前作がとても好きな作品だったので続編嬉しいです。通常盤を読みました。電子で184ページ。以下少々ネタバレあります。
1巻は、初めは犬猿の仲だったアズマとミヤコが、だんだん惹かれ合うようになっていく様子がコミカルで楽しく描かれていて大好きでした。2巻は付き合い始めて3ヶ月後から。
序盤は、付き合ってエッチしかしてないと気づいたアズマが、他人の言葉に不安になっちゃうあたり若さを感じます。がんばって我慢して健気だな〜w
一方ミヤコも、アズマは全然タイプの違う自分のどこを好きなのかと不安に。初めての恋にアタフタしちゃう二人が、初々しくて可愛いです。
ミヤコの母が登場。なんとミヤコはカミングアウト済みだった!お母さんさっぱり男前な性格でいい人だ〜。
アズマの方は、実家が閉鎖的な地方の為、そんな簡単にカミングアウトできないとしんどそう。ミヤコもそんなアズマにどう寄り添っていくか悩む。ちょっとシリアスな展開に。
でもアズマのお姉ちゃんがとっても素敵な人でよかったな〜。そしてアズマ自身も親にしっかりと気持ちを伝えられてよかった。
そしてラストはしっかり甘々〜な濡れ場が良きでした〜。ミヤコがやっと気持ち言えて、好きを伝え合う二人が可愛かった♡
1巻の当て馬の仲森くんがかっこよくミヤコを助けたり、二人の友達の京太郎と大和兄弟のちょっと切ないエピソードが出てきたり…。
後書きに書かれていたように、先生の描きたい気持ちがギュッと詰め込まれたような、内容の濃さを感じる続編でした。
先生はもうちょっと描きたい気持ちがあるそうなので、また続編を読めたらいいなと思いました。
シーモア ライトセーバー(白抜き)修正
先生の『右手に見えますのが、俺の彼氏でございます』がとても好きな作品。こちら1話試し読みが大変面白かったので読んでみました。電子で235ページ。以下少々ネタバレあります。
運命の赤い糸が見える新人編集者の百合野(攻)。担当となる人気作家の本庄(ヒゲおじ)(受)の家を訪れたところ、本庄と自分の小指が赤いリボンで結ばれていて大ショック!そして本庄も何やらおかしな様子で…というお話。
1話で本庄も何か挙動不審だと思ったら、こちらもとある能力を持っていた!w
でもかなり生きづらそうで不憫…。
初めは寝不足で酷い人相だった本庄が、百合野と一緒だと平穏で幸せそう。
でもいきなり「一緒に寝てくれ」はアウトだわww
本庄、ヒゲおじなんだけど、ニコッて笑顔がすごく可愛い。百合野も一緒に過ごすうちに絆されてきちゃうのちょっとわかるw
授賞式出席のため、ヒゲを剃ってスーツを着た本庄がシュッとして素敵!(笑顔も可愛い♡)
(私はヒゲ受けは好みではないので、このままヒゲなしの方がよかったかもw)
百合野はノンケらしいのに、どんどん本庄に惹かれていく。ちょっとチョロい感じだけど、百合野の言う通り「これが運命」ってことかな。初めは本庄を不審がって百合野だけど、懐いてきたら大型ワンコになって可愛いw
本庄も優しい百合野に惹かれはじめて、後半は両片想い状態に。百合野は自分はただのノイズキャンセラだと思っちゃうし、本庄は百合野の優しさは仕事だからと思っちゃう。じれったい〜。
そしてとうとう百合野が赤い糸を信じて行動を!「とびきり可愛いひとに」と本庄を見つめるシーンや、「こんなにかわいい人 他にいないって思ってます」 と言うシーンに、ズキューーン!!でした♡
本庄、確かに照れちゃう赤面顔が可愛いんだけど、やっぱりおヒゲはなくてよかったかなw
本編はえっちなしで、描き下ろしで初めての濡れ場。ちょっとSっ気のある百合野が色っぽくて良きです♡ 本庄も真っ赤でカワユ。初めてなので挿入無しなのはリアルでした。でも最後までする濡れ場が見てみたい!ぜひ番外編を描いてほしい!w
ヒゲ受けはそんなに好みではないですが、本庄も百合野も可愛かったです。そして恋がゆっくり進んでいくストーリーも素敵で面白かったです。
終盤で両想いになったので、もうちょっとイチャイチャする二人を読みたかった!
