君にはふれると鳴るとこがあって

kimi niwa fureruto narutoko ga atte

君にはふれると鳴るとこがあって
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神37
  • 萌×230
  • 萌18
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
14
得点
359
評価数
88
平均
4.1 / 5
神率
42%
著者
早寝電灯 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784834264173

あらすじ

ある雨の日、通学電車の中で灯司のイヤフォンのコードが樹のボタンに絡まってしまう。
それをきっかけに知り合った樹は、灯司が人付き合いが苦手だと知ると、一緒に遊ぼうと誘ってくれ、ふたりで過ごすようになる。
徐々に、灯司は樹のことをもっと知りたいと思い始めるが…。
悩みを抱える高校生男子の恋心を描いた、瑞々しい青春ラブストーリー。

表題作君にはふれると鳴るとこがあって

矢戸 樹(明るい高校生)
香野 灯司(コミュ障な高校生)

その他の収録作品

  • それのこと(描き下ろし)
  • 先のこと(描き下ろし)
  • 音のこと(描き下ろし)

レビュー投稿数14

スッキリしているのに読みごたえがある

良すぎてどこから語ればいいのやら……

まず始まりがいい。
本編は灯司視点ですが樹が初めて灯司を見た場面からスタートします。
祭りの喧騒や風鈴の表現が「君にはふれると鳴るとこがあって」というタイトルに繋がるような音を意識させる良き導入だなと思います。
扉絵をはさんでいるのも一呼吸おけるし、より樹の神様との出会いが際立ち素晴らしい。


このように本作は無駄な表現が一切ないなと感じました。

特に体育祭の使い方です。
高校生で体育祭と言えばビッグイベントでいろいろ盛り込みそうなのに、体育祭が近いことも灯司や樹の言葉ではなくモブの言葉で知らせて、体育祭当日も競技をしている場面を見せないという話の本筋がぶれていない余計なものは排除している描き方がかっこよすぎです。
そのくせ樹と女の子を並ばせるのは体育祭について話すことがあるからで、決してそのイベントを無駄にはせず、高校生ならでは感が出ているのがいい!!

これについては樹の部活動や風鈴の猫のくだり、妹の存在なども言えるのですがそれは割愛するとして、兎に角ぶれない!無駄がない!だからこそ登場人物の気持ちや成長がじっくり楽しめます。


全体的に爽やか~な風が吹きまくっているので読み終わった感覚はスカッとしています。
けれど感情や考えを丁寧に描いているので満足度は高く読みごたえはあるかと。

最後に「あの時ボタンからまってよかった……」と仲良くなった切っ掛けを振り返る灯司に対する樹の返答がめちゃくちゃかっこよすぎです!!!!

4

青春!

いいお話だった…
甘酸っぱくて爽やかで、リアリティとファンタジーのバランスがすごくいい作品でした。
受の灯司くん、可愛い…でもわかりづらい可愛さで、そこに気がつく樹くんはさすがだなあと(笑)やはり神様の導きなのか。
妹のあかりちゃんや樹くんのお友達のコーロギくん鉢山くん、脇のめんめんも魅力的でした。
個人的に宿題と予習は自分で!の竹内くんが好き。いい味出している。
早寝電灯先生の作品は、リアルとファンタジーのバランスの良さが魅力ですね。
作家買いする先生が増えました

4

あ〜良かったよ〜

以前読んだ「明日、起きたら君は」がとても良かったので、こちらの作品もずっと気になってたんですが、学生ものってあまり刺さらないので迷ってました。
が、今回割引だったのと改めて皆さんのレビューを読んで購入。

いやあー買って良かった…!
凄く良かった!
もっと早く読むべきでした!

