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女性corocoroさん

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恋愛というよりヒューマンドラマが強い

かなり長期連載になった作品だな、と思います。
新章ということで、実の所、読むか悩みました…

お互いを好きなのはよくわかるのですが、なんというか恋愛感は当初からずっと薄く感じられます。
肉体的な繋がり云々の話ではなく、恋愛特有の焦燥感と言いますか熱いモノをあまり感じない…
太一にもう少し大人の色気が欲しいですね。
就職していろいろ学んで大人になってると思うので、その辺りがふとした仕草に出てほしいです。
航平はそれなりに欲もあるし、恋愛感情は感じられるのですが少年を相手にしてるようでなんとも言えない感じのままです。
少年が大人になるのをひたすら待ってるような…

ただ、恋愛メインのお話ではないなと自分では思ってる作品で、主役以外のキャラにまつわるお話は興味を惹かれたり、納得させられたりするので、どちらかというとヒューマンドラマとして読んでると思った方が私にはしっくりくるかな、と感じました。
ちょっと嵐の予感がするキャラが登場してきたので、ここからまたひと波乱ありそうです。

主役達の恋愛に関しては、スキンシップが少しずつ増えていく程度だろうな、という気がします。
恋愛の発展があまり見込めないのであれば、主役の周りの人々のエピソードが内容的に濃くて面白いので、いっそのこと、もっと太一や航平の人間的な部分や個人のエピソードを掘り下げて描いた方が作者さんとしても得意というか、いいのかも、と思いました。

ギヴン 7 コミック

キヅナツキ 

主人公がでてこない

今作は柊のお話だけでほぼ1冊費やされていました。
もうちょっと凝縮するか番外編として描くか、という選択はなかったのかなぁ〜
真冬を語る上で必要な事なのかもしれませんが、それにしても前作からかなり待った上で立夏も真冬もほぼ出番無しなのはどうなんだろうなぁ、というのが正直な感想です。

秋彦と春樹に関してはマメに描かれているので人物像も見えてきていますが、メインであるはずの立夏と真冬のエピソードがほとんどない。
好きあってるはずなのに、一緒にいる描写も相手に焦がれる様子もまったくない。
真冬が不思議ちゃんだとしても過去に恋愛経験がある訳だし、出し惜しみなのか…あれ、もしかしてこの二人がメインじゃないのかな?と疑問すら感じます。
しかも今作に限ったことではなく、作品通して以前から立夏と真冬の描写が少ないなぁと感じていたので、今作では特にうーん…となってしまいました。


アニメ化や映画化の影響もあるのでしょうか。
絵もお話も上手い作家さんですが、もう7巻なのになかなか先に進まないなぁと思ってしまいました。

サラッと読めます

今は真夏なので冬に読みたい作品ですね。

雪の降る寒い冬の中、暖かい部屋のフカフカのベッドで寄り添って眠る…想像しただけで多幸感溢れます。

時々目を覚ましてはお腹を満たし、シャワーですっきりして、また眠る、この冬眠サイクルの中でゆったりと育まれて行く愛のお話です。

彼ら以外の登場人物もほぼ出てきませんし、邪魔が入ったりなどの大きな問題もありませんので、平和に、穏やかに読めます。

逆に言うと冬眠中のお話だけなので、BLっぽさはあまり感じられませんでした。
獣人設定というのもあると思いますが、ディビスさんは最初からリックさんをかわいいと言っていたし、大きな動物と小さな動物の恋のお話といった感じで、性別は関係なかったかなぁと思います。

私も大きな尻尾があれば、冬は抱えて眠ってみたいなぁ…

得られるべきものを得られなかった二人の話

今作は雰囲気とあらすじからかなり重そうだなぁと思い拝読しました。
元々こういうお話が得意な方だと思っているのでズドンとやられるのかなと思っていましたが…なるほど。

確かに二人とも痛々しいです。
過去のせいで年齢的には大人なのに大人になれていない二人。
不幸な生い立ちだからとそこにうずくまっているだけなら何も変わらない。
一人ではできなかった事も二人ならやれるかもしれない、不幸だった自分たちがこの先幸せになれるのかもしれないと立ち上がるところで、次に続きます。

今作は愉快なお話ではないし、性交も欲の発散という感じで色気や愛情はあまり感じられません。
お互いが救済し合う過程、といったところですのでご参考までに。