二人のイチャコラ満載の番外編、ぜひ読みたいです!
シーモア ライトセーバー(白抜き)修正(濡れ場少なめで修正も少なめ)
初読み作家様。本作は試し読みが面白くて高評価だったので読んでみました。電子で190ページ。以下少々ネタバレあります。
アイドルグループのFIFTHのカイト(攻)が推しである理玖(受)はイベント会社に就職。ファンであることを隠してFIFTHのマネージャー補佐になることに。ホテルにいるカイトを起こしに行くと、突然キスされてしまい…というお話。
アイドル×ファン(オタク)という作品はいくつか読んできましたが、本作の理玖のオタクっぷりは筋金入りというか、これがガチのドルヲタの生態なのが!と感じさせられる、理玖の言動の数々が非常に面白いです。
攻めのカイトは、試し読みで登場するなり理玖にエッチなことを仕掛けてきたので、オラオラ俺様系で、ずっと理玖にちょっかいを出してくる感じかなと思っていたら全くそんなことはなく。予想に反して努力家で健気さもある男前で、なんだか可愛げもあってキュンとさせられます。
そして試し読みの感じから、結構すぐにえっちな展開になるのかと思ったらそんなことはなく、理玖はFIFTHのサポートに一生懸命だし、カイトも理玖に怒られたらすぐに手を出すのをやめるし、お仕事を頑張る二人にすごく好感が持てました。また二人の関係が性急に進まず、ゆっくりと関係性が深まっていくのも良きでした。ちょっと意外な過去があるのも面白かったです。
お気に入りのシーンが、カイトが口の悪いファンに「顔だけ」と言われ、理玖がすごい長台詞でオタク語りして反論する場面。理玖の推しへの愛を感じて、カイトもすごく嬉しそうで可愛くて、キューンとなりました♡
カイトだけでなく他メンバーも個性的があってみんなカッコいい。なんならスピンオフも読んでみたいと感じる魅力的なメンツでした。(インタビューによると推しカプがいるそうなのでぜひ!w)
読む前に期待していた以上に読み応えがあり、時にはクスッとしたり、キュンとしたり、とても楽しくて素敵な作品でした。本作と出会えてよかったです!
シーモア 白抜き修正(真っ白な残念修正。白抜きの周りがケバケバなので、紙やRenta はぐしゃぐしゃ修正と思われます)
4年ぶりの続編。1巻が結構好きだったので読んでみました。今回は続きものだったんですね!完結せずに3巻に続きます。電子で184ページ。以下少々ネタバレあります。
1巻はデビュー作でしたが、4年経ち作画が美しくなりましたね。ただ攻めの倉科が1巻より可愛くなってますね。1巻の方がもう少し男らしかった気がします。(個人的に苦手な)美人×美人なCPになってしまいちょっと残念。
気を取り直して内容について。
高校3年生ということでまずは進路について。一色は大学進学を決めてるけど、倉科は一人親家庭ということもあり色々悩み中。
倉科の母や姉も登場。姉とは幼い頃色々あったみたいだけど、今は母とも姉ともいい関係みたいでほっこりでした。
後半は、なんと倉科の元カノ千鶴が当て馬として登場、ちょっとびっくり。
当て馬は嫌いではないけれど、女性はあまり好まない。しかも千鶴は一色に好きって言ったり、実は倉科が好きだったり、ちょっとめんどくさすぎる。この子に二人が振り回されるような展開はあまり好みではなかった。でも気立のいい子だったのは救いでした。
1巻で倉科が強めの独占欲や執着を見せてくれて、今回もそれを期待したのだけど、2巻ではあまり強い執着などは見られなかったのはかなり残念でした。
千鶴が出てきた時も、嫉妬するどころか、自分が一色から選択肢を奪ってるのでは、と反省してるし…。倉科すごくいい子だけど、私の求めていたDomとは違っていました。もっと自分のSubに執着して欲しい…。(「全部欲しい」と言うシーンはあったけど物足りず…。)
二人の関係がいい感じになったところで「To be continued」になったので驚きました。続くと思ってなかったのでw
そして145ページから、羽澄先生の高校時代のスピンオフ(前編)が!美人の羽澄、ちょっと好きなキャラなので嬉しい。
高校時代はますます美人。お相手は男前で素行不良の同級生瀬尾。かっこよくて本作で一番好み♡ 明らかに瀬尾が攻めっぽいけど羽澄はDomだよな…と思ったら、瀬尾はSubで、どうやらSub×Domですね、いい!
