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お江戸言葉を1巻で復習しながら待ってました~!
…お、慣れかな?
前回ほど頭がパンクすることなく楽しめました(﹡´◡`﹡ )
(とはいえ、通常に比べると時間がかかりましたが…;)
百と卍のただひたすら甘い甘い日常。
そして、卍の表情に影を落とす過去。
恋に生きる江戸の男達がとてもカッコよかったです。
面白かった!
個人的に2巻の見所はなんと言っても卍の過去。
『鬼殺の万次』ですよ~!
男も惚れる、男の中の男といった粋さが何とも言えない。
ただ、百と一緒にいる現在の雰囲気とは少し違います。
口数は多くなく、慕ってくる者に対しても少し壁があるような…。
当時の万次は叔父・祝さんへの想いを拗らせていました。
また、男色家で嗜好は”挿れる側”だけど、
当時は年上が年下を抱くのがセオリーで逆は許されず。
抱かれるのではなく、抱きたい。
ウンと年上の血の繋がった叔父に対する欲情。
万次にとって生きづらい世であり、鬱屈した気持ちが募ります。
そんなある日、万次の性的嗜好を暴いたのは、火消しの相棒・千。
以来、身体の関係をもつようになりましたが
万次の望む側は許さずに年上だからと万次の身体を好き勝手し…。
身体は繋がれど、なれ合うことなくピリリとした空気の2人。
とうとう全てが壊れる日がやってきてーーー。
卍の過去はとても鬱々としてました。
華やかな見た目と反して、内に渦巻くどす黒さ。
百の過去とはまた違った重さを感じます。
そして千は、百と卍の前に現れるのです…!
卍を小馬鹿にするような物言いに百がキレ、
百に怪我させたと卍がブチキレ、
3人の取っ組み合いにひぇぇぇぇ(;;´///`;;)
百の男らしさ・芯の強さがとてもカッコイイです。
見た目だけなら卍や千がそれっぽい雰囲気あるけど、百が一番の強者だと思う。
もう会わないと決めた兄に対する気持ちや、
ずっと傍に居たいと願う卍への気持ちが、百の強さになる。
胸にグッとくる印象強いシーンでした。
百の芯の強さや愛情深いところ、天真爛漫さ。
百の持つ全てに卍は救われたんだろうな、と。
言葉にはしなかったけれど、卍の一筋の涙にこちらの涙腺も緩む…(;///;)
卍の過去を知った後に甘々な日常を読むと暖かい気持ちに。
読み返すごとに2人の幸福感をヒシヒシと感じキュンとくる。
なるほど。
帯の『巡り会えた奇跡が尊すぎて拝む』とはこのことか。
卍と百が出会えて本当に良かったなと心地よい余韻が広がります。
千は一読目では傲慢さが鼻につくし、
百を泣かせたりであまり良い印象はなかったのですが…。
何度か読み返してるうちに、わかりにくい不器用さに少しキュンときました。
百:「千みてぇな野郎はおいど抱かれたら弱そうだぜぇ」
の一言に全力同意w
年下の可愛い子に掘られてヨガるがいいわ…!!
『百と卍』は話の面白さや、百のぷりぷりのお尻や卍のだだもれしている色気にきゅんきゅんできるのはもちろんなのですが、何かしら自分なりの解釈ができないところに引っかかってしまい、何度も何度も読んでしまいます。
1巻では卍が百に対し『いき』と感じ『息』ができなければ『生き』られないし笛も音をならさないという場面に卍の持つ闇を感じつつも、美丈夫で男気があって元は裕福な出の卍の何がそこまで百にのめり込ませるのか疑問でした。
2巻では卍が百に『何で好きかわかるか?』と尋ねます。それに対し百は『わかンねェ、ばかだから…』『ばかだから?』と答えます。『にぶい男だナ』と涙をこぼす卍。
う〰️ん、私も百と同じで鈍いらしくわからない…。確かに百は可愛い。だけどなぜ美丈夫で引く手あまたの卍なのに、他の誰でもない百にだけこんなにも惚れ込んじゃったのか。
念者〈年上)が若衆(年下)抱くのが当たり前という中、幼い卍が心惹かれた相手は父親の弟・祝。男らしい外見と、優しさを併せ持つ祝に、煙管の扱いや美しい笛の吹き方など心を昂らせながら教わるうちに、彼を抱きたいという想いに囚われていきます。
しかし、恋愛対象が同性というだけでなく、自分よりずっと年上で体格もいい相手を抱くなどということが許される訳もなく、劣情を抱え、火(死)と向き合うことで抑え込んでいるところに、同じ火消しの千と身体の関係に。しかし、身体を重ねてわかったことは命のやりとりではなく『しあわせ』を渇望していた自分。噎せかえるような孤独、息苦しいほどの飢えを感じる中、偶然みつけたのは行く宛もなく途方にくれた大きな身体の可愛い死体のようだった百。
辛い過去を持ち、愛する人に愛されることもなく決別という過去を持ちながらも、表情豊かで元気いっぱい、はち切れんばかりの生に満ち満ちている百から与えられるのは溢れんばかりの『愛情』と『しあわせ』
