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エキスパートレビューアー2022

女性ひみたさん

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今年度125位

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大切な人を思い出すのはそういう時

合う色より、好きな色で選んでいるのが、どこかちぐはぐでいじらしい。


中編ですが読み応えありました。
全体の半分にきても男同士や環境に悩んだりしていて、そういったものを久しぶりに読んだので良かった。悩んでいるのが長かった分キスシーンが滾った。
1ページ目から脱字でびっくりしたけど…
太一の長年の製作の原動力が父だったり、環との再会のきっかけだったりがドラマティックになり過ぎず、でも人を思い出す時ってそういう時だよねと共感出来て好きでした。

いつも心に十李を

急にイケメンがおしかけてくるBL設定や名前などがちょっと食傷気味だったので、一旦寝かせてから読みました。徐々に浮き上がるシマの苦しみや劣等感、十李の恋の始まりの語りは苦しくもありドラマティックで、目に浮かぶようでした。
監視カメラだけ、間一髪で…等は少々調子いいのだけど、シリアス具合が丁度良い塩梅で読みやすかったです。
ノンケがズルズルと押し切られ環境に慣れ男にハマってしまうBL大好きですー。元家庭教師が攻めを挑発するの、もっとやってほしかった。笑

十李の言葉がとても優しくて響きました。どうしても自責癖が抜けないシマに伝えた「俺の大切な人を、悪者扱いしないでください」という言葉は、魔法のように彼の中に違う考え方を育ませる。
たとえこの家族のなかで無価値であっても、それがすべてではない、父親の考え方が正しいとしても自分は受け入れなくてもいい、と考え方が変わっていくところにとても感動しました。物事に対する今までの考え方と、新しく生まれようとする考え方の心理描写がとても丁寧ですごい。こういうの読みたかったんです。
でもって十李は甘ーくて優しい言葉責めもシリアスな場面も言葉が優しくて良かった。。受けの中を「戸惑ってて可愛い」という表現!

でもちょっとキャラの癖が弱いように感じてしまいました。絵も表紙もとても美しいのですが。

純度が高過ぎて傷つけてしまう

「のはらの星」さんから発刊された電子書籍にて。
絵柄が古くて敬遠していたのですが良かったーー。「美しいこと」のように一つの些細な、本人にとっては大きなきっかけでどうしようもなく好きになり、側から見れば「そんな奴やめときな」と120%言われるような人を自分の存在意義のように位置付けて離れられなくなる恋…
ファンタジーで登場人物3人の感情が分かるまではゆっくり読んでいたものの、木原先生お得意の顔は良いけど性格最悪な受けのターンからは目が離せませんでした。カイル、とにかく自堕落で性格悪い!なのに、その短略さが憎めないのがむしろ愛着が湧いてきてしまうマジック。。

ウォーレンの身を投げ打つほどの直向きすぎる純愛と、出自の慟哭と問いがとても苦しいです。そしてカイルがウォーレンの気持ちを自分の境遇と照らし合わせ考え始め、罪や人間の行いについて視野が広がっていく様子は感動して泣き泣きでした。天晴。
好きな人がとった行動を自分の良いように解釈したり、薔薇たちを遠くから眺めるウォーレンの切なさ、カイルがブローチを毎日眺めたり薔薇たちと素直に会話するところ、色んな素敵だったり寂しそうだったり印象に残るエピソードがたくさんあって、嫌な性格の天使も色んな人間たちもみんな最後にはこのお話の中で生きているんだなぁと、沸々と充実した読書体験になりました!

癒された〜

kindle unlimitedにて
絵柄もストーリーも疲れた時にもスッと入ってくる読みやすくて沁みる作品でした!
もう少しキャラの特徴が欲しかったけれど、苦労する善者が報われるのは気持ちが良いし、好きな人を目で追ってその人の為に行動して強くなる、そして友達も出来る過程が癒されました。
土屋が水谷の言葉を遠くから聞いて唐揚げを作り、それを何も知らない妹が喜んで食べるのも良い。
そして両者視点で描くのはくどいようで、土屋の見た目と内面が全然違うので、それがコメディでもあり心情がしっかり伝わるので、優しくて泣けました。

広告につられて購入しました

絵とエロの展開はとても好きでした!!
キャラクターやお話がありがちで、受は大学デビューっぽいようなそうでないような(漫画を参考にするし突然騒ぐのがオタクっぽいがお洒落で相手を探したり行動力がある)性格や派手目な交友関係なども掴みどころが逆になく感じました。でも楽しそうではあるしグイグイ話を進めていくのが良き主人公でした。
攻も、受を可愛く感じて好感を持っていくところは絵の説得力で分かるし萌えるのですが、彼だけの魅力がえっち以外であまり伝わらなかった。。途中の仲違いは正直茶番でした。
でも絵の説得力がかなりあってエロのバリエーション(初めて、妄想の実現、強引、両思いなど)沢山あるのが全部楽しめて、特に“甘々の日”で事後のお風呂場で立ちバックってのが拝む程最高過ぎました。
幸せそうなのも読後感良かったです。

