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昨年5月にたまたまこの作品と出会ったことで、私のBLライフが急加速することになったという記念すべき作品です。
それまで、BLといえば「いかにもフィクションな世界で繰り広げられるドラマティックで耽美な世界」という印象であった私。
昔BLをちょこちょこ読んでいる・・・程度だった頃にチョイスしていた作品も、大金持ち、マフィア、アラブ、軍隊、無理矢理連れてこられる、売られる・・・等々派手なシチュエーションばかりで、それが当たり前と思っていた私に、日常生活の中で淡々と繰り広げられるBL、ストーリー性のあるBL、ついでにノンケ物の良さを開眼させてくれたのが本作でした。
この作品がきっかけで、一気にそんなBL小説にはまり、なんとなく・・・程度だったBLへの興味が一気に加速して今に至っています。
そして、月村先生の作品、高久先生の絵にもはまるきっかけとなった大切な作品でもあります。
とにかく攻め様が格好いい。
普通の人なのにすごく良い!!
絵にもその格好良さが表現されていて、大人な雰囲気にドキドキさせられっぱなしです。ノンケで、誠実なのも素敵だし、束縛系なのもたまらなく良いです。
受け様の浮気未遂(!?)を知っても、「怒ってるし、許す気もないよ。別れる気は更にない。」と言い切るあたりがたまりません。
後に、束縛系とか、あとは変わった切り返しをしてくるとか、台詞の癖みたいのとか、月村作品に良く出てくるパターンだと知ることになるのですが、むしろそのパターンがとても好きなので、見つけるたびに今でも嬉しくなります。
受け様が最初女性を軽んじている発言をしていて、それにはカチン!!!と来るのですが、後々そうなってしまう事情が分かり、また受け様も自分の愚かさや女性の方が一枚上手だったとちゃんと気が付いてくれるので、帳消しです。
むしろ初めての本当の恋にぐるぐるしてしまう受け様がイタくて可愛い。
とにかく大好きな作品で、未だにちょくちょく読み返していますが未だ色あせない魅力にあふれています。
可愛かった~!
女癖の悪い主人公が大人な攻の魅力にメロメロになっちゃうお話でしたw
主人公は49人の女の子と遊んでただけあって鼻につくんですけど
ムカつくって思うより先に可愛いって思っちゃいました( ´///`)
攻を自分の物にしたくて一生懸命な感じが萌えました!
他の方が言ってるみたいに同じ作家さんの別の作品に似てるんですけど
これはこれで楽しかったので私は大好きです♪
二人の会話が楽しくて、読んでて何回もニヤニヤしちゃいましたwww
脇役のキャラもいい味出してます!
でも友達を酔わせてっていう例のシーンはヤバいヤバいヤバい!!!!
ってなって一回飛ばしちゃいましたw
丸く収まって良かったです。
ドキドキした~!
今作は、鼻持ちならない受けが主人公のお話(^^♪ 確か以前読ませて頂いたことのある「CHERRY」もそんな感じだったと思います。好みは人それぞれですが、私は月村先生のお書きになるコメディーがめちゃくちゃ好きでして、今回も最初から最後までニヤニヤしながら本当に楽しみながら読ませて頂きました(^^ゞ
まー、とはいえ今回の受け(俊介)の趣味(セックス)には驚かされました。初体験を中3で済ませ、ってこれはまあ良いんです。それよりも大学2年でもうはや49人もの人とやってしまったって言うんですから)^o^( 発展家ですね~。ひたすら快楽に溺れ、ただその場の快楽に身を委ねるだけの日々。そして性格の悪さ。
ただ、俊介がそうなってしまった背景には、母親に対するコンプレックスがありました(>_<) 男癖が悪い母親、なんだけど俊介は全てにおいて尊敬しています。そのため嫌われるのを恐れるあまり、小学生の頃からずーっと猫系を演じてきたのです。それこそ母親のお気に入りの息子でいたい為に!必死でした。本当はもっと甘えたかったし、傍にいて話しもしたかったでしょう。実業家としては立派な母親も、子を持つ母親としては失格です。
