おもい央先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
共依存 2
血表現 1
な感じだと思います。
尭良さん×司さんのカプです。
人生イージーモードと言われてしまうくらい、幸運体質の尭良さん。しかしどこか物足りなさを感じていたある日、危ない噂と生傷が絶えない司さんの存在を知り…。
攻めの尭良さんは幸運体質で、不幸体質の司さんに、初めは興味本位で近付きます。しかし一緒に居ることで、司さんの傷が減り、離れている間にまた怪我をするのも目の当たりにし、徐々に独占欲が強まり、関係を深める為にと身体を重ねるようになります。
受けの司さんは、自分と一緒にいることで尭良さんも怪我をするかもしれない、身体を重ねたことで勘違いしそうになる、と司さんを一度は遠ざけようとするので、共依存要素は、少なめかなと思いました。
共依存や帯の「殺しちゃうかも」のセリフから仄暗い雰囲気なのかと思ったのですが、そんなことはなかったですね。
でも個人的には、司さんへの独占欲から、尭良さんがヤンデレっぽい言動が一瞬あったので、そのままメリバっぽい終わり方になっても良かったかなと思いました。
怪我をしたり、2人の過去が重いものだったりしますが、最後は自身も相手も、幸福も不幸と受け入れた、ハッピーエンドになるので、是非とも読んでほしいです。
わじ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
チョロい 5
おバカ 4
溺愛 4
エロ 3
な感じだと思います。
八木くん×まことくんのカプです。
まず、わじ先生のコメントで判明しますが今作は続きものです。仕方無いことだと思いますが、でもやっぱりタイトルに巻数を表記してほしかったですね。初っ端で読むモチベーションが変わってしまいましたね。
酔った勢いで八木くんと付き合うことになってしまったまことくん。何度も別れ話を切り出すが、全て断られてしまう。考えた末、八木くんの嫌いなタイプになって、八木くんの方から別れ話を切り出させようとするが…。
とにかくまことくんがおバカでチョロいですね。八木くんの嫌いなタイプになる、テレビでの別れ話を実行する、浮気をしていると見せかけるなど、色々と試しますがどれも撃沈します。
八木くんからはまことくんのことが、可愛いおバカって感じなのでしょうが、作戦が甘過ぎて、もう少し考えようよ、とおバカ過ぎて、おバカ属性としては萌えれなかったです。
あと、八木くんとまことくんが人前でキスをする描写が何度かあり、周りの人達は驚いたり茶化したり、悪感情を抱いている人達はほとんど居なかったのですが、まことくんはめちゃくちゃ恥ずかしがって、居た堪れない姿が可哀想だなと思ってしまいました。
他には、帯に八木のセリフの「制欲旺盛に盛ろっか?」と書かれていますが、それを言った時の絡みは、まことくんが手でイかされただけで、その後の絡みでも素股や兜合わせで、結局今作では最後まで身体を繋げていません。
あらすじに「抱きつぶされる!?」と書いてあったり、エロ度高めなのかと思っていたので、少し拍子抜けしてしまいました。
個人的には作品の雰囲気やテンションにあまり萌えなかったのですが、八木くんのまことくんへの溺愛っぷりが凄まじいので、読んでみては如何ですか。
待望のサハラシリーズの2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
幸福 3
シリアス 2
エロ 2
な感じだと思います。
前作に引き続き、アルキルさん×ロキさん、イングルさん×ビャクさんのカプです。
物語り前半は、アルキルさんとロキさんがメインのお話で、呪い師の動向を探ろうとする中、墓荒しの容疑がかけられてしまった集落に、監獄のマダムが訪れます。
ロキさんを「黒鷲」から解放させたいと思っているアルキルさん。その為にマダムを煽るようなことを言いますが、アルキルさんを守りたい、ロキさんの言い分も分かる為、その身を犠牲にする切り札を使おうとします。
アルキルさんもロキさんもお互いを守ろうとする想いが、自身を危険に晒してもいいと思っている姿が、心苦しいですね。それをすれば、相手が辛い思いをするだけなのに…もどかしいですね。
そして今作は帯にも書いてあるのですが、遂にイングルさんとビャクさんが両想いに!やっとです。待ってました!