予想外に[ネタバレ]くて[ネタバレ]ました…

学生がいくら大っぴらに出来ないとはいえ個室露天風呂の付いた旅館に泊まるか?しかもそこでヤるのBLの定番過ぎて、好きではない流れだったので、連載は追っていなかったのです。それが後半は予想外に深くて最後には泣きました…

オープンゲイとクローゼットゲイという設定、二人の性格と台詞まわしが1巻に引き続きすごく魅力的で、付き合う事でお互い生き方の違いにどう折り合いをつけて行くか、というシリアスへの意向がすごく良かったです。
中盤まで、申し訳ないのですが今までほど絵に感動しなかったのですが、いつも明るくて裏表ない黄海のあの表情にはグッと来過ぎて、感動を通り越して衝撃でした…
我慢することと受け入れられないこと、好きだから許せることって、感情でその時なんとかなっても積み重なると実は辛いことに気づけなかったり、でもその分幸せに感じられるのだと言うような、健気で前向きな黄海が今まで以上に愛おしく感じました‼︎‼︎
相変わらずhシーンは毎度良くて、体の線やトーン、アングルや表情がもう、幾らあっても飽きず最高なのは流石な作家さんでした。今回攻めの下手なフ◯ラも良かった…デス…
今までのしっけさんの作品で一番好きです。

※BLです

kindle unlimitedにて
表紙でTLか…と思っていたのですが、女として生きざるを得ない男子という逆ベル◯ら設定の、大好きな間之さんの「旦那様は恋人を拾う」の関連作とのことで読みました!
好きになった御曹司が女性として自分を好いてきて、本性を知ったらもう関係は切れる…と当然考えるし、まさかの求婚も断るしかなく理由も伝えられなくて泣くしかないのが切なくて良かったです。

第二次性徴どこ行った?な淑女の楓がどこまでもお嬢さんで、女性っぽい健気受けという感じ。それも良かったのですが、もう少し男として生きる道に誘導して欲しかったような気もします。大正時代風味で良家とは言えBLだし…
自分と同じ男としての清雅との違いにもっと悩んだり、生々しいナイーブな心情をもっと読みたかった。
エロはTLっぽくて2回目は読み飛ばした…

もっとおじさんで良かったな〜

おじさんと吸血鬼ってあまり見た事がなかったのと、鮭田さんの美しい絵が楽しみで購入しました。相変わらず線が美しい〜。
血を吸われた時に感じるとかはベタかもしれないけど表情が凄く良くて、でもおじさんなのにしぐさが女子?みたいだったりあまり年輪が感じられなかった。苦手な人にはベターなのかもだけど。
ノアがどうして陶芸を美しいと思ったのか、どう出会ったのか言及してほしかった。
そして白修正が残念(鮭田さんの描き込みいつも凄いので…)

最後の多幸感

良かったー。
バイだな、そういうことにしておこうと婚約までしていた男と、いつも男の恋人を待っている男のお話。
今まで異性にモテて特に苦労してこなかったのに、友一に惹かれてデートして浮かれて、頭がいっぱいになって、告白して自分の狡さに落ち込んで。
突飛な演出がないのに面白い小説が読めて嬉しく、いーなぁ恋がしたいなぁって素直に思えました。
今まで恋で我慢する事が多かった友一が抱かれる時に気を使って、めちゃめちゃ甘やかされるのがすごい多幸感でした。
ノンケが今まての生き方や価値観を揺るがされたり、不幸受けが甘々幸せになる話大好きなので、しかも短めの尺なのに満足度が高くて神評価にしました。

出会いがまずかわいい

千夜一夜、お話しする子供に興味を持つ王様って最高にロマンチックでワクワクだなと購入しました。

王が神々し過ぎて「あわわわ」「うぅわわわ」「はわはわはわ」と言葉にならなかったり、足元に頭を低くしているので王にビックリされるアーシェがかわいい。
働き者で口から生まれたような快活なアーシェが王ラシードにおちょくられた時のリアクションも可愛いし、女との閨に疲れた王が子供(アーシェ)とお喋りしたりして夜を過ごす事を楽しみにする様子も良かった。男の子二人伸び伸び楽々寝る感じで。
王にとっては当たり前の甘いものや肉を嬉しそうに美味しそうに喜ぶアーシェに、ラシードも菓子や乳をせっせと用意したりどうしたら喜ぶのか焦ったりするのもかわいい…
だんだんアーシェを好ましく思うラシードの直球な言葉や行動、慌てたり照れるけどちゃんと言葉にするアーシェ(決定的なことは身分から言えなかったりするけど)がどちらも甘々。歳の差や体格差、経験差が好きな人には会話もエッチも堪りませんでした。

「男の大事なものをちょん切られたくはありません!」
「あるのか、男の大事なものが」
「それはあります」
「ほう?どれどれ、見せてみろ」

こんなん可愛いだろ。

それとグッときたのがマアディンの「謙虚は美しいが卑下は逃げだ」という言葉でした。
権利や立場をしっかり認識し、相手のために(相手から向けられる心を大切にするために)どうあるべきか考えることも大切だし、それが自分のためにもなる。恋に関係なく、覚えていようと思いました。