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ディファイン・ザ・リレーションシップ

Define The Relationship

  • 電子単話
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表題作ディファイン・ザ・リレーションシップ

アッシュ・ジョーンズ
33歳
カーライル・フロスト
32歳

あらすじ

#貴族#オメガバース#優しい攻め#BL
貴族のアルファに生まれたが、優性ではないカーライルは義務的に定められたオメガと関係を結ぶことに疑問を感じていた。そんな中、カーライルは6年前に新年の前夜祭でキスをしたアッシュに出会う…。アッシュと出会いを重ねるにつれ、彼に新しい感情を抱くようになるカーライル。果たしてこの関係の行方は?

作品情報

作品名
ディファイン・ザ・リレーションシップ
作画
チャダ 
原作
フローナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
レジンコミックス
レーベル
BeLTOON × レジコミ フーシア
電子発売日
4.8

(50)

(45)

萌々

(3)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
24
得点
241
評価数
50
平均
4.8 / 5
神率
90%

レビュー投稿数24

美人α同士の攻と受。その美しさに眼福この上なし

※2022年12月4日時点で連載中です。

ちるちるさんで紹介されていて、絵があまりにもキレイな作品で一目惚れしてすぐに購入。2022年12月4日現在まだ連載中ですが、とにかくドはまりして、途中経過だけどどうしてもレビューしたく、投稿してしまいました。

この物語はオメガバースで英国が舞台。主人公のカーライル・フロストは名門貴族の御曹司のαで、当家は優勢αを輩出するために、血の維持に執着するというお家柄。優勢αを輩出するためには高貴な一族同士が結ばれるべきとの考えのもと教育されてきた。

優勢αっていうのは一般のαよりもさらに能力が高く、人口の1%しかいないとされている人々。これもこの作品の中での特殊な設定になっています。

貴族からしか優勢αは輩出できないと固く信じる祖父、そのためαの発情期となるラットの期間には、家が決めたΩ以外と恋に落ちないよう、同じΩとのセックスを禁じるなど、カーライルを取り巻く事情はまったく自由がなく、選択肢がなく、とても制限されている。

この作品ではオメガバースの設定の説明は特にないのですが、αの発情期に当たるラットが設定されています。ラットってαがΩのヒートに当てられて突発的に引き起こるものと思っていたけど、この作品ではαにもΩと同じように定期的に発情期がある設定のようです。

カーライルはそんな自由や選択肢のない生活でも、自身が貴族の人間であろうとすることを忠実に守っていて、本当に痛々しいほどに我慢しているし、なかば諦めに近い感じで従っている。

そんななか、6年前の大晦日、ニューヨークのタイムズ・スクエアで年明けのタイミングを迎えたそのとき、偶然に1人のαと出逢いキスをする。ただそれだけのことだったが、カーライルは初めて見知らぬ人とのキスを交わし、そのことがずっと心に残り続けていた。

一方でカーライルはΩとのセックスを義務や業務の一環としか捉えられず、そのことによる心的ストレスからオーガズムを感じられなくなっていた。その治療の一環として、主治医から提案されたのが、「Ω以外とのセックス」。その相手としてカーライルの弟の恋人から紹介されたのが攻のアッシュで、アッシュは6年前にタイムズ・スクエアでカーライルとキスを交わした本人でもあったが、アッシュはそれを覚えている素振りは見せなかった。

カーライルはセックス・パートナーとして2ヶ月間、アッシュと毎週末を過ごすことになり…というお話。

まず、この作品はとにかく絵がキレイ。あとオメガバースで、α✕αの作品ってここ最近は少し増えてきましたが、やっぱりまだ設定としては珍しいかなと。

また、韓国の作家様の作品なんですが、韓国BLって筋肉質でめっちゃガタイがいいガッチリ系が多いと思うのは私だけなのか。この作品の2人もめちゃくちゃ筋肉ガッチリ系で男らしい体格です。ガチムチ受が何よりも大好物の私にはドはまりでした。

私はカーライルが超好みのタイプで、カーライルにドはまりしていると言っても過言ではないのですが、攻のアッシュは美しいオッドアイが魅力的な超イケメン、受のカーライルも超美形で2人とも完璧な容姿の典型的なαという感じで2人の絡みは超眼福。

若干、攻のアッシュのほうがカーライルより背が高いんですけど、これが超絶萌える。カーライルも背が高くて美形でスパダリαって感じなんですけど、そのカーライルが顔を赤くしてアッシュを少し下から見上げる描写がとにかく萌える。

カーライルは頭も良く聞き分けも良く忍耐強く、本当に真面目で忠実な人。冷静ではあるけど、大人しくて引っ込み思案な部分もある。そんなカーライルを紳士的に優しくおおらかに包み込みながら、だんだんと緊張の糸をほどきカーライルを誘っていくアッシュが神的にかっこいい!

