ついにこのシンボリックな表紙にすず子が登場!と思ったらお面だった。物語はすず子のモノローグから始まります。雀さんを見守る温かい視線は、まさに私達読者の目線そのもの。一気に作品の世界に引き込まれました。
以下ネタバレ含みます
雀さんの方から30歳になった慶司の「したいことリスト」を問いかけます。その中身が想像以上に乙女で悶絶しました。雀さんも慶司も、似た者同士で可愛いリーマンだな・・・と愛おしさが爆発した。
今作一番の見どころは、慶司が悩んでいる姿が見られる点だと思います。個人的に「普段は余裕のある攻めがヘタレる瞬間」が大好物なので、今回の慶司が雀さんの仕事上の相手に焦るのが最高にジワりました。
「対年上」というテーマもあり、雀さんの優しさ、大人な面が大いにみられてよかったです。可愛いだけ、じゃないんだよな⋯。40って働き盛り。大人の恋だからこそ、お仕事のリアルな連動や、お互いの仕事に真っ直ぐ向き合う姿が見たいですし、せっかくの社会人BLなので、お仕事面でのバリバリ働くカッコいいシナジーにも期待したい。
ラスト雀さんからの「慶司がいないと幸せでない」という告白はジーンときました。慰めるわけでもない、本心が滲みでてきてる表情。なんかしみじみしてしまった。
あんなにアワアワしていた雀さんは、もういない。すっかり慶司を優しく包み込む頼もしいパートナーへと成長した彼の姿に、胸アツ。すず子がここに居ないのが残念だわ・・・。
と思ったけれども!
私たちがすず子になっている⋯!?自分もだいぶ長いこと二人をみつめてるんだな。
二人のリストはお互いイベント的なものが多いので、たくさんの思い出ができていきそうだな、と今から感慨に耽っている⋯。全部消化するのが、待ち遠しいような、もったいないような、両方の気持ち。
彼らの歩みをこれからも温かく見守っていきたいです。二人の未来に幸あれ!
こ、更新されとるよ~~。契約満期、のち、更新だよ~~~。
絵の美しさにくわえ、たおやかな雰囲気が胃に優しい。続編だからハラハラ軽減。寝る前にぴったりの一日の〆作品だと私は思う。そして恋人になったから試し読みであんなことやこんなことまでしてるとこ見ることができます・・・(試読は修正真っ白だけど電子は白短冊!)
以下ネタバレ含みます
続編は甘く、名前呼びからスタートです。
恋人関係進展により、深まっていく愛情と感度・・・はあ~めっちゃよい・・・。
森山の激重愛がほとばしって、一緒に住む?って聞いてしまう。
ためらう谷中にすぐ撤回するんだけどここも含めてこちらは胸キュン。
まだ冒頭なので、Ⓐ快諾 Ⓑ戸惑う、だったら絶対Bのが盛り上がるからね、続編って感じして良い始まり。(何目線
森山氏、仕事で扱う機材がないから遠方に長期出張。何を担当しているんだろう、研究室という職務設定が生きますね。
「たった三ヶ月」と最初は言う谷中が、あっという間に「寂しい」に変わるのが大変よかった・・・。
移動で人事担当になる谷中、2コ下の青梅に何やら疎まれている、という展開。
ここで前作からの谷中の「気を遣いすぎる→はっきり言えず悩む」が再度発動。
この性格で、よく森山に「恋人のフリをして!」と大胆に言えたよな~~と感慨深いのでした。あれがなければ今はない。
青梅が入社時に森山に助けられたと聞いて「同い年なのに何故?」と思ったら、森山が院生で谷中の二年後に研究室入社したと判明して納得。この時系列のパズルに思わず唸ってしまいました。
アレ・・・?もしかして森山って谷中を追って同じ会社に入った……!? 前作で「一度(谷中を)諦めたのに」と書いてあった気がするけれど。(読み込み不足で、すでに作中で明かされていたらすいません!)
