ラムスプリンガの情景

rumspringa no jokei

ラムスプリンガの情景
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神74
  • 萌×28
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

4

レビュー数
14
得点
403
評価数
84
平均
4.8 / 5
神率
88.1%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
価格
¥700(税抜)  ¥756(税込)
ISBN
9784778124274

あらすじ

ラムスプリンガ――アーミッシュが、敬虔なキリスト教徒として彼らのコミュニティに残るか、家族を捨て外の世界で生きるかを決めるための、俗世を体験する期間。 ――80年代アメリカ。 ブロードウェイの夢破れ、田舎の街でウエイターと男娼をしているオズは、ある日、バーに来たラムスプリンガ期の青年・テオを“客"と間違え部屋に連れ込んでしまう。行くあても無いテオを放っておけず、つい面倒を見てしまうオズ。アーミッシュであることを馬鹿にされても怒ることも、疑うことも知らない純粋な彼に触れるうちにオズはニューヨークで擦れていた気持ちが絆され、彼を愛するようになるが…。

表題作ラムスプリンガの情景

テオドール・サリヴァン、アーミッシュの青年
オズワルド・カーター、夢破れたダンサー、27

その他の収録作品

  • カバー下:イラスト、あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数14

続きが読みたい!

初読み作家さん。
アーミッシュ海外ドラマ等で時々出てくるので、そこで見知った位の知識です。
外と内からの認識の違いに考えさせられました。

テオが本当に可愛い。
純真無垢で世間ずれしてなくて、ホント天使。
結構ハードなシーンもあるけど、テオに癒されます。
オズの気持ちが痛いほどわかりました。

王道ラブストーリーだけど、キャラや背景がしっかりしてるので読み応えがあり楽しめました。
ニューヨークでの彼らの生活も覗いてみたいです。

戒律なのでしょうがないのかもだけど、テオが村に一生戻れないのはかなり辛いし寂しいなーと。
まっ、実際はアーミッシュにも色々あるようですが。

書店・とらのあな限定ペーパーは可愛い4コマでした~!

1

映画のような。

ちるちるさんであまりに高評価のこの作品。気になって購入してみました。




映画のよう。
読後の感想はまずそれでした。

アーミッシュというちょっとセンシティブな題材をテーマに、起承転結がはっきりしていて、キャラの個性が際立っている。ゆえに非常にドラマティックで読みやすく、感情移入しやすい。

アーミッシュで、純真無垢に育ってきたテオ。
ダンサーの夢破れ、男娼まがいな生活を送るオズ。
全く正反対な二人が出会い、そして恋をして。

まっさらさんだったテオがオズに傾倒する気持ちも、落ちぶれた生活を送るからこそ天使のような、家族の愛に満ち溢れたテオに惹かれていったオズの気持ちも、どちらもよくわかる。あえて辛らつな言葉で表現するならば「隣の芝は青く見える」状態ではなかったか。

が、そこから彼らが、相手を愛するようになる過程が非常に良かった。

家族。
自分の夢。
彼らが今存在している環境。
そういった複雑な状況を細やかに表現しながら、ともに成長し愛を知った彼らの感情の機微が、そしてお互いがお互いを想う、その愛情の深さが、繊細な描写で綴られている。この細やかな心理描写が、この作品の最大の魅力だと感じました。

テーマがドラマティックなだけに、こういった表現がなければ薄っぺらい作品になりかねない。

そして、純真でまっさらだったテオが、終盤に見せる男の顔がとてもかっこよく素敵でした。

画力は非常に高い作家さんだと思いますが、絵柄はちょっとレトロ、というのか。好みが分かれそうな絵柄で、正直表紙を見たときに買おうとは思えなかった(いや、ごめんなさい)。

が、この絵柄が、このちょっと特殊な設定のストーリーに非常にあっていたように思います。

4

悪魔の園で見つける愛

ふらりと立ち寄った本屋にて、ビビットでどこかレトロな素敵な表紙を見かけ検索して知ったのが本作。そこから単行本になるまで、今か今かと待ちわびていました。

個人的に身近にキリスト教徒の知り合いがおり、また宗教的な興味もありまして、アーミッシュのラムシュプリンガ期の知識は元々あったのですが、まさかこの題材がBL作品で読めるとは…!と改めてこのジャンルの懐の深さをしみじみと感じました…笑