そんな揺るぎない百の愛情を一身に受け、卍も自らの想いを偽ることなく同様以上の愛情を返す。返された愛情を全身で受け止めてくれる人がいる喜びと安らぎ。さらにはどんな過去をもそれら全てが好きだと受け入れてくれる百。百と出会って孤独という煙から逃れやっとうまく『いき』が吸えるようになった卍。これが百に惚れた理由でいいんだろうかと悩みつつも自分なりの納得できる答えを出してみました。
嬉しいことにまだまだ『つゞく』ということなので、今後の二人の行く末を妄想しつつ、答え合わせを楽しみに3巻をお待ちしたいと思います。
待ちに待った『百と卍』の2巻。2巻では卍の過去が明らかになるとのことで、楽しみに待っていました。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
百と卍の、ラブラブな雰囲気からスタートします。
ぽよぽよな(体つきも中身も)百と、相変わらず伊達男の卍兄さん。この二人のイチャコラぶりが可愛いなあ、と思いつつ読み始めましたが。
卍は、年末年始は外に出たがらない。
理由はかつての鳶仲間に会いたくないから。
かたくなに鳶を避け、時に渋い顔を見せる卍の様子から、鳶時代に何かあったんだろうな、というのが透けて見えてくる。
そんな卍を心配する百だけれど、そんな二人のもとにかつて仲間だった千という男が現れて…。
千という男の口から語られるのは、百の知らない卍の過去。
もうね。
切ないです…!
男が好きという己の性癖と、手に入るはずのない男に惚れてしまった万次の過去の恋。
そしてそんな万次に声をかけたのが鳶仲間だった千。
万次の性癖を見抜き、身体の関係を迫るが―。
千という男は一見冷たい男に見えるのですが、万次に固執している描写がそこかしこに描かれている。万次の想い人を知った時の彼の嫉妬ぶりはすさまじかった。でも萌えた。単に万次を抱きたいだけなのかと思いつつ読んでいたので。
はい。
サクッと書きましたが、万次兄さん、千と致すときは受けです。
攻めさんが受け、というのが苦手な方もいらっしゃるかな…。でも個人的に、
めっちゃ萌えました…。
千も、万次も、がっつり「男」っていう感じなので、攻め×攻めの濡れ場がなんともエロカッコいい。
エロカッコいいのだけれど、祝さんを想っての、身代わりの行為。
万次の気持ちも切ないけど、千も気の毒だよね。
万次の過去の恋。
千の万次への執着心。
そして、卍と百の恋。
そういった彼らの恋心にももちろん激しく萌えるのですが、『百と卍』の魅力はそれだけではない。
とにかく、出てくる男たちのカッコ良さには悶絶しっぱなしです。
火消しの面々の男気が、めっちゃ、カッコええです…。
みんな等しくカッコええです。
彼らだけで、また違う作品が作れそうなくらいです。
そして、万次と千の火消しの姿のカッコよさに、萌え禿げるんじゃないかと思いました。
とにかく、「江戸」という時代が細やかに描かれていて、そういったバックボーンのためか話が上滑りしていない。読んでいてするんと理解できる。
1巻では陰間上がりだった百が卍によって救われるストーリー、だと思って読んでいましたが、2巻を読むと卍が、百に救われたんだなというのがよくわかる。
帯に担当編集の方のコメントで
「巡りあえた奇跡が尊すぎて拝む……」
という文句が書かれていますが、まさに言いえて妙。
この二人は、出会えたからこそ、二人ともに救われ、そして幸せを手に入れたんだなって。
百と卍の、お互いへのゆるぎない愛情と信頼に落涙し、鳶の皆さんのカッコよさに悶絶し、男のプライドをかけた「闘い」に萌える。
百が成長していたものよかった。
1巻ではお尻がぷりぷりで、それはそれで可愛かったのだけれど、2巻は卍を助けたいという男気にあふれていました。
可愛いし、カッコいいし、最強か。
これを神作品といわずなんと言おう。
最後のページに
つゞく
って書いてあるんですよ。
めっちゃ嬉しかった…。
早く、続きが読みたいです。
2巻も素晴らしい作品。
人が人を愛おしく想うこと、大切にすることの美しさが表現されていると思います。
1巻では百樹の過去、2巻では卍の過去が描かれており、1巻2巻を通して読むと、お互いの存在がお互いにとっていかに大切であるかわかります。
こういう人が人を好きになるという純粋さのがBLの良さだよなーとしみじみ思います。
素敵なストーリーでした。
百樹は1巻よりさらに可愛く、卍を一途に思う様にキュンとします。
卍が頭に被っているのがすごくセクシーでまさに萌、かっこええ〜。
二人の甘々姿が見られて大満足です。
また、この作品を通して江戸文化を知ることができて、興味深い。
江戸時代はあまり面白味が無いなと思っていたのですが、教科書には無い部分が面白いんだなと思いました。