イングルさんがビャクさんへの恋心を自覚する瞬間やビャクさんと再会した時の愛おしいさやビャクさんへの告白などの描写が、時間が掛かった分、めちゃくちゃ心にジーンと来ました。それから、告白された後のビャクさんの涙に思わず貰い泣きしまた。
イングルさんもビャクさんが結ばれてホッとしました。しかし、呪い師との決着、墓荒しの問題など、まだ解決していないことはあり、五月女先生のあとがきで、物語りは折り返し地点ということなので、どうなるのか、最後まで見届けますので、次巻も買わせて頂きます。
待望のサハラシリーズの続編、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
しんみり 2
葛藤 2
エロ 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、アルキルさん×ロキさん、イングルさん×ビャクさんのカプです。
サハラの黒鷲から始まり、スピンオフでサハラの隻眼狼があり、それて今作はサハラシリーズの続編となり、タイトルに表記されている通り物語りは続きます。
五月女先生のあとがきに書いていますが、物語りの展開上、BL要素が薄くなるお話もあるのですが、引き込まれる物語りや登場人物達の心理描写が読み応え充分なので、絡み描写が少なめでも物足りなさはあまり感じなかったです。
物語り前半はイングルさんとビャクさんのお話で、ビャクさんに想いを寄せている傭兵のゼパドゥさんの存在で、少しですが、イングルさんがビャクさんに対する気持ちに変化があります。
物語り後半は、アルキルさんとロキさんのお話でロキさんがロキさんのままで生きられるようにしたいと思っているアルキルさんと、アルキルさんから与えられる幸せで弱くなってしまう、だから「黒鷲」として強くいようとするロキさんのほんのりとした擦れ違いと葛藤にしんみりします。
それぞれのカプの問題や呪い師の存在への不安など、物語りはまだ続くので、どんな展開になるのか、ハラハラとドキドキで楽しみなので、次巻も買わせて頂きます。
待望のお兄ちゃんから逃げられない!〜童貞非処女になりましたの2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
ラブラブ 5
溺愛 5
甘々 4
エロ 4
な感じだと思います。
前作に引き続き、天さん×琥珀くんのカプです。
義兄の天さんと恋人同士となった義弟の琥珀くん。相変わらず天さんから溺愛され、甘々でラブラブな日々を送っていた。しかし、天さんのいとこの颯真さんを、2人の家に滞在させることになり…。
今作で初登場の颯真さん。琥珀くんにちょっかいをかけたり、意味深な言動をして、天さんと琥珀くんの仲を引っ掻き回します。
その為、琥珀くんが少し不安になったりするので、ラブラブではある天さんと琥珀くんの甘々な雰囲気が少しだけ影を差す描写があります。
恋人同士となっているので、前作よりは天さんの琥珀くんに対するストーカーっぷりやクレイジーさはそこまで感じなかったですが、前作以上に天さんの溺愛っぷりとイチャラブな絡みがこれでもかと堪能出来ますので、是非とも読んでほしいです。
高比良りと先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
ギャップ 3
SM 3
な感じだと思います。
日高さん×三苫さんのカプです。
会社では愛想も口も悪いパワハラな先輩の三苫さんが、飲み会で酔い潰れてしまったことで、家に送ってあげた、後輩の日高さん。そこで目にしたのは大量のSMグッズで…。
帯にパワハラクール先輩とカテゴライズされている通り、会社では口が悪いので日高さんに舌打ちしたり、お尻を蹴ったりしています。ヤンキーキャラならまだ納得出来るのですが、口や愛想はともかく、社会人キャラが人を蹴るのは、普通にいただけないですね。パワハラ先輩が、絡みでは泣かされるM受け、というギャップを狙っているのでしょうが…確かにギャップ自体はあるのですが、個人的にはギャップ萌えには繋がらなかったですね。
パワハラではなくなりますが、せめて態度や口調が悪いまでで留めてほしかったですね。
絡みではSMプレイが描かれていますが、両手の拘束から始まり、縄による緊縛や尿道責めなど、三苫さんがMなので、めちゃくちゃ嫌がっておらず、凄く過激なプレイ内容ではないので、安心して読むことが出来ます。
パワハラな言動はともかく、SMプレイでグズグズのトロトロにされる三苫さんがエロ可愛いのは確かなので、是非とも読んでほしいです。
