転じて恋と生き

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転じて恋と生き
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神64
  • 萌×228
  • 萌16
  • 中立13
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
12
得点
493
評価数
127
平均
4 / 5
神率
50.4%
著者
早寝電灯 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥689(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784834264029

あらすじ

校内新聞に載っていた小説の作者「春沖洋介(はるおきようすけ)」。
高校教師の吉武(よしたけ)はある日、それと同じ名前を、旧校舎に残されていた昭和30年代の論文から見つける。
さらに小説の登場人物である「坂上三雲(さかがみみくも)」の名前もそこに書かれていた。
現在の小説と、過去の論文――…。
このふたつの奇妙な一致に、吉武と、そして小説の作者である吉武の同僚・八尋(やひろ)はかつてこの高校に在籍していた生徒、春沖と坂上が自分達の前世なのでは、と疑い始める……。
過去と現在が交錯する、感動の転生BL。

表題作転じて恋と生き

八尋達彦(高校の国語教師)=春沖洋介の生まれ変わり
吉武伊織(高校の数学教師)=坂上三雲の生まれ変わり

その他の収録作品

  • 転じて恋と生き その後

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レビュー投稿数12

前世の願い

転生ものですね。

前世の人格?記憶に八尋が乗っ取られそうになります。吉武も前世の記憶が現れる度に恐怖を。

でも前世では愛し合って仲良くて、二人とももっと学びたくてでも家の事情で叶わなくて。

現世では二人とも前世と同じ学校の教師になってて、学びたいところは叶ったですね。

前世の二人はおそらく炭鉱の事故できっと…。

現世の二人が過去を紐解いていくのも記憶が蘇るのも面白かったです。

現世では八尋が吉武を好きになってだんだん距離を縮めて、二人で前世を乗り越え結ばれます。

孤独な八尋と大家族で育った暖かい吉武。お互いの家を行き来して、八尋は初めての嫉妬したり。

転生ものは初めてだったので楽しめました。

0

貴方と恋をすることは。前世での約束なのか。それとも。

初めて読んだ時は、ちょっとゾッとしたんです。少しホラーめいて感じられて。
物語の中で、吉武先生が怖がりますよね。そんな感じ。
八尋さんは、素のままで、吉武先生を好きになったんだろうとは思うけれど。
前世での記憶が2人を結び付けた様な気もする。
過去の恋の。成就する事なく逝ってしまった若い2人の、春沖と三雲の、
強い思念が、2人を引き合わせたのだと。
初めて逢ったのに、懐かしさを感じたのは。
最初から貴方の側が心地よかったのは。
ロマンティックな様でいて。やはりとても怖い様な気がしました。
桜舞う中で、再び邂逅する春沖と三雲が綺麗で、涙しました。
2人にとって、さよならとは。また会おうとの約束。

けれど、誰もが輪廻転生を繰り返すと考えてみれば。
誰かの恋は、いつか誰かと誰かを引き合わせる為の記憶や、約束なのかもしれません。

0

ストーリーの流れが分かり辛い……

教師の吉武伊織がペンネーム「坂上三雲」で校内新聞に小説を投稿したことをきっかけに、同じく教師の八尋達彦は春沖洋介 吉武は坂上三雲という前世の記憶を取り戻し、今世で結ばれるお話です。

複雑な内容である転生モノを ここまで美しく描くことが出来るとは……
世界観が素敵で、本当に綺麗な作品です。
心が動かされる作品、泣けるような作品が読みたいときにオススメします。

しかし、全体的にストーリーの流れが分かりにくいといいますか……一度読んで理解するのは難しいと感じます。
物語の肝となるシーンではそれが特に分かり辛く、数回読んで、「あぁ、なるほど……そういうことか」となりました。
1度で内容を把握出来ない作品には抵抗がありますので、この評価とさせて頂きました。

0

さらっと読めた転生BL

転生BL

最近、泣けるモノ読みたいな〜と思っていましたので、購入。

前作の「半壊の花」にて稲穂の道を読んだ際、早寝電灯さんは暖かみと涙を誘うような物語が上手で、素晴らしいなと思っていました。
今回は、それが前面に出ており、表題作で一冊でしたので、話も丁寧且つ素晴らしいものでした。

生徒との話も綺麗に描かれており、加古さんが可愛かったなぁと思いました。

転生モノは難しい話のも多いのですが、早寝電灯さんの描くこのストーリーは、さっぱりというわけでもないのにわかりやすくて読みやすかったです。

途中、反転(読むとわかります)するシーンでも、主人公の心情を交えながらも、春沖くんと八尋先生の心情、変化を写していて、見ていてドキドキしました。

後日談では、互いの呼び方や話し方が変わっていて、互いに理解しあい、共生しあうというのが読み取れて、ほんわかと暖かくなりました。

シリアスも交えながら、人のあたたかさ、運命を描いていて、読み終えた後も「あ〜よかった…」と余韻が残りました。

(読み終わったら、ぜひ表紙と表紙裏の絵を見比べてほしいです^_^)