いくら治療のためとはいえ、αとセックスをすることに戸惑いを隠せないカーライル。アッシュはそんなカーライルを気遣い、無理やりにはせず少しづつ距離を縮めていくんですけど、押したり引いたりして駆け引きも上手。あんなに雄みたっぷりに押されたら、誰でも陥落します…。

アッシュがカーライルに雄みを見せるときって、腰をギュッと抱いたりスキンシップが密。首筋や耳へのキス、とにかくカーライルに甘々で最高にかっこいい。

セックスに行き着くまでの描写も丁寧でカーライルの葛藤が丁寧に描かれています。そして、初めてのセックスはアッシュの優しさが神!加えて、何をするにもカーライルが真っ赤になってアッシュを受け入れる描写も神すぎて何回も読み返しました。もーとにかくカーライルが可愛すぎて悶絶しました!!

さらに普段は髪をオールバックにしているカーライルが、シャワーを浴びて髪を下ろすとめっちゃ可愛くて、受みがとたんに出てくるというマジック…眼福すぎて言葉なし。

セックスが終わったあと、キッチンでのキスシーンもまた神。カーライルが伏し目がちにキスを望むとそれに優しく応えるアッシュ。ここの描写は互いへの愛おしい雰囲気が伝わってきて大好きなシーンです。

カーライルは6年前のアッシュとのキスを明確に覚えていて、強烈に魅了されアッシュのことが好きだと自覚するんだけど、期限付きでいつかは終わるこの関係を自認し自分の気持ちに蓋をしようとする。

この関係を始めるとき、カーライルがアッシュに不必要な感情の介入をしないことを望むんですけど、カーライルはすでにアッシュのことが好きになっていて、アッシュはカーライルに愛情たっぷりに接しますが、まだどこか一線を引いてカーライルの出方を待っているような様子。今後の2人がどのようになっていくのか、毎週金曜日が待ちきれなさすぎて、何回も読み直してしまいます。

いずれニューヨークでの出来事の伏線を回収する流れになるのかな?と思いたいですが、まだ物語はこれからも続くので引き続き追っかけたいと思います。

11

凍えた蕾が恋を知り、愛が花開いていく物語

読むと優しい気持ちになれる!
オメガバース設定の物語ですが、現代の英国が舞台です。原作者のフローナ先生、作画のチャダ先生はこの作品を執筆するにあたって、英国、特にロンドンの街についてかなり綿密な下調べをなさったのではないでしょうか?実在の場所がたくさん出てきて、そのどれもが実に生き生きと美しくロマンチックに描写されています。

主人公であるカーライルは、アルファの名に恥じないハンサムな貴族ではあるものの、自分の家名を継がせるために立派なアルファの子供を作らなければならず、恋愛や性行為を家族に管理されているという状況で物語は始まります。
彼はとても真面目で純粋なのですが、内側に感情を溜め込みやすいというか、心を許して本音で語り合い、素直な気持ちをぶつけられる人が周りにいるように見受けられません。

そんな孤独な生活を長く続けて、自分を抑圧してきた結果、カーライルは性的に不能な状態になってしまいます。そこで、医師から提案されたのが、アルファであるアッシュと気軽な肉体関係を結ぶこと。将来は家が決めた有望なオメガと番うことを、家の掟として決められているカーライルは、貴族でもないアルファのアッシュと真剣な関係になることはありえません。そのつもりで2ヶ月間、アッシュに体を委ねてみようとしたカーライルでしたが…?