内容についてですが、宗教的知識がなくともアーミッシュがどのようなものかというのをとてもわかりやすく描いていると思います。閉鎖感を感じさせず、しかしアーミッシュ文化のここ!という所は的確に押さえているので格好の入門書にもなり得るのではないでしょうか?(気になる方は現代のアーミッシュを追ったドキュメンタリーもありますので是非)
さらに80年代の文化も加わり、レトロで美しい絵柄とも相まってとてもまとまった印象があります。舞台が現代でないことも、アーミッシュと少し昔のアメリカの文化とが上手に比較され、他の方も仰っておられるように一本の映画を見終わったような読後感があります。

映画に関連して、以下少々ネタバレ


ラスト、二人が村を去る場面を映画『卒業』に例えるシーンがあります。映画史に残る余りにも有名なシーンです。『卒業』のラストはやっとの思いで逃げ切った花嫁と彼女を奪った男性がバスに乗り込みますが、たくさんの乗客から白い目を向けられるという所で終わります。これからの彼らの未来が明るいものだけではないということの暗示になっています。
『卒業』をここで持ってくることの意味を考えると彼らの前途も多難に満ちているということを吾妻先生は言いたかったのではないかと思います。生きてきた文化がまるで違ううえに、同性愛者としてこれから生きていく二人にはきっとたくさんの試練が待ち受けている筈です。ただただハッピーエンドではない、そうした現実感がこの作品にはあります。

アーミッシュの人々は自分たちが過ごすコミュニティ以外の場所をデビルズプレイグラウンドと呼びます。悪魔が住まう悦楽の園で愛を見つけた二人が、どんな困難が待ち受けていようとも、それらに負けることなく二人で幸せに生きていく姿を願わずにはいられません…!がんばれ…!

内容、絵柄ともに文句なしの神評価です!(長くなってしまった…)

4

本当に素晴らしすぎる

吾妻香夜さんの「桜田先輩改造計画」を読んで、こちらの作品にも興味を持ちました。電子書籍で探したところ、いつも使用しているサイトになかったので、フラッと近所の本屋に行ったらありました。

もう素晴らしい。何度でも泣ける。心に湧き上がるこの気持ちは、この本を読まないと生まれないものでした。読了後、何度も何度もページをめくりお気に入りのシーンを読み込んでしまう。
まるで文学作品のように美しい愛の物語でした。
繊細な人の感情を描写するのが非常にうまいです。
本当に買って良かった。この作品に出会えてよかった。

3

すぐに読んでほしい

読むか迷っている方は今すぐにでも読んで欲しいです。
一冊読み終えた後のなんとも言えない幸福感というか満たされた感じを味わっていただきたいです。
私は号泣しました。何回も読み返しましたが何度でも泣けました。
切なさ残る終わり方でしたがテオとオズらしい。この先も2人の人生はずっと続いて行くんだなと思うとこちらまで幸せになれます。
この作品に出会えて本当に良かったです。

3

神以上の評価をしたいです

まず、この作品に出会えたきっかけとなった、ちるちるさん、ありがとうございます。
そして作者様、本当に素晴らしい作品を世に発表してくださりありがとうございます。

本当に本当に素敵な作品で、初めてレビューを書こう!!!と思えた作品でした。
ひとりでも多くの方に読んでいただきたいです。

読み終わるのが本当に本当に寂しかったです。

お話はもちろん、セリフからキャラクターそれぞれの表情や細かな描写、そして画力が素晴らしいです。大好きなシーンがいくつもあります。また、小さなコマのバイクまで完璧に描かれていて、感心していました。

言葉では表現できません。本当に出会えてよかったです。

3

声を大にして勧めたい作品です。

ただただ素晴らしいです。同性愛に限らず人生をこんなにも変えてくれる愛する人との出会いのお話です。変わることで捨てなければいけないものもあり、ただその先に幸福が待っているとは言い切れませんが、そのなにを変えても信じられる愛の繋がりです。感動しっぱなしでした。ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。

2

丁寧に描かれたストーリー

とても読み応えのある作品だった。
80年代のアメリカという、身近でない舞台での話だったが、十分に話に入り込めた。それは登場人物それぞれの立場からのそれぞれの想いが丁寧に描写されていたからだと思う。

受けのテオが外の街に出て、純粋なワンコから成長して純粋さは失われないけど大人になっていく様子、テオに出会って変わっていく攻めのオズの心理描写がしっかりされていてとてもよかった。

作者のコメント通り最終的にはハッピーエンドだけど、それだけではない彼らの先の見えないこれからだtpか、残してきた家族のことだとか、手放しには喜べないような終わり方だった。それが妙にリアルでもあり、この作品の魅力でもある。

5

あまりにも素晴らしい

読み終わった後の、素晴らしい作品に出会えたという余韻に浸る時間までもが最高に快感でした!