手の平挟んでチューとか、普段なら「あーハイハイ」な私なんですが、もうこの二人はギュンギュンきてしまいました。

色々読んでると、末永く幸せに暮らして欲しいなと思わせるカップルって、皆さんいらっしゃるかと思いますが、そんなカップルがまた一組増えました。

完全に自分にハマった作品に会えた時、最高に幸せですよね。
二人の5年後10年後を盗み見たい〜。

3

あ、可愛いいい♡♡♡青春だな

と思ったら、いきなり攻めがオスになってキュンキュンした。
攻めの樹が男らしい!受けがビックリして逃げても諦めないでぶつけてくる攻めで嫉妬もいいし大好きな作品になった。
早寝電灯先生の他の作品も読んでみたい♡

2

夏服DKよすぎ…

個人的に、夏のDK祭りやってます。

以前から大好きで、何度か読み返してしまうお話。

引っ込み思案と、察しちゃう頼れるくんの恋。

タイトルが、良いですよね。「君にはふれると鳴るとこがあって」

高校生の、ぐちゃぐちゃしちゃう自己の、他人が気がつく良さや、心の琴線にふれる部分。
これらが、田舎にすむ高校生の日常で巡っているんです。


樹と灯司が、互いについて語り合って近づいていく感じが良い❗

前に自覚した樹が、我慢出来なくて衝動的に灯司を押し倒しちゃう。キスされて、あまりの衝撃に灯司が突き放して、走り帰る場面。

そう、そう、なんだよ!ビックリするよ。急な性的なリアクションだもん。気持ちが追い付かないよね~すごく、自然な反応ですよね!

灯司の妹ちゃんが、なかなか兄想いのかっこよさをみせてくれます。

そこからインターバル。ちゃんと気持ちが何なのか、考える灯司。樹も一端、距離が出来たことで冷静になるんです。

心の琴線が触れて、互いが鳴りあった二人。
高校卒業後まで、一緒に居たいと思う仲に成れて良かった!

個人的に、たびたび入る地元のお祭りと、テントのえっち場面がお気に入りです。

テントの中って❤️不自由そうだけど盛り上がるんだろな~

夏に本当に読んでいただきたい作品ですね~

2

音が聞こえそうな作品

全編通して爽やかです。
早寝電灯先生の作品はBL漫画なんだけれど、BL漫画的過ぎないところが好きです。

この一冊で完璧に完成されているのですが…特にラストシーンなんて最高の終わり方です。祭りのざわめきや緑の匂い、風鈴の音色や吹く風まで伝わってくるようでした…彼らの冬や、これからが見たいと思う。

登場人物には人間的に嫌な部分もあって欲しいのだけれど、自分のダメな部分を開示できる素直さがある、純粋すぎるほど純粋な高校生2人です。同級生は少し人間味が見える子がチラホラいたな。
もっと2人のいやらしい面も見たかったけれど、この作品の良いところでもありますね。人間的な毒が見えたのは、樹(表紙左)が突然 灯司(表紙右)を押し倒したところぐらいかな?

先生の既刊でも感じましたが、原風景を作品に落とし込むのが非常にうまいです。一般誌に行ってしまいそうでヒヤヒヤ

※電子書籍ひかり 局部描写無し
カバー下、裏表紙無し

2

爽やかさと暖かさ

すごく爽やかな物語です。
何でもそつなくこなし、人の気持ちを察するのが得意な攻・樹と、人と接するのが苦手な受・灯司。
それぞれ悩みを抱え、でもお互いと歩み合う中で自分なりに糸口を見つけていきます。

一見絵も少し粗い感じで、背景なども描き込まれた印象はなかったのですが。
ふとした感情の描き方に、この作家さんの技量を感じます。
あ、すごく自然に上手に描くんだなと。

あとネタバレになりますが、攻・樹の応援団姿がすごく良かった!
ぶっちゃけ樹は好みではありませんが(ごめんなさい)、応援団姿で突然バンッ!と現れたシーンはかなりときめきました。

全体として、とても優しく爽やかなお話です。
何度も読み返す内に新たに気づくことがありそうな作品。
素敵な恋だなぁと素直に思える、そんな物語でした。

8

風鈴の音が聞こえてきそうなどこかノスタルジックな恋物語

早寝電灯先生の作品を知ったのは以前「輪廻転生BL」を個人的趣味で探していた時でした。
デビュー作の「半壊の花」もそうですが、どことなく懐かしい、味のある作品を描かれる先生で、今回は発売前から予約し、この作品をとても楽しみにしていました。