二人がキスしていい雰囲気になったけど…というところで終わり。(プレイはなし)
正直メインCPより断然好みでした!(失礼)
早く続きが読みたい!
メインCPは、ちょっと求めていたような感じではなかったですが、お互い大切に想い合う二人は好ましかったです。
プレイは1巻も軽めでしたが、2巻はさらにプレイ自体が少ない感じです。進路や当て馬の話で紙面を割かれたかな。性行為もなしですね。倉科宅で少しプレイした時の、攻めフェはエロチックで良きでした。
3巻は夏休みのお話かな。お泊まりするみたいだから濡れ場あるかな〜?
(評価は萌と萌2で悩みましたが、サブCPがかなり好みなので萌2とします)
シーモア 薄いトーン修正(修正箇所は少なめ。白抜きに見えるくらいの薄ーいトーン修正)
2巻が発売されたので、数年ぶりに再読したのでレビューしてみます。電子で172ページ。以下ネタバレあります。
Domであることに劣等感を持つ倉科(攻)は、Domと思いこみ嫌っていた一色(受)が、実はSubであると知る。そして薬の効きにくい一色とパートナーになってみることになり…というお話。
過去にきちんとしたパートナーのいたことのない高校生の二人。初めはたどたどしく、軽いコマンドで少しだけプレイして、対話をしながら信頼関係を築いていく。手探りでプレイするのが、高校生らしくて初々しくて可愛いです。
お互いのことを知っていくうちに、惹かれあって、両片想いみたいな状態に。
一色が以前に体調管理のために養護教諭とプレイしていたと知り、激しく嫉妬する倉科。Domの独占欲、良きですね〜。
一色への気持ちを自覚して、つい一色を避けちゃう倉科。ちょっとヘタレw
でも一色が勇気を出して倉科に声をかけて、倉科もしっかり気持ちを伝えたのはかっこよかった。
それまでゆっくり信頼関係を築いてきた二人だけど、両想いになってからは展開が早かった。その日のうちに学校で最後までしちゃうとは、大胆ね!しかも一色の方が積極的にお誘いしてくるのが意外だったw
濡れ場は終盤に1回だけど、長めで丁寧な描写で良きでした。
二人ともプレイ初心者でプレイ内容が軽めなので、Dom/Subに馴染みがない方も読みやすい作品では、と改めて感じました。
1巻終盤で恋人になった二人。2巻ではどんなお付き合いをしているのか、読むのが楽しみです。2巻でも倉科のつよつよな独占欲を見せて欲しいw
電子(DMM) 薄ーいトーン修正or白抜き修正
(トーン修正はかなり薄くて白抜きに見えるくらい。修正箇所は少なめ)
1巻はアワードランクインの人気作。好きな作品なので2巻も読んでみました。電子の限定版で187ページ。以下少々ネタバレあります。
1巻は切りよく終わりましたが、2巻はストーリーの途中まで。3巻に続きます。
1巻で無事恋人になってその直後から。
受けの龍之介は、αに襲われても対処できるよう鍛えてきたコワモテΩですが、付き合ったら甘えただったというギャップ萌え!晃太に甘えるシーンが多くて可愛い♡
まだ付き合いたてで番ってない二人。龍之介は噛んでほしいと思っていて、一方晃太はそんなに簡単に噛めないと言う。
晃太、誠実でいいなと思ってたら、「噛んだら孕ませるまで離せなさそう」と。ド執着にブレーキかけてたのね!
