電子単話めぐりで見つけた作者様の作品。
絵柄がとても好みです。正統派というか伝統的な美麗絵という感じ。
登録を見ると、作品は6点のみで全て単話。そして全て2016年発表でそれ以降はBLを描かれていないよう。Xを見ると現在はTL中心で活動されているようです。
攻めの造形が良いので、またBL描いてほしいなぁ。
さて、本作は「三角関係」。
親友の3人組のうち、2人が付き合うことになる。
はじかれた桜田は、実は受けの船登にずっと片想いしている。だから攻めの厚村に激しく嫉妬を感じる。
そして、二人の仲を裂こうとする。
ここからちょっと複雑な構成で。
桜田は厚村を誘惑するんだけど、この辺本当に厚村を好き?と読者にも思わせるような感じで、桜田の本心はどっちだ⁉︎的なちょっとしたサスペンスみもあり。
自分が受けになってまで…という激情。
だけど、桜田をここまでさせるように「仕向けた」のは実は船登、だったのかも。
厚村だけがひとりかわいそうです…
電子単話を色々見ていて見つけた作者様。絵柄が大変好みです。
本作は学生もの。
同じサークルの寺脇と飲んだ後の軽口で、ゲームセンターで負けたら一週間何でも言うことを聞く、という軽い気持ちのゲームで負けてしまった三宅。
だが、寺脇が要求してきたのは…
学校でアナルプラグ。トイレでフェラ。家に連れて行ってセックス。
なんでこんなこと…と思いながら拒絶できない三宅。
一方、寺脇は女性にモテて。
苦しくなった三宅は告白し、実は寺脇も…
…というド定番の展開と言ってしまえば確かにそうなんだけど、短い中できちんと納得感は得られる。ラスト、指を触れ合わせる合図なんてなかなかイイ感じ。「萌」で。
電子単話を漁ってて見つけた作者様。絵柄が大変好みで、あるもの全部買いました。
3作目のこちらはリーマンもの。
酒の席でつい口にしてしまった本音を冗談に隠しつつ、「冗談」に乗ってきた長谷川の「お試しで抱いてやる」を受け入れた清次。
週末だけやってきて、甘い言葉も何もなく、ただ突っ込み、すぐに帰る。
本当は想ってるけど何も言えない/言わない清次だけど。
ある日姉が夫婦喧嘩をして清次の部屋に来ていた時に長谷川とすれ違い…
長谷川はお姉さんを清次の彼女と勘違い。
そこから長谷川の隠していた本心がどんどん出る出る。
な〜んだ、長谷川も清次が好きなんじゃん!…って読者には最初っからわかりきってんの!
展開に目新しさは特に無いんだけど、でもまとめようと思っても結構難しいもんだと思うんです。その辺はキッチリまとまってる。「萌」で。
単話ものを探していて見つけた作者様。
絵柄が好みで、6作品あったのを全部買っちゃいました。こちらは2作目。
主人公は大企業グループの御曹司・輝(あきら)。
帝王学を学ぶために、政経、英語、教養の3人の家庭教師がついているのだが、同時にその3人から告白されて…
夜の10時に3人全員を呼び、みんな好きでひとりを選べない、だからみんな断る。
こうハッキリと宣言したのだが…
嫌いで断るのじゃないのなら、全員で愛し合えますよ…
とか言われて即4Pが始まるという展開。
まあ、やっぱりねというかなんというか。
輝はちょっと単純で憎めないタイプ。可愛い。
カテキョ3人は御曹司狙いかもという疑念は消えないけど、この短編の場合やはり本当に輝を愛でているのでしょう。
攻め3x受け1、輝がひたすら愛されるだけのハッピーストーリー。「萌」で。
読みやすい単話ものを探していて発見した作者様。
絵柄が好みです。
少し古い印象だけど、正統的な美形画です。
主人公は留学生のカイ。
当初馴染めなかったカイに声をかけてくれたロディにずっと片想いしていたが、想いを告げぬまま帰国予定が近づいていた…
帰国が決まったことをロディに話すと、その前に旅行しようと誘われるカイ。
ロディが選んだのはデスバレーへのドライブ。
だが誰も通らない場所で脱輪し、プチ遭難してしまう!
非日常の景色の中で思わず想いが溢れるカイ。言ってしまったことに動揺して走り出すカイを追って怪我をするロディ。実はロディの方も…
…というテッパンのやり取りがありつつ、いざ愛を確かめようとするその時、救助のヘリの音が。
それは何とロディ個人用警護チームのヘリコプター!
実はロディは大財閥の御曹司!
片想いのまま別れを決意してたのに、結果玉の輿的な?
ストーリーは正直平板というか…とはいえ、短編のなかでのまとまりはキチンとできている。
奇を衒わないところが好感が持てます。「萌」で。
イヤコレ最高…
なにより超ストロングな2人のLOVEが素晴らしく私好み。
目が合った時に散る火花。
ストレートに誘ってくる裏表の無さ。
疲れを知らぬ体力。
それでいて真面目に申し込んでくる交際。
主人公は今どきモデルの怜皇。
仕事で偶然期待のプロボクサー・堅心と共演し、その日に恋人になる。
これがチャラさや駆け引きなし、事故でもワンナイトでもない、正に一目惚れの運命的出会い!
それからというもの、2人の熱はどんどん加速、加速、そして週刊誌に撮られて…
…といっとき会わない時間を作らざるを得なくなるけど、見た目チャラい怜皇は堅心とのつながりを無くしたくなくて、返事がなくても折々にメッセージを送り。
逆に堅心が便乗して出てきた怜皇のデマに怒りと嫉妬で怜皇を無視したり。
でもそんな時間の後の2人はより一層燃え上がるんですよね〜。
そのあとはストロングなLOVE一直線ですよ…
もうこういうの大好き。
駆け引きとかさ、そういうのいらんのよ。正に愛同士がガチンコでぶつかり合う、そして起きるケミストリー、加速し倍増するLOVEが全てなんよ。
最終章にて、2人はパートナーシップを公表します。これも良かった。
最高のハピエンです。
絵柄も大変好み。ダブル褐色イイ!これは「神」です。
「ますらおの人魚姫 下」電子限定描き下ろし漫画となります。
4p。
以下、内容となります。
↓↓↓↓
タイトル「いまここにある うろこのはなし」
汐の鱗を袋に入れて首にかける津之介。
汐はあきれたようにまだ持ち歩いてるのか?と聞くが、津之介曰く、鱗が強火のヤキモチ焼きで置いて行ったら拗ねる、と言う。
すると汐は真っ赤になって怒って…
「俺の鱗はヤキモチなど焼いたことはない!」
本編での出来事の後津四郎の記憶を共有してる津之介は、鱗が女たちの手に噛みついてきた事や、手放さない事だけはDNAに刻み込んだ事を知ってる。
さて、今年は2人で月ヶ濵神社に初詣して、龍神様に謝りとご挨拶、それからひたすらの感謝を。