アッシュはいわばセフレとしてカーライルと付き合い始めるんですが、なんというか…こいつはめちゃくちゃなたらしなんですよ。チャダ先生の描くアッシュって目がふにゃっと優しくたれてて、まつ毛も長くて、口元も時々犬みたいになってめちゃくちゃかわいいんですけど、カーライルに対する扱いは色んな男女を甘く抱きまくってきたアルファのオスだな、というような圧倒的な攻めのオーラでガンガンに押してきます。
こんなことされたら好きになっちゃうよ…!!と読者の誰もが思うと同時に、恋愛をしたことがなかったカーライルもアッシュの魅力にメロメロに…。それは仕方ないよ…。
最初、氷のような冷たい表情しか表に出さなかったカーライルが、アッシュの愛情や優しさや情熱に触れていくたび、戸惑いがちに微笑んだり、戸惑ったり、赤面したり、ベッドの上で恥ずかしくて泣いてしまったりする様子を見ていると、こちらもホロリと暖かい涙が…。
カーライル、好きな人ができてよかったね…!

そんなカーライルの恋を知る過程をじっくりと、チャダ先生のおとぎ話のように美しい作画で見せてもらえる素晴らしい作品です。またふたりのアルファの筋肉描写も抜かりなく流麗で、ベッドシーンも圧巻です。

現在日本語版は2人がすれ違ったまま、別離の状態に置かれてしまっているのですが、不思議と不安はなく、2人は絶対にこの苦難を乗り越えて気持ちが通じ合い、幸せになれる、という確信が持てるので辛くはありません。
でも続きが早く読みたいです!

9

あまりに美しく上品な世界観、けどヤることやってる!!

本当に優しくて丁寧な攻め、クールで静かな男前受け…!心洗われる上品な仕草と言動、メロメロになること間違いなし。とてもとても癒される安心して読める作品です。

しかし、これは18付のBL!やることはしっかりやります!!!

こんな美しい世界観の中で、こんなすごいものを見せていただいていいのか!?とドキドキがとまらないほど激しい。アルファで攻めだったクールなカーライル、まさかこんなに乱れるのとは。カーライルも受けになるのは初めての経験、普段攻めだった彼がいつの間にかとろっとろに…!そこまで行くまでの道のりも奥ゆかしく、だんだんと、抵抗から求めゆく姿にテンションぶち上がります。

そして普段紳士なアッシュが男を見せたときの表情がたまらん。アッシュかわいい、アッシュあざとい。私の好きな上目遣いを駆使してくるあざとい攻めです。決して無理はしない、けど押す時はしっかり押すし引くときは引く。そんなアッシュが余裕をなくす姿がまた良いです。

読んで絶対後悔しない作品!!!迷っている方は是非いってみてください。この世界観に取り込まれること間違いなしです!!!

8

恋に落ちる貴族紳士最高です

 カーライルがアッシュと過ごす時間の中で優しく愛され大切に扱われて恋心を育てていく過程がとても良いです。一つ一つのイベントが、エピソードが丁寧に描かれて、まるで、人が人に恋をしている場面を目の前でみているような気持ちになれます。ドキドキが伝わってきそうで甘くて切なくてまさに恋をした人を間近で見ているような感覚で読んでいて陶酔感を味わえるほどです。

 ずっと甘くて優しくて紳士的なふるまいの二人だったのでつらいことがあった時にはこのお話しを読み返せば元気になれる、とっておきの作品でした。この実績から、つらい展開があってもきっといつか心から愛し合う二人が見られるのではないかなという信頼感を持ちました。

 2023年7月現在日本版は2部完、韓国で3部が始まったところです。フローナ先生もチャダ先生もツイッターをされていて、頻回に作品についてつぶやいてくださるので待つ時間が長くてもそういったものに触れることができます。

 

7

ぜひ読むべき神作の一つ

絵も好みで、ちょっと読んでみようと思ったらどハマりしました
家門の責務に雁字搦めにされたカーライルが
不器用過ぎて乙女過ぎる
治療の一環と理解しつつまるで恋人のように扱われ、キュンキュンしてる
初々しくもあり じれったくもあり でも本当の恋人じゃないから 割り切られると安心もすれども傷ついてしまう  この翻弄され具合がたまらない こっちもハラハラドキドキ アッシュの本心はどうなんだろう もう本当、毎週必ず更新してしまう 一度休載した時は 喪失感ヤバくて中毒になってましたよ!

7

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