うしの先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
流され 3
エロ 3
しんみり 1
な感じだと思います。
健斗くん×ルイさんのカプです。
大学進学を機に上京し、都内駅近の好条件アパートに住むことになった健斗くん。ある日、大家さんに挨拶に行くと、現れた全裸のルイさんに、デリヘルだと勘違いされてしまい…。
受けのルイさんは、性に奔放で生活能力ゼロの三十路です。でも無邪気な言動と美人なルイさんが絡みで乱れる姿がエロ可愛いので、放っておけなくて庇護欲が刺激されますね。
ちょっと言動が軽過ぎるので、健斗くんに対しての想いや好意が本物なのか?少し真剣みが伝わり辛くはありましたね。
攻めの健斗くんは、物語り冒頭には彼女が居ましたが、振られてしまい、それを慰めようとするルイさんの色気と手管にまんまと流されてしまい、ルイさんと身体を繋げます。
初めの絡みではルイさんに翻弄されるからか、少しだけ攻め喘ぎっぽい描写があります。
健斗くんとの関係が続いてもデリヘルを呼んじゃうルイさんの奔放っぷりやルイさんの家族の話など、少ししんみりする描写がありますが、比較的にはエロキュンで、最後は家族愛にほんわかするので、是非とも読んでほしいです。
天王寺ミオ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
焦れったい 3
エロ 3
チョロい 2
な感じだと思います。
柏木さん×鳥飼さんのカプです。
生徒からの恋愛相談が絶えない教師の鳥飼さん。しかし本当は恋人も居なければ、恋愛経験も無し。恋人は無理でもせめて経験だけは、とデリヘルボーイを呼び、家に来たのは元教え子の柏木さんで…。
カプのどちらかが、デリヘルボーイなどだと、自分以外の客とも身体を重ねているのか、というあるあるの悩みや葛藤がありますが、鳥飼さんも元教え子の柏木さんとスるのは、と少し抵抗しますが、仕事で他の客のところに行ってしまう柏木さんの姿に不安になったりモヤっとしてしまいます。
そこから徐々に、柏木さんへの好意を募らせていきますが、物語り序盤での柏木さんとのやり取りから、少しチョロい鳥飼さんですね。
攻めの柏木さんは、鳥飼さんからの指名が無く時でも家を訪ねて、グイグイアプローチしたり鳥飼さんを翻弄します。しかし、鳥飼さんと良い雰囲気になった後に、鳥飼さんと森仲先生の仲を勝手に勘繰って、鳥飼さんと距離を置くようになるので、焦れったかったですね。
柏木さんに翻弄される鳥飼さんがチョロくて、絡みでグズグズにされちゃう姿は勿論エロ可愛いので、是非とも読んでほしいです。
野萩あき先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
溺愛 3
拘束 2
執着 2
な感じだと思います。
琉生さん×湊斗さんのカプです。
受けの湊斗さんはM寄りの性癖ではありますが「自由がきかない状況」に興奮するということで、今作では、両手を拘束される絡み描写が殆どなので、全身を縛るような緊縛やスパンキングなど、激しめなSMプレイはありません。
攻めの琉生さんは、高校生の時に知り合った湊斗さんに徐々想いを寄せていきますが、友達という地位を守りたいと思いながらも、湊斗さんの幼馴染の耀さんと柊哉さん達との仲に入れないという、焦れったさや湊斗さんへの執着心を募らせていきます。
絡みでは、拘束によるほんのりとしたSMプレイで、琉生さんの溺愛っぷりから甘めの雰囲気で読み易いと思います。琉生さんと湊斗さんの仲も友達だけど、秘密の関係というドキドキ感が味わえるので、しんみり描写はあまりないので、是非とも読んでほしいです。
せつこうじ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
擦れ違い 3
ワンコ 2
健気 2
エロ 0
な感じだと思います。
萩野くんの前に現れたのは、親友である春名さんを庇って事故に遭ってしまった榎本さんだった。昏睡状態の筈の榎本さんは、自身を天使だと言い、更には春名さんの魂を手に入れることが出来れば、生き返ることが出来はと言い出して…。
物語り序盤での榎本さんの太々しい言動やそれに対して萩野くんとの関係性がギスギスしていたのが、後々榎本さんのちょっと可愛げのある一面や健気な描写などにギャップを感じるのですが、萌えにまでは至らなかったので、個人的に評価は上がらなかったですね。
大切な先輩の命、榎本さんの本心、それぞれの思惑や想い、しんみり描写だけでなく、意外な展開も味わえるので、読んでみては如何ですか。