ひみたさんのマイページ

神作品

エキスパートレビューアー2022

女性ひみたさん

レビュー数3

ポイント数19

今年度119位

通算--位

  • 神0
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

好き〜〜〜かわい〜嬉し〜〜〜

BLを読み始めた時に大好きになった「君の顔が好きだ」の金魚鉢でめさんのBLがまた読めて嬉しいです。キャラクターも中性的めで表情がかわいい…
教習所が舞台で、読んでいると初めて乗った時の、今考えると何をそんなにと思うほどの恐怖とノロマ運転を思い出して笑えました。
そしてまさかの八乙女が少女漫画家だったのも最高で、漫画の中に漫画が出てくる展開大好きなのでヤッターでした。そしてそのキャラは千葉さんを最初からモデルにしているところにもグッときました。二人とも何のわだかまりや問答なく同性愛者でしたね。
紙面の明暗や、シリアスに突如異質をぶち込んでくるところ(「君の顔が好きだ」の猫の登場がとても好きだったんです)、人のいろんなところを見て好きと感じるシーンの数々が素敵で、読後良い言葉良い表情で過ごしたくなるような余韻まで素敵な作品でした。海のシーンが特に美しいです。

No Title

大好きな「そんな顔してもキスはだめ」の露久さん、単話の時から毎話楽しみに読んでいました。テンション高めのエ口コメで何度も噴き出しました。時々素の表情をした我喜屋が可愛かったり、身体の描き方が好みだったり。えっちゃんも毎度コロンとした形がキュート。
基本無表情の星名は内面とても良い人で、彼目線の我喜屋がヤバ過ぎる人でめちゃ笑えました。
短編が同時収録で、香水製作秘話のおじさま二人。こんな風に作られたら使い切るのもったいないだろうなぁ。

言葉の繊細さ

救ってもらったことを文字と心のなかだけで片づけて、実際会って一緒に肩を並べているときにはうやむやのままっていうのが違和感だ。文字の世界からもう一度とりだして、ありがとうの一言ぐらい声で言っておきたかった。


言葉の大切さや繊細さが深々と伝わってきて、改めて作家さんて凄いなあと思いました。一吹の誠実さや賢司のかける言葉ひとつひとつが素敵だったり可愛らしかったり優しくて。一吹は主人公で悩む心理描写は多いけれど、バスにのる乗客の観察眼や告白現場での受け答え、何より賢司への真剣で誠実であろうとする気持ちに尊敬のような気持ちを持ちながら読みました。賢司の一挙手一投足に一喜一憂する一吹、それを可愛いと言う賢司、どちらもフワフワと萌えました。私の語彙力。。
大人の賢司(私のイメージは◯田啓太さん)と高校生の一吹だけど、真剣に自分のことを考えながら伝えていくコミニュケーションが読み応えがありました。
言葉に対して考えたりするシーンがいくつかあって考えさせられたのですが、特に他人がミチルに当てた言葉遣いを「まるで無感動な物みたいに」と表現したところ、冷静だし、そんな風にそこに居ない人を庇えるひとになりたいなと思いました。

最高

ノンケ同士のが読みたいと思い検索から購入
読みたいシチュばかりで最高でした!
かっこいいと言われたいのにかわいいと言われる年下可愛い。
・落とそうと近付いたら逆に落とされてる
・女のように扱われるのに抵抗ある受、男としての矜持を試すけど攻にしか反応しない
・飽きられたら悲しいので最後まではさせない受(焦らすから最後最高だった語彙力)
・強がってるけどバレバレで流されちゃう受、全部かわいいと思う攻
・受の足にキスする攻、それを思い出して手入れしちゃう受
こういったツボも最高過ぎなのだけど、月村さんの心理描写あってこそ、読ませるし面白かったです。
瞬介が健にどんどん惹かれていることに気付かないけどドキドキしていたり、母親に対して尊敬していて求められるスタイルを保とうとしている精神描写がとても良かったし、健に対して作戦がうまくいかないとこも可笑しい。お母さんもちゃんと母親で良い人で安心しました。
高久さんの挿絵もこれ以上無い程ハマっていて滾りまくりでした!!