晃太は特異性αで、両想いの相手の匂いしかわからない特異体質。医師によると、その特異性から執着心が強く、ホルモンバランスも崩しやすいそう。
龍之介の部屋の給湯器の故障から、一緒に寝るようになる二人。晃太は一人だとよく眠れないように。龍之介がバイトで2日空けただけで体調に異変が。医師の言う通りの繊細さだな〜。
そして晃太がちょっとおかしくなって噛みそうになるんですが…。
読んでいて、あれ、と思ったのが、オメガバで多いのはΩがヒート中にαが噛むと番になる、という設定。でも本作は、ヒートは無関係で、とにかくαがΩのうなじを噛むと番になってしまう設定みたいですね!これは怖すぎる…。
龍太郎の同僚も、危ないからネックガードつけて!って言ってますが、確かにこの設定なら、ネックガード付けないのは無謀すぎる…コワ!
この設定に気づいて、ちょっと集中力を削がれました、う〜ん。
晃太は簡単に噛みたくないけど、龍之介は噛んでほしい様子。こんなに噛まれたいなんて、龍之介の執着も強いんだな〜。
終盤には龍之介にヒートが。激しめのヒートセッがえちですね!龍之介がドロッドロになっちゃってギャップすごい!
しかし事後に晃太に異変が起きて…、というころで2巻は終わり。続きが気になります。
(3巻は今冬発売予定とのこと)
限定版の小冊子は漫画部分12ページ。
かなりえちえちな内容で、晃太のtnがしっかり描写で良きでしたw
シーモア限定漫画2Pは、龍之介が口ピ外してキスで、こちらも甘々で良きです♡
2巻は晃太が執着心を抑え込もうと、無理しすぎてちょっと可哀想でした。3巻ではいい方向に進めばいいな〜。
シーモア 薄ーいトーン修正(なんと白抜きじゃない!めちゃくちゃ薄いけど、目を凝らすとしっかり見えるトーンでちょっと感動。晃太の立派なtnを見られて感無量w そしてanlは無修正でまたびっくり!でした)
『不幸せな噛み痕』の番外編。
初めに、こちらの作品は【全年齢版】と、【極】というR18版がありますのでご注意ください。金額は同じです。私は【極】を読んでみました。全27ページ。
本編の冒頭で、藤宮(攻)から逃げてしまった優真(受)。本作はもしもあの時逃げていなかったら…というIFを描いた番外編です。
まずタイトルが「幸せな噛み痕」になってますね。確かに本編は優真のあまりの不幸せの連続に、はわわ…となったものでした(汗)
冒頭に二人の年齢が明記されていて、二人が出会った時藤宮35歳、優真18歳と、思ってたより年齢差ありました。藤宮若く見えるからもうちょっと若いと思ってた。17歳差か〜。
さて内容ですが、とにかく始終あまあまな雰囲気でした。
本編では冒頭で運命の番として出会った二人が発情し、教室に鍵をかけて…というところで優真が逃げてしまったんですが、本作はそこで逃げなかったら…なので、当然その続きを致します。発情セッですね。
てことで濡れ場がかなり長めに描かれています。そして事が終わった後の二人も甘い雰囲気。
本編では藤宮は優馬に逃げられ、優馬は他の男の番になってしまった。この事が藤宮の心に影を落とし、優馬は不幸のどん底に突き落とされた。
でも本作では二人とも運命の人と無事番になれたので、特に藤宮が穏やかで幸せそうなのが印象的でした。
ラストはタイトル通り、優真が眠っていて夢を見ている感じで終わるんですが…。