この本で、本格的に早寝電灯さんの本を買い続けよう!!!!と思いました。

4

前世に入り込めない

 前世ものに抵抗があるわけではないですし、決して悪くない題材だと思ったんですが、こういうテーマを扱うにしては少しストーリーの流れが早過ぎるのかなと感じてしまいました。前世をあえて持ち出すわけですから、前世での2人の関係は相当しっかり描かれないと、わざわざ前世を振り返る意味がないと思うんです。前世でこれだけの濃密な関係があったから、今の2人にもこんなに影響を及ぼしているんだ、という感覚が欲しい。その点では、前世のストーリー自体は良かったけれど、細切れで毎回短くていまいち前世に入り込めずに現世に戻ってしまうので、そこから先は「多分こんな風に相手を想っていたんだろうな」と想像するしかないんです。それは、吉武の記憶が戻るのに合わせて描かれるため仕方ないことでもあるのですが、主人公達の記憶の再生とは別に、読者向けに前世での2人の関係をある程度の長さで描いても良かったのではないかと思いました。どちらかが前世に囚われている時はもう片方が冷静に現世を優先していて、2人同時に前世への想いが強くなる時期というのがほぼないので、余計に前世の必要性が薄く感じてしまいます。正直、2巻くらいの長さで読みたいと思った作品でした。

2

泣きながら目覚めた事があるひとへ。

「過去と現在が交錯する転生BL」とある通り、ある種のファンタジー要素のある作品です。
舞台は、元は炭鉱の町であった屋敷市。そこの高校の教師2人の物語。
この物語の始まりは、時折感じる奇妙な懐かしさや、知るはずのない過去の生徒の名前といったミステリー仕立て。しかし2人が同じ記憶を共有し始めると次第にセンチメンタルな色を帯び始める…
あらすじよりも感じたことを書きます。
実際「ファンタジー」としては設定を突き詰めてない部分もあると思うのです。でもそんな事より、作品に立ち込める痛ましい別れと、どうしてももう一度という渇望が迫ってくる。
私は、「前世」というよりも「憑依」なのかな、と感じました。この屋敷炭鉱という場所に、叶わなかった恋・生活・人生を諦めきれない2人の想いが残っていて、そこに八尋と吉武が感応したのかな…
八尋と吉武という確固とした「肉体」を借りて、断ち切られた自分たち(春沖と三雲)がもう一度会いたい、さよならを言いたい、という思いを遂げたのかな…
何といっても八尋が春沖と三雲の夢から目覚める時の涙…このひんやりとした哀しさ、愛しさよ。
もちろん、春沖と三雲の再会と、八尋と吉武の恋の始まりという温かい結末となりますので、読後感は感動的です。
読めて良かった。神寄りの萌x2で。

8

読んで後悔ないと思いました!

ちるちるさんのランキングで、上位に入ってたので興味を持ち読ませて頂きました!
初見の作家さんでしたが…すっっごく良かったです…ランキング侮り難し…!
とても綺麗にまとめられた物語で、前世と今生でかわるがわる展開していくのですが、躓くことなく最後まで読み進められました。
最後ほんとボロ泣き…。
久しぶりにいい作品に出会えました!1冊でここまでまとめられる作品は私の中で少なかったので出会えてよかったです。
儚げな絵と、物語の雰囲気が絶妙で、そこもこのお話の世界観に合っているなぁ、と思います!

5

この作品に出会えてよかった

2冊目のコミックス、とても楽しみにしていました。
前作の「半壊の花」は短編集で、それもとても読み応えがありましたが、今回は1冊同じお話ということで、期待半分(不安半分)という気持ちで手に取りました。
一冊で「転生」というものが描ききれるのだろうか…?という思いもあり…。

しかし、読み終わったあと、本当にこのお話と出会えてよかったと心から思いました…!

