Renta!限定版
いけ好かない翻訳家×元エリートの遊び人
長髪攻めって好きでも嫌いでもないけど、久慈は断然長髪に限る!!
久慈のなんか物言いたげの視線とか、アンニュイな感じとか、たまらん〜!!
もし久慈が短髪だったら、このお話の良さは半減してると思うなー。
(実際、過去の久慈が短髪で登場してたけど、なんかフツーすぎて全然ピンとこなかった)
あの最後の髪をいじるところとか、めちゃいい!!ああいう描写、大事!!
で、また一軒家ってところがいい。
もし久慈が都会のタワマン住まいとかだったら、ふーんつまんねーって感じだけど、あの一軒家に独りで住む男ってところだけで、めちゃくちゃあれこれ膨らみます。
一軒家で手付かずの部屋があったりすると最高なので、久慈もまさに!でした。
何でもない顔しながら暮らしつつ、実は喪失感や孤独を知ってるみたいなのが萌えるんですよねー。
この作品読んで、「一軒家に独りで住む攻め(手付かずの部屋有)」萌えがムクムク膨れ上がりました。
他にも発掘してみたいわー。
一瞬にして燃え上がるようなやつではなく、じわじわと侵食していって、気付いたらもう無くてはいられないみたいな関係になるのかな?
続きが楽しみです。
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覚え書き
一軒家に独りで住む攻め、かつ手付かずの部屋があったり、広い家に取り残され感がある攻め。
・「甘えたがりなネコなのに。」
・「左隣にいるひと」
「僕とサオダケの日々」「カップ一杯の愛で」の攻めたちも「一軒家に一人暮らし」というところが味があってポイント高い。
作品同様、長々と深く語るのは野暮かもしれない。でも語りたくなる素敵な作品。
元エリートMRとしてNo.1ライバルを争っていた2人の再開ラブです。
先生のお言葉にも有りますが性愛だけじゃないL OVEもL IKEもL IFEも含めた。
プランBのL IFE。
のBL。
黒髪上品クールで気だるげな久慈(攻)×明るく人懐っこい地頭良しの吾妻(受)
38歳の2人の掛け合いがとても心地良い。
深く踏み込まず時折嫌味を交えつつも、お互い尊重しているのが分かる。
幼い頃の父親の存在は絶対的な尊厳を持ち、憧れや畏怖様々だろう。
やはり唯一無二の存在だと思う。
しかし、どのような人間にも完璧など無いことを知る。
目の前で痴呆を煩い老いていくのは、こちらもやるせなくなる。
ポツリと「もう居場所は無いんだな」
過去とリンクするかのように少しずつ居場所に侵入する吾妻。先生上手いなぁとタメ息が出た。
人生は晴れの日ばかり続かない
ずっと全力で走れない
38歳の2人だからこそ感じること。
透き通る様な晴天を見上げて、この空も良いけど
タバコの紫煙が掛かったような少し曇った空も良いよ。
ずっと晴ればかりじゃ気付け無い。
曇りや雨で気付く事も有る。それも楽しい。
オセッセも大人の風格を感じる、じっくりゆっくりなオセッセで日本家屋とマッチしてとても良かった(照)
最後の描き下ろしの駆引きなに?これでまだ恋人じゃないんよ…尊い、とうといよぉ嬉涙
これだけ言葉少なめで2人の熱さを感じられる先生に嫉妬!
翻訳って奥が深いです。春のうた、雪解けのうた…素敵だわ。
おはよう~シリーズ全て読みましたが、君たちずっーーとイチャイチャしてるなぁ、裏山けしからん。
で、すぅっと流れる様に読んでいたので、コチラとのあまりの違いに驚愕です。
パッと派手な打ち上げ花火みたいなアオハルの恋も良いけれど、じっくり熱が伝わるアダルトな線香花火みたいな恋も良い。
私は断然此方の方が好き!
素ン晴らしい作品だ、続きを焼き土下座待機。アチチ。
酸いも甘いも噛み締めたイイお年頃の元同僚同士で、プランBの人生を謳歌する38歳。
8年ぶりのたまたまの再会、、、
燻らせた8年前の最後の一晩、、、
8年ぶりの再会なのにそんなに時間が空いてる様に見えないふたりのやりとりや仕事への入り込み方が阿吽の呼吸が実に心地よく、
アラフォーの気怠い色気が最高にイイ!!
陽気でチャラチャラに見えるけど、余計な事を言わずに久慈の雰囲気や表情を気にかける広い心で受け止める朔太郎と、
本当に欲しいモノを言えずに不器用に生きている久慈。
言葉では表せないふたりだけがわかる雰囲気が
最高に心地よいストーリー。
『性愛とは少し違う「ラブ」や「ライフ」についても・・・』と作者様が書いているとおり、、どこかにありそうな人間ドラマが違和感なく詰め込まれていて、すごく、沁みます。映画にしたら絶対にいい作品になる本。
どちらかがメインストリームから逸れていて、どちらかが残っているのではなく、どちらも逸れている。逸れ方が異なるだけで、どちらも、“やむを得ない”事情があり、“選ぶべくして”選んでいる。
物語は明るい方へ向かっているようで、実はまだ薄闇の中を手探りで進んでいるような感じ。20代ではなく、30代後半だからこその空気感が絶妙。
2巻もすぐ読みます。
私の中の波真田かもめ先生作品で、初めて「おはようとおやすみとそのあとに」シリーズを超えそうな作品に出会ったかもしれません。なので、ちょっと興奮してます。
久慈の泰然とした佇まいとか、何やら訳ありの様子が気になっていつしか夢中になって読んでました。
久慈の送別会の時に吾妻を抱いたのはどうしてなのかとか、まだまだハッキリしてない点は多いです。きっとそうなんだろうという想像は付くのですが、やっぱりそこはハッキリ描いておいて欲しいし…。
後半に久慈の家の手すりとかの秘密が明らかになるのですが、淡々と描かれているのにグッと胸に迫るものがあるんですよ。これはもう実際に読んで貰わないと分からない感覚だと思います。
帯に吾妻の事が「元エリートの遊び人」とあるんですが、そこだけ違和感がありましたね。
仕事に疲れて休養中の吾妻が久慈の仕事を手伝ううちに、息を吹き返すように生き生きして来るのが凄く素敵でした。人懐っこいだけでなく人の機微に気がつく、とても良い人物でした。
お互いに38歳なので勢いに任せる事なく、互いの立場を尊重し合いながら距離を詰めて行く関係が凄く良いです。
凄く気になるところで終わってたので、早く続きが読みたくてしょうがありません。