これって最後までIFの世界なのか、それともIFじゃない世界の優真の見る夢なのか、首筋が見えないのでちよっとよくわからなかった。
あと最後のページの藤宮のセリフで「優真」が強調されてるのはなぜだろう…。やっぱりIFじゃない世界ってこと?う〜ん、自分の読解力のなさに無力感が…(涙)
とにかく、本編とはまた違った番セッと、ヤンデレではない優しい藤宮、心から幸せそうな優真を読めて、優真よかったね(泣)という気持ちになりました。
電子 白線修正(R18版なので、短冊ではなく少ない白線のゆるゆる修正。しかし修正箇所は少ない。あとtnの描写はあっさりめで、攻めのtnは出てこず)
仄暗いオメガバース『不幸せな噛み痕』の後日譚の番外編。全19ページ。
(タイトルについてないけど、こちらは番外編です)
攻めの藤宮がなかなかのヤンデレっぷりだった本編。その後の二人が気になったので読んでみました。短いのでネタバレは控えめにレビューします。
本作は、一緒に遠くの街へ引っ越すことにした二人の、親密な日常を描いています。
藤宮が相変わらず優真にめちゃくちゃ優しくて、甘っあまに溺愛してます。引き続き敬語攻めです。
優真も相変わらず健気で、藤宮のあまりの溺愛っぷりにちょっと戸惑ってる感じ。いちいち真っ赤になっちゃって可愛らしいです。
単にあまあまラブラブってだけでなく、藤宮の優真を失うトラウマや、優真の子供と思われたくないって恥じらいや、不安なども描かれています。
濡れ場は4ページ、しっかり描かれていますが、エロエロというより、二人の愛や強い結びつきを感じられるような描写でした。
本編はかなり不穏な雰囲気の作品でしたが、本作は番として深く愛し合う二人の、普通で幸せそうな日常が描かれていました。
本編ラストは優真のちょっとエグい噛み跡に、二人の今後に少々不安を覚えましたが、本作は二人が幸せそうでよかったです。
でも引越し先でもし優真が働き出したら、藤宮の強すぎる独占欲が発動されるんじゃないかと、ふと思いました…ダイジョウブカナ
本編がお好きな方は、ぜひ読まれてみてはいかがでしょうか♩
電子 白抜き修正(修正箇所は少なめ。真っ白な白抜き)
大好きな先生なので作家様買いしました。電子で230ページ。先生の作品は緻密なので、かなり読み応えあります。以下ややネタバレありますのでご注意ください。
彼女さえできれば幸せになれると思っているリーマンの蛍茶屋(ほたるぢゃや)(受)は、マッチングアプリでひどい目に。落ち込んでいたところハイスペで感じの悪い同僚の刑部(ぎょうぶ)(攻)に「俺がおまえに恋してやろうか」と驚きの提案をされて…というお話。
本作の蛍茶屋も不憫受けですね。ノンケだけど女性受けしない外見で童貞、地方に住む病気の母に仕送りが必要でお金もない。婚活も上手くいかず、仕送りの為バイトもして心身がすり減っていく…。
そして攻めの刑部。高身長男前でシゴデキのハイスペな同僚。最初こそ感じ悪いけど、実は蛍茶屋にゾッコンということが明らかになっていく。
刑部いいですね〜!一途な男前溺愛攻め、最高です♡
蛍茶屋はノンケだし、初めは刑部を嫌っていたけど、美人局の件以降優しくしてくれて遠回しに好意を伝えてくる刑部に、少しずつ絆されていく。
この中盤の二人が仲良くなっていく展開、すごく楽しくて好きです!
