親愛なるジーンへ 1

shinainaru jean e

親愛なるジーンへ 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神150
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

8

レビュー数
11
得点
775
評価数
161
平均
4.8 / 5
神率
93.2%
著者
吾妻香夜 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784778129361

あらすじ

NYに住む伯父・トレヴァーの書斎で一冊の手記を見つけたジーン。
そこには、自分ではない“ジーン”について綴られていた。

――1973年。
弁護士のトレヴァーは重要な書類を紛失する。
雪が降りしきる中、それを届けてくれたのは清掃員していたジーンだった。
ボイラー室で暮らしているという、見るからにみすぼらしい彼を放っておけず、
トレヴァーはお礼も兼ねてハウスキーパーをしないかと持ちかける。
まるで中世からやってきたような世慣れなさに反し、教養を感じさせる
美しい元アーミッシュの青年ジーンとの同居生活は、
ゲイであるトレヴァーに羨望と穏やかな幸せをもたらすが――。

表題作親愛なるジーンへ 1

トレヴァー・エドワーズ,35歳,NYの弁護士
ジーン・ウォーカー,19歳,元アーミッシュの青年

その他の収録作品

  • カバー下(イラスト・あとがき)

レビュー投稿数11

スピンオフなのに予想以上のおもしろさ

吾妻先生の「ラムスプリンガの情景」を購入し、読み、そのストーリー作画のタッチの繊細さに心を惹かれていました。ラムスプリンガの情景は一巻完結だったので、続編出ないかな....とずっと思っていました。今回スピンオフとなる「親愛なるジーンへ」を出版なさるということで、早速購入し読みました。
 5話で泣きました。感動( ; ; )ジーンのトレヴァーへの信仰にも近い愛。それを受け入れるトレヴァー。あの夜の話は本当に素晴らしいと思いました。あまり感動するBLに出会うことがないのですが、吾妻先生の作品は心がスッと浄化された気持ちになります。最後の最後で回想から現在の甥のジーンのシーンに戻るとき、青年ジーンはどうなったの〜!?!?と気になりすぎて夜も眠れませんでした。笑
続篇めちゃめちゃ全裸待機します!

4

次巻が早く読みたくなる

画は好みでは全くありませんが、ラムスプリンガを読んで感銘しその流れで読みました。ラムスプリンガがあまりも素晴らしい作品だった故に、そうかんたんに超える作品ではないと勝手に思ってた自分をタコ殴りしたい気分です。ラムスプリンガも素晴らしい作品ですが、親愛なるジーンは時代背景の影響も多分にありますがセクシャリティーの悩み、当時のゲイへの偏見と苦悩が描かれています。ラムスプリンガはゲイ文化が社会に出始めた頃のアメリカ文化でありセクシャリティーの苦悩は描かれていないのも時代背景を巧みに取り入れてるのも作品に奥行きを持たせているのでは無いか?と思います。家族と故郷を捨てたアーミッシュの青年と捨て子が親切な人に引き取られなったが家族との見えない確執に悩む弁護士。ホームレス同然だった青年が親切な隠しゲイの弁護士に助けられて惹かれ合うのですが、どちらも抱えている、埋める事が出来ない孤独を抱えた者同士だからこそ惹かれ合います。LGBT、宗教、家族をこんなにも切実に取り入れて尚、余りあるくらいに魅力的に描かれている作品は無いでしょう。自然と涙が決壊します、次巻がこんなに楽しみな作品は殆どありません。

7

続きが気になる力作

来ましたよ。名作「ラムスプリンガの情景」と同じ世界観の関連作。ラムスプリンガ…のキャラもちょこちょこ出てきてファンには嬉しい限り。

物語の始まりも凝っていて90年代にちょっと生意気な少年がNYの伯父の家の書庫である手記を見つけて、そこからまた70年代の回想シーンへと舞台はタイムスリップします。ファンタジーではないので様々な文化や映画の知識も要します。今はすぐ検索できるので色々知る事ができるのもまた楽しい。BLでお勉強です。

軽く読み流せる内容ではなく70年代に生きたゲイの心境がシリアスに描かれています。レストランでゲイを罵っていたおじさんも暴言の後、人当たり良く振る舞える社会性もあってあの人は社会一般の象徴なのかと思います。