とある事がきっかけで、【明るくスキンシップも多い・矢戸樹】と仲良くなった【コミュ障で人の体温が苦手な・香野灯司】。
何故か灯司の事を「神様」と呼ぶ樹に理由を聞くと、昔、お祭りで山車に乗っていた姿を覚えていたからだと打ち明けます。
それじゃあ、がっかりしたろう、と申し訳なく思う灯司。
家の裏手に祖父の持ち山があり、小さいころから山に親しんで来た灯司は「山でなら安心してしゃべれる。でも街でも学校でも落ち着かなくて人の体温も苦手で、自分の居場所じゃないって感じる」と悩んでいました。
「じゃ、俺と遊びに行こう!」と誘う樹。
学校帰りにゲーセンで遊び、映画を観に行き、ハンバーガーを食べに行き、少しずつ「高校生らしい遊び」に慣れ、より親しくなっていく2人。
ただ、樹はたまに自嘲めいた困った顔をすることがあり、今までは自分のことで手一杯だった灯司は、樹の考えていることを知りたいと思うように。

夏休み、初めて自分から樹を山へキャンプに誘う灯司。
夜、テントの中で樹は、自分と兄のある一件で「人の心を察するのが得意だと思っていたのに兄が自分に対し劣等感を抱いていたことに気づけなかった自分が恥ずかしかった」と打ち明けます。
自信を無くしていた樹の前に偶然現れた灯司があまりに焦っていて、こんな自分でも助けてやれるんじゃないかと。ただの親切心ではなく、自分のために助けたのだと。

灯司は思わずそんなところも含めて樹が「好きなのに」と言ってしまい、お互い意識してしまう2人。
自分の気持ちがハッキリしないまま、樹の家で勉強していると、
「灯司、彼女いたことあるか?」と突然言い始める樹。
もっと慣れてみるかとキスされ、体を触られた灯司はびっくりして逃げてしまいます。
それ以来樹が恐くて逃げてしまう灯司。
妹と話し、自分の考えをまとめた灯司は、樹が怖いんじゃない、
彼がどう思っているか、自分はどうしたいのか、
何もわからないから怖いと気づく。
そしてちゃんと樹と話し合うことを決めます。

体育祭の日、応援団姿の樹につかまり「逃げないで」と言われ、
誰もいない教室へ。
この前突然キスしたことを謝り、好きだと告白する樹。
もう迷いのない灯司は自分から樹に抱きつき、
笑顔で「俺も大好きだ」と告白。
灯司の行動にびっくりし、手を震わせながら「ギュウ」と抱きしめる樹がなんだかとてもかわいかった。

『誰かに』
『あなたに』
『さわりたくなる日がくるなんて』
『思ってもみなかった』
という灯司のモノローグが切なかったです。

そしてそのまま樹の部屋でのエッチシーンに繋がるわけなのですが、私はこの流れ好きでした。
人の体温が苦手だった灯司が樹をちゃんと受け入れたことが分かり易く伝わってくるし、二人とも笑い合いながらエッチしているのがもうかわいくてね。
この後、灯司の表情がやわらかくなって、笑顔が増えたのも嬉しかった。

タイトルの意味もずっと考えていたのですが、もしかしたら、灯司の心に何かが触れた、灯司の心が揺れたときに風鈴の音がチリーンと鳴るのかな~なんて思ってみたり。
いろんな解釈が出来る素敵なタイトルだなぁと思いました。

ただ、今回なぜあえてごく普通の高校生モノを描こうと思ったのか、そこがちょっと残念でした。もちろん早寝電灯先生特有の暖かさ優しさ繊細さがしっかり描かれた作品だとは思います。でも、今までの2冊と比較してしまうとやはり何か物足りない。
こういった高校生の恋愛モノに特化した作家さんは山ほど居り、早寝電灯先生のような独特な設定の作品を描ける方のほうが少ないように感じます。
毎回転生モノや双子モノを描き続けるのは難しいかもしれないですが、出来れば早寝電灯先生特有の世界観を活かした、凝った設定の作品が読みたいなというのが正直な気持ちです。