今頃になって気づいて、めちゃくちゃ胸が熱くなってます。
やはり能動的な森山から再度一緒に住もうと告白。最後は谷中からいくかな~と思ったけれど、性格ぶれない描写好きです。
作品の雰囲気そのままに、優しい時の流れを感じる同棲生活スタート。
読んでるこちらも口角あがってニンマリ幸せこの上ない。
こんな幸せがずっと続くような気がする、という森山の肯定的な言葉で締めくくられます。これ、「恋人契約」の更新どころか、実質「生涯契約」へのカウントダウンが始まったのでは!?
はあ・・・めっちゃよかった・・・。今夜よく眠れそう。
素敵な続編をありがとうございました!
前作同様、先生の描くバックが非常に美しい。
電子修正☆白短冊 感謝・・・!
先生の新作、始まっていただと……!
ヤンキー君シリーズから打って変わってオカルトな作風。先生、作風の幅広い~!
ものすごく面白かったです。新感覚バディストーリーでした。
呪物とか反転とか出てきて厨2心が大変くすぐられます。先生だから「小5心」?
怖がりな私でも大丈夫でした!(先生ご自身が怖がりだそうです♡)
以下ネタバレあります
名字に東西南北そろってる、お祓い事務所。
霊にモテモテ=南雲
気合いで霊を祓う=西王
パワー系で浄化する=東堂
所長・人任せなので能力不明=北見
霊にモテちゃう南雲さん、いつもヘトヘト、しるこドリンクでむせる。(せつな
一人では仕事にならないので西王と組んでお祓いしている。
その昔南雲に助けられた西王は以前と変わり果てた姿に落胆を隠さない。
南雲さんのことをいちいち「おじさん、おじさん」て酷いの~、こちらの胸までえぐられます。しかし時折垣間見える執着がたまらないんです。
霊によってヘトヘトになったら、チューとか精液で回復しちゃう南雲さん、淫魔みたいで可愛い。本人は全くそんなあざとさがなく、至って普通のおじさんなのに、可愛くみえてきちゃうんだよなあ・・・。
BLのテンプレに無理やり寄せるんじゃなく、本来なら可愛げのないはずのおじさんやヤンキーを、その人柄描写だけでめちゃくちゃ愛おしく魅せてしまういけがみ小5先生、本当に凄い。キャラクターの掘り下げが天才的です!
帯に「他の人頼るなら俺がキスしますけど」ツン。タイトルもフラグでしたね。
好きな子をいじめちゃうタイプかと思いきや、まさかの「叱っちゃう」スタイル!この関係性は新しすぎて癖になります。
実は弟の仇をおびき寄せる為にあえて力を反転していた南雲、西王の能力をちゃっかりあてにしていたことがわかってしまいます。謎解きと恋愛の始まりを感じてEND。
こーれーはー続編楽しみ!いっぱい伏線あるし、事務所のみんな面白いし、山の神「ももちゃん」もかわいいです。
『クール小言年下攻め×ペッコリちゃっかりオジ受け』であってますでしょうか。
先生の新ジャンル作品素晴らしかったです…。
前髪男子も描くのが苦手とのことですが最高にかっこよかったです!
次巻も楽しみに待ってます
ここで教えていただいて推しの藤十郎×伊魚に会えました!感謝ですm(_ _)m
番外編もうないかと思っていたので嬉しいです⋯!
すいません、この作品目当てで購入です。
俺はよくてもお前は駄目~楽園のひみつ~
尾上与一先生
二人の番外編にして、本編の途中のお話なので胸が締め付けられました。
ラバウル基地で二人が「番」になった直後が描かれてます。はしゃぐ藤十郎、“ひみつ”を持つ伊魚。そして相変わらず気まぐれな彗星。
「俺はよくてもお前は駄目」というタイトルは
俺は死んでもいいが、という意で大変に切ない。伊魚は藤十郎だけ内地に帰したい。生かしたい。
写真すら、残させない。
この後の本編で伊魚の企みがばれて藤十郎にはっ倒されると思うと⋯(泣
やっとお互い受け入れあったというのに恋だの愛だのいう世界ではない。一緒に生きるか死ぬかのペアの覚悟。生死と隣り合わせの中での二人のひたむきな激情が潜む短編でした。泣いちゃいました。
本編もっかいよみます。
「正論しか言わない理系男子と同僚になりました」の番外編、たっぷりありました。おもしろそうなので気になってます!
