襖くろーらーさんのマイページ

萌×2作品

アドバンスドレビューアー

女性襖くろーらーさん

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ドロップス占いがこう利いてくるのかと。

高校の同級生同士のピュアラブを数年にわたって追う物語ですが、タイトルどおり大部分が冬の話です。

学生らしいささやかで素朴なお付き合い。一緒に共通の友達を待つとか、相手の家で一緒に友達を待つとか、クリスマスにちょっと背伸びしてプレゼント交換をするとか、大概の恋愛物語だったら一回こっきりしか描かれないものを、何度も描いてくださることに斬新さを感じました。同じイベントを通して二人の成長や愛の深まりがうかがえ、ふふってなります。

冒頭から出てくるドロップス占いが印象的なのですが、それがトヨから伊吹へのプロポーズにかかっていて、感動的というかなにそれ素敵すぎない!? と。

黄色のドロップは、「好きだった人と再会できるかも 」

“再会”というと一回こっきりの事の様につい思ってしまうのですが、よくよく考えれば人は身近な人と毎日小さな別れと再会を繰り返しているんですね。

行ってきます・行ってらっしゃい
ただいま・お帰りなさい

と言い合うことを、君と末長く続けたい。そんなトヨの素朴な願いにして最高の口説き文句にやられました。

No Title

華々しく人生の幕引きをしたい若者と、涙もろくて仕事にならない葬儀屋さんのBLです。

明星の死生観には賛否両論あると思いますが、私はこのエンドで良かったと感じました。

彼の終活は華々しいけれど、沢山の素敵な思い出を詰め込むことで、心にぽっかり空いた穴を塞ごうとしているようにも見えたので。

また、自分の人生の幕引きのために人を踏み台にしようとしている、ということに気づいた瞬間歩を止めるような彼には、独善的な死に方は似合わないのではないかと。

物語として当たり障りのない結論と言ってしまえばそうだけど、明星に限ってはそれでいいと思いました。