留学が決まった千晴と渉の約半年間の過ごし方。(物理距離的な)お別れ前夜って感じで、切なさがありつつ、最後は爽やか。このキラキラした清々しい読後感はクセになります。さすが!
相変わらずゆる~い雰囲気で、何でもない会話がいっぱい。そしてサブキャラたちもたくさん登場。彼らが二人だけでない世界で日々を生きてる実感がすごい。新キャラのダニエル親子はただの良い人たちなのかな。
寂しがる渉とか、ヤキモチ妬いちゃう千晴とか、表情だけで付き合ってるのがバレバレな二人とか、カップルの可愛さがあふれてます。そろそろ以心伝心までマスターしそうな勢いでしたが、ちゃんと言わなきゃってなってくれて良かったです。
半年間の留学期間は描かれるのかな。もう別れそうにない二人なので、安心して見ていられました。
怪異さんにきゅーっとなるお話でした。大きくて怖い人がしょんぼりしてる姿に弱いので…って怪異さんは人ならざる者かもですが。あと凶悪な顔して飛鳥に萌え萌えしてるとこが可愛すぎて!本編最終話(17話)は本当に最高でした!
飛鳥はめちゃくちゃよく泣く主人公。わりとすぐにボロ泣きしちゃって、ちょっとびっくりしました。こんなに泣かれるなんて、怪異さんに同情を禁じ得ない笑。
不法侵入から勝手に飛鳥宅に居座る怪異さんは、徐々に慣れて来た飛鳥に受け入れられていきます。でもこの二人はお互いが必要だと自覚するペースに差があって、飛鳥の方はゆっくりなのに対し、怪異さんの方は急速に飛鳥が心に入り込み、どうにもならない感じに好きがあふれているのが分かります。
そして不器用ながらも飛鳥に好かれようと頑張る怪異さんがもうたまりません!
一応はハッピーエンドを迎えた二人ですが、なにしろ相手は怪異さん。今後どうなっていくか分からない相手なので、ぜひぜひこの続きも見せて欲しいと思います。
ちょっとヘンテコなお話でした。肩の故障で競技をやめたジョンホ、なぜか肩が性感帯に…?って設定なんですが、ジョンホは真剣に悩んでて、でも作品自体はシリアスってこともなくラブコメ風味。受けのショタっぽさと体格差Hが見どころかな?
宅配員として働くジョンホが、現役選手のジュンヒョクカッコイイ~とか言ってたら偶然出会い、肩に触れられ、なんかそういう展開に笑。ジュンヒョクの方は最初からジョンホに憧れてた背景があり、興奮で鼻血出しちゃうくらい好きらしい。
ジョンホは絆される形でよろよろっと落ちちゃった感じかな…。肩の故障は唐突に治って競技に復帰しちゃって、なんかよく分かりませんでしたが、今後は二人で仲良く上を目指していくことになったみたいで良かったです。
外伝はジョンホから襲っちゃうラブラブH。童顔細身低身長で心配になるところもあったけど、気持ち良さそうだから大丈夫なのかな。激しくってめちゃくちゃえっちでした!
三角関係二巻目、真琴と北斗がイイ感じになったっぽいけど、全然安心できないこの感じ…なんなの。ラストに、全然違うとこから不穏な気配が迫ってきて、ええぇーってなりました。平和が壊れちゃうのかなあ。
今回印象的だったのは、あの定番セリフ!「俺じゃだめか」って、あれをそんな使い方するなんて!とシビれました。「俺にしろよ」って野球の話してるのに、めっちゃ萌える三角関係になってて、もうすごい。熱すぎて眩しくて溶けそう…。
で、やっぱり一番の見どころは真琴の瞳。ホラーじゃないのに光のない目でずっと気になってましたが、なるほどこの瞬間のためか、と納得して感動しました。その瞳の向かう先が北斗なのも泣けるし、鷲介のサポートあってこそってのも良い!
鷲介と北斗はこれでやっと一緒のラインに立ったんじゃないかと思いました。真琴が北斗の告白に応えても不安が残るのは、真琴の中で二人が同じくらいの比重を占めているように見えるからかな、と。
めちゃくちゃ引き込まれる作品。この三角関係をぜひ最後まで見守らせて欲しいです。
野球を絡めた三角関係のお話。元バッテリーで幼なじみの真琴と鷲介、そして真琴の現相方の北斗、この三者の設定が良い!しかも1巻じゃ終わらない。めちゃくちゃ萌えるストーリーが期待できそうでわくわくします。
1巻の時点では、北斗→真琴→鷲介っていう一方通行で、おや…鷲介?ってとこで終わります。真琴の想いは強そうだし、年季入ってるし、人格変わるくらい鷲介に影響されてるので、どんな形であれ鷲介への気持ちは持ち続けるんだろうと思います。
鷲介はすごくワケ有りっぽい。ケガで辞めたことも最初は隠してたし、後出しで衝撃を与えてきそうな気配がすごい。でもだからこそ面白い物語になっていくんでしょっていう諦め?があり、心構えをしてから見たくなります。
北斗は爽やかすぎて眩しい!一人で青春度を爆上げしてくる!BL目線で見ると北斗の立場が一番泣けます。追いかけて追いついて、やっと隣にいられるようになったのに。個人的には北斗を推したい…頑張って欲しい…。
最高にきゅんきゅんさせてもらえる三角関係の作品、続きが楽しみすぎます!
めちゃくちゃツボな作品でした!好きなとこがいっぱい詰まってて、全ページじっくり眺めていたい感じ。絵もストーリーもキャラも全部好き。最後にほろっと泣かせてくるのもズルいです(良い意味で)。二人とも可愛すぎでした。
こっくりさんに会いたくて教師になった夢望と、こっくりさんの二葉。
二人ともビジュアル最高だし、独特の色気を醸し出しながら会話してくれるので、引き込まれてしまいます。シリアスとコミカルが行ったり来たりの、この二人にしか出せない空気感が素敵。
二葉が消えたことで見えた夢望のこっくりさんへの執着はものすごいもので、たぶん二十年くらい?の年季が入った感情で、こんなん萌えるしかないやんて、あてられました。
再会は夢望の執念ゆえの必然だったのかな。二葉の純粋さにほっこりしつつ、切ないエピソードに泣いて、こんなに可愛いまま夢望の前に現れてくれてありがとう~ってなりました。
たぬきにしか見えない猫又と凶悪な顔した夢望の組み合わせに、妙に癒やされます。描き込まれた背景も、見応えがあってとても良かったです。
7巻は、ついに山寺が吸血鬼になっちゃった!って始まり。相変わらずのヤバ行動で、命で脅して強引に咬ませる安定の山寺。そして理想と書いてゆめと読む世界で生きてる小夜も、ブレない純粋無垢な善人ぶり。なんともクセになる組み合わせです。
山寺の壮絶な過去は読者には明かされていましたが、小夜は初めてその内容を知り、必死に寄り添おうとします。自分のことのように傷付き泣いて、子供返りしてしまった山寺の支えになろうと頑張っています。
小夜の行動は行き過ぎた善意に見えなくもないし、押し付けに感じるところもあります。でも山寺ほど歪んで捻くれてどこかが壊れてしまった相手には、これくらいの光をぶつける必要があるのかな、と思いました。
上司と部下から秘密の共有者となり、吸血鬼と血液提供者の関係からまた一つ進んで、いなくては生きていけない唯一無二の相手になったんじゃないかな。
後半は伊達とその父?の物語。ナハトの考えがあっさり変わって拍子抜けだけど、山寺の一言が命の継続に影響を与えたと見れば感慨深いかも。
お互い吸血鬼として生きることになった小夜と山寺の今後がどうなていくのか、とても楽しみです。