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最後までブレない。

はらだワールドが爆発してました。

福介が積み上げてきたものが全て音を立てて崩れていく話。

福介は笑くんの1番になりたいがために、さらにあれやこれや手を使って笑くんを苦しめていきます。
しかし、りくちゃんの助言(邪魔)によってあろう事か全ての真相を知ってしまう事になります。

そこから福介が壊れます。
今まで見せなかった焦った顔や、病みきった顔が露になっていきます。

結果笑くんを追い詰め、見限られてしまいます。
ショックで店を休業し、家に引きこもる福介。
なかなか戻って来ない福介を心配し、会いに行く笑くん。
福介は今までの事を全てを話し、謝罪し、本当に好きだったと告白。
だが、案の定拒否される。

それから福介は反省し、店をやめ、自分一人で店を立ち上げ、笑くんとは距離を置きます。
そんな福介を可哀想に思い、笑くんは再び福介に会いにいくと。



……これも全て計算だったという話。
最後の最後までブレない福介。
結局思い通りに転がされてしまう笑くん。
不憫だが、最高に面白い。
どこまでも展開が読めない今までになかった作品。

絶対に買って損はしない。



深い。深すぎる。

おげれつ先生の作品にハズレがないのは分かっていたが、これはもう文句の付け所が見つからない。

おげれつ先生の作品のいい所は、毎回周りの反応がリアルなところ。(ヤリ部は別)
男同士のアレコレはまだ周りから偏見が持たれているというのをリアルに描いてくれる。
2人が付き合ってるというが大学に広まったときの生徒の反応、太一の親の反応、なおの家族の反応。全てがリアルで自然と感情輸入してしまう。

本当の幸せとは何か。家族の概念とは何か。
男同士だからこその問題を通して深く考えさせられる話。

これはもう、読んでみないとわからない。
絶対に損はしない。
これだけは断言できる。





百と卍 2 コミック

紗久楽さわ 

もういいや。

正直買うか迷ったのだが、1巻を持ってるから…2巻目も購入。

結論から言うと、もう続編がでても買わない。

卍が昔祝が好きで、祝の前で抜いているシーンがあったが、正直見てられなかった。
卍に全く感情輸入できない。

そしてこれは自分の問題なのだが、千と卍の区別がほとんどつかない。
あと、千×卍になっていたのが気に食わない。
はっきりとした行為とかはなかったが、卍の受けとか見てられない。

あと、暗い。話が。全体的に。
1巻は我慢できた。でも2巻はむり。

そればっかり気になってしまって、話に入り込めなかったしもう1回読もうとも思えない。
百の出番も少なかったし、買ったことを後悔したレベル。

簡単に出会って、テキトーな当て馬が出てきて、安直に結ばれてハッピーエンド!ってゆークソつまんないBLよりは幾分かいいが、
ここまで話が拗れると読む気になれない。
結論私には難しかった。それだけ。

百と卍 コミック

紗久楽さわ 

既視感の正体

このネタ完全にはらだ先生の「やたもも」でしょ。
百(もも)が昔ウリやってて、卍(やたちゃん)が拾って、百には昔好きな人(すだ)がいて~…って完全にやたももじゃん。
ってずっとツッコミを入れながら見てました。

やたももを見たことがない人にとっては新鮮で、内容も深くてすごくいい作品(いや、実際にいい作品ではあるのだが…)だったのかもしれないが、
こっちからしてみれば、もはやパクリ…とまで思ってしまう始末。

あと、用語や内容が難しすぎて一度読んだだけでは理解できないと思う。
そこがいい所なのだろうが、自分は正直見てて疲れた。

ただ、百がとても可愛い。卍の事が大好きなんだなぁってよく伝わるし、攻めより力の強い受けが個人的には大好きなので、それはいいと思った。過去の話のショタ百も最高だった。
でもまぁ、、、それくらいしか評価できないかな…


ここまでちょっと辛口め(?)だったけど、
そこらへんの簡単に出会って、テキトーな当て馬がいて、安直に結ばれてハッピーエンド!なんてゆーつまらないBL作品なんかよりよっぽど面白いし、新鮮だし、中身も詰まってる。
ただ、何回も言うが自分は他作品と重なってそれがどうしても拭いきれなかったので、高評価はできないかなと。ただそれだけ。