本当に素晴らしかったです!
なんとしても是非読んで頂きたい作品だと感じています。

文句なしに設定から話からキャラから絵から演出から全てが最高だと思います。
決してハッピーなだけな設定でも世界観でもないのに、それでも確かに強い愛を育んでいく幸せな二人を見ているとなんとも言えない幸せな感情に包まれます。
しかし、幸せなことだけを考えて生きていけないという現実を突きつけられるのもまた心が揺さぶられてこちらまでもが熱いです。その中での見え隠れする人間のリアルな様々な感情の描き方が最高で読んでいて本当に快感です…

最初から最後まで心動かされる文句なしの素晴らしい作品だと思います。

5

もう最高です。是非読んで下さい!!

少しでも気になっている方!迷っているあなた!

是非手にとって頂きたい!!
読んで欲しい!!
本当に素晴らしい作品だから多くの方々に読んで欲しい!!!!


帯から最後までずっとドラマチック。

そして物語に負けない位、絵も隅々まで丁寧に綺麗に仕上がっていています。

話の鍵となる特殊な文化や風習もさらりと話に溶け込んでいて、堅苦しさは全くありません。

えっちなシーンですが、勿論ちゃんとありますよ!

読んだ方は分かると思いますが、二人での初めてのムフフの流れが本当にエロくて可愛くて…はぁ最高…

吾妻先生の前作が好きだったので、あらすじなどあまり気にせず買ったのですが、本当に買って良かった。

他の方も仰っていますが、読み終えたあと胸がいっぱいになります。

個人的に攻のテオが可愛くて大好き。
もっと二人を見続けていたいですね。
あー早く続きが読みたいなー!!!

4

あああああああもっと読みたいいいいい…!!!!!!

なんだこれ…衝撃で眠れそうにないです…前作も素晴らしかったですが今作も神でした。
吾妻先生は本当にキャラの表情や仕草、心情の表現が神です。絵も素晴らしいし、展開や台詞運びもとても好きです。
牧歌的な雰囲気かと思いきや、ドライブインシアターからのシーンはえっちすぎて(でも全然わざとらしいいやらしさがないからすごい)もーーーー何回読み返したからわからない(笑)
ラストのシーンで泣き虫なテオが泣かなかったことがわたしの涙腺を破壊しました。
迷ってる方がいるなら絶対に買って後悔しません。
ついでに前作も未読の方は本当にオススメなので合わせてお楽しみいただきたいです(笑)

6

期待以上です\( *´▽`* )/

本当に映画を見ているような世界観に、冒頭から終わりまで引き込まれっぱなしでした。

う~~~ん、桜田先輩シリーズを読んだ時も思いましたが、やっぱり上手いです。
物語とか話の運び方とか、「はぇ~」と口から溜め息が漏れるくらい。
多分マンガを物凄く描き慣れている人だこれ…
マンガを描く為に生まれて来た人だ(!)…
というのがヒシヒシと伝わって来ます。
そして絵がキレイ。どのページを開いてもキレイ。
逆にどうしてこんなにキレイなんだ!?と思えるくらいキレイ。
私こういう絵柄ダイスキです。笑

分厚い単行本でしたが、あっという間だったなぁ~。
終わりに近づくにつれて、あぁ~嫌だ~っっまだ終わらないでくれ~っ!とジタバタしました。でもとても良い終わり方。
二人のその後が気になる所ですが、…うん、脳裏に思い描けます。NYのどこかで慎ましく幸せに暮らしているテオとオズの姿。
きっと何年経ってもカバー裏のイラストの二人なんでしょうね。

はぁ~しかし普段甘えん坊の大型犬のくせにいざと言う時は底無しの包容力で心も体もすっぽり包み込んでくれる攻めって良いなホント、と改めて実感。
テオの見た目からしてゴールデンレトリバーって感じで最高です。笑
オズも擦れて斜に構えてるけど根は優しい男前。テオとエッチしてから他の客と寝なくなったって所もイイ。
オズなりに頑張って生きてきたから、これからテオの愛情に一杯包まれて幸せになってほしいな。
この二人が出逢えて良かったなあぁぁ。

私は基本的にBLは黒髪短髪受けにしか食指が動かない…という少しだけ特殊な読み手なのですが、吾妻先生の作品ならそういうの関係無く読みたいです。
「吾妻先生の創る物語が好きだ」と気付かされる、とても素敵な作品でした。

6

こういう作品待ってました!