こういう美しいストーリーを考える紗久楽先生頭の中は、どういう風になっているんでしょうね。
今後もふたりの甘々ストーリー描き続けて頂きたいと思います。
今巻もさらに最高に磨きがかかっていました。
以降ネタバレです。未読の方はご注意ください。
初恋の人を想っていれた刺青が、鬼を退治するももたろうを背中に背負っている、と今の想い人の百に言うの、めちゃめちゃめちゃ萌えました。
一巻を読み終わった後は、百のことをこんなに好きってわかってるけど、でも背中にずっと祝さんを背負い続けるんだよね…と思っていたんですが、なるほどと。
なんて素敵な巡り合わせなんでしょう。
たしかに鬼を退治するのは桃太郎なんだけど、ももって名前じゃないと、卍兄の刺青はずっと祝さんを表してることになってたんだと思うと…さらに萌えますね。
そしてそのシーンで百のおいどを枕にして、ほんとに卍兄は百のおいどが好きなんだなぁ〜〜、とニヤつきました。
たたいたり、もみしだいたり、枕にしたり、本当に卍兄の百のおいど大好きっぷりが今作もビシビシ伝わってきます。
そして今回かなりの重要な登場人物、千。
まず名前から萌えませんか。万次、千、百樹。あ〜〜卍兄と百の邪魔するんだね〜〜!!って。作者様のセンスが本当に大好きです。
卍兄から昔の面影が見えて千がニヤつくシーン、本当にゾクッとしました。何か屈折した執着心を卍兄に抱えてるな、と。
その後に卍兄の見せた百を思って浮かべた笑みに、自分だけが置いていかれたと悟るシーン、めちゃめちゃ萌えます。
自分が開けた穴すら2人のいちゃつきに変換されてしまって、その時点でもうお呼びではないと悟っただろうに、卍兄の眼前に姿を現して、存在を主張したかったんだね…千…。
今のお相手の百をまず知りたかったのか、百にまず先に話しかけて人となりを探ってるの、嫉妬に駆られた姿そのものだなぁ〜〜。
卍兄の過去話、私も初見はちょっとまともに読めなかったのですが、何遍が読み直して、その時代の常識というものを理解して、これは卍兄よく百と出会うまで生き続けられたな、と思いました。
彼はまだ小さい頃から己は異端者なのだと判断して、愛に対して絶望していたってことですよね。
これ、相当な孤独じゃないですか。
自分はこうと思ってても、時代の一般常識で絶対叶えられないって辛すぎる。絶対に自分の恋心は理解されず、祝福されないんですよ。
実際、男が好きなんだろ?と言われて関係を持った千にも、年下だからと抱かれてしまいますしね。何回か身体を重ねて、自分にも抱かせろと千に言っても、何言ってんだの一蹴りですし。まともにとりあってもらえない。
全く興味すら持てないような相手からはほって置いても寄ってくるのに、自分が心底惚れた人からは絶対見向きもされない。時代の常識として、まずあり得ないことだから、気持ちの認知すらされないんですよね。辛すぎる。
しあわせになりたいと心の内を願うように告げ、千との死闘をし、そしてどこにも居場所はない孤独さに絶望したところで過去の話は終わりました。
次話の表紙は、二つ揃いの茶碗と箸。
本編は卍兄が自分の過去を話した翌朝から始まります。
百の寝顔を見ながら、あくびをする卍兄。
朝食の調達に長屋の外を出ると、同じ長屋に住む住人から百はまだ起きていないのか?、と当たり前に聞かれます。
そして自分の部屋に帰り、まだ寝ぼけ眼の百を起こして、一緒に向かい合って同じ食事をする。
好きな相手から自分のことを好きだと感情を素直にぶつけられる。
普段の2人の生活シーンが戻ったのを読んで、あぁ卍兄の求めていた幸せを今堪能できているんだな、と目が潤みました。
愛し愛されることに飢えていたから、こんなに百の素直な愛情表現に卍兄はこんなにいつも胸を貫かれるんだろうなぁ、と。
しみじみとして、次のページをめくったらですよ、百が卍兄のむかしまでぜんぶ好きというあの台詞。めっちゃ泣きました。
どんなに卍兄に響いたんでしょう。
初恋の人には恋心が認知すらされず、死ぬために火消しをして、心友には拒否をされ、初めての男には呪詛のような言葉を最後に投げつけられて。
それでもしあわせを諦められなくて。
孤独に生きざる得なかった卍兄のすべてが救われた瞬間だったろうな、と思って、何十回も読み返してるのに未だに読むたび目がめちゃくちゃ潤みます。名シーンすぎませんか。
卍兄が百に、なんで好きかわかる?って問うてましたが、わかるわかるぞとなりました。言葉には表せない。けど、わかる。心で理解した。
一巻の甘ラブっぷりも大好きでしたが、二巻の方が深みにズブズブはまり込みました。
すぐ次の話が読めると聞いて、on blue買いました。次話が読めたらいいやと思ったら、百と卍特集があってインタビューやら制作秘話が載っていたので百と卍ファンは必見かと思います。