トレヴァーの元フィアンセの女性もとても良い人でした。ジーンを感動させる小説を書くような人なので。魅力的な女性を上手に登場させるBLは名作が多い気がします。

色々な事を我慢しながら努力して弁護士にまでなったトレヴァーの心情を思うと涙が出ます。今の地位を守るために本当の自分を偽っているのも。ジーンと巡り合い結ばれいつまでも幸せに暮らしてほしい…と思うのに冒頭シーンにジーンの存在はない悲しさ。

2巻ではどうなっちゃうの?と気になる所で1巻は終わっています。ジーンは旅行に行ってるとか仕事で別居とかだったらいいけど違うかなあ?どうなんだろ。90年代時点での少年ジーンもこれからどう関わってくるのか。映画みたいな魅力もあり奥深くて読み応えあるシリーズの続編が楽しみです。

7

綺麗な世界観

素晴らしい作品に出会えた感じ。
話しの世界観、時代背景、登場人物の苦悩など寂しい感じがあるけど綺麗というか暖かく切ない感じがとても好きです。
ジーンが子供みたいにとてもピュアで可愛いし、所々に二人の子供時代のシーンが出てくるのが切なくて涙が出てきます。

現在は一緒に暮らしていない感じなのですがハッピーエンドであって欲しい。
幸せな二人で終わって欲しいな。

私の中で今年一番の作品です。

4

素敵です…

ストーリーが、丁寧に綴られていく感じがもう…。
50年前の雰囲気も伝わってきます。
ジーンが可愛くて可愛くて、たまらなくなりました。
最初のお風呂のシーンでの、トレヴァーの視線の描き方がお上手で…言葉にしなくてもよく伝わってきます。

そして、えちは最後だけですが、エロいです!(最初の方でジーンが1人でしちゃうシーンもエロくて良い)
トレヴァーのものが大きいです。
何だか、描写が綺麗過ぎて泣いちゃいました。。
次巻、楽しみだけど切ない展開になりそうで…。







紙本購入
修正は白斜線沢山です。

7

私的今年上位

いや〜良かった。。しみじみ。
この後の展開を想像して切なくなりました。

この時代のLGBTへの嫌悪感による風当たりの強さがまざまざと伝わってきて腐女子としては勉強になりました。

そんな中のトレバーはさぞかし悩んでいたことでしょう。そこに現れたのが元アーミッシュのジーン。
2人の心の擦り寄り方がお互いを労るように慰めるように愛を育むので、最後結ばれた描写は思わず涙ぐみました。

続きが待ち遠しい。2人を幸せにしてやってください。。

5

気付いたら涙が!

もう最高としか言いようがありませんでした!!今のところ神評価しか無いのが納得です!!!!
ラムスプリンガの情景も素敵な作品でしたが、さらにこちらは切ないし、キュンキュンしました!!
2巻はもっと切ない展開になるであろう感じしかしませんが、とても楽しみです!!!!
そして我慢して溜にためた2人の愛が爆発した時のエッチシーンはすごくエッチで最高に興奮しました〜吾妻先生の描かれる表情がとても好きです!!
今回も萌えを沢山ありがとうございましたm(_ _)m

7

新しい楽しみできたな

ラムスプリンガの情景のスピンオフ。

まだ一巻なのでこれだけで評価つけるってこういう話だと特に難しいんですが
名作に新しく出会えたという気持ちが一巻の時点で感じたので神評価で。

内容については他の方のレビューが上手くまとめてくださっているので省きますが
自分の理解できないもの、自分と違うものは排除したがったりすること。
他人の中に自分と同じものを感じた時に相手にやさしくできること。
普通と普通じゃないこと。
一冊読みおわって思うのはどちらかと言えばやさしい世界が描かれているんだけど、
どこか切なさを感じるのは過去形で描かれているからなのか。

夢中で読んでページを捲る手が止まらなかった。
過去形で語られる物語と現在、この物語の終着点が過去、現在、未来とどう描かれるのか
早くも続きが読みたくてたまらない。

吾妻さんはエロスとかギャグ的要素の振り切れも上手いんですが
こういう読ませる話もほんと上手い。
まぁこの話でもトレヴァーのでかち♂に吾妻さんのエロスの遺伝子は感じるけどね(*^^*)笑

12

小川を出たニジマスの子は何処へ行く?