あらすじを何かで見かけて「え!?アーミッシュ!?」と食いついて初回だけ雑誌で買いました。
これは好みだと思いつつも、雑誌を買う習慣がないので気づいたらコミックス発売。
しかも、この分厚さ!!
好きなネタにじっくり読ませるお話。
もう最高です!
何を書いてもネタバレになりそうなので、アーミッシュというネタが好きな方には全力でオススメです。
BLでは初めて見ました。

作者さんがおっしゃっていた通り、地味にじわじわくる単館系映画のようなお話でした。
ただ「誰も観ない」ではなくて、口コミで広まっていく系統の良作です。

二人の未来には光だけではないと思いますが、幸あれと願うばかりです。

6

なんだか胸がいっぱい。゚(゚´ω`゚)゚。

心に沁みる感動作でした。ちょっぴりほろ苦さがありますが、それもまた、作品を彩る素敵な要素に感じられます。泣けました。
これは口コミでジワジワくる、地味ながら名作の映画系な作品になりそうな予感がします!

実は前作がですね、ハイテンションギャグあり、ダーク系あり、ほのぼの切ない系ありの短編集で、その作風の広さに驚いたものですが、今回もやってくれました。
(良い意味で)作者さんの頭の中がどうなってるのか気になります。
インタビューにもあった通り、ホント振り幅が大きいな!!


内容です。
舞台は80年代アメリカ-。
ブロードウェイの夢破れ、田舎のバーでウェイター兼男娼として働くオズ。
ラムスプリンガ期のアーミッシュの青年・テオを自分の「客」と勘違いして「仕事」をしようとします。
誤解が解けた後も頼りないテオを放っておけず、ついつい面倒を見てしまうオズ。
次第に二人は惹かれ合いますが、共に生きる為にテオは重大な決断をしなくてはならずー・・・。


まず、物語のキモとなるのが「家族」です。
ダンサー崩れのオズ然り、アーミッシュであるテオ然り。
こちら、偶然出会った二人が互いに惹かれ合い、共に生きる事を決断するという、実にスタンダードなお話なのです。
そこに、テオのアーミッシュである家族の問題や、オズの戦死した父親という家族の問題を絡ませた事で、凄く深い作品に仕上がってると感じます。

これがかなり切なくてですね、ベタなのですが住む世界の違いってやつになるんですね。
自分の家族を捨てて、また相手に家族を捨てさせて、共に行く事が出来るか-・・・。
互いを思うが故の決断が、それぞれ泣かせてくれるのです。

あと、平行して語られるのがオズのニューヨークでの辛い過去。これは痛い!
皆、一人一人、抱えてるものがあるんですよね(´;ω;`)

この後、二人がどんな道を選ぶのかは実際に読んでいただきたいので伏せます。
が、一つ言えることは、めちゃくちゃ感動しました。
作中でオズが言われたように、人生に一度くらいデカいワガママを言ってもいいと私も思うんですよ。たとえ周りを傷付け悲しませても、それでも譲れない気持ちってあってもいい!!
と、心が震えました。

まぁそんな感じで、中盤以降は切なさに身悶えする事になりますが、前半はなんともほのぼのキュンモード。
ちょっぴり世間にスレた感じのオズと、まさに純粋培養で世間知らずなテオ。二人でラムスプリンガ(自由期間)を過ごす過程が、丁寧かつ魅力的に描かれ、互いに惹かれ合って行くのがすごく自然に感じられます。
また、テオのワンコ丸出しの言動と、クールなふりをしながら実は世話焼きなオズという図式にも萌えます。可愛いな、この二人!!

ラストがですね、まるで映画のワンシーンのようで、とても余韻が残るものです。テオのセリフに涙が出そうになる・・・。ハッピーエンドなんですけどね。
また、凄く無邪気だったテオが、こんな表情をするようになったんだなぁと、ちょっぴり心が痛む。うん、でも二人は間違ってないよ。

それと、私はマンガのレビューがすごく下手くそでして!!
いや、小説のだって下手くそですが・・・。
そんなワケで、この作品の良さを全然伝えられてない気がするのですよ。ホント、とても素敵な作品なのです。
気になった方は、ぜひ読んでみて下さい。

8

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