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アラフォー男二人の翻訳家BL、第6巻!
6巻。
朔太郎と抱き合う時間の中で、自分が寂しかったこと、今満たされていることを実感する久慈。
意識はMR時代へと遡り…
これ読むと、久慈→→→→→ じゃないですか。完全片想い。
久慈から見た朔太郎はすごく勉強家で、はじめは憧れも入ってたみたい。
会社辞める日のあのHも、久慈にしてみれば捨て身だったんだね。
…という過去語りは、今8巻まで出てて一気に読んでる立場からすると人物の掘り下げとかエピソードの多重的な理解につながってるけど、これリアルタイムで読んでたらもしかしたら(ここで過去持ってくる?)って感じたかもしれないなぁなんて思った。
あとは介護とか親の老化とか、非常に身につまされる。
ていうかまず自分の老化が大問題の今日この頃。
そんな中でも、久慈はずっと朔太郎の存在を大切に思ってるし、朔太郎もまた。
人生の下り坂を意識する中にもそういう愛情に救われる感のある6巻。
久慈くん視点での過去が明かされる巻。
少し捻くれてたり、クールさが先行してる久慈くん。
ふたりとも良い大人だし、距離感や現実を考えて同じ家に住もうとは決して口にしない久慈くんだからどう思ってるのか最近不安になってた読者(主に私)には少し驚かされる感情が見えた気がする。
MR時代の景色、こんな風に見えてたんだね。ますます二人が愛おしい…
髪が短く、パリッとスーツを着こなしてる二人が新鮮できゅん♡
そして歳を重ねて丸くなった二人もまた好きになる。
ミッドライフを迎える二人を取り巻く環境も変化してこれから先がどうなるのか…
毎回タイトルに最高って書いてる気がしますが、それでいい!
事実最高に面白くキュンとして読み応えがあるっ。
6巻は、甘い温泉旅行の続きから、一転して久慈のMR時代の話になります。
一転して、と言いましたが、温泉の続きの話から、たぶん実は初めての久慈視点になります。
俺、ずっと寂しかったんだな、というト書きでグッと来ました。
なんでこんなにオシャレで身のあるお話が描けるんでしょう!?
翻訳のコンクールから、下訳のお仕事、父についての話の脱稿など、お仕事方面もそれぞれに進んでいきます。
名前のつけられない関係から、誰に代えることもできないパートナーになっていく2人。
吾妻のお母さんのエピソードから、2人のお墓の話になったり。
この先もずっと見守りたい2人です。
これまで後書きがなかったのですが、この巻では1巻でのお仕事描写で実情とは異なる点があったとのお詫びああり、しっかり取材されて真摯に取り組んでいらっしゃることが伝わって来ました。
了解でございます。これからも買います。
連載序盤はゆっくり展開していく物語がちょうど良かったんですが、さすがにゆっくり過ぎて、ちょっと間延び感が出てきました。
親・親族の問題や、父親との確執・仕事の悩みなど、アラフォーゆえ直面する出来事が少しずつ重なって起こるのですが、何となく毎回「それっぽい」前向きなモノローグでいつの間にか解決しちゃってるんですよね。
巻を重ねる毎に作画も雑になっていってる気がしますし、人物の見た目にいまいち魅力を感じなくなりました。
全体的に、連載当初の良さがちょっとずつ薄れていってるように感じます。
波風の立たない穏やか系BLが好きな方には合うと思います。
表紙通り久慈視点の6巻。
吾妻表紙の5巻は2人の深度が増して幸福感があったのですが、6巻は逆にひりひり感ありつつじんわり進んだ感覚になりました。
MR時代の久慈の吾妻への思いがあんなにも重く切羽詰まったものだったとは。
若さゆえとは言え強引で身勝手でひとりよがりでほろ苦い。
そして久慈の孤独、悲哀が結構重いものだったと改めて見せられた。
おすまし顔に騙されていました。笑(私の想像力と理解力が貧困なだけですが)
吾妻のお母さんの病院でのエピソードもリアリティがありしんどい。
久慈の父親のことも。
生きること、老いることからは逃れられない。
厳しい現実があり、2人はお墓の話をする。共に生きることを見据えている。
ラブラブなだけではない、このシリーズならではのどう一緒に生きていくか…のお話。
身につまされることが結構あって正直辛さもありましたが、それでこそのスモブル、年齢設定だと思います。
