ラムスプリンガの情景

rumspringa no jokei

ラムスプリンガの情景
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神426
  • 萌×284
  • 萌27
  • 中立13
  • しゅみじゃない13

71

レビュー数
62
得点
2560
評価数
563
平均
4.6 / 5
神率
75.7%
著者
吾妻香夜 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784778124274

あらすじ

ラムスプリンガ――アーミッシュが、敬虔なキリスト教徒として彼らのコミュニティに残るか、家族を捨て外の世界で生きるかを決めるための、俗世を体験する期間。 ――80年代アメリカ。 ブロードウェイの夢破れ、田舎の街でウエイターと男娼をしているオズは、ある日、バーに来たラムスプリンガ期の青年・テオを“客"と間違え部屋に連れ込んでしまう。行くあても無いテオを放っておけず、つい面倒を見てしまうオズ。アーミッシュであることを馬鹿にされても怒ることも、疑うことも知らない純粋な彼に触れるうちにオズはニューヨークで擦れていた気持ちが絆され、彼を愛するようになるが…。

表題作ラムスプリンガの情景

テオドール・サリヴァン,20歳,アーミッシュの青年
オズワルド・カーター,27歳,ウェイターとして働く夢破れた元ダンサー

同時収録作品ラムスプリンガの情景

エディ,オズの客、モブ客、ブロードウェイ舞台のプロデューサー
オズワルド・カーター,27歳,ウェイターとして働く夢破れた元ダンサー・男娼

その他の収録作品

  • カバー下:イラスト、あとがき

レビュー投稿数62

アーミッシュ

キリスト教の異端として、叩かれたり批判されることが多いのは、閉鎖的な集団だからだと思いますが、一番自然で生き物として全うな昔から変わらない人としての営みを続けている人達だと思います。

アーミッシュの概念で育った青年が、報道だと、近親相姦は有ったそうですが、同性を愛することが出来るのか疑問ですが、純愛のハッピーエンドで良かったです。

---

アーミッシュ:
(英語: Amish、ドイツ語: Amische)は、アメリカ合衆国のオハイオ州・ペンシルベニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団
移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしている。
「近親相姦や不適切な接触、性器を露出されること、レイプなどの話だ。加害者はすべて、被害者自身の家族であり、隣人であり、教会の指導者たちだった。」『コスモポリタン』誌

0

初めて泣きました


BL漫画を読んでいて初めてガチ泣きしました。
普段は感動はすれど、漫画で涙を流したことはなかったのですがこの作品を読んで初めて泣きました。

桜田先輩改造計画がドエロくて面白かったので作家書いしようと思い探していたところ『ラムスプリンガの情景』の表紙がとても綺麗だったのでギャップに驚き購入しました。

ここまで作風が違うのにどちらも面白くて感動しました!!先生の振り幅に驚きます。


80年代アメリカのちょっと田舎での話です。
吾妻先生の絵柄が今どき!キラキラ!少女漫画!って感じの絵では無いのが尚更ハマっていてとても世界観があり、入り込むことができました。
読み終わった後は超名作洋画を見た後のようななんとも言えない余韻に満たされ、しばらく何も手につきませんでした。


キャラ的には人懐っこい大柄ワンコ×美人年上ダンサー
という感じで
攻めのテオは俗世を知らない純粋でまっすぐな少年のようでありながら、滲み出る雄感……
受けのオズは色気のある美しいダンサーで、過去のことに悩みながら夢を諦めかけた儚さがあります。

2人が愛し合うシーンはとても美しく、描写はさすが吾妻先生!というエロさでした。


素晴らしすぎて語彙力がなくなるとはまさにこの事……。
今後も作家買いしようと決意しました。

ちょっと切ない系、ストーリーしっかり、特徴のある絵柄
が苦手で無ければ問答無用でオススメしたい作品です!

0

考えさせられる、少し辛い

個人的感想としては、親や友人を捨てて、恋人との生活をとる事を選んだ2人に恐ろしさや悲しさを感じました。
今のコロナ禍で読まなかったら、きっと清々しい気持ちで読み終えたと思います。
読んだタイミングが悪すぎました。

書き込まれた絵に映画を見ているような気分になりました。
BLはともすれば狭い世界だったり、現在が設定されていてもリアリティも何もない、まさしくファンタジーの世界に入る所を、人が必ず通る思春期や挫折、別れを細かく書かれていて、勿論リアルとはかけ離れているのでしょうが、なんとなくわかるわかると過去を思い出させてくれる作品でした。
その点で神作品だなと思いました。



