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少女漫画的な良さが持ち味になりそう

(14歳少年攻め──!)
帯から感じた無限大の可能性を信じて買いました。

14歳少年の場合、当然、左表記≠ポジションの可能性も脳裏に過りましたが…ナイス攻め力だった時に感じるであろうエモーショナルな気持ちを大切にしたくて(?)口コミなどは一切見ずに購入。
私のような意見の人間もいると思いますが、カバーのあらすじを見てどの程度の関係値か測りかねる点はやはりマイナスと言えばマイナスだと思います。
未成年をBLの役にあてる場合、どこまでの展開かで地雷になってくる人がいたりいなかったりするような。

愛にまつわるエトセトラ というふわっとしたタイトルだから、順当にいくと恐らく暖かい感じ(の恋愛)なんだろうけど、帯タイのご主人さま表記や過激なスキンシップに翻弄されるの煽り文句を見ると、そうとも言いきれないな。カバーに書き出されたあらすじを読んでも、結局の所『14歳との同居生活に同居“性活”は含まれるのか?』は分からないな。
──書店でコミックスを手に取った私の考察です。

『バナナはおやつに入りますか?』のような切り口で問題にする事でもないのかもしれないけれど、バナナがおやつに入るかよりよっぽど重要な問題である人もいるだろうから…がわの状態からでもどの程度の関係性であるか察することの出来る情報が欲しかったかもしれないです。
(読了後、どういう帯タイで煽ればいいか考えました。その結果、こういう書き出しになったんだろうなと一定の理解もしました。購買者にとっては親切ではないですけど、商売だなと感じる帯でした。)


内容については“最後の一頭”という表現が良かったです。少女漫画的なきらきらした魅せ方で、とても素敵で印象的でした。

絵柄について、肉質的な唇と丸みを帯びた鼻が特徴的ですね。柔らかい印象を受ける絵柄で、10年前のゼ□サムで表紙を飾っていた作家さん等の影響を受けていそうな絵柄だなと思いました。つまりは健全絵のスメルがします。恐らく、ここでしか得られないものがあるでしょう。
鼻頭が時々シャープになる点などを見て絵柄が確立されていないのかなという印象を受けましたが、それでいても十分魅力的な絵柄だと思います。初コミックスという事なので今後が楽しみです。

ただ、四話から最終話までの展開は構成が甘い気がしました。人物の機微を感じる事が出来ない為、ぼやっとした印象のまま結末を迎えたなと思いました。
シリアス展開で行くなら心情の部分は丁寧に描かないと説得力が出て来ないので、そこは課題かもしれないです。
第四話なんかは背景をトーンに頼り過ぎてもいるので、ここについても物足りない印象を感じました。締め切りに追われていたのかな?私生活で何かあったのかな?と思うくらいには背景の情報量が不足していました。

第4話は起承転結で言うところの転の部分だと思うのですが、背景の情報量が少ないせいで読者に重要なシーンをさらっと読ませてしまう点などは惜しいと思いました。
もし加筆を出来たなら、また違った読了感だったかもしれません。

作品の評価としては14歳を料理しきれなかったなという感想なのですが、少女漫画的な素敵なエピソードを思いつける作家さんなので、18歳スパダリアイと年上苦労善人幸太のいちゃ甘日常系(時々ブラコン兄)BLを描いたら間違いなく良作になると思いました。今後に期待しています。

表紙は抜群に良いと思う

おめめのくりくりした男の子が❝イケメン❞として扱われているので、そこは好みが分かれそう。
その、おめめのくりくりした男の子である竣ちゃんの黒目と白目の境界部分の描き込みも好みが分かれそう…
初コミックスという点から察するに試行錯誤だったのかなと思います。
描き方が安定してくれれば…内容が入ってくるかもしれない…という感想。

イケメン…?と序盤の登場の際に躓いてしまったのですが、後半は幾分違和感がなくなります。
こういうタイプのイケメンが描きたかったんだなと汲み取る作業を要する点や表紙から受ける印象と中身がズレる点からするとこういう評価になるかな。
描き方の方向性が固まればこういう問題は解消されそうなので今後に期待しております。

重めの設定に対して内容が薄い

重めの設定を用いているのに具体的な話の肉付けが薄い。結果として、話が上滑りしていて展開についていけないと感じてしまう。キャラクターの過去やそこに基づく心理描写を丁寧に描き切れていれば、もっと良い評価になっていたと思う。
❝キャラクターのバックボーンは雰囲気を察して❞で成立している作品もあるにはあるのでそれ自体を全否定する気はないが、それが成立する程の表現力(表情の描き分け・コマ割り)はまだないように思う。

