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付き合うまでは可もなく不可もなく。お付き合い後の二人の関係性は好みじゃない。見下す遠藤と見下されて喜ぶ昂大という、昔の少女漫画みたいなカップル。表面上そう見えるだけ、と言いたげに遠藤視点の補足もあったが刺さらなかった。
八方美人で誰にでも気を使いまくる昂大と、「うざい」が口癖で才能はある遠藤は、二人が友人や同僚なら笑って見ていられると思う。でもここに恋心が加わると、昂大に惨めさや痛々しさを感じる。切なさを超えてそんな感想になってしまうのは、昂大の卑屈な内面と情けない外面のせいかもしれない。
昂大に告白させて動き出す遠藤は、尊大さが鼻につく。キツイ言葉も、昂大の本音を隠して取り繕う顔や、抱えている辛さをグサグサ刺しにいってるなら良かった。が、巻末の遠藤視点を見ると、そんな意図は無いようで。
あの短編は遠藤の言い訳に終始し、自己中でしかなく、びっくりした。最後の言葉も「身体で伝えたい」って。人間じゃなかったのかな。そういえばエロにだけノリノリで強引に迫っており、通常時とのテンションの違いに引いた。
完全に昂大を自分のモノ扱いして上から目線に見える遠藤が、BLの攻めとして人気なのは納得。精神面の上下関係がハッキリしすぎ、差がありすぎで、私はこんなカップルに魅力を感じないが。古さを感じるところも微妙な気持ちになる。
結局モヤるのは、昂大にプライドはないのかってこと。嬉々としてペットになりに行くようにしか見えず、価値観が合わないと感じた。
会話が足りない系の両片思いかと思ったら、攻めの方はかなり前から受けが自分に気があることに勘付いていたようなので、蓋を開けてみれば受けのこじらせ片思いなお話でした。
攻めの遠藤と受けの昴大は元々、同じヘアサロンに勤める同期でした。遠藤は大学を中退して美容学校に入ったので、昴大より二つ年上。
昴大は子供の頃、両親が不仲で、家庭をギスギスさせないために明るい道化を演じていたような気遣い屋。
一方の遠藤は美容師として腕がよく努力もしていますが、愛想はなく無口で、客や職場の先輩に対しても思ったことは歯に衣着せずに伝える、 昴大とは真逆のタイプ。
昴大の父親が亡くなり、急に仕事を休むことになった際、遠藤がお客さんを引き受けてくれて、普段と違って客の希望も聞いていたという話を聞き、 昴大は遠藤への恋心を自覚します。
その後、美容室を経営していた遠藤の母親が亡くなり、母親の美容室を継ぐためにサロンを辞めることになります。送別会の席で、不愛想な遠藤が一人で美容室をやっていけるのかという冗談から、その場のノリで昴大が遠藤の店で雇ってもらう話になり、 昴大の秘めた恋心を察している先輩の後押しなどもあり、昴大も都内のサロンを辞めて遠藤の地元についていくことになります。
遠藤には地元に家族ぐるみの付き合いの女性の幼馴染がいて、昴大は遠藤がその子と結婚するんだろうと思い込みますが、結果的に彼女が好きなのは昴大の方でした。その子に告白されたことをきっかけに誤解が解け、運転免許を持っていたのに遠藤に送ってもらうために免許を持っていないと嘘を吐いていたことを遠藤に知られてしまった弾みから、昴大が遠藤に告白し、実は遠藤も昴大のことがずっと好きで、かなり前から昴大の自分への気持ちにも気づいていた的なことを言われます。
無愛想で反感を買いやすい遠藤を陰日向にサポートし、地元について行って遠距離恋愛の恋人がいると嘘を吐いてまで傍で支えようとする昴大にはすごく切なさを感じましたが、告白されて、「告白はお前から、キスは俺から」的なことを言う遠藤の心情には頭を悩ませました。恋愛で手痛い経験をして臆病になっていたり、昴大に彼女がいる話を信じていたりしていたのならまだわかるのですが、両想いだと自覚していて、5年もの間、何のアプローチもせずに(地元について来たのも昴大から言い出したことなので)相手の告白を待ち続けるのは、よっぽどの草食系に思えます。それなのに両想いになった途端に性欲的なところではかなりがっつくので、誰コレ?な戸惑いが強かったです。
東京の人気サロンの中堅どころといった安定したポジションを捨ててまで地元についてきてくれて、緩衝材として不愛想な自分をサポートして店を盛り上げてくれていることに感謝しているのなら、もっと早くに気のあるそぶりを見せて昴大を幸せにしてあげてほしかったです。
昴大がすごく健気で一途で好きなキャラだったので、遠藤のほうももう少し誠実さや一途さが垣間見えるキャラならもっと好きな話になったかなとちょっと残念に思いました。
美容師というとコミュニケーション能力が高い人が多いイメージなんですが、
そこをさくっと裏切る遠藤のキャラが最っ高にツボ…!