ああー、好きです。
この独特のノスタルジックな空気感。
前作とはまた違ったアプローチで描かれたアーミッシュの人生。
次巻で完結との事ですが、今作も素晴らしい内容でした。

時は1992年の夏。
NYに住む、ちょっぴり苦手意識を持っている叔父・トレヴァーの元で夏休みを過ごす事になったジーンは、書斎の整理中に叔父が書いたと思われる手記を見つける。
笑顔で写る見覚えのない青年の写真が1枚挟まれた手記には、自分ではない<ジーン>と呼ばれる人物について綴られていた。
前作「ラムスプリンガの情景」で、テオが慕っていた村を出た人物として語られていた<ジーン>とトレヴァーの出会いと過去を、トレヴァーの手記を読んでいる甥目線で共に追いながら読み進める形となっています。

本当は海でも暮らせる身体を持っているのに、一生を淡水の中で終えるものが殆どのニジマス。
そんな彼らの中でも、稀に小川から海へと出て行く者がいるという。
大海を知ったマスは、住む世界の広さに応じて身体を変化させ、やがて「スチールヘッド」と呼ばれるほど大きくなるものもいるのだと前作でテオと弟のダニーに語り、自身も同じようになれると夢見て村を出たと言われていた、ジーンのその後が描かれた作品です。

ジーンがチップで買い、父親に良い顔をされなくても大切にしていた「海に出たニジマスの子」の絵本。
このさり気なく描かれた部分が前作と今作で繋がって来るなんて。
アーミッシュをニジマスに例えた好きなエピソードのひとつでした。
小川から海へ出て、自身が望んだように自由になったはずだけれど、果たして本当に後悔の無い選択だったのだろうか?
アーミッシュとして生きる事を捨てたはずなのに、まだ心のどこかで完全には捨て切れずにいるジーンの様子があちこちに見られます。

トレヴァーとジーン。
生まれも育ちも異なるものの、自由なようで自由ではない、どこか似ているようで似ていない「一般的」ではない悩みを抱えていた2人が、ほんの偶然から出会い、共に過ごす内に大切な何かを与えて与えられる関係となっていく。
2人の生活と表情がどんどんと人間らしく豊かになっていく様子や、家族について、マイノリティについて苦悩する様子がとても自然で、吾妻先生は本当に人の心の機微が感じられるような描写がお上手だなと思いました。
特に、抑え込んでいるようだったジーンの本質が引き出されていく様が良かった。

村では知識に富んだ賢い人物と言われていたジーンが、トレヴァーと映画を観て「娯楽なんていうけれど、それですら教養があってはじめて享受できるものなんだと思う」と語るシーン。
アーミッシュの村という、一種の箱庭のような世界で宗教教育を受けて来た者ならではの素朴な感想が、なんだか少し胸に来るものがあります。
小川から海に出たけれど、自分はスチールヘッドにはなれていないどころか、この世界では「一般的」ではないのだと痛感しているというか。
その後、トレヴァーから思いがけず学びの場を与えられ感極まるジーンの図も含めてすごく好き。

何も持たなかったジーンを救い上げ、その手からすべてを与えてくれたトレヴァー。
中盤から終盤にかけて明かされるトレヴァーのバックボーンがとても複雑で。
ジーンが捨てて来た箱庭は、幼かった彼がかつて憧れてやまない場所だったのかもしれない。
当時は今よりもタブー視されていた同性愛に関して思い悩み、本当の自分というものをひた隠し、心に嘘をつきながら生きている。
美しいジーンに惹かれ、触れたいけれど触れられず、触れてはいけないとすら思っている。
そんなトレヴァーという人間ごとを丸ごと包み込んで抱きしめたジーン。
「あなたが僕の神様です」と、手を握りながらドイツ語で誓うように言うシーンで、ジーンから手を離して去って行く、記憶の中の幼い姿のままのテオとダニーとクロエ。
これは、トレヴァーを愛すると決めたのと同時に故郷も家族もここで捨てたという意味なのか、それとも捨てようとしている最中なのか。
それはまだ続きを読んで見ない事には分からないのですが、このシーンの背景にある天使の絵がまた良くて。
まるでジーンがトレヴァーの元に現れた救いの天使のようではないですか?
ドイツ語が分からないトレヴァーは、この時ジーンがなんと言ったのか理解出来ていないんですよね。
けれど、幼い頃に全く同じ言葉を暖かな場所で与えられた記憶を思い出し、静かに涙する。
ここの一連の流れがたまらないほど素敵だった。
2人の瞳があまりにも美しくて。