最近小説との出会いを探していたので、お目当て以外も楽しんでみようと思います( ◜‿◝ )
これからもチェックしなきゃ〜!
続編のレビューに影響を受けて再挑戦!
正直、初読の時は瀬ヶ崎の高圧的なマウントとフキハラが苦手で途中離脱しちゃってたんですが……これを機に読み直して、続編まで読んで完全に昇華されました。
本当に読んでよかった、理解できてよかった!!
1巻は、瀬ヶ崎が葉の前でだけは「虚栄の姿を崩せる」という物語。
学生時代に倒れた時、葉からの「親御さんとか呼ばなくていいですか」を拒否した瀬ヶ崎。過去の生い立ちを知った後だと瀬ヶ崎の見え方がさらに変わります。
葉の前では虚栄を張らず、孤独も感じずにいられる、その絶対的な安心感がここから始まっていたんだなと……初読では気づけなかった深さに殴られています。
続編のタイミングできちんと読了できて本当によかった。「良い作品は私を待っていてくれる」、そんな勝手な感想で締めます。
1巻で瀬ヶ崎のオレ様なところが少し苦手だったので、途中で離脱してしまったんですが2巻が出た機会に読み直しました。本当に読んでよかったです!
以下ネタバレ含みます
瀬ヶ崎の過去の描写で、彼の孤独や、甘えられることのなかった切なさがわかり、納得してしまった。瀬ヶ崎は葉と居るときだけは虚栄と孤独を感じることがなく過ごせる。1巻の時より彼を理解できた気がします。
お互いが「今日はいいな」とか「今日は機嫌がいい」と想い合っていて、この二人は似ているなと思いました。
機嫌を伺っているというより、相手の感情の機微を細かく拾っている。
葉は対等になりたいという気持ちで焦っているけど、想い合う量はイーブンなのですね…。気づけたら良いけれど自己肯定感の低さとか、そんな急に人は変われないんですよね。葉の気持ち、わかる。
そして瀬ヶ崎の方も生い立ちゆえに深い孤独を抱えていた。
自分が生まれてきた日に、意味を見いだせないとはなんて可哀想なんだ。葉が慌てて買ったカップのケーキを分け合って食べるシーンでダダ泣きしてしまいました。このささいな幸せが、きっと瀬ヶ崎の人生史上最高の誕生日だったんだろうと思うと・・・。今後カップケーキみたら泣く、確実に。
「機嫌悪いってことにしとくか」と、あざとく甘える瀬ヶ崎、策士だった。わかってやってるんだな!葉がこれを「やわい部分」って思えているから、許そう。
誕生日エチ、お互いいくのがもったいないって思うのも泣けちゃいました。
こんな泣ける濡れ場あるんか。スローエチで2:12、三時間睡眠おつ!
仕事で心が折れそうになる葉のそばに、瀬ヶ崎がいてくれて本当に良かったです。彼が支えてくれなければ、相当メンタルをやられていたはず。
葉自身のキャラクターと「エロ漫画」というギャップをどう埋めるのかと思っていましたが、瀬ヶ崎に想いを馳せ、自分自身の感情を作品に投影して描き上げるシーンには感服。セリフもエモくて深く感動しました。エロ漫画としての基準に達しなかった結果は残念でしたが、作品を生み出すことの厳しさと大変さに改めて感じ入ってしまった。
編集者が葉の作家性をちゃんと見て、少女漫画の担当を紹介してくれてよかった。続編では、葉らしくお仕事が実を結ぶことを心から願っています。
お風呂Hで瀬ヶ崎がSみあるプロポーズ(2回目?)よかったです・・・っ。
葉がそれを1巻よりかなり受け入れて、Mッ気でてきてますよね?!ここが大変素晴らしかった・・・。伸びしろを多大に感じます!まさに成長コンテンツ葉!
