫され、甘く幸せな日々を送る二人。ですが、紫苑と約束した開けてはいけない鍵のかかった部屋や決して一人で外出させてくれない…という違和感。そして1番は時折紫苑が見せる黒い表情。
甘い二人の時間の中に時折見え隠れする違和感を感じながら、二人の間に隠された真相が明らかになっていくミステリー・ラブストーリーです♡ぜひネタバレなしに読んで頂きたい作品です。
ミスリードとなる仕掛けがたっぷりで読者もかなたも騙されること間違いなし!
さらに、恋人同士でありながら挿入はせず、グズグズにお尻ばかりを蕩けさせる愛撫シーンは身体も艶っぽく汁気たっぷりでえちえちな描写がたっぷりです。
真相が判明してからのえちシーンには感慨深いものがありました!かなたの泣き顔と体格差がたまらない構図でした!!
電子白塗り
表紙の可愛さで購入させて頂きました!前情報無しだったのですが、絵も綺麗でキャラもかっこいい!&可愛くてとても読みやすかったです。
ケーキバースのお話ですが、痛い表現はなく始終可愛らしい印象でした!
ユイは、フォークであるという事を隠しながら活動している大食い配信者。今更フォークであると公表する訳にもいかず、味のしない大量のご飯を食べ続け虚しさを覚える日々。
そんなユイの前にフードデリバリーとして食事を運んできた鈴から甘い匂いがして!?
バイトとしてケーキ契約を結んだ二人ですが、二人共属性が似ているというか…おっきいワンコと小さいワンコ!という感じでキスしたり舐められたりを素直に受け入れる鈴くんがとっても可愛いし、ニコニコ元気いっぱいのユイも明るくて作品全体に陽~な空気が流れています。
元々は食事のためだったケーキ契約が、どんどん自分の欲のための行為に変化していってるところにキュンとします。
鈴くんもスタッフとして顔出ししてからはリスナーにも小動物感いっぱいの可愛い子♡という感じで受け入れられていて、次第にカップルチャンネルみたいに盛り上がっているのが可愛かったです。
ユイの大食い仲間二人組が登場してからの、ユイの独占欲も可愛くてニヤニヤしました♡
鈴が誰かと一緒に食事をとることの楽しさをユイの配信で思い出して気持ちを真っ直ぐに伝えるシーンは素敵でした!
電子白塗り
あまりにも良すぎて涙が……!泣泣泣
完結おめでとうございます!!!
卒業したら離ればなれになるかも、離れたら昴は自分以外の人を好きになるかも、別れることになるかも……という不安を抱えてしまう陽平さん。明るく笑ってみせて弱った姿を見せない所が彼らしい。
ぽろっと流した涙は無意識なんだろうな…話しだしたら洪水みたいに堪えていた不安が流れ出して、大粒の涙流して話す姿はまるで小さい子みたいであまりにも愛おしくて抱きしめたくなりました。
そんな陽平さんの気持ちをちゃんと受け止めてくれる昴。年下ながら包容力があって陽平さんに安心感を与えてくれる……本当に素晴らしい。
陽平さんの卒制が1巻登場時と同じ場所なのはあまりにもドラマチック!!ここから全てが始まったんだな…と今迄の思い出も蘇ってきて私までしんみり、陽平さんの卒業が寂しくなりました。
そして始まった新学期!ここからの昴の嫉妬と独占欲増し増しのターンも『俺の陽平さん』って感じでギュンギュンしたし、そんな昴を『おいで』って言ってくれる陽平さんにも年上♡を感じます♡
同棲の話もすんなり行くのかな〜?と思ったら、陽平さんらしい「ケジメ」を見せてくれましたね。両親へのカミングアウト、両親の反応への彼の緊張が伝わってきて……頑張ったね!とほめてあげたい泣
日本のどこかでこんな風に幸せを感じながら暮らしている2人がいるのかな…と心がポカポカしてくる眩しさを感じる素敵なラストでした!