まずは蛍茶屋のサメの部屋着(寝袋)!!ww
めっちゃ動きづらそうだけど可愛すぎるww
そして刑部に心を許した蛍茶屋が、なんだか天然ですごく可愛い。刑部がメロメロになる気持ちわかるわ〜。
途中攻め視点で、刑部が出会った時から蛍茶屋を大好きってわかるの良きです。
しかし刑部君、蛍茶屋の隣室に越してきたのは驚いた!少々ストーカーっぽい行動ですが、ぽなぽやしてる蛍茶屋を守りたいというヒーロー的気持ちなので受け入れられますw
色々可愛すぎる蛍茶屋に、刑部がプツンとなって思いの丈をぶちまけるシーンが面白すぎる!ww 蛍茶屋はさくさくお菓子食べながら困ってるしw
はっきり気持ちを伝えられ、ますます絆され意識する蛍茶屋。二人のゆっくり進む恋にきゅんとします。
「べべべべ別にすすすす好きじゃないもん!」て!ツンデレヒロインの言いそうなセリフ第1位では?www
とうとう両想い。刑部がんばった〜!
「俺が刑部君の実家になってあげよっか」っていいセリフだなぁ。お互いを大切に想い合う二人が幸せそうでほっこりします。
しかしここで終わらないのがARUKU先生!
終盤にああなるとは!かなり切ない展開で、何度も胸がギュッと苦しくなりました。これがARUKU節だなぁ。
ラスト、とっても素敵で泣けてしまった…。よかったなぁ。
う〜ん、この後の二人の描き下ろし、読んでみたかった、ちょっと残念w
本作も素晴らしかったです!
切なかったり、クスクスしたり、ほっこりしたり、キュンとしたり、胸が苦しくなったり、たくさんの感情が湧き起こり、1冊で2冊分のような読み応えでした!
これからも先生の作品は必ず読んでいきたいと改めて思いました。素敵な作品に感謝を♡
電子 修正箇所なし(濡れ場なし。キスが数回)
大好きな先生なので作家様買いしました。電子で216ページ。以下ネタバレありますのでご注意ください。
詐欺師となった1日目に鉄骨落下で死んだ楽(らく)(受)。目が覚めると過去に因縁のある学(まなぶ)(攻)が目の前にいて、ここは地獄で、これから地獄マンションで一緒に暮らすと宣言されて…というお話。
こちらちょっとコミカルで切なさもあるファンタジー。ダヨオ先生のファンタジー初めてかな?
地獄が舞台だけど、よくある怖い感じじゃなくて、マンションあったりPCやスマホあったり、あまり現世と変わりないのが面白い。
まず冒頭で中学、高校時代の二人が描かれる。
初めは楽がキラキラ輝いて学の憧れだったのに、高校生になったら色々逆転。荒んでいく楽が切ない…。
長髪イケオジの閻魔大王に、学と仲良くするよう命じられ地獄マンションで同居開始。
学はずーっと楽を大好きな優しい溺愛ワンコで楽に尽くすけど、楽はツンツンでつれない。
楽も生前から学のことを憎からず思ってるのは、はたから見ると明らかなのに学に冷たい態度で、なんでこんなに意地っ張りなの?!と思っちゃう。(読み進めていくと、だんだん楽の気持ちが語られてくる。)
中盤、あるアクシデントにより二人がキスを。楽も真っ赤になっていい雰囲気になったのに、またもや意地を張る。どこまで頑固なの〜。゚(゚´ω`゚)゚。
学は全然悪くないのに、自分を責めちゃって可哀想すぎる…泣
終盤、閻魔からある事実を聞いて、ようやく自分の気持ちと向き合う楽。学の過去も覗き見て、とうとう自分の本心を…。ここまで長かった〜。
終盤にはやっと両想いになってイチャイチャする二人。ツンデレな楽が可愛い。学も幸せそうな笑顔で、ほんとによかったね〜とほっこりしました。
描き下ろしは胸キュンでちょっとうるっとしてしまいました。
独創的なストーリーで面白かったです。
ただ自分にはちょっとハマりきらなかったというか、後半のここはキュンとするポイントだなってところで、なぜかあまり萌えを感じられなかったです。作品との相性かな?
でも素敵だなって思うシーンもたくさんあったので、これからも先生の作品を読んでいきたいと思います♪
カバー下で、閻魔が転生したいって言ってたので、閻魔のスピンオフとか読んでみたいw
シーモア 薄いトーン修正(形のわかる修正。修正箇所は少なめかな。しっかり濡れ場は1回でエロ少なめです)