ただ俊介にとっては、母親の生き方も容姿もすべてがリスペクトの対象でした。性に奔放なのも、母親の真似。母親が「愛は幻想だ」というなら、その思想も真似るくらい大好きで…でも本当は心の底で、今度こそ運命の相手が現れないかと待っている、そんな寂しい心を併せ持った可愛そうな受け。ただし物語全体としてはコメディタッチで、しんみりとした雰囲気はありません。
それに俊介の性格は改善の余地があり、決して救いがないわけではありません。何といっても友人のお兄さまが器の大きい攻め(健)で、包容力があって、大人なのです。口癖のように俊介を「かわいい」と愛で、俊介を手のひらで転がすがごとく接します(^^♪
ただしちょっぴり束縛系です。浮気は許さないって釘を刺される俊介。俊介がノンケなら、健もノンケで、男同士としてはお互い初めての二人です。そして健の方がガタイが良い為、BLの王道を行くならば当然攻める方は健です。
が、俊介は自分が攻める方だと言い張り、ここの所のせめぎ合いがたまらなく楽しかったです。でも惚れた弱みというのでしょうか、俊介は徐々にほだされていきます。その過程が楽しくて、終始ニヤニヤが止まりませんでした^m^
月村先生はこういうところがホントお上手で、さすがベテラン作家様です。今後はもう足を向けて眠れません(笑)訳あって電書でしか読めないため、もっともっと先生の紙本が電子化されると良いな、と心より祈っております。月村先生の電書は全て読了済、ゆえにどんなに鼻持ちならない主人公が出てきても、最後には「な~んだ、そんな嫌な奴じゃないし、むしろ可愛いじゃない」に変化させてしまう技術を持っておられる作家様であること知っております。そうそう、あとがきで仰ってらした金太郎飴作家の件、私も金太郎飴読者です(^^♪
この度は長々とお読み頂き誠に有難うございました<(_ _)>
だいぶ前にこの作家さんの本を読んだ時には可もなし不可もなしだと思っていたのですが、数年後再読したらとっても気に入りました。
きっかけは『片思いアライアンス』だったのですが、それ以来注目しています。
登場人物の心の声が面白くて「わかる、わかる」とうなづいてみたり、読書中で吹き出しそうになったりします。
こんなカッコよくてお金も持ってる俺様を振る女などないとか、勝手の違う健の言動に突っ込んだり反論したりする心の声が可笑しかった。
今回の主役は顔が自慢のそこそこの資産家の息子という地位に満足している自信家の大学生。
母親の恋愛観や生き方に傾倒するマザコンくん。
本当はもっとスキンシップして欲しかったり甘えたいのにベタベタされるのが嫌だと思っている母親に嫌われたくなくてクールなふりをしているところが可愛くてかわいそうで抱きしめてあげたくなりました。
本当は甘えん坊で寂しがりや、人恋しくて次々と女を渡り歩くところなど誰か気づいてあげてよ言いたくなりました。
だからそこに登場した友人の兄 健の登場に安堵しました。これでもう抱きしめて甘やかしてくれる人を探して放浪しなくて済むなと。
でも、峻介が健から甘やかされて突っつかれ手のひらで転がされてしまうのが、なんとも心地よく思いながらもこんな自分がカッコ悪いと思っちゃうからなかなか恋に気がつかなかなくて暴走してしまうところが面白く悲しい部分でした。
やっと運命の人に巡り会えて良かたね。
ノンケ同士のが読みたいと思い検索から購入
読みたいシチュばかりで最高でした!
かっこいいと言われたいのにかわいいと言われる年下可愛い。
・落とそうと近付いたら逆に落とされてる
・女のように扱われるのに抵抗ある受、男としての矜持を試すけど攻にしか反応しない
・飽きられたら悲しいので最後まではさせない受(焦らすから最後最高だった語彙力)
・強がってるけどバレバレで流されちゃう受、全部かわいいと思う攻
・受の足にキスする攻、それを思い出して手入れしちゃう受
こういったツボも最高過ぎなのだけど、月村さんの心理描写あってこそ、読ませるし面白かったです。
瞬介が健にどんどん惹かれていることに気付かないけどドキドキしていたり、母親に対して尊敬していて求められるスタイルを保とうとしている精神描写がとても良かったし、健に対して作戦がうまくいかないとこも可笑しい。お母さんもちゃんと母親で良い人で安心しました。
高久さんの挿絵もこれ以上無い程ハマっていて滾りまくりでした!!