本編中、そして描き下ろし…とえっちなシーンもたくさん!!全てが陽平さんえっっちすぎるよ〜!!!と頭抱えちゃう可愛さでした。どんどん可愛くなるなこの人…(好き)
陽平さんの脚、相変わらず毛が生えてるのも好き笑
電子白塗り
2巻も感情行ったり来たり、めちゃくちゃにぐちゃぐちゃにされました。
事の真祖はぜひ上巻と合わせて読んで頂きたいですが、最後まで読んだ感想としては『あの時は若すぎた』んだね…って一言でした。
タクミンもルイも、高校生で若くて相手の事を1番に思いながらも肝心な言葉で伝える事を疎かにしてここまで来てしまった。
自分達だけの世界だったら良かった…これは拓海の本音だろうけど言葉には出していないはず。だけど「察して」しまったルイがいて、2人だけの世界が完成してしまった。
そんなのが10年、ずーっと続いたのか。しんどいよ。幸せなはずなのに、しんどいなぁ。
良かったなぁ…と思うのは、りっちゃんや譲二をはじめ、お姉ちゃんや陽キャ仲間達が居てくれたこと。だから二人共カーテンの外に出てこられた。
言葉で伝えるって本当に大事なことだなぁ。としみじみ思います。
二人が泣き笑いしながら、ルイが初めて名前を呼ぶシーンは特に感動的でした。
二人にとってはここからがスタートといってもいいんじゃないでしょうか。幸せでいて欲しいカップルです。
電子白塗り
初めて拝読する先生です。絵が可愛くて表紙が素敵だったので手に取りましたが上下巻合わせて読み応えがあって、感情があっちこっちに揺さぶられ私自身も不安定な状態になりかかりましたが、ラストはほっっと息をつけたようで、10年という長い時間の2人の思い出話を隣でのぞかせてもらっているような、そんな気分になる作品でした。
上巻は高校時代の思い出と現在の2人の様子が交互に語られます。最初は高校生らしく好きな気持ちが重なってお付き合いした2人の可愛らしい様子にニコニコしながら若いっていいなぁ〜と思いながら読んでいました。
ですが、2人の言葉や表情の端々に、大好きで思いあっているはずなのになんだか不安になる要素がチラリチラリと見え隠れしていて、なんだか危ういな?と思ってしまうんです。
たくさん友達がいるルイ、みんなとは楽しくやって欲しい。だけど自分は面白くない。この世界に2人きりだったらいいのに…と思いながらも伝えない拓海。ルイはそんな拓海の言葉のひとつひとつから機敏に感じ取って笑顔を向けながら拓海の願う通りに2人で居ることを選びます。
部屋のカーテンを閉める描写が世界と自分達を隔てているようで、印象的でした。
ですが、決して、ルイも病み〜な感じではないんですよね。そこには拓海への大きな愛が詰まっているのが伝わってくる。
拓海もルイとの明るい将来を見据えてガリ勉になってるわけだし。(結局仕事辞めてるけど笑)
一気に読んでしまいました。
んん!!下巻のレビューに続きます。
初めて拝読する先生でした。
作画がとても綺麗で何より教師×教師 という構図、1話からおやおやおやぁ( ◜ᴗ◝)という誠にけしからん展開に歯茎むき出しで食らいついてしまったのですが、(電子修正も甘く眼福でした!)読めば読むほど受けの三上先生の抱えていたものに息苦しさを覚えました。
三上先生の元来の性格と現在の人との距離を一定置いて自分を守るように作った笑顔を向ける姿……それはまさに甘いオレンジをビターなチョコでコーティングしたオランジェットのようで、そんな彼が原先生のまっすぐで素直、ワンコ、優しさを一身に受けて元来の柔らかな表情を取り戻していく…タイトルをそのまま表現していて衝撃が走りました!
三上先生のトラウマ、特に元彼のシーンがしんど(無理やり)なので少し注意が必要です。また、女子生徒とのやり取り中にも過呼吸のような描写があるので気をつけてください。
トラウマはとっても苦しいのですが、ワンコな原先生が丸っと受け止めて気持ちを返してくれるのが読んでいてポカポカします。
三上先生が原先生の前だとどんどん素の自分を出して柔らかい笑顔で笑うことができるようになるのがすごく好きです。
これから先、三上先生は教師としても生徒達から慕われる先生になっていくんだろうなと思える気持ちのいい読後感でした!
電子白線(修正甘いです)
人間と獣人が共生して暮らす社会のお話です。獣人…とありますが、えちシーンは描き下ろし数ページ、すり合いのみで挿入無し。その際顔から獣人化しますが基本的に人間の外見なので、獣が苦手な方も読みやすいのではないかと思います。(むしろ苦手な方ほど読んで欲しい作品だと思いました!)
