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初対面の男に突然「愛してるよ」と言われた――なぜ? 旅先で出会った謎の青年×不思議な声を持つ青年の、必ず2度読みたくなる、極上のミステリアス・ラブ。
See you later,Mermaid
そうだったのかーーー!
これはネタバレ無しで読んだほうが絶対にイイ!
一途な想いを抱えて隠して離れたくなくてでも怖くて。
うーん。ネタバレなしだと書くことが無いなあ。
泣けました。謎がとけたり二人の過去をたどったり。
言葉が足りない、けど言葉にしてしまうのが怖くて。
人魚姫のお話かと思ったけど、作中で二人の好きな歌のタイトルでした。知らないけど良い歌詞のようで。
二人の視点で描かれているので、あの時そうだったのー?と嬉しい種明かし?があり。
はぁ、良かったです。オススメです!
ひとりで旅に出ている辰実は、旅先の海辺の街で青年と出会った。
砂が目に入ったと言って突然泣き出した彼は、偶然同じ宿に泊まっているという。
涙を流し続ける彼と共に宿に行き、そこで別れた。旅先で出会っただけなのだから干渉はするまいと思うも、何故か気になって仕方がない。そうしていると「さっきのお詫びに酒でも飲もう」と青年が訪ねてきた。旅先で出会ったこの場限りなのだから、との誘いについ乗ってしまう辰実だったが…
この辺りまで読んだ時点で、めちゃくちゃ前のめりになってました(笑)
世界観に引き込まれる~!
辰実の物憂げな表情には何が隠されているんだろう。節々に挟まれる過去形の感情の意味は何なんだろう。不思議なところがたくさんあるのでいくつも疑問がうまれましたが、
順を追ってキレイに真実を読み手側に伝えてくれていました。
練り込まれたストーリーだというのがわかるし、早寝電灯先生のこだわりが伝わってきて、かなり満足度の高い作品でした。
『転じて恋と生き』に続いて読んだ早寝電灯先生の作品です。
旅先で出会った2人
君嶋 一士と日垣 辰実のお話。
旅先は海辺のある街。
辰実は防波堤に座って音楽を聴いていました。
「一人旅ですかあ」
突然、声を掛けられ見上げると一人の男性が立っています。
言葉を交わすうちに、その男性と同じ旅館に泊まっていることがわかり、一緒にお酒を飲むことに。
お酒に酔った辰実は自分と幼馴染だけが知っている秘密の話を始めて…。
この作品をネタバレしないようにレビューする方が多いのが読んでわかりました。
本当にネタバレなしで読んでいただきたいです。
早寝電灯先生の見事なストーリー構成と繊細な描写に思わず唸ってしまいました。
ミステリアスな要素を含ませた現在に過去の回想シーンを絡ませていて、まるで映画を観ているような感覚に陥ります。
徐々に解き明かされる謎に感動で涙が溢れるでしょう。
言葉は怖い…強力で無力
でも、同じくらい優しくてあたたかい
描き下ろし『later talk』
本編のその後のお話。
緊張した2人がめちゃくちゃ可愛い (੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
本当に好きだからこそ、不器用になってしまう2人。
海辺で出逢ったのは偶然ではありません。
だって、2人は運命で結ばれているから。
何度も読み返して、その度に泣いてしまう。
上手く伝えられる「言葉」が浮かばないほど、心が震えるラブストーリー。
ぜひ多くの方に読んで欲しいです。
――2人がずっとずっと幸せでいられますように。
面白い題材でした。自分の話す声に波の音が混ざった時、相手に言うことを聞かせてしまうという不思議な力を恐れている辰実。最初、冒頭の旅先で出会った相手と、幼馴染の一士は別人だと思っていたんですが、実は同じ人物で。ならどうして2人は冒頭で、初めて出会ったかのように振る舞ったんだろう?という疑問への答えが、物語を読み進めると徐々に明らかになっていきます。
言葉の持つ力。人は表情や瞳の動き、仕草や態度で語ることもできるけれど、やはり言葉で表せるものの数が一番多いわけですから、言葉の力というのは無視できないですよね。ただ、そんな強力な言葉でさえ、相手に自分の思った通りに伝えられなかったりもする。時には絶大な威力を持ち、時にはもどかしいほど無力な言葉。不思議な力を持ってしまったからこそ、辰実は周りの言葉にも自分の言葉にも敏感過ぎるほどに向き合ってきたのだなぁと。誰よりも大切な人に、言葉の呪いをかけたくないという一心で、その人の記憶から自分という存在一切を消し去ろうとまで思い詰めた純真さには心を打たれました。ただ、時系列や語り手がよく変わるので、2巻くらいの長さの方がよりじっくり浸れたのではないかなと思います。
