ラムスプリンガの情景のスピンオフ。
まだ一巻なのでこれだけで評価つけるってこういう話だと特に難しいんですが
名作に新しく出会えたという気持ちが一巻の時点で感じたので神評価で。
内容については他の方のレビューが上手くまとめてくださっているので省きますが
自分の理解できないもの、自分と違うものは排除したがったりすること。
他人の中に自分と同じものを感じた時に相手にやさしくできること。
普通と普通じゃないこと。
一冊読みおわって思うのはどちらかと言えばやさしい世界が描かれているんだけど、
どこか切なさを感じるのは過去形で描かれているからなのか。
夢中で読んでページを捲る手が止まらなかった。
過去形で語られる物語と現在、この物語の終着点が過去、現在、未来とどう描かれるのか
早くも続きが読みたくてたまらない。
吾妻さんはエロスとかギャグ的要素の振り切れも上手いんですが
こういう読ませる話もほんと上手い。
まぁこの話でもトレヴァーのでかち♂に吾妻さんのエロスの遺伝子は感じるけどね(*^^*)笑
デビュー作ってびっくりだ。
完成度が高すぎるΣ(°▽°)
絵、テンポ、ストーリー展開とオススメできる内容。
もちろん好みの問題だから評価が高い人気作が刺さらないことも誰しもあると思うけど、気になったならとりあえず読んでみる価値はあると思う。
そして、こだわりをお持ちの商業BL好きさんならば紙で買うことをオススメします。
作者渾身の描き込みが電子だと光り輝いて眩しすぎて見えないので(;▽;)
光り輝くその先が見える能力をお持ちか、別に気にしない人は電子など買いやすいところでお求めくださいませ。
で、内容についてですが
レビューも多いので仔細省くとしてラブコメ的なテンポの良さでエロもありつつ展開されるストーリー。
ただその中でもちょっと引っ掛かりを感じる人もいるかもしれない。
それが後半で回収されていくストーリーの流れが上手いなって思いました。
バランスよく色々な要素で魅せてくれる。
まぁなんやかんや書きましたが最終的にこういうのは考えるな感じろの部分が大事なので夢中で読んで楽しかったで終わるのが優勝なのです♂
長与さんの今後の作品に期待!