仕事の腕は良いのに愛想はまるでなくて、それが誰彼問わずお客様に対してもそんな調子というブレなさが刺さりまくりでした。
そんな彼に片想いし続けている昴大が遠藤とは真逆なタイプなので、やり取りにメリハリがあってそのテンポ感がすごく良かったです。
昴大視点で進んでいくストーリーなのでなかなか遠藤の感情が見えず、
物理的にはすごく近くにいるのに心の距離の遠さに切なさが募ります。
というか、恋が始まるとかそういう部分以外でも遠藤の考えていることや行動の意味がわからなすぎて、この平行線はいつまで続くんだろう…?とヤキモキしたりもしました。
ただ、ずっと何もなかったところからひとつ世界が動くと一気に彼らの関係は変わって、
何もかもが上手いこと進んでいってくれます。
はじめから何も障害なんかなかったみたいにさらっと両想いになるわけですが、
そうなっても尚わかりにくい態度を取り続ける遠藤にけしからん!と思いつつ、
熱量低めなデレもどきに何度も心奪われてものすごく苦しかったです(笑)
よくよく考えてみれば独立するときに一緒に連れていくなんて、昴大を特別に想っている以外のなにものでもないよな。とわかるんですが、
そういう考えに至らないほどの塩対応を取っていた遠藤のわかりにくい愛が昴大に届いてくれて本当に良かったです。
最後まで甘さは控えめでしたがそれが逆にふたりらしくて素敵でした。
あっさりした展開ながら萌えはたっぷりで大満足。
この後のふたりの日々もぜひ見てみたいなと思いました。
月村先生の作品は結構読んでるつもりだったのでまさかまだこれを読んでなかったとは!と思って慌てて購入してあっという間に読み終わってしまいました!
ゆったりとした幸せな雰囲気・・・今の私にはありがたいですw
昂大が1人でたくさんモヤモヤしてからわまったり勘違いしたりしてたけどそれもまた可愛い!
親の不仲のせいで周りの空気を読んで行動しがちな昂大。
そんな昂大が好きになった攻めのえんちゃんがまー口の悪いこと!
最初なんで好きになったんだ?ってなっちゃうとこだけどえんちゃん本当はだいぶ優しくてそして昂大のことがかなり前から好きだったと!
なにこのツンデレ!ツンデレなのかな!わかんないけどくっついてからはかなりグイグイでそれもまたよかった!
受けの昂大が1人で空回ってるだけで事件とかも何もないけどそれがまたこのお話にはよかったな〜。
日常BL最高です。
くっついてからは読んでて恥ずかしくなっちゃうくらいラブラブで微笑ましい〜!
2人を取り巻く周りの人たちもみんないい人!最高!
本当に幸せなお話でした!
いや〜〜!あまりのドキドキときゅんで心臓が破裂しそうでした〜……
攻めのえんちゃんに対する片想いを、受け視点で堪能できました。
(普段は攻め時点で受けを見るのが好きなんですが、BLってどっちの視点でも楽しめるのが素晴らしいですよね…一粒で二度美味しい・:*+.)
実はえんちゃんも受けを…と分かった時の、えんちゃんからのキスの描写がもう、たまらんでした。「俺が先にするんだよ」、昨日のあんなへなちょこキスはゼロカウントだかんな、だなんて至近距離で見つめられながら言われたら。
。そりゃ受けも真っ赤になっちゃうしかないよね!頬染めちゃうよね!と心の中が大興奮でした。
無愛想不器用攻めが心情を吐露する場面って、破壊力ありますね…
片思いの切なさと、結ばれた後の多幸感。
そのどちらも最大限に味わえる作品だと思います◎
金木犀香る今のこの時期、ぜひおすすめの一作です♪(作中に出てくる攻めの幼馴染のお店の名前が、「金木犀」なんですね☺︎)