でも今回は王道ゆえに高校生2人の繰り広げる青春物語がまっすぐに伝わってきて、切なかったり、きゅんと来たり、樹のメガネに萌えてみたり、今までとはまた違った楽しみ方が出来る作品でした。
読み終えたら、カバー下も是非見てみて下さい。
際立った派手さはありませんが、心に沁み込むような、
とても優しい作品です。

5

君のことを知りたい

総じて、非常に良かったです。
絵柄の良さ、舞台設定、人物造形、ストーリー展開、全てが高水準という感じで、誰が読んでも「これいい!」となる作品だと思いました。
コミュ障気味?というか、人に対してまごついてしまう消極性のある高校生・香野灯司が主人公。
電車内でイヤホンとボタンが絡まった事がきっかけで仲良くなった同級生の矢戸樹(いつき)との、とっても清潔な近づき方とそこからの恋物語です。
山に近く、夏に大きな祭りがある地方の町、梅雨の終わり頃の出会い、緑が燃え始める初夏の空気、2人のキャンプ…
学校や行き帰りでのたわいない会話や、一緒にゲーセンに行ったり、ファストフードを食べたりの楽しい時間。そこから一歩踏み出すテントの中での語り合い。
といってもHなことじゃないよ。明るくって自分とは真逆と思ってた樹の心の澱を知って、心の距離感が一気に縮まる夜。
それはお互いがそれぞれ自分の恋心を自覚する夜。
で、私としてはこの両片想いが粛々と続いて最後思いが通じる、で良かったんだけど、そこは高校生の生理なのか、樹は早まってしまう。
こういう事にも慣れるか?って感じでキスしてしまう。
灯司は引きますよね、当然。
でも灯司はフェードアウトしません。樹の告白を受けて、自分も好きだと伝えます。
さて、次ページでHになってしまうのですが、ここはどうかな…私個人としてはHしなくてもよかったように思うけど…。
明るい樹と通じ合えてとても笑顔が可愛くなった灯司がいいですネ。
そしてそれぞれの思い出のある祭りの風景と音…サウンドスケープ、まっすぐ曇りない恋…
甘酸っぱい、というよりは、木々の爽やかな香りと風のような物語です。おすすめ。

4

甘酸っぱいDKの恋のお話。

作家買い。

早寝電灯さんの今までの作品はシリアスなものが多かった気がしますが、新刊は優しく、温かい雰囲気に満ちている。そんな作品でした。

主人公はDKの灯司。
祖父ちゃん所有の山で子ども時代を過ごしてきたからか、人と関わるのが苦手。そんな彼が、電車で出会った、同じ高校に通う樹という青年と知り合いになるところから物語はスタートします。

ちょっとしたアクシデントから、友人になり、そして距離を縮めていく二人。

ゲーセン。
山でのキャンプ。
高校の体育祭。
そして、恋。

まさに青春。
灯司も樹も、コンプレックスを抱えながら、それでも前に進んでいく。
どこにでもいそうな等身大の高校生の姿が、瑞々しく、そしてまぶしく描かれています。

彼らが住んでいる場所が田舎であるとか、高校生であるとか、そういったバックボーンが上手に生かされ、ちょっとずつ惹かれていく二人の姿に萌えが滾りました。

このストーリーは「神様」がキモになっています。

樹が灯司のことを「神様」と呼ぶ、その理由や、そう呼ばれるようになった過去の灯司の体験が、甘いだけではなく物語をキリっと引き締めているように思いました。

そして、彼らを取り巻く家族や友人たちの存在も良かった。
様々な形の愛情に満ちています。

しいて言えば、二人が恋愛感情を持つに至った経緯の描写が若干甘かった気もしましたが、ともに成長し、恋心を育てていく二人の姿が、甘酸っぱく、そしてさわやかな読後感に満たされます。

タイトルも秀逸でした。

3

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