絵柄は流行りの絵柄っぽく、終始綺麗。
キャラクターの生い立ちを丁寧に描き切るか、表現力が追いつくかのどちらかを次作には期待したい。

○○しないと出れない部屋、

オフィスラブとの相性が良くないですね。
頭空っぽにしてBLを見たい方にはオススメ出来ますが、展開重視の方にはオススメできない内容です。
絵柄は相変わらず安定して素敵です。表紙=中身のクオリティがあります。

当て馬役の先輩(さしずめ御曹司的な設定なんでしょう)が、会社内にある外鍵・モニター有りの謎部屋に受け君と攻め君を閉じ込め、❝○○しないと出れない部屋❞を作り上げる訳ですが、受け君の事を憎からず思う先輩は受け君への愛故にぬるめの指示しか提供してくれません。
先輩が非情な役回りを担ってくれていれば【発情プレイルーム】のタイトルまんまのくんずほぐれつが生まれ、また、先輩とその幼なじみ兼秘書の攻めさんとのお話もシリアスになり、作品全体を通してメリハリがあったのかな。なんて思ったり。

内容が軽い点をサラッと読めると取るか、そのままに取るかで評価の分かれる作品だと思いますが、それ以外の悪い点は特にない作品だと思います。


解釈違いというタイトルのミスリード

❝その2人、解釈違いです!❞

というタイトルに解釈違いを起こしてしまいました。

その2人の解釈違い、そんなにあった?
タイトルとストーリーの整合性('-' )......

解釈違いのタイトル回収が弱いかな。
表紙タイトルやイラストを見て購入した人は拍子抜けしてしまう人もいそう。

解釈違いという言葉は定義や方向性がしっかりしているので、こういう拡大解釈も比喩も雰囲気も生まない言葉をタイトルに使う時は、読み手の想像からズレないストレートorインパクトのある展開の方がすんなり受け入れられるんだろうなと考えたり。

物語の展開については❝話の終わりにオチがある、ギャクテイストのピュア甘BL❞という印象。
さらっと読めます。
ズレ→ツッコミ=オチの構成で物語が終始進むので、四コマ漫画でないのに四コマ漫画のような読了感があります。
オチがある事で展開に一定の区切りが生まれているので、これをストレスなくサクサク読めると取るか単調と取るか、ここら辺で好みが分かれそう。

設定は好きだったけど構成は釈然としなかったので中立かな…
絵は萌2くらいの好きありました。

なるほどキャラデザがうまい先生か

絵柄の好みの関係で特に履修もせずにいた先生だったのですが…遂に読みました。
一巻を読んで、人気の理由が何となくわかった気がします。
序盤から飛ばすエロについては──エロが生活を豊かにする──そんな腐女子の活力系BLを感じました。
これは新装版が出るのも納得。

+++

本編について
序盤からほぼ強姦に近い、なし崩しセックスな展開なのですが、ここら辺は続きものを飛ばして読んでいるのか?…と、若干不安になる程度には話の急展開を感じました。

こういう作品を読む度、『ちょっと前のBLってご都合ファンタジー的な展開がよくあるよね?当時はそれが王道だったのかな?』などとちょっと感慨深くなったりします。世代とか時代ですかね。

そんなこんなで、序盤こそ戸惑いが生まれますが、登場人物はみんな魅力的ですね。
幸薄儚げ美人で生活力のない先輩(受け)やその先輩の❝飼い主❞をする世話焼きの後輩(攻め)など、登場人物の設定がどれも上手い&美味いと思いました。

キャラクターが圧倒的に魅力的な為、多少の展開のご都合さは萌がカバーするぜ!!!という力技……これは純粋にすごい。
強姦から始まる恋愛も王族が大学生と流れでえっちする展開も圧倒的萌がご都合をカバーしています。
こういうのも悪くないなって目をつぶっちゃう良さがあって、そこはほんとに関心しちゃいますね。

エロく楽しくBLを読みたい方は文句なく好きな作品だと思います。

しらこちゃん(猫)という癒し

コンビニバイトの尽くし系大学生君攻め
×
外面の良いツンデレ美形営業マン受け


+++内容+++

毎晩通うコンビニのバイト君が猫を助けるところを目撃し、なんやかんやの流れで同居生活をする事に。
外面の良い受けはペット厳禁の住居に猫を上げ住む家を追い出されてしまったバイト君を放っておけず、流れで同居生活を提案します。
その為、最初は嫌々で同居生活を始めるものの、自分の素の部分も受け入れてくれるバイト君との生活に次第に心地よさを感じ始めます。

そんなある日、バイト君に「かわいい」と言われた受けは意識してしまい...?