今作の「転じて恋と生き」はタイトルにも入ってるように「転生」のお話です。
以下、ネタバレがあります。



私は今まで、転生ものというと、前世の想いを抱えたまま、現在のふたりが幸せになるというものだとなんとなく思っていましたが、今回のこのお話は少し違いました。
もちろん過去のふたりの恋愛感情も引き継いでいるし、攻めの八尋が一時的に前世の人格にとってかわられるシーンもあります。けれど、最終的に現在のふたりが、自分達は自分達で、過去のふたりとは違うんだ、それぞれの人生があるんだ、と決別を選んだことに、驚き、そして感動しました。
過去のふたりも、長い時間を経て、現在のふたりの身体を介し再会したのち、彼らは彼らで手を取り合い、去っていくんです。
前世のふたりは、幸せな結末をむかえたわけではなかったですが、それを受け入れ「もう一度会えてよかった」とふたりで一緒に去っていくーーこのシーンに自然と涙が出ました。

現在のふたりも、とても好感が持てるふたりでした。
攻めである八尋が、受けの吉武を好きになったきっかけが「自分が弱っているときにアイロンをかけてくれたから」というのがなんともかわいらしかったです。相手からすると些細な事でも、本人にとってはとてつもなく大きなことで、感情を揺すぶられることがある、というのがうまく表現されていました。現代のふたりが惹かれあうのもとても納得できました。

一冊を読み終わるのがあっという間で、世界観に引きずり込まれていました。
最後のほうはページをめくるのがもったいないと思えたほど。


早寝先生は、人の「ひたむきさ」や、ひたむきさがあるからこその「不器用さ」を描くのが本当に上手い方だなと思います。人を好きになることって素敵なことだなぁと思わせてくれるといいますか…。
登場人物がみんな、ちゃんと「生きている」という感じがするので、悩んでいる彼らのそれぞれの選択や、人生に感動するだろうな、と。


本当に、本当に素敵なお話でした。
(言葉にすると弱くなってしまうのが悔しい…!)
いろんな人に読んで欲しいです!
転生ものだからわかりにくいのかなとか思われるかもしれないですが、
全然そんなことはないと思います。
(最初、名前がどっちだったかな…?とは思いましたが、わかってしまえば混乱することはなかったです)


卒業式の日の青空に、桜の花びらが散っているような、爽やかな読後感のある作品でした。
(読み終わったあと、カバーをはずしてカバーの下を見たとき、私はもう一度泣いてしまいました…)

きっと何度も、今後読み返す作品になると思います。

10

不思議、だけれど温かいストーリー

作家買いです。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

若干のネタバレあります。







早寝電灯さんてすごく不思議な空気感を持った作家さんだな、というのが読後の感想。テーマとしては「輪廻転生もの」なわけですが、早寝電灯さんらしい、というのかな。切ないのだけれど、さわやかさもある。でも、なんか懐かしい。っていう感じ。色で言うと「セピア色」という感想を持ちました。

現世と前世。
この二つの時間軸が融合してストーリーが展開していく、という構成が斬新でした。

かつての恋人たちが、現世で出会い、記憶を取り戻していく。
今、感じているこの想いは、前世のものなのか現世のものなのか。
時間軸は歪むけれど、でも、彼らの想いがゆがむことはなくまっすぐなので読んでいてブレがなくするんと読み手の気持ちに届いてくる。

少しずつ思い出していく記憶。
かつての恋慕の想い。
お互いが唯一無二だったこと―。

謎だった部分が少しずつ解き明かされていき、そして最後にパズルのピースがぴたりとはまるように収まるべきところに収まる。

ストーリー展開が非常にお上手で、彼らの気持ちとリンクしながら読み進めました。

派手派手しさはない。
けれど、気づけば落涙している。
優しくて、温かいストーリーでした。

過去の後悔とか、思いとか、それをきちんと現世で解消しているのも素晴らしかった。

あと、絵柄がとってもいいんじゃないかな。
「上手」とか「絵柄がきれい」とかそういう誉め言葉に収まらず、早寝電灯さんの描かれるストーリーに非常にあっている、という感じ。
だからこそ、早寝電灯さん独特の世界観が作り出せるような気がします。

文句なく、神評価です。

7

今と昔とこれからを丁寧に描かれた意欲作

難しい世界観や心理描写を上手に描かれた意欲作だと思います。
前作が神作品だったので、今作も期待して読みましたが、オリジナリティある心に響く作品でした。
後半はウルっとくる場面も多いです。
教え子の卒業式で過去の友人が重なったシーンにも、よく考えられてるな!と感服。
ただ、ところどころ、ん?と思うシーンがあり、回収されている伏線に私が気付いていないだけなのか、少し繋がりが悪いと思う部分もありました。
小説のくだりとか2人の気持ちがいつから恋に変わったのかとか。。
あと三雲と八雲の名前が似てて、途中でどっちのこと言ってたっけ?となりました。
普段は飄々としてる攻めの焦った姿が大好きなので、その後の攻めの初めてのささやかな嫉妬には思わずキュン。
黒髪攻めも新鮮で、余裕綽々なところや受けのことあんた呼ばわりするのもツボでした。
よく破綻なく1冊にこのお話をまとめられたと思いますが、中盤以降シリアス展開が続いていたので、欲を言えば2人のラブラブな様子がもっと見たかったです。

5

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