警察官で人のミズキは"ある過去"から獣人が怖い。だが新しくバディを組むことになったのは、獣人のリョウだった。無遠慮に距離を詰めてくるリョウに真面目なミズキは調子を狂わされっぱなしで!?(あらすじより)
リョウとミズキ、それぞれの視点から2人の過去のトラウマに触れていくストーリー展開で、全く似ていないように見える2人ですが"臆病"という共通点があります。
獣人が怖いミズキに対して、極力変身しないように気遣うリョウの優しさ、思いやりが温かいです。そんなリョウの影響を受けてどんどん明るくなっていき、獣人を怖がらなくなっていくミズキの変化も素敵でした。
また、リョウ自らも自分の獣人化の姿が嫌いでしたが、どんな姿でもいいと言ってくれるミズキと出会えた事に良かった〜!とほっとした気持ちになりました。
警官、という事で事件がたくさん発生しますが、アクロバティックな作画でキャラクターの表情や動きもダイナミックに描かれていて良かったです。
描き下ろしは2人の体格差を感じる事のできるえちシーンで、ミズキが可愛かったです♡
電子白棒線でかなり修正が甘いです!
商業誌は初めてとの事!発売おめでとうございます!!
地球に留学してきた宇宙人の海と、転校先のクラスメイトで、人気者だけど気使い屋の麻也のお話です。初日に海はビリビリと静電気が走り「恋」に落ちます。「恋」とは何か、を探究した先には……!?
海は容姿端麗(集めたデータの元ガワが作られている!笑)、語学堪能…と優秀な宇宙人ですが、唯一表情筋だけは死んでいます笑
そんな彼がビビビ!ときた相手、麻也のコロコロ変わる表情に惹かれて「恋」を合理的に攻略しようとする姿は不器用な中に麻也への損得を考えない誠実な気持ちが感じられて応援したくなりました。
対する麻也も、最初は変なやつ…と思って海を見ていましたが、人の目が気になって行動できない自分を海の「合理的」な言動・行動で気持ちがどんどん救われ、海の「恋」の計画リスト通りに着実にタスクがチェック(笑)されていくのが可愛かったです!
執事おじいちゃん&星の皆さんがワラワラ来て、電気発電と恋の関係を説明し始めた時は驚きましたが…。
電気発電のため、と麻也が誤解してしまうのはちょっぴり切なかったですが、ピシャリと他の誰にも麻也を渡したくない!!と言ってのけた海はめちゃくちゃかっこよかったし、「恋」をし始めた海にどんどん柔らかな表情がついていくところが素敵でした。
描き下ろしのお付き合い後の二人、甘い電気の意味に気づいてしまう麻也の照れたお顔が可愛すぎました♡まだまだ初心な彼ら、これからどんどん電気も強くなっていくのかな〜♡と見守っていきたいカップルでした!
好みが分かれそうな作品です。身体大きめな男の子が組み敷かれるという構図に加えて、殴られたり叩かれたり、首を締められたり。当の本人が望んでいることとはいえ、見ていて痛い、苦しい表現がたくさん見られますので苦手な方は注意です。少しですが流血表現もあります。
優等生月城祐樹と1つ年下の問題児・有馬のお話です。月城は、「一度でいい、誰かに虐げられてみたい―…」という性癖を隠しています。そんな彼の前に現れた有馬に“本当の自分”を暴かれ…!?
高校生…という事もあってそういう事をする場所がないのはわかる…だけど、空き教室、体育館倉庫、トイレ……と大丈夫??と思える場所ばかりでハラハラしました。若い…といえばそれまでか笑
月城先輩の性格が少し天然さん(すごい性癖の持ち主なのに笑)な所がちょっとズレていてクスッと笑えます。有馬くんがまともに見えてくる不思議笑
高校時代はヤンチャな事をしていた彼らですが、社会人になっても離れず二人で過ごすシーンが描かれていてほっこりしました。
電子白塗り
3巻も相変わらずの作画の暴力……!!圧倒的な画力で全ページ素晴らしく美しくて眼福でした。
2巻ラストがとても気になる終わり方だったのでドキドキしましたが、3巻もホッと安心できる部分もあればハラハラするシーンも続いて中々息が付けずに読み終わった…という印象です。
その中でも特に気になったのは表紙を飾っているイビツ君の存在と、兜君の椿君を思う強い気持ちです。
まずイビツ君。名前の通り、存在があまりにも歪すぎる。椿くん達に好意的なのかと思いきや、怪しい行動を見せる時もあり…まだまだ真意が掴めないでいます。
そして兜君。今回椿君の事故により彼の父親が登場しますが、とんでもない毒親で。言葉による暴力があまりにも鋭くて、見ているのがしんどかったです。そんな椿君を守るかのように兜君が届くはずのない声で椿君を守ろうと必死に叫ぶシーンにはジーンと胸にくるものがありました。
とにかく最後まで気を抜けない展開が続き、すぐにでも4巻が待ち遠しいです!