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そんな激情で殴られたい

sonna gekijou de naguraretai

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表題作そんな激情で殴られたい

玄野
清掃会社勤務
七瀬
清掃会社勤務

その他の収録作品

  • キャラクター紹介/カバー下:イラスト

あらすじ

クソみたいな毎日、気に入らない同僚、
満たされない俺の身体。

清掃会社で仕事を始めた七瀬は、
どこか不気味なオーラを放つ同僚・玄野が
先輩にフェラしているところを目撃する。

最悪な場面を見てイラつく七瀬だったが、
その光景を思い出すといやらしい気持ちに――。
それを見透かすかのように、玄野から家に誘われて…!?

「君の怒った顔に惹かれるんだ」

ダウナー執着偏愛攻×ツンギレヤンキー受
歪なふたりのアブノーマルラブ

作品情報

作品名
そんな激情で殴られたい
著者
紫比呂 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526706

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66

4.3

(8)

(5)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
34
評価数
8
平均
4.3 / 5
神率
62.5%

レビュー投稿数2

タイトルはね すべてを物語っているんです

タイトル衝動買いです

【マイ・バッド・ぺインキラー】ではじめましてはしていたので迷いなく買えたのが吉とでたんですが これはなんと申しましょう

エロよりグロさをお求めならアリだと思います
試し読みの部分で雰囲気はわかるかと思うんですが グロさのグロが異様のほうに偏っているので 

んんん

Σ すんごいネタバレですが 虫が嫌いなかたは要注意 だッ!←え


入った清掃会社の指導係
彼の目の奥が笑っていないことを知っている

偶然目撃したフェラ お話のはじまりはここからなんだけど 玄野の異常性癖が際立ってはいるんですが侵食されていくんです 新人・七瀬が まとわりつく玄野の言動に犯されながら

ただですね よくわからないんですよ
あたしが読み方が下手なのはいったん置いておいていただいて

見せたいところが

まぁ異常ではあっても性癖なので 玄野が向ける七瀬への執着の理由なんてわからなくて当然なんですが 執着しているものの根元がわかるとコイツの嗅覚ハンパねぇな と 玄野の気持ちの悪さ爆あがり

にはなります

虚勢だけで生きてきた七瀬が隠すものを暴き続ける玄野 見透かされた弱さに苛立ち抗い続ける七瀬
絶対読み手を選ぶであろう作品なんですが面白いんですよ? 七瀬が自分の弱さと向き合うときだけみせる顔も可愛いし

だからこそ 玄野をもっと知りたい

理不尽な疎まれかたをしていたのはわかるし 生きづらさと憎しみを快楽に変えて楽しむ術を手にしたところはわかるんだけど
だって この主役は間違いなく玄野なんですよッ! ←ちげぇわ((怒))


生きづらさを持ち虚勢にかえ苦しんだ七瀬がたどりついた先が 寂しさを知り快楽を与えられるヤツだったってところに互いの救済が見れた気にはなるんだけど やっぱり何を見せたかったのか

ヤバめなものはいっぱいみれたし 確かに歪なものが犇めいてはいた
辛いものをそのまま伝えてしまうと薄れてしまう辛さに加えるアクセント使いの上手さもあるのに

1番わからない あれ!

玄野が飲んでた薬ってなんの薬だったんだろ? なんでセミを常習的に食べるようになっんだろ?
表情がないのも 喜怒哀楽がないのも 人と関わることを避けてそうなのも 部屋が散らかってるのも あれ全部なんだったんだろぉおもぉおおおお

あたしか? あたしがヤバいのか?
もおさぁ あたしがおかしいのかこのお話がおかしいのか勝負しようやッ ←これってもしや統合失調症?

2

暗い雰囲気 攻めの不穏な一面に秘めた愛が非常にいい!


玄野×七瀬


好きだよ、こういう作品。

全体が暗い雰囲気に包まれて、
歪みへ引きずり込まれる
空虚な心、寂しさ、そして満たされない欲望が、
お互いにぶつけ合うことでしか埋められない2人。
独占欲と執着が絡み合って、依存に堕ちていく様が最高にツボ!


否定され続けて脆くなった心、その弱さを暴力で隠し、必死に自分を守ろうとする七瀬。
そんなを七瀬の前に現れるのは、
人間の弱みを握り、優位性を確保することで傷ついた自分を守る玄野。

玄野に承認欲求という本心を見抜かれてしまう七瀬が、
玄野の賢い堕とされる策に振り回されて、
強がりながらも、怒りと心と体が侵されていく展開が狂おしすぎて刺さる!

ずっと強気を貫く七瀬だが、
無意識に玄野に頼りたくなる姿に胸ギュン。

玄野の悪寒を感じさせる口説きのセリフ、
無駄のない一つひとつの行動も見どころで、さらに
七瀬の無理を重ねてきた圧を見逃さず、
その隙間にさらに入り込んでくる
不穏な一面に秘めた愛が非常にいい!
ラストの追わせて手中に収めるという絶対的な余裕に圧倒される!

一番印象に残ったのは、
玄野がアブラゼミの抜け殻を七瀬に渡すシーン!
七瀬の虚勢という殻を脱ぎ捨てさせ、
「俺のものになれ」という意図!?
滲み出る支配欲と執着が凄まじい!

進むごとに明らかになる2人の過去や背景にも引き込まれる。

先生の絵、闇の耽美さが本当に素晴らしい!
特に玄野の黒く長めの髪に漂う孤独と喪失感、そこに
狂気を帯びた表情がたまらない!
少しの傷やタバコの跡が刻まれた体もエモすぎる!(もっと見たい!全然足りない!)

お互いの精神と肉体の空白を埋め合い、必要とし合う関係性。
そんな絶対に切れない2人だけの世界が、脳に深く食い込んでしまいました。

2

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