++++++

年下攻めの甘々王道ストーリーだと思います。
特にシリアスなシーンもなくハッピーエンドです。
甘々系が好きな方は普通に好きだと思いますが、内容が甘々一本なので、個人的には凄く刺さる何かが特になく...でもここら辺は完全に好みだと思います!
構成が良くない訳でも絵柄が良くない訳でもないので、王道ハピエンが好きな方にはおすすめだと思います。

表紙=中身

表紙カバーのデザインと中身のテイストが同一である点は凄く良いと思いました。
表紙の雰囲気が好きな人は内容にもまず外れがないんじゃないかなと思います。

余白を残す事でどことなく柔らかい印象を与えている点は上手いなと思いました。
被写体の切り取りを上手に魅せるのも上手いので、❝指名される写真部員の写真❞という所の説得力もきっちり表現しているように思いました。
私の好みとは外れるのですが、題材を上手く料理している点の評価は高いです。

表題作と同時収録の二作品で構成されていますが、同じ高校が舞台で尚且つキャラクター同士の繋がりがあるので話のボリュームも満足いくものだと思います。
デビューコミックスでこのクオリティなら今後も注視していかなければならないような気がします......

導入など描き込みが惜しい

力が勝利をバイクに乗せ、犯罪集団・ザクを憎む理由を語る序盤のシーンのコマ割りとフキダシはもう少し工夫が欲しかったかなと思いました。
肝心な導入にあたる部分を、バイクに乗る2人の後ろ姿・引きのコマで語らせているので、ここを丁寧に拾って読まなければ、読み手は世界観に入りにくいと感じました。

巻き込まれた力が勝利と手を組む事への説得力を出さなければならない大事なシーンなのに、ほぼフキダシの語りだけで説得力を持たせようとしている点なんかはもう少し頑張って欲しかったかな。
個人的に、漫画は絵と文章が合わさって漫画だと思っているので、文章で乗り切られるとちょっと残念に思います。

読者へのわかり易さや物語への入り易さを突き詰めたら、あのシーンは前方からのアングルでキャラクターの表情を入れた場面を描き切るべきシーンだったように思いますが、作画コストから、正面からバイクや後方の追手も描きたくなかったのだろうなという点を感じました。

後ろ姿や風景だけで導入部を進める事に関して抵抗がある訳ではないのでそれはそれで別に良いのですが、その選択肢を取るのであれば、背景を含めた場面を丁寧に書き込む事が必要だと思いますし、あのテイストをBLに落とし込むなら尚の事そうではなかったのかな?と思いました。

先に挙げた序盤のシーンもそうですが、後半の港の突入シーンなども肝心な所が今一つ描ききれていないので、BLだから珍しくあるだけの展開・作品に価値を下げているという印象。
恋愛パートの部分は決して悪くないのですが、抗争パートは作画コストの面からの逃げのコマ割りが多くて少し残念に思えます。
見開き1ページ!突入!バーン!!!......みたいな大それたものは流石に高望みなので求めてはいないのですが、描けそうな作家さんが手頃なものしか描かないのはやっぱり白けてしまいますね。

描けるだけの画力がないのならば仕方がないですが、描けるだけの画力のある作家さんだと思いますので、そこは本当に残念。

あくまでもBL漫画なのだから充分評価するべき内容なのかもしれないと思ったりはしたのですが、あの内容でBLを描きたかったのなら、もう少し描き込みをして絵に説得力を持たせて欲しかったです。

うーーーーーん

恋愛パートは悪くないから中立寄りなんですけど萌ですかね、漫画の技術的な部分を重視しない人であれば問題なく読めると思います。

鬼上司ではないが、

獄寺さんが泣き過ぎて、鬼上司ではないな。という感想。そこが一番ネックでした。

『あれ、獄寺さんってこんなに泣き虫だったっけ?1巻では僅かばかりでも鬼上司感を感じていたような気もするんだが』

などと思ったりもしたのですが、初見の獄寺さんが曖昧で──それもそのはず、1巻は2020年冬の発売。

職場では鬼上司だけど、職場を離れた歳上の彼は可愛い。

みたいなものを描きたかったのかなと察しはするんですが、シチュエーションや登場キャラをてんこ盛りにした都合で、端折られちゃったんだろうな…と感じました。
シュチュや新キャラの投入自体は良かったと思いますが、それでも鬼上司という所はタイトルにも入っているので丁寧に描いて欲しかったような気もしたり。

鬼上司という最後の砦のような、尊厳のような❝属性❞も守りつつ、トロトロになってくれていたら……ギャップ萌えが生じて尚良かったかな、と思います。
(鬼上司属性とは???)

鬼上司が雰囲気になっていた所から、想像より甘トロな獄寺さんにびっくりしてしまいましたが、お話自体は楽しく読ませて頂きました。
予想とは少し違うテイストの2巻だったのですが、キャラも増えて賑やかになったので、今後の展開も期待しています。

追記
百田小山田亜武も良いですが、個人的には関西勢のグッズ化をしてくれたらより嬉しかったかもしれない……