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momo to manji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
相変わらずの見応えで面白かったです。
しかし、んー…今回ちょっと読みにくかったような?
脇CPがカップル未満で複雑な感情が入り乱れるせいか、
ちょっとゴチャッとしてて理解に時間がかかりました。
(単に私の理解が悪いだけかもですが…)
粋なお江戸言葉は読み取り能力も必要になり
腹に隠して話す人物がバババッと登場すると意味を理解するのに時間がかかって;
その点で言えば卍と百のわかりやすさは良い対比になっているのかもしれません。
それだけ彼等がストレートに愛し合って言葉を紬合っているということですもんね。
卍と百は相変わらずなイチャ甘を楽しめました////
少しマイナスなことを書きましたが、
脇CPの関係性には仄暗い感情に萌えるものがある…!
読むのが難しかっただけでストーリー自体は大満足でした♪
今回は大きく分けて3つのお話が収録されています。
◆卍(万次)×百樹
安定した日常の甘々から新章への足がかりが描かれます。
個人的一番の衝撃は色んな意味で『相撲』!
いや~~~~~~相撲がこんなにエロいとは…!!!
相撲を見てるときの百はゾクゾクと欲情しちゃってて、
相撲ってそんなスポーツでしたっけ?ってなるんですが!
これがま~~~すっごくカッコイイんですよ。
表情とか動きとか描写に迫力あって惚れ惚れしちゃう。
んで卍の相撲オタっぷりも面白いw
百が相撲を褒めちぎると、
卍が「心地よきの全肯定」でドヤ顔するのがツボ♪
相撲のエロさに当てられて盛り上がる卍×百のエッチもめっちゃ熱々でした♡♡
そして彼等は次のステップへーーー。
辛かった過去も含めて今の自分がある。
そう受け止めて"今の自分を愛す"百樹の強さにグッときます。
そして卍にもそうであってほしいと。
過去から逃げて気持ちを誤魔化してちゃいけないと。
そう力強く語りかける目が印象的ですごく良かった…!!
そのあとがめちゃくちゃカッコイイんですよー!
卍が"万次”になってですね。
100%信頼をみせる百の眼力と笑みが最ッ高…!!!
新章への布石がうたれたところで次巻続く待機(;ω;)
うううう焦れったいけど楽しみに待ちます~~~;;
◆千×兆
帯の言葉を引用すると、この2人は、
『死んだ恋人を挟む三角関係』
この関係が性癖に刺さるんですよーーー!(;////;)
画面も内容もゴチャっとしてて分かりづらいんですが、
とりあえずわかりやすかったのは千の性癖←
万次もそうだけど気が強くて甘ったるさのない男を泣かせるのが好きなんですよね。
で、そういう意味では兆は全くの正反対。
自分の言いなりになる兆を千が冷たく突き放すのが個人的にめちゃくちゃ萌えました。
受けがトロトロでフェラしようとしたら「舐めたら殺すゾ」と睨みつける攻めですよー///
(あーーーー…めっちゃ興奮した。最高)
んで三角関係っていうのもツボで、
千は兆を善がらせながら頭の中は死んだ恋人と比べてるってのも堪らないものがありますね。
顔は同じなのにって。ああああ萌える。ヤバイ。
あと兆が流す涙が美しい。美男子の涙…////
ここのCPの複雑さは性癖にきますね~~!(∩´///`∩)
◆七松×十五夜
既刊でもチラリチラリと触れていた2人の番外編。
陰間1人に対し、まわしが1人。
いわば専属のボディーガード的な…?
十五夜を見守りながら自分の中に沸々とする感情と戦う七松。
七松がなかなか手を出さないので十五夜は焦れったかったのかな?(と私は読んだんですが…)
上手く説明できないんですが
十五夜がどんな立派な身請け希望者よりも七松を選んだ理由がすごく良かったです。
凛として強い十五夜だけど、七松の支えがあって強くいられたのかな…と思ったり。
どう理解したらいいのか難しい表現はちょこちょこあったけれど、読めて良かったです。
◆描き下ろし
醒と百樹が子供の頃の江戸へ渡った時のお話です。
これは悲しい。そして切ない温かさがキューっときます。
ずっと守りたかっただろうな…(;ω;)
頑張るお兄ちゃんに弱いのでたった2Pだけど泣けました。
待ちに待った『百と卍』の4巻。
「江戸時代」に対する紗久楽さんの愛情と情熱をひしひしと感じる今作品ですが、この絵柄がこの世界観にぴったり合っていてそれも良き。最高か。
で、緻密な下調べ、この絵柄に萌えを感じるわけですが、ストーリーがこれまた最高。男同士の恋、プライドをかけた男の張り合い。よくぞここまでいろいろなものを混ぜ込んでストーリー展開できるなあといつも感心します。
4巻は前三巻の伏線を回収しつつ、百と卍の過去と現在が交差する、そんな展開でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
4巻は百に恋心を寄せる「るい」のお話からスタートします。
空けても暮れても想うのは百のことばかり。けれど、百はここから愛する卍がいるので当然おるいちゃんの求愛を受け入れることはできなくて―。
何が素晴らしいって、序盤の百と卍の濡れ場。
百ちゃん、張り型を自分で用意してそれを使ってあれやこれや致すわけですが、この慣れた感じがかつての陰間時代を彷彿とさせる。
それでいて、その張り型とおるいちゃんの存在を介し今は卍一筋なのだということをきちんと交差させて描いています。
二人の甘い描写で始まり、うんうん、今巻は甘々な展開かな?と思わされましたが、紗久楽さん作品ですもんね。ンなわけない。
二人の甘い生活と対比するように、いや、だからこそ、かな?
二人の過去に焦点が当たっていきます。
まず卍。
火消し時代の「を組」の面々が登場します。
えー。
一言でいうと、
カッコよ!
町の人たちの安全のために身体を張って火消しを行う彼らですが、だからこそ、ともに火消しを行う仲間たちには他人が割って入れない絆がある。いやいや、これ、ラブあるでしょ…。いやあってください!と、所望してしまう絆がある。
粋な男たちに惚れ惚れしたと思ったらお次はややシリアス展開。
前巻で登場した、卍の火消し時代の相棒であり身体の関係もあったであろう千のお話に移行していきます。
千が愛してやまなかった彫り物師の億政、そしてー。
卍と対立したこと、百にマウントとってきたこと。
そういった過去から千にいい印象がなかったのですが、ヤバい…。
千がカッコ良い。
彼は愛する人たちから、ことごとく(いろいろな意味で)手を離されてきたんだなあ…。切ないです。
人間関係が複雑で、それでいて、すべてが繋がるこの展開。
素晴らしいです。
終盤は百ちゃんの陰間時代の先輩たちのお話。
これも良い。
十五夜がカッコよすぎて悶絶する。
おそらく過酷な過去を持ちつつ、常に高みを目指し屈しない。
『百と卍』にはたくさんの萌えポイントが存在していますが、その一つにキャラ設定があると思う。
どんな人にも、影も闇も、そして光もある。
そして、それらは「愛」によって姿を変える。
良くも悪くも、人は自分を取り巻く人たちによってどうとでも変わっていくんだと。
「過去」ではなく、これからをどう生きるのかが大切なのだと。
4巻は、卍の「これから」を大きく左右する重要な巻だったように思います。
「を組」の面々、千の存在。
そしてもちろん百ちゃん。
本編も良かったですが、描き下ろしも泣けた。
一言でいうと、最高。
最高な神作品でした。