0

映画の様な余韻

ラムスプリンガやアーミッシュについて無知なまま読み終えた後にラムスプリンガやアーミッシュが現実世界に存在すると知り、久々にblの懐の深さに触れたと思います。やたらオメガバースブーム?により狭く感じてたので、新鮮でした。日本ではまず在りえないと思いながら、ヤ〇ギシ会みたいなものだろうかとか巡らしても、日本では本を読む事さえ赦されないとか文明社会への断絶を貫く宗教団体は無いだろうと思う。だからこそ、最初はトンデモ設定だと思ってたのに現実だと知り、奥行きが尚広く感じた。
実際でも期間が終えたら俗世界から元の世界に帰るのがスタンダードであり、稀にそこで生きていく希望や自分の可能性を見出して離れる人もいる。世俗の快楽に溺れた人は、元の世界の崇高さに立ち返るのあろうが、テオはオズに出会い人を愛するというもっと根源的な、ドラックや一時的なセクシャリティのみの快楽では無い希望を見出してしまったんだろうなと。ダンサー崩れの男娼のオズはテオにとの出会い、赦される事、再び前向きに再起する光を見付けた。お互いに、成長し高め合う最高のパートナーとして描かれている。冒頭とラストのテオが二度と踏む事の許されない家族や故郷への郷愁、刹那、決意、様々な思いの溢れたシーンは映画の様です。ベトナム戦争で父を亡くし彷徨うオズの寂しい魂を癒し、オズがムーンリバーで踊るシーンは凄く綺麗でした、様々なエッセンスが盛り込まれつつ王道の映画もオマージュもあり全てが綺麗に収まり一つの作品として昇華しいる素晴らしい意欲作だと思います。

3

昔の映画が好きな人は是非!

80年代のアメリカを舞台にした、映画作品のようなお話でした。

アーミッシュの話はテレビ番組なんかでたまにやってるので存在は知ってましたが、現代で自由に生きている日本人にはちと理解し難い宗教村ですね。

都会で夢やぶれて、地方都市でやさぐれてるオズと、田舎で育ったアーミッシュのテオ。

テオはその純粋さと育った環境のせいで、オズの売春現場を見たって否定しないし傷つけない。

このお話では、悪役のモブは酷いやつなんだけど、オズとテオを取り巻く人達はみんないい人ばかりで、あんまりこう痛々しい場面がないのです。

特に、オズの雇い主のマスターが飛び抜けていい人で、口は悪いけどお人好し。客と喧嘩しようが、間貸してる部屋で売春してようが、急に何週間も無断欠勤しようが許してくれると言う。

こう言う優しい大人が若い人を助ける描写が凄く好きなので個人的には1番の萌えポイントでした。


3

読んで損はしない

ボロボロに泣きました。凄い。
絵がうまくなおかつ特徴があるため、作家性を感じる。
アーミッシュの生活、ドライブインシアターなど我々にはいまいちぴんと来ない文化が描かれているのだが、キャラクターがそれらの文化の中で生き生きとしておりリアリティがある。美しい映画を見ているような気分になる。一応ハッピーエンドだがすごく苦々しくて、テオの気持ちと、テオを連れ出してしまったオズの気持ちを考えると泣きたくなる。

3

人生最大の選択

このお話にはアーミッシュという人々がでてきます。知らない方は調べずに見た方がいいと思います*(^o^)/*


私は以前テレビでアーミッシュを見たことがあったので彼らがどういう人々なのかは大体分かっていましたが、それでもすごく読んでよかったと思えました。外の世界で暮らすと決めてしまうと、もう二度と家族、友人に会うことができないというのは悲しみやだけでなく、『生きているのに会えない』『お互い大切に思っているのに会えない』という辛さもあり、いっそう切ない気分になりました。

オズは本当に優しい人で過去の出来事のせいで大切な人がいなくなるのを恐れているのにテオを想って故郷に戻るように言った場面には優し“過ぎる”と思いました。大切な人を失うことを知っているからこそ、そういう行動に出たんだと思いました。それには心を打たれると同時にもどかしい気分になりました。
沢山感情を揺さぶられました。私はアーミッシュではないのでこんな選択をする時はこないと思いますが、誰しもが毎日小さな選択の繰り返しをしていて、時にはそれが大きな選択になることもあると思います。その時にはテオのように後悔しない選択をしたいです。

0

ネタバレなし

良質な長編映画を観賞したような読後感が得られる良作です。自分は先生の著書『桜田先輩改造計画』がかなり刺さった事から本書も購入したのですが、いい意味で裏切られました。BLだからと言う理由で手に取ることのない漫画好きにこそ、是非読んでもらいたいです。

1

感動で、ウサギ目

冒頭から中盤にかけて少し、売春行為が描かれていて、苦手かも…と感じたのが気にならないくらい素晴らしかったです。もう、きゅんってしてグッと来る映画のようなストーリーです。読まなかったら私、人生を損したかもしれません。

0

濃厚なBLありがとう!

ひさびさに濃厚なBLを読んだ気持ちになりました。ありがとう~!
私はアーミッシュというものを知らないので、ラムスプリンガとはつまりモラトリアム期ってことなのかなってふんわりした気持ちで読んでいたんですけど、狭かった世界を開いて未来を選択する話すごいときめきました。攻めくんは文字通りラムスプリンガをしていたけど、受けくんの方もモラトリアムしてたんだなって。
個人的にクロエさんが好きだし、家族を失ったダニーのわがままな願いもわかるから、すべてに決着がついて最高にすっきりした読後感を味わえました。

0

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