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革命のα コミック

鹿島こたる 

麗しい筆致で描かれる気高い魂

貴族制度のあるヨーロッパ風の王国で、貴族と従者の身分やバース性を超えた恋愛を軸にしつつ、生まれで生き方を縛る旧来の社会制度からの変革を目指す物語です。
フランス革命を意識しているのでしょうか。
オメガバースという世界観を最大限に活かしつつ、真正面からぶつかる設定に唸ります。
利権の蔓延る貴族社会に対して法で戦うところがまた良いですね。

そしてそのテーマをしっかり体現する絵に脱帽です。
古き良き少女漫画を彷彿とさせる繊細さと華やかさに加え、非常に高いデッサン力でグイグイ引き込まれました。
細身ながら筋肉のしっかりついた受の肉体美は必見です。

主人公達の関係性としては、攻と受が乳兄弟であるというところが非常にポイント高いです。
単なる主従にはない2人の遠慮のない親密さ、互いへの深い思いは乳兄弟ならではでしょう。
馬に相乗りしているシーンが印象的です。

もう1人のメインキャラである没落貴族のΩも、自らの境遇を打破しようとする自立心の強さが魅力的で、好印象でした。

古典的でありながら、普段とはひと味違うオメガバースを読みたい時に最適です。

α同士の一筋縄でいかないすれ違い

タイトルと、作品紹介の「運命に抵抗する2人」というフレーズにつきます。
αでも男でもなく自分を見てほしい攻めと、αらしく男らしくあることが互いの幸せだと信じる受け。
こう書くと受けはステレオタイプに見えますが、実はあるがままの己の欲求というある種の運命とも言えるものに抗っています。

定石としてハッピーエンドと予想するものの、どうすれば受けが攻めを受け入れるのか、なかなか見えません。
受けが家や相手のために身を引くだけではない、絶妙に積み重なるすれ違いが2人の溝を深くしています。
攻め視点が多いこともあり、攻めの報われなさに切なくなります。
期待しては裏切られる攻めですが、負けないでほしい。
3話の映画鑑賞中に攻めが受けの手に触れて照れる受けをからかうくだりは、何度読んでもキュンキュンします。

序盤のように行為を通じて攻めと受けが思いを垣間見せたり吐露したりする様が本作の真髄かと思っていたのですが、濡れ場のない4話で攻めの悲痛な叫びに胸を撃ち抜かれました。

しかしながら、行為の描写ももっと見たい!
濡れ場になると、硬派で雄くさい受けの唇がぷるぷると色っぽくなるところに作者さんのこだわりを感じます。
攻めも受けもしっかり筋肉のついた厚みのある体で、見応え十分です。
中性顔の攻めによるきつめの言葉責め、男前な受けのトロ顔やハート目というギャップと濃厚さがたまりません。
思いが通じ合ったら、甘々になるのだろうか。
早く答え合わせしたいです。

野良犬の夜 電子 コミック

渋江ヨフネ 

α受けには珍しいシリアスストーリー

本格サスペンスを軸にしたシリアスストーリーは、増えてきたα受けの中でも異彩を放っています。
事件関係者の相次ぐ死やキーパーソンらしきキャラの登場など、主人公達の関係性と同じくらい、事件の行方も気になるところ。

何者かの手で強制発情させられた刑事のαは、助けてくれた医師がβ(上のステータス表には記載がないのが気になりますが、6話時点で他のバース性であるような描写はありません)と知り、自ら行為に誘います。
その時のαの色香といったら!
αは生育環境の影響でバース性のステレオタイプな感覚や価値観からは少しずれています。
居丈高でなく、αであるプライドが判断を鈍らせるというようなこともないので、落ち着いてα視点に寄り添って読めます。

と、言ってもサスペンスなのでハラハラドキドキです。
医師の刑事に対する執着、刑事の医師への疑念がどう事件と絡み合い、着地するのか。
目が離せません。