カバー装丁も本文デザインも素敵。
トレヴァーがジーンに贈った植物でいっぱいの書斎が華やかで綺麗なんですよね。
作中に、カーペンターズの楽曲や、小さな恋のメロディ、ベニスに死すなど、1970年代を感じられるような音楽や映画が溢れているのも印象的です。
知らないはずなのにどこか懐かしく、あたたかく、どうしようもなく切ない。
本当にこの言葉がぴったりの作品だと思います。
少しの疎外感のようなものを抱えながら、1970年代当時を懸命に生きる登場人物達の心にしっとりと寄り添うような、非常に読ませるお話でした。
少し若いオズが見られたり、ジーンの短くしすぎてしまった髪の毛だったりと、ちょっとした部分に前作との共通点があったりして、そちらを見つける楽しさもありました。
前作のジーン登場シーンと今作を見比べてみても面白いと思います。

2人の関係は今後どう変化していくのか?
過去として語られるジーンは故人となってしまっているのか?
甥のジーンとトレヴァーの関係の変化は?
ジーンはなぜアーミッシュから脱しようと決めたのか?など、まだまだ気になる点が沢山ありますね。
ジーンがトレヴァーに贈った言葉と酷似した言葉から始まる、第1話扉のトレヴァーがジーンへ贈った愛に満ち溢れたメッセージ。
互いの事を「神なんだ」と言う彼らの人生を引き続き見守りたいです。

32

「ラムスプリンガの情景」が好きな方には絶対的におすすめです!

『ラムスプリンガの情景』と同じ世界観です。
ラムス〜のオズもほんのちょっぴり登場します^^
とにかく美しく叙情的で、吾妻先生のどエロい振り切れ作品もいいですが、やっぱり私はこの世界観が好きです。

NYに住む叔父・トレヴァーの家に夏休みの間滞在することになったジーン。
そして、滞在先の叔父の書斎である日記を見つけてーー…

タイトルにあるジーンは、甥のジーンのことではありません。
若かりし頃のトレヴァーが出会い、愛した美しい青年・ジーン(ラムス〜に登場したダニーの兄)。
日記を元に、トレヴァーとジーンの思い出を綴る物語です。

世の娯楽を禁じ、読み物は聖書で、清貧を貫く敬虔なキリスト教信者であるアーミッシュ。
ジーンは、ラムスプリンガを経て、アーミッシュを捨てて俗世で生きる決断をした青年です。
世間知らずで汚れを知らない純真無垢なジーン。
故郷や家族を思い出し感傷に浸るようなジーンが、なぜアーミッシュを捨てたのか……?これはまだ明かされません。
対して、女性と婚約しながら、本当は男しか愛せないトレヴァー。
トレヴァーはジーンに惹かれながらも、自分がジーンを汚してしまうことを何よりも恐れます。

世間体、家族、社会的立場……そして、何より自己承認できない自分との間でもがいているトレヴァーが、とても弱くて人間臭くて、そして誰よりも優しいと感じました。
居場所と夢を与えてくれたトレヴァーに、「あなたが僕の神様です」とキラキラした瞳で伝えて抱かれるジーンは、とっくにトレヴァー自身を丸ごと受け入れているのだと思います。

ロマンス小説を読んでエロ本並みに興奮していたジーンが、トレヴァーに抱かれるシーンは本当に官能的。
トレヴァーのち○こが大きすぎて私がビビりましたが、本当に恐れているのはトレヴァーなんだよね。
でも、トレヴァーの求めているものは、いつも彼の近くにあるんです。
遠慮していた家族は優しくて温かかった……ジーンとのつながりで大切なことを思い出すトレヴァーに胸がいっぱいで、涙が止まりませんでした。

ジーンと家族・故郷の問題、そしてジーンとトレヴァーの今……それは、次巻への持ち越し材料です。
甥のジーンとの関係も少しずつ変化している気がするし、今一番続きが気になる作品になりました。

23

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