1巻より関係性が深まっていることを感じる続編でした。私の理解も深まった。
苦手だったはずの「傲慢攻め」という属性すら、見事に大好物へと変えられてしまいました。
こちらまた続編、ありますもんね、もんね?楽しみにしております!
最終話109話まで一気読み不可避!無事昇天ପ(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ଓサイッコだったー⋯!
なぜ今まで読んでなかったんだ⋯?
悔やんでいる場合じゃない、完結してる今こそ布教だ!
美麗な作画の中にド癖がこれでもかと詰まってました。
#α×α、#優しい攻め、#不憫α受け、#元攻め、#すれ違い、#オッドアイ、#雄っぱい、#男前受け、#泣いちゃう男前、#攻めラット、#ペットネーム、#ローション直入れ、#玩具、#スパンキング、#αにノッティング、#執着、
ひとつだけでも癖が当てはまったら読んでみよ??
大人同士の胸が震えるストーリー、切なくてキュンもエロもある、でっかい美麗α同士の肉体のぶつかり合い、元攻め男前αが可愛くなっちゃう&優しい攻めがおかしくなっちゃう、癖がてんこ盛り。
男前受け大好きなみんな集合!(もうしてる)
私だよ、出遅れたのは!
リアタイでみんなと追いたかった・・・_| ̄|○
こちらの作品はオメガバの世界観に加え、イギリスの上流階級やロンドンの背景がストーリーの基盤になっています。優性アルファの血統を重んじる名門の貴族の次期当主であるカーライルは「αらしさ」に疲弊している。色々なしがらみを背負っているカーライルは大変不憫なのです。そこに呼ばれたαのアッシュと期間限定で恋人契約します。
“Define The Relationship”
「恋愛において『私たちはどういう関係なのか』を話し合い、決定するプロセス」
契約と頭で理解していても、カーライルがアッシュに惹かれて行く様子が大変切なく、萌えます!この出会いによって、氷のようなカーライルが溶けて可愛くなっていく過程を是非味わって頂きたい。ほんとう~にカワイイんです!
大きい受けが苦手という方も是非・・・。グズグズ可愛くなる男前受けに新たな扉が開くかも♡受けをも上回るでっかいタッパと愛で包み込むスパダリワンコも見逃せません。時々SDキャラになって和ませるのも大変お上手です。
外伝になっても気が抜けない展開で、クライマックスは最高にドラマチックで感動的でした。
小説が原作なのでこれ以上の番外編は求められないのか…?調べたところ実はこの作品、前日譚として「エッグベネディクト」(小説のみ)という作品があるのですが、それをすっ飛ばして本編のDTRが最優先でコミカライズされています。そちらの内容をこちらの作品が触っているので、小説も読みたくなる~~!
すべての作品がオメガバース性への問いかけというテーマを持っています。
【ロンドン三部作の時系列】
①エッグ・ベネディクト(小説のみ、日本語訳ナシ)
→ カイルα × ニコラスΩ(アッシュも登場しているらしい)
▼
②ディファイン・ザ・リレーションシップ(DTR・本作)
→ アッシュα×カーライルα (本編。カーライルはカイルの兄)
▼
③マインド・ザ・ギャップ(Mind the Gap)
→ ネイサンβ × アレックスα(ネイサンはニコラスの弟)
こちら別の作家様がコミカライズされているようなので日本上陸に期待!
はあ・・・読み終えた喪失感でチャダ先生のSNSいってアッシュライル見に行っちゃうという依存症ステータスやばい。
二人が紡いだ「関係性の定義」の結末を、ぜひその目で。
この極上のロマンチックを、読まない理由がありません!
♡Ash × Carlyle is the BEST forever!!♡
想像以上にすごい続編だった。次から次へと案件が舞い込んできて大スペクタクル。途中で漫画が変わっちゃったかと思っちゃいましたw
以下ネタバレ含みます
シオタコ・コンビ遠恋中。江川ちゃんも再び。(そして大活躍)冒頭で江川ちゃんが食べてるお菓子、さいたま激戦区スイーツですよね?転任した塩野としっかり繋がってるw
遠恋→当て馬①→塩野の家族→拉致→ソルト王子爆誕→当て馬②→拉致→タコ本部移動&送別会。てんっこ盛り盛りだった!ギャグ寄りな事件と、シリアスな事件が起こります。秩父って物騒なんだな⋯(ちがう)
盛りだくさんの情報量の中に、二人の恋愛もちゃんと入ってくるのが凄いです。二人の絆が事件と共に確実に深まっている。
塩野が多古井に恋した過去が描かれていてじんわりしてしまった。
妹ちゃんが言うように、こういうタイプが一番モテるのは間違いない。塩野が昇進したいのは多古井のためというのが大変健気です。確固たる地位が欲しいんだな。まだ28ですよね?必死な年下攻め、愛しい~。既に頑張っているのに、更に高みを目指すソルト様エラい!応援してるよ!
移動先にあだ名つけたがり上司が出てきてEND。『太陽にほえろ!』的な。ターキー刑事(デカ)爆誕です!
二人が落ちついたところをみたい気もするが、ずっとワチャワチャして欲しくもある。賑やか楽しい続編でした。
新刊が美味しそうで、こちらから頂きにあがりました。キタこれ10歳差⋯おいしい!
超絶塩の、その名も塩野×お人好し多古井、警察内が舞台。場所は秩父。お詳しい作家様はさいたまの方なのでしょうか。いやおもしろかった・・・。
多古井がお人好し、チョロ先輩すぎて塩野との温度差が大変面白い。
・・・多古井って某俳優さんを思い浮かべてしまってどうしても笑ってしまう・・・。
台詞とか、脳内で声が変換される・・・。
全方位に愛されている多古井と、それが面白くない塩野。(独占欲故)
いちいちつっかかってくる塩野を事情徴収にかける多古井。(これが表紙)宣戦布告のキスなんですね、最高!
アワアワして段々絆されていく様子が大変面白かった。
塩野がただクールビューティーじゃないところも良いです。牽制が雑だし、不器用だし、仕事できるんだろうけど多古井に関しては小3レベルになってしまうのが可愛い。
一番落とすのが難しそうなドノンケの多古井に恋しちゃって、同情しちゃいました。
ずっとスンとしてる塩野が、ラストに温度が上がるの可愛かったです。
塩野が出世して遠恋でEND。なんか顔面強い人が出てきてるし、これ絶対続編も美味しいやつだ!
視界を遮る長い前髪、そこからそっと伺うように見つめる視線……。彼がどんな思いでそこにいたのかを知った後だと、表紙一枚の重みが変わります。
以下ネタバレ含みます
センシティブなテーマを扱った作品でした。
律は人より過敏で、繊細という特徴を持っています。しかし、こうした特性は人の数だけグラデーションがあり、ひとくくりに型にはめられるものではないと思うのです。学校の周囲が「こうだから」と決めつけるのはもちろん、一見理解者であるはずの叔父さんが「自分と一緒だ」と決めつけてしまう描写にも危うさを感じました。
一護は戸惑いながらも、最初から律に惹かれているのが伝わってきます。「好きの反対は無関心」と言うように、放っておけない時点で、二人の関係はもう始まっていたのだと感じました。一護が律の心の扉を開かなければ、きっと誰もそこに触れられなかったはず。臆病に手探りで進む一護の姿は頼りなくもありましたが、どうかその気持ちを手放さないでと、応援しながら読みました。
「トライアル&エラー&ラブ」
一護は医者でもカウンセラーでもない。だからこそ、右往左往しながら手探りで律と向き合っていく。「律にとってどうなのか」を懸命に模索していく過程が良かったです。不器用な二人の「恋の物語」なんだと胸に響きました。一緒に過ごすうちに、律と同じ目線に立てている一護の姿には、読んでいて救われるような気持ちになりました。二人の時間が、無理なくお互いにとって優しいものに感じられるラストです。恋ができて、よかった。
扱うのが難しいデリケートな題材だと思いますが、二人の歩みを優しく描き切った素敵な作品でした。