純度が高い

Love Escapeからシリーズ2冊目で読みましたが、ややこしい説明はしっかり何度もあり(連載だったから?)、置いてけぼりになりませんでした。姿形を変え、人間と違い長年生き続ける寄生種Oだからこその切なさと世界観に浸れました。BLとしての萌えより読み物として良かった。

木原先生の作品は美形エリートとダサい事務員だとか、ノーマルの男と恋をしたことがない男だとか、見た目や性別、年齢ではなく相手に惹かれ又は惹かれられ「愛(恋)とはなんだろう」と主人公が考える場面が多くあり、このシリーズは木原先生の探求から出来た設定なのだろうと思いました。この作品の中でも、ずっと共に生きたのに乗り換えで忘れられた人、大昔に人間に恋したままの人、シドのパトリックに対する気持ちと好きな心が沢山書かれているのですが、その矢印は紛らわしいこともなく整然としています。
姿形が変わって年齢も性別も変わってその人と判別出来るのは、触れ方や言葉の使い方、目線だとか笑い方だとか、意外とあるのだろうな。変わっても愛せるってロマンチックで、純度が高いテーマだったのだなと思いました。主役二人ともが純粋ということではないですが。
パトリックの魂を飲んだ子がパトリックでもそうでなくても、それはラストのフランも、好きな人の欠片があればその人を愛おしく感じるところはとても素敵で、なぜだか実感がこもって読めたし、でも切なくて苦しかった。読後の複雑な感情に泣けて、読んで良かったなぁと思いました。でもやっぱりシドにはずっと幸せでいてほしかったなぁ。「好きにならないで」は深い。

濃い一冊だった!

相変わらず美術の教科書に出てくるような美しい紙面で、1話1話濃くてドラマチックでエッチで読み応え最高でした〜。
放蕩息子の坊ちゃまブラッドと盲目に慕い従うヴィクター、最後の1カットが美しい…

名の無い剣闘奴隷だった人間が名と教養を与えられて、一度はブラッドを見限りそうだけどそんなことはなく(既婚も揉めず…)、周りの人間がみな呆れてるのも気にしない超俺様ツンデレブラッドと、全身全霊で存在を肯定するヴィクターのハッピーエンドでした。ブラッドはホント子供で顔だけなんだけど、人(ヴィクター、と読者)を誘惑するがうまい。

ヴィクターがスーツでも出立や顔つきがミステリアスに見えるよう描かれているのとか、筋肉質な背中が格好良い。
買った育成おもちゃのつもりが最後にはメロメロで居ないと生きられなくなる高貴受も、野生なのに超我慢強い敬語攻も最高過ぎました。
友達に攻めを“貸し”てその後盛り上がるのとか、風呂場や車内とか怪我ありの交背位とか、大切なものを忘れてしまったけれど身体が求めている覚えているとか、書き下ろしの下手なフ○ラとか、なんか好きなのばっかりでした…笑
単話の表紙かっこよい。

ここからBL読む人が羨ましい

単話で読んでいて雑誌が終わってしまったのでどうなるかと思っていましたがコミックスになって本当に嬉しいです。著者関係者の方々ありがとうございます…

2巻まとめての感想になりますが、ここからBLを読み始めた人が羨ましいなと思いました!というか久々にBL読んだな〜って気持ちにさせてくれて満腹になりました。

タイプの違う男二人がかっこよくて、動物がとにかく可愛いし、幼少期からずっと動物姿でも人間姿でも源慈が大好きな琥士郎が良い〜〜筋肉質な身体もセクシーで夜に処理を頼むのも表情も可愛エロで最高でした。
お話も入れ込み過ぎず読みやすい。また女性に嫉妬しないのも良い。修正はコメント欄に。

美青年の背中に○があるのも往年の芸術ですね。

純度が高過ぎて傷つけてしまう

「のはらの星」さんから発刊された電子書籍にて。
絵柄が古くて敬遠していたのですが良かったーー。「美しいこと」のように一つの些細な、本人にとっては大きなきっかけでどうしようもなく好きになり、側から見れば「そんな奴やめときな」と120%言われるような人を自分の存在意義のように位置付けて離れられなくなる恋…
ファンタジーで登場人物3人の感情が分かるまではゆっくり読んでいたものの、木原先生お得意の顔は良いけど性格最悪な受けのターンからは目が離せませんでした。カイル、とにかく自堕落で性格悪い!なのに、その短略さが憎めないのがむしろ愛着が湧いてきてしまうマジック。。

ウォーレンの身を投げ打つほどの直向きすぎる純愛と、出自の慟哭と問いがとても苦しいです。そしてカイルがウォーレンの気持ちを自分の境遇と照らし合わせ考え始め、罪や人間の行いについて視野が広がっていく様子は感動して泣き泣きでした。天晴。
好きな人がとった行動を自分の良いように解釈したり、薔薇たちを遠くから眺めるウォーレンの切なさ、カイルがブローチを毎日眺めたり薔薇たちと素直に会話するところ、色んな素敵だったり寂しそうだったり印象に残るエピソードがたくさんあって、嫌な性格の天使も色んな人間たちもみんな最後にはこのお話の中で生きているんだなぁと、沸々と充実した読書体験になりました!