初読み作家さんです。
旅先で偶然出会った他人同士という設定から話が始まるので、最初は全てが謎のままでしたが、少しずつ過去が明らかになって、2人の関係がどんなものか分かっていくので、それほど混乱せずに読めました。
主人公の能力に関わらず、お互い自分の正直な気持ちを言葉にできないせいで、関係が拗れてしまっているので、もどかしいなぁ!と思いつつ、簡単に言葉にできないからこそ、2人の関係の切なさがより伝わってきて、最後は湿っぽい雰囲気を吹き飛ばす明るい終わり方なので、満足しながら読み終えました。
この作家さんのファンになりました。
ちるちるで数々の先行レビューを拝見して読みたくなってしまった1冊でした。
「ネタバレ厳禁」「二度読みたくなる」の意味が読んでみて初めてわかりました。
なるほど、同感です。
ストーリーも、散りばめられた仕掛けもすごく素敵でしたが、
詳細を書いてしまうと台無しになってしまうので、
あくまでぼんやりと、心に響いた部分を
抜粋して書いていきたいと思います。
物語は二人の青年、辰実と一士が浜辺で出会う場面、
クライマックスからのスタート。
恋が始まったのか、それともこれは果たして恋の終わりなのか、
わけもわからないはじまりに、いきなりぐぐっと引き込まれました。
この物語はどこへゆくのか?
願わくばハッピーエンドを求めて…
メインテーマは「言葉」。
言葉にしなければ伝わらない。
だけど、軽々しくその言葉を口にしてしまえば相手を傷つけてしまう。
日常の中で濫用されがちな一つ一つの「言葉の重み」を今一度思い出させてくれ、
またそれを伝えられない切なさと、伝えることの大切さを教えてくれます。
言葉に絡めとられ、身動きがとれなくなって葛藤する二人が、
読み手はその心中を察せられるだけにもどかしく、ひたすら切ない。
耐えて耐えて、やっと思いが通じたそのとき、
辰実の口から一士への長年の想いが一気に溢れ出す場面が好きです。
ああ、これがずうっと辰実が伝えたかった「言葉」なんだな…と感無量。
そして、浜辺沿いを走る静かな汽車の中で
肩を寄り添わせる現在の二人の姿に
感極まってしまってなぜか涙が…あああぁ。
二人の育ったのが海辺の街で、それがまた
物語全体にノスタルジックな雰囲気を漂わせとても素敵でした。
読み終えると、その後の二人をみてみたい気はするけれど、
この物語はここで終わりなんだ、という気も漠然とします。
この二人だけの世界で、この1冊で、完結した物語なのだと。
描かれずとも、これからも変わることのない二人なんだろうな、
と安心して思えてしまうのだから不思議ですね。
こちらのレビューで評価が高かったので読んでみました。
ネタバレやレビューを読まずに読むようにおっしゃる方が多かったので、読むまで詳しい内容は知らない状態で読めたのが良かったです。
これは確かに、事前情報なしに読むのがいい理由が分かりました。
なので、これから読もうと思った方は是非何も情報入れずに読んで欲しいです。
ネタバレなしの感想は難しい。
海辺で出会った青年が実は・・・っていう設定がまず良かったです。
そして最後まで読んだらまた最初から読みたくなりますね。
両片想い大好きなので、とても良かったです。
離れていた間の2人を考えると切ないです。でも思うことは一緒で、そして運命なのかまためぐり会う二人。
読後感は爽やかで、素敵なお話でした。
書店で帯の煽り文が気になったので購入。
読み進めているうちに、「え、これどういうのと??」と思ったところもありましたが、ちゃんとその謎がひとつひとつ解明されていきます。
少し特殊な設定もありましたが、それがあってこそのお話でした。
この作品における「泣ける」は、しんどいとかつらいとかじゃなくて、じんわりと心が温まるようなそんな「泣ける」でした。
それと……読み終えたあとにカバーを外してみてほしい!!!
もう1回そこで泣きました…
泣けました!
早寝電灯先生の作品は、ストーリーがいつも素晴らしくて、日常の風景を切り取ったもの、郷愁をさそうものといろいろですが、切なく心に響きます。
転じて恋に生きもそうですが、この作品もファンタジー?SF?なお話になります。
でも、その要素はあくまで付帯的なもので、難しい家庭環境に悩む二人の少年が寄り添いあって生きてきた救済の物語だと思いました。
何度も読み返